ちまたでは稲作がはやっているようですが、今我が家でもっとも熱いのは漁業です。いや、別に漁船出して漁をするわけじゃないです。釣りでありますよ、釣り。最近、VRで釣りをやっとるのです。
Oculus Quest 2を購入してもう一ヶ月になろうとしています。私にとってはじめてのVRヘッドセット。これでいったいなにができるのか、どんな世界が、可能性が広がろうとしているのか。ドキドキ? ワクワク? しながら、VRChatに参加してみたりビューアとしての可能性を模索していたりしましたが、とりあえずなんかソフトウェアを試してみんといかんな。そう思っていくつか試した無料のアプリのひとつが『Bait!』。釣りのゲームでした。
『Bait!』は『Bait!』でよかったんですよ。それなりに楽しんで、ひととおりのストーリーを終えるところまではいきました。とはいえ、ストーリー部分はちょっと長めのチュートリアルみたいなもんですよね。本来なら、ここから大物を狙ったり、レアな魚を釣り上げたりして、図鑑を充実みたいな方向に向かうべきなんでしょうが、釣りの部分にもうちょっと欲しいと思ってしまったんです。それはリアルな魚だったり、釣り上げるさいのアクションだったり。基本、メーターが伸びたら巻くのをやめて、メーターが下がったらふたたび巻きはじめるというゲーム。釣れる魚も、どういうポイントにはなにがいるとかそういう風にはなっていなくって、とりあえず放り込んだらなにが釣れるかは運次第。もうちょっと駆け引きとか欲しかった。
ということで、もうひとつあった釣りゲーム、『Real VR Fishing』を購入することになったのでした。ただ購入前にちょっと調べました。
参考になったのはこのBlog記事でした。見た目はリアルだけど、結局メーターやインジケーターを見て巻くだけなのであんまり面白くない。というところから、エキスパートモードにしたらまったくゲーム性が違って面白さが跳ね上がるっていうからちょっと前のめりになりましたね。このBlog主さんはかなりやりこんでらして、購入するかどうかを決めるのにかなり参考になりました。エキパートモードにしてインジケーターを消す、あとラインの色も消す。けれど自分にそれでちゃんと釣れるのだろうか。それだけが不安でしたが、慣れないうちはノーマルでいけばいいやと購入に踏み切りました。
とりあえず感覚を掴むために最初3尾ほどをノーマルで釣り上げて、そこからハードに難易度を上げました。同時にラインの色も消して、こうなると確かに難しさが全然違う。いわれるままに竿を振って糸を巻くだけだったのが、糸の張り具合、竿のしなり具合を右手に伝わる振動を頼りに推し量っていくゲームに変貌して、ああ確かにこれはノーマルじゃ駄目だわ。というか、キャスト時にソナー表示のあるハードでもまだ情報過剰で、景色以外まったく情報のない状態でプレイしてこそこのゲームの真価が発揮されると実感させられました。
とりあえずルアーを放り込んでみて、ちょっと巻いて止めてを繰り返しながら水中の状態をうかがうんです。右手の感覚に注意を凝らしていたら、ちょこん、ちょこんと魚がルアーに興味を持ったことがわかります。巻くリズム、竿先を振るリズムを細かくしながら食いつけ食いつけと念じることしばし、竿に伝わる食いついた感覚を頼りに竿を上げてアワセると、そこからは魚との駆け引きとなるんですが、これがまた難しい。
最初はロッドの性能が低いので、引きが強い魚はまったく釣れません。なので資金を貯めてロッドやリールのグレードアップをして、それでもまったく釣れない魚がありましてね、食いついた! と思ってアワセたら、ダーッと沖(川でも沖っていうの?)に向けて走っていくやつがいまして、ちょっとでも強く巻きすぎたらフックが外れる。かといって糸のテンションを弱めにしたら、左右に振られて、とどめのジャンプでやっぱり外れる。こんなん無理じゃない!? と思って、感覚を覚えるために最初の1尾をノーマルで釣り上げましたらスネークヘッドというやつ。
なにもの!?
調べてみたらライギョでした。へーっ、ライギョってこんなに大暴れするものなの!? まったくもって意外。ドロの中でじっとしてるんじゃないの?(ハイギョと混同してる?)
とりあえず感覚がわかったので、ふたたびエキスパートに戻して、何度もチャレンジした果てにようやく2尾目を釣り上げることに成功しまして、この達成感! 釣れた! という感覚は格別でしたね。いやもう、これは面白いわ。とすっかり引き込まれてしまったのです。
ちなみに引きの強いやつ2尾目はナマズでした。ナマズってそんなに大暴れするやつだったの!? 水の底でじっとしてるんじゃないの!?
VRで釣り、相当に面白いです。Oculus Quest 2を買った人はちょっと試してみてください。よければマルチプレイで一緒に釣りにいきましょう。
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