2020年11月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年1月号、昨日の続きです。

『SA07』

田町の部屋、皆の溜まり場になってるかと思いきや、ほぼ女子3人の溜まり場じゃないか。まるで自宅のようにくつろいでいる。それだけ田町という男が無害感に溢れているというわけか。いや、これはこれで嬉しそうだし、充実してそうだし、いい感じですよね。

ニチアサのくだり、最高でした。ニチアサとか見てんの? とかいってたりんこがですよ、おやおや、東京都三木屋りんこちゃんですか、おやおやおやおや。ほんと面白かった。目撃した時、りんこの眼鏡、ぶっとんでるじゃないですか。この振りからの即落ち感。素晴しかったです。やっぱりりんこさんは最高なんや。

夏休みの目標、一日一枚イラストを公開するんだとかね、前向きなのか無謀なのか、けれど期待や希望感じさせるものが提示されたかと思えば、将来に向けての夢、それをどれだけ堅実にできるかみたいな話もあって、いいですね、これはこれでやっぱり夢を現実にするひとつの選択なんだと思う。

そして次回はコラボカフェ。というのはいいとして、りんこまで奪っていく気かって茉愛から猛烈抗議うけているカガリさん。これ、きっと嬉しいよね。嬉しいといってくれ。ええ、いい情景だったと思います。

『限界ゲーム飯』

佐藤さんをお招きしてのゲーム会。あさぎとセンと、そしてまよもいるというにぎやか回でありますね。最初、ゲームパッドに慣れていない、うまくできなかったらどうしようって佐藤が心配してるの、気にしすぎだよーって思ったんだけど、そうした不安やらなんやらを一気に吹き飛ばすタコパのインパクト。ありゃあよかったですよね。うん、佐藤さん、気楽にどーんといこう!

このタコパにしてもゲームの選択にしても、コンシューマに不慣れな佐藤さん改めさとちゃんも一緒に楽しめるようにって配慮感じられるように思えて、いいよなあ。ゲームは、高難度のものを一緒に攻略するみたいな楽しみももちろんあるわけだけど、もっと気楽に取り組めて、肩肘はらずに楽しめる、そういうのもあるわけで、今回はその気楽な方。ミニゲームの勝敗にたこ焼の具材決定権をからめるとかね、面白さに面白さをかけあわせていく、そんな工夫も魅力的でした。実際、これ、やってみたらかなり面白いと思う。チョコレート入りができてしまったら、それはそれで困るけどね!

ゲームの自キャラアバターに皆と違う傾向のを選んでしまった。そう思って不安になるさとちゃんを、意図せず皆で肯定していくところもよかったなって。まだお互いに深く知りあえていない、そんな状況からだんだんに相手を知っていこうとする、それがこの会の趣旨なんだねって思わされたくだりでした。

なんとなく集まって、なんとなくゲームで楽しんで、そんな雰囲気ではあるけれど、意外やなんとなくではなさそうだぞ? そんな気持ちのゆきわった様子、さいわいでした。

『桃ノ木家の四姉妹』

甚平さんについて、その背景がはっきりしましたよ。四姉妹の父の弟。つまり叔父。兄、つまり姉妹の両親から頼まれて、陰になり日向になり、この子たちのことを見守っていた。しれっとシキひとりが気づいていたっていうの面白いですよね。さすがというか。以前、甚平さんとメモリのやりとりしていたの、この子のカメラのデータなんだろうなって思っていたんですけど、それを取り出してもらってたとかじゃなくて、両親に姉妹たちの様子を報告してもらってたんだ。

いろいろとわかることの多かった今回。長女、一葉の甘えぶりを心配したことにはじまって、姉妹たちにもっと広い世界に触れてほしい、いろいろな出会いや経験を重ねてほしい。そうした思いからの海外赴任だったんですか。確かに、最初はいろいろ頼りないと思われた長女だけど、今では気負うでもなく、しっかりと妹たちのこと、見られるようになりましたよね。そう思えば、ニノもミツも、新しい友達ができたり、憧れの漫画家と一緒に活動する機会を得られたりと、そうだ、本当だ、出会いと経験を広げていく物語だ。

今回で終わっちまったりするのかな? そんな心配していたんです。でも杞憂でした。じゃあ次回? それも大丈夫そう? 続いてほしいですね。こうして、自分たちの置かれている状況、見守ってくれている人たちのことを知ったこの子たちが、さらにいろいろなものに触れていく、その様を見守っていきたい。これまでとはちょっと違う? そんな感触もあったりするんじゃないかなって。と、まずは最初から読み返してみたいなって思います。きっと、また全然違った印象になると思うのですね。

『あいらいく俳句』

凛花が父からもらってきた食事券でもって、高級なお店にいきますよ。でも食べ放題なの? 食べ放題と聞いて絶食を決意しるおにぎりとあいだけど、なんだかんだでいつもどおりに食べてしまうあいのほのぼの母娘模様と、絶食敢行するのはいいとして精神的にまいってしまってるとおにぎりと、この違い、このギャップよ……。うん、これ、絶対あいの方が健全ですよ。うん、おにぎりさん、いろいろ間違ってますよ。

食い気のふたりに対し、色気のうさこ。いつもどおりともいえるのだけど、店のリサーチをして、食事でなくお姉さんに食いつきますか……! ほんと、いつもどおりなんだけど、なにがこの子をこうまで駆り立てるのか。犯罪ぎりぎりの発想にまでいっちゃってるよ。ぬいぐるみにカメラとか、こないだ知ったことをもう応用しようとしている!? あやうい方面にのびしろがある子です。

凛花のコーディネート、父大活躍の巻。これ、ほんとによかった。衣装抜群、髪も完璧。それで、うさこ、凛花、おにぎりと、めちゃくちゃ可愛くしあげてきたところにあいのあれ。よくこんな服あったな! っていうの、やっぱりこの漫画、すごい威力見せてきます。

レストランでの店員さん。写真をめちゃくちゃ加工してたというのですが、このインパクトは今後も登場してくる可能性あり!? 食べながらの俳句というの、この子たちの活動の基礎ではあるんですが、がまんできないおにぎりがおかしい。

今回、基本、凛花が常識寄りで、サプリとか奇行もあったんですが、他の子らがぶっちぎってますよね。ガツガツむしゃむしゃとか、うさこ、店員さんが好みじゃなかったからおしゃれとかなんとか全部どうでもよくなったな? でもっておにぎりのマナー違反! 全員からの全力つっこみ、このテンポ、このリズム、最高だったと思います。

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