Oculus Quest 2をビューアとして使えないだろうか。そう思って、手持ちの環境で試せるもの、いろいろ見てみました。動画はNetflix。電子書籍はブラウザからアクセスできるBookwalkerとDLsite Play、Komiflo。主に漫画ですね。メインに使っている電子書籍ストアは紀伊國屋書店なのですが、ここはブラウザ視聴に対応していないのが残念。Kinoppy for Oculus Questは出ないだろうなあ。あと出てくれると嬉しいのはHuluとdアニメストア。このふたつもOculus Quest 2から利用するなら現状ブラウザ視聴となりますね。
Oculus Quest 2発売直後、AmazonのPrime Video VRがさながら映画館! と話題になりました。これだ! これだよ! そういう声も多く聞かれたわけですが、実際VRヘッドセットで映画を見るなら、観客席とかシアターとか、そういうのは不要かなあと思っています。
Netflixでは映画館ではなくリビング、別荘かなんかの豪華なホームシアターみたいなヴィジュアルが用意されているのですが、下を向いたらローテーブルに雑誌が置かれていたりね、雰囲気たっぷり! というべきか、むしろ映画見るのに不要な情報は邪魔! というべきか。私は後者のゆとりもうるおいもない実質主義者なので、スクリーン左上にあるVoid Theaterでもってリビング表示をオフ、スクリーンのみにして見ています。
というか、まだそんなにがっつりとは見ていないんですけどね。
リビング表示をオフにすると、スクリーンサイズを変更したり表示位置も変更できたりします。これ、スクリーンサイズというのはちょっと説明と実態が違ってて、スクリーン表示位置を前後方向に動かせる機能だと思った方がいいです。小さくしたら遠く、大きくしたら近くなる。スクリーンはちょっと遠めの方が見やすいのですが、結果画面が小さくなるのは残念。スクリーンサイズを大きくしつつ遠くに配置とかできたらよかったのになあ、なんて思っています。
スクリーンの位置変更は、椅子の背もたれにどっさり体をあずけた状態でも目の前にスクリーンを置けるのがすごく楽。ゆったりリラックスして見られるから、これはきっと寝るな……。うん、きっと寝ると思う。
昨日はQuest 2の音質はそんなに悪くないといってましたが、やっぱり低音とかはしっかり出ないので、ホームシアターシステムみたいなの使ってる人にはものたりないと思います。そういう場合は素直にインナーイヤーヘッドホンを使うってことになるんでしょうね。となると、いいヘッドホン探しも重要になりそうです。
さて、ブラウザで電子書籍ですが、これ思ったよりもいい感じです。目の前いっぱいにドーンと電子書籍が広がる! といいたいですが、本音をいうともっと大きくできんもんかなと思ってます。でっかい書見台気分、手で支えなくてもいいというところは、iPadでの閲覧よりも良好かも。ただ、これだけだとiMacでの閲覧に勝てない。解像度とか考えると、現状iMacの方がはるかに上なので、またコントローラーを使うにせよハンドトラッキングで操作するにせよ、トラックパッドやキーボードを使って操作した方がスムーズ。
ただ、好きな場所で閲覧できるというのは、デスクトップのiMacに勝るところでありますね。それぞれよいところを見出していきましょう。
BookwalkerとDLsite Playはページ送りをタップでできるので、Quest 2ブラウザでも良好に操作できます。トリガーでクリックしやすいコントローラーと、親指ピンチで送りにくいけど手ぶらでいけるハンドトラッキング、それぞれによいところがあります。
Komifloは、用意されている画像は大きいのだけどブラウザの解像度が実は低いので、表示の際に縮小された画像にモアレが出ます。残念。また、なぜかタブレットやQuest 2ブラウザではタップでページを送れないので、若干スワイプする必要がある。うん、Quest 2でのスワイプはちょっとやりにくい。このサイトに関してはPCやタブレットで見た方が快適ですね。
専用アプリが用意されていなくてもブラウザから利用できるサービスはたくさんありそうで、そういうのを開拓していくのも楽しそうです。いずれはQuest 2向けに最適化されたり、あるいは快適に利用するためのノウハウなど蓄積されていったらよくなるな、みんなノウハウを公開、共有してくれんものかなと思っています。
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