2020年10月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2020年11月号

 『まんがタイムきらら』2020年11月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』の面々でハロウィンでありますよ。はいいんだけど、かむちゃん、なんかエアバルーンみたいなんだけど!? と思ったら、なるほど、これ、皆、フィギュアやぬいぐるみになってるんですね。ちょっとキマったたまてのポーズ。足元見れば透明パーツで浮いた足が固定されていて、おお、この子はフィギュアなのですね。栄依子はアクリルフィギュアで、刺股持ってるちんまり花名はねんどろいどなのかな? 後ろで異様を放っているかむりはぬいぐるみなんでしょうな。この、デフォルメの具合が違うまま勢揃いしてるの、その面白さ、ギミック含めて、なるほど! でした。

『星屑テレパス』

うおお、扉絵が素晴しい! はいいとして、部長会に臨む海果です。同好会長として、活動の内容を説明する必要がある。しかし海果はどうにもこうにも自信なげで、そんなんじゃ駄目だと海果のノートに加筆しはじめる瞬にユウに遥乃まで! この書き込みがのちに海果に働きかけることになったの、ほんと、じんわりと胸が熱くなる、そんな感動覚えさせて、ええ、とてもよかったのです。

部長会に参加するのは海果ひとりだけど、ノートの書き込みを通じて皆が海果とともにいると実感させてくれた。それまでずっと緊張していた海果が、このノートに勇気づけられて、仲間の存在に元気づけられて、落ち着きを取り戻していく。

ああ、一山乗り越えましたね、海果! 乗り切ったこと報告する海果の笑顔よ、これが素晴しい。海果を迎えた皆の喜ぶ様もとても魅力的で、ああー、瞬は素直じゃないですねー! そして勢いがつきすぎちゃったんですね、海果の優勝宣言! それを受けての皆の反応! ほんと、頼もしい仲間たちだと思いますよ。海果もさぞや心強いことでしょう。ええ、強く、しなやかに伸びていこう、海果!

『しあわせ鳥見んぐ』

おお、鳥見の仲間が増えました。翼の幼馴染みの今泉ひな。動画のトリさんの中身バレの危機から翼を救った功労者。いや、あの介入で危機回避できたのかな? すず、中身が翼と知りつつ、あえて追求はしない、態度の緩和で手を打ったって感じですよね。

さて、今回の鳥はセキレイの仲間ですよ。キセキレイにはじまり、ハクセキレイ、セグロセキレイと三種のセキレイにフォーカスしていく。炸裂する翼の鳥知識。3人で連れだってセキレイを探しに向かう途上、その様子なども実にチャーミングで、鳥を見る、知る楽しみがあり、ハイキング? 気のあう仲間と一緒に出かける楽しさなんかも描かれて、魅力的な場面の連続、充実でした。

しかし、翼、鳥となると歯止めがなくなるタイプですね! 朝5時集合提案で、せっかくできた鳥見仲間がちょっとくじけそうになってる! なんかひなが都合いい解釈してるっていわれてますけど、無理しないのが長く続けるコツですよ! ええ、自分のペースで楽しんでいきましょう。

『むすんで、つないで。』

皆それぞれの夏休みの情景が描かれて、花ノ子、白百合の海でのやりとり! かつて白百合が小さかった頃の思い出、いや、花ノ子にとっては去年のことか。ともあれ、白百合自身忘れてしまっていたことが恐怖とともに思い出されてきて、花ノ子は素直で真っ直ぐでポジティブな子だなあ! その怖さが花ノ子の言葉でやわらげられたんですね、白百合。白百合の記憶にうっすらと残る誰かの思い出。今では同い年になっちゃったけど、頼もしいお姉ちゃんだった花ノ子の姿を思う、そんな場面、これじんわりきますよね。うん、ブクブクする白百合も可愛かった。怖いこと思い出して花ノ子にピタッとくっつく白百合も最高でした。

今回はつなぐと鳥居、このふたりの関係の深まっていくところ、いや? 深まってる? うん、深まってる! 深まってますよね? それが見ていて素敵でね、つなぐのバイトしてるパン屋に日参してるのね、鳥居さん! 毎日パンを買っては食べるから、どんどんふくよかになっていく……。うん、無理するな、無理しちゃいかんよ、鳥居さん。

頑張ってるつなぐの笑顔、キラキラで、ほんと魅力的ですよね。鳥居と一緒にお昼を食べることになって、ドキドキあわあわする鳥居の可愛さよ! さらにはパンを褒められて輝くつなぐのその表情。最高じゃ……。最高じゃ……。輝きにアテられる鳥居! でも、つなぐと一緒にいられて嬉しい鳥居がねまた可愛いの。このふたり、もっともっと仲良くなっていったらいいなあ! ほんと、花ノ子たちと一緒にいる時とはまた違うつなぐの魅力が出ています。まだちょっと憧れフィルターがかかってるけど、いつか自然体のつなぐと鳥居と、ふたり無理せずコミュニケーションとれるようになるのかな? うん、なんか楽しみです。

そして薗部。触れずにすませようかと思った薗部。でも可愛いと思う。その踊りとか意味不明だけど可愛いと思う。うん、可愛いと思いました。

『ぎんしお少々』

鈴とまほろ、すっかり仲良くなりましたねえ! と思ったら、まだ全然時間たってないのか! 鈴の作った夕食をふたり一緒に食べる。はじめて会った日に撮影した写真、それができあがったのでふたりで一緒に見てというの、ちょっとフィルム写真のことわかってない鈴が面白い。そうか、フィルム写真で自撮りかあ。できなくもないけど、すぐにできが確認できないから、フレームにちゃんとおさまってるかさえあやしいんですよね。難しい。レンズ付きフィルムの末期には、自撮り用のミラーがついたモデルもあったけど、あれでもノウハウを掴めていないときっちりフレームインさせられないよね? いずれにしても、このあたり、懐かしい話であります。

まほろの考えてること、フィルムカメラは焦ってる人には調度いい、けれどお金に余裕がない人には勧めにくい。ええ、そうでした、フィルムカメラ、お金がかかります。今どきだとフィルム1本600円とかなのか。もう長いこと買ってないなあ。昔、デジカメが出始めたころ、フィルムの全盛期だと1本300円くらいで買えなかったっけ? で、現像が同時プリント1枚10円で900円くらいでできてたんじゃなかったっけ。これが24枚撮りの話。36枚だと当然もっと高くなるんだけど、ちょっとまとまった量撮ろうとすると、旅行いって何本もみたいな場合ね、5千円とか6千円、熱心な人なら万超え当たり前みたいな世界だったと記憶しています。

めちゃくちゃ話がそれてしまった。けど、なんかそんなこと思い出させるみたいな力がありますな、この漫画。

鈴の妹、しろからは、姉の鈴は自信たっぷりでなにをするにも迷いも揺るぎもしない、そんな風に映っていたわけですが、鈴は鈴で迷いもすれば揺らぎ焦りもするというのですね。しろに、今楽しいということをわかって欲しい。それを伝える手段として写真に期待を寄せている。うまく伝えられるかどうか、わかってもらえるかどうか、ええ、ちょっと揺らいでいるんですね。

とはいえ、鈴がしろに比べて前向き? どーんと踏み切って前に進むことのできるタイプってのは本当ですよね。まほろとの距離、もうほんと近い! ええ、しろとは違う距離の詰めかた。一気にいきます!

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