2020年10月17日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年12月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。ぱっと鮮烈に怪盗ラパンと魔法少女チノが登場。夜景の街を遠く背景に、空から登場。動きがあっていいイラストだと思いますよ。しかし、シャロ、ラパンになると印象ががらりと変わりますね! というか、ラパン=シャロという認識でいいんか? ちゃうよね。ラパンはラパン、劇中作の小説の人物でしたね! 魔法で飛んでるチノと違い華麗に飛び降りている途中のラパン? その浮遊感、実にいいですよ。

今月は新規ゲスト、読み切りが3本です。

『今日の授業は恋愛です!』

国家レベルで恋愛が推奨される社会到来。そんな世相に背を向けて、恋愛なんかには興味がない! そう明言していたクール系女子高生、右京さがりは、なんの因果か恋愛科に進学することとなってしまって、おお、その資質が見出されたというわけですか。この才能、普通科に埋もれさせるには惜しい!

この才能の片鱗、教師、綴喜あやせから説明させるその前に、校内、廊下で出会ってしまった女子とのコミュニケーション。そこでこれでもかと見せつけたのは本当、うまかったと思いましたよ。恋愛なんてくそくらえだなんて思ってるこの子が、実は王子様系女子。偶然の出会いからの天然口説きテクニック連続コンボでキメていくところなど、もうばっちりでした。

その後の余り者が5人集まる流れも、わりと手早くさっささっさと展開していくのに、ちゃんとキャラクターが見えるの、これ見せ方がうまいのだと思います。最後に、さがりに完落ちしちゃってるあの子が出てくるところ、ここであの子がくるんだなと予想はしてたのに、予測を超えた表情見せられて、そこまで好きになっちゃってますか! あまりの落ちっぷりが最高でした。

恋愛推奨だ恋愛科だと、ちょっと突飛な前提を知らず受け入れさせるような説得力、うまさ? 引き込む力があったと思いました。

『メイドはお嬢様がお好き』

お嬢様大好きなメイドのるいす。けど、脚立から落ちちゃったか。負傷したので代打がきます。それが方波見つばめ。元気な子。やたらアクティブ、フィジカル面での強さをこれでもかと見せつけて、そんなつばめのこと、らいむお嬢様はかっこいいって気にいっちゃったみたいで!

ああ、るいすはピンチなのですか? このまま、お嬢様の気持ちがつばめにうつってしまうのではないかと、やたらつばめを警戒視して牽制、介入、無理をするるいす。その空回り、面白く読みましたよ。

つばめが全然るいすのこと敵視してないどころか、むしろフレンドリーなのもよかったところです。ちょっとやりすぎるきらいのあるるいすのこと、心配したり時には制止したり、この個性のまるで違うふたりのコンビネーションもうまく生きていたと思うのです。

つばめの雇用も継続となって、これ、るいすにとってはピンチ継続なの? それとも、つばめとの距離の縮まることもある? るいすの一人相撲が続くのか、あるいはいい仲間となっていくのか、そうした未来におこること、気になる漫画でありましたよ。

『ゆうちゃんねる』

高校進学を機になにかはじめたいと思った中部ゆうの選んだものがユーチューバー。この子が中学の部活仲間の夏樹ひなた、幼馴染みの蒼井しおり、同級生の嬉乃るる、それぞれにユーチューバーやってみたいと話した時の反応、それぞれの違いが本当に面白かったんです。

ひなたは普通というかあんまり動画配信に興味がない。で、続くしおりがすごいのね。変に詳しいかと思ったら、ゆうの性格熟知して、あの手この手で退路を断っていくのか。すごいよね、しおりさん。だんだん不安になってきたゆうだけど、機材調達でしおりに借金しちゃったからもう後戻りできない! このくだり、もう本当に最高でした。何度見てもふふって笑う。どんだけやり手なのかしおりさん。見るほどに面白いから素晴しい。

続くるるも、これまでのふたりとまるで違う個性押し出してきて、と思ったら、最後にゆうのこと気づかってくれている? いや、あるいはそのままゆうの前途多難が暗示されてるって思っていいのん?

この全員が集まって同好会を始めることになるの。なるほど。いい展開だと思いました。でもって、みんな仲が悪い? いや、ゆうの争奪戦はじまる!? と思ったらそんな感じではなくて安心? ひなたとしおりのるるに対する印象、ふたりともに変な子だったのがおかしかった。で、るるの思ってること見たら、確かに変な子なのかもなあ!

いいキャラクターが揃ったなと思います。したたか? 策士? のしおりが好みです。

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