『まんがタウン』2020年11月号、昨日の続きです。
『部長と2LDK』
今回、素晴しいですね。浴衣でふたりお祭りにいきます。浴衣なんてはじめてという部長のその可憐さよ! ほんと、一番年上なんですか? そして、ふたりといっていましたね、それは嘘でした。菜々の妹、葉子が加わりますよ! 菜々と似てたら手がつけられない! と警戒する部長だけど、葉子はむしろ部長タイプ。ちんまり可愛いながらもしっかりもので、部長への挨拶なんかもほんとそつなくきっちり、しっかり。あの、すご〜〜〜〜〜くって伸ばすところ。京都銀行のCM!? ってくらいの流さ。そんなに? っていってる菜々がやけに可愛かったです。
いつもどおりといっていいんでしょうか、羽目をはずす? やたら元気でテンションハイな菜々。妹はそんな姉のこと、いろいろ注意して……。けれど、ちょっとした失敗でもさっとフォローしてくれる部長に、なんだかどぎまぎしてしまっていますか!? 菜々が、見たことない可愛い顔してるだの、私にはそんなデレ顔したことないとか、えらい目つきしていっちゃうんだけど、妹とられてなんかくやしいのかい?
会社の同僚に会った時、お面で顔を隠して菜々の姉とごまかした部長。ここからが面白かった。腕にまつわりついて妹ぶる菜々! と思ったら、葉子もだよ! っていうか、葉子はただならぬもの感じさせるな。今回の部長は、ここ最近では一番しっかりしてましたよね。それこそ、葉子にとっての理想の姉像体現して見せて、葉子甘える甘える! かと思ったら、菜々がめちゃくちゃ嫉妬してくる! ああ、お揃いのブローチな! 自分だけ外されてると思っちゃったか! それだけに、部長のはからい、ぎゃーん! ときましたねこれ。ほんと、お姉ちゃん大好きって、今回のなんだかいつになく素直な菜々、またちょっと見せない表情とかもね、素晴しかったと思います。
『立ち呑み布袋でもう一杯』
今回は舘さんがヒロインポジションか! ふらっと布袋に立ち寄れば、店長は食事で外しているという。なので、白瀬、舘とサシで話をすることになって、いいねえ、ナイスカップリング反応ですよ、これ。
ここに龍泉寺が加わって、男3人での会話、なんか下品な話題になりそうとかいってますが、舘の圧がすごい。しかも下品って、そんなダイレクト下ネタ! 女性がらみの話になるのかと覚悟する白瀬の予測を外してくるのもうまい。それで焦って自分から話題を振ったのに、そこでもしっかり舘にアドバンテージとられて、この白瀬のもてあそばれてる感、この余裕のなさ? もう見事に面白がられちゃって、その様子、なんだか見てたらニヤニヤしてしまう。
しかし、白瀬の気持ち、下心? すっかりバレバレなんですなあ。これ、店長にとってもどうなんでしょう。後ろでこっそり話を聞いていた店長。わかってやってるのか、それとも素なのか、すごく意味深な笑顔でね白瀬に話しかける。この底知れない感! うん、余裕のない白瀬にはいなせないものありますよね。いや、それでも頑張るんですよ!
『平日休みの堀出さん』
日本最北端の宗谷岬から最南端波照間島を目指して移動中。三連休の中日をまるまる移動に使ってるの、贅沢といっていいのか、休みを無駄にしてない!? というか、その無茶さがたまらんですね。普通、こういう弾丸旅行みたいのは、大学生くらいで卒業しておくものだと思うのですが、この夫婦はエバーグリーン、いつまでもそうした若さ? を忘れないんですなあ。
波照間島での移動中、うっかり最南端に辿り着いてしまうのが本当におかしくて、寄り道気分で入った原っぱが最南端。もし寄り道しようっていわなかったら、そのまま通り過ぎてたかも知れないってこと!? でもって最南端での会話ですよ。21時間後にはあなたは職場にいるなんて……。って、いやっ! やめてっ! ほんと、休みの最中に休みの終わりを実感させることいわないでっ! 夫のあの表情、なんともいえない苦味? ありゃあおかしかったけど、ちょっと気の毒だよな。共感するものあったんですね。
波照間島をくつろいで歩く、そんな様子にちょっと余裕を感じさせたところがよかったです。これまで、慌ただしかったりすることばっかりじゃないですか。だから、こういうゆったりした姿、ふたりで過ごす気負いのない時間、それがいいなと思ったら、おお、ついにこういう弾丸旅行、卒業ですか!
いやいや、駄目でした! ほんと、このふたりエバーグリーンだよ!
次号、最終回だそうです。ああ、最終回なにやるんだろ。こんな無茶やってみせた後に、いったいどんなのをぶちこんでくるんだろう。なんか思いもしない方向からやってきそうな気がします。
- 『まんがタウン』第21巻第11号(2020年11月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿