2020年12月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年2月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年2月号、一昨日の続きです。

『エンとゆかり』

ロッソの姉ちゃん、可愛いよなあ。けれど危険人物らしい。そんな人物がエンが怪しいとあたりをつけて、プロトの道場に乗り込んできてというんだけど、これ、エンの剣の腕、それが露になりそうな展開でありますよ?

今回の見どころ、嘘の下手なエン。しらばっくれるとかできないエン。そして弟に嫌われてる事実を直視できない姉。そうしたところ面白くて、そしてついにエンとローネ、対決!? これ、エンは勝っちゃっていいの? でも勝たないとロッソを奪われちゃう!? って、そういうとなんか意味深やな。ともあれ、今回のこのゆるい展開。次回の盛り上がりを際立たせる、そんな前提づくりだったりしたのかな?

『六条さんのアトリビュート』

お好み焼き屋にてののが出会ったとてつもない美人。この人、危険人物なのか! なんか危険人物が多いな。六条さんいわく、人を縛り上げ、かつケモノを放つような人物。幽霊の研究をしようと、はるばるイングランドから日本へとやってきて、かつて六条につきまとっていたという。名はシャーロット・グレイス・トリプレト。今になってようやくの登場だけど、このアパートの住人だったんですか。

しかし、ほんと、いろいろ物騒。六条さんを拘束した上で刺そうとしたとな。ある意味、情熱の人。有り体にいえば直情径行、自分の思いでもって突き進み、他人のことなど省みようとしない人。うーん、迷惑かも知れん……。

この人がついに登場して、すなわち六条さんもこのみも否応なく巻き込まれることになりそうですね。しかし、この果てに六条さんの背景、その来歴などわかることになるんでしょうか。いずれにしてもキーとなる人物ではありそうですよね。美術の話を軸に語られてきたことが多かったこの漫画に、新たな軸を設定しうる人物? 六条さんのこのかた、隠された側面などなどにさらに踏み込むことになるきっかけを作る、そんな役割担ってそうですね。

『ななどなどなど』

うわーっ! 小町ちゃん、チャイナだ! めちゃくちゃ可愛い。うわーっ! うわーっ!

とか思ってたら、小町ちゃん、そんなあられもない姿披露なさって、これいいのん! ほんまにいいのん!? いやもう今回、小町ちゃんのセクシー回なんですかね。とか思ってたら、萌の誘いで花火大会にいくことになって、浴衣で集合!? うわーっ! ななどが! 小町ちゃんが! 浴衣だ!

小町ちゃん、めちゃくちゃ可愛いな。ほんと可憐。ななどもほんといい。この皆が、ちょっと浮かれ気分で浴衣を着てね、人波にもまれ、屋台に心踊らせてというのが楽しそうでよかったよー、とか思ったところで小町ちゃん、迷子ですかーっ! いやもう、手を繋いでもらっときなさいよ! ななどに! ななどに!

しかし、あのななどの綿菓子食べてるところ、あれいいですね。ハグーって! ほんと、ちょっと斬新。なんか可愛いです。

『今日の授業は恋愛です!』

普通科に戻るべく頑張っていたさがり。けれどこの子が普通科への転科を蹴り、なんとしても恋愛科で結果を出すんだって気持ちを固めることになるくだり。ああ、この子、恋愛は嫌いだとはいっていたけど、自分のために勉強教えてくれたり、いろいろ助けてくれたあの子たちのことまでは嫌いじゃないんだな。それに加えて、助けてもらったことに感謝しているということがありがとうという言葉以上にはっきりと明確にされたのもよくて、ええ、いい友達ができたんじゃありませんか。

好きとか嫌いとかカップルとかロリコンとか、そのあたりはちょっとよくわかりませんけれど、カッとなったら後先考えずに動いちゃう、啖呵を切っちゃう、そんなさがりの性格が、冒頭でのそれとは違い、皆の尊厳を守るためにこれでもかってかっこよく発揮されたの、よかったよなあ。

で、翌朝、大後悔! さがり、この子は、基本冷静になるのに一晩かかるんか! ほんと、おかしいよなあ。でも、そんなさがりがいいんだと思いましたよ。ええ、ええ、見事ハーレム構築して見返してやってください。

『いのち短し善せよ乙女』

大変やな、乙女。風邪をひく、それがまさかの命に危機に直結するってなあ。ハンマー振って一日一善。毎日継続するだけでも大変なのに、体調不良とあっても免除されない。

きびしい……。乙女、病気とか怪我とか、絶対無理じゃん。事故とか、ほんと、気をつけるんですよ?

でも今回の一日一善。まさか善行の対象が向こうからくるとは! いつぞや登場の石谷。死にたいとかいってますけど、仕事で失敗、リカバーしようにも元データはわざわざ削除済み! さらには上司の言葉を誤解して過剰に反応して、捨て台詞投げつけて飛び出してきちゃった!

って、石谷さん、会社に、仕事に向いてないというより、社会生活に向いていないのでは……。ミスするのは仕方ないところもあるけど、その後の対応が絶望的すぎる……。

でも、そんな石谷だからこそ人を救えることがある! 例えば乙女とか乙女とか乙女とか。あの、エリカとの遭遇から見舞い、そして勝手に取り乱して、そして忘れてしまったパスワードを思い出すにいたるって! ほんと、乙女、なんもしてない。いや、そうでもないのか。取り乱す石谷にかけた優しい言葉、あれあってこそのリカバー、あれあってこその善行達成だったのでしょうね。

しかし、今回は石谷もまた善行だったのではないか。そんな気もしましたよ。ただ石谷の場合、ただ善行を積むというよりも、自分のなにかを削ってそれが結果的に善行となった、そんな感じですよね。ちょっと破滅的自己犠牲であります。

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