2020年12月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2021年1月号

 『まんがタイムきらら』2021年1月号、昨日の続きです。

『推しごとびより』

アイドルグループを結成して、まずはグループ名を決めましょう。皆でアイデアを出していくんですけど、どうもこれというのが出てこない。このアイデア出しで感性や興味の方向性が見えるのは面白いんだけど、どうにもこうにもまとまらない。大事なのはインスピレーションといって自分の趣味に没頭したりね、どうにも脱線しがち、それぞれまちまちになりがちというんです。でも、そのまとまらないことを自分たちのらしさ、個性と捉えなおすところ、この意識の転換がはかられるところ、よかったと思ったのですよ。

これまで、出すアイデア、アイデア、ダサいのなんのと酷評されてきた心町が、ふてくされながら私物のペンライトをカチカチやってるうちにピンときた! おお、冒頭の衣替えのエピソード、それがここに効いてくるんですね。前日のライブ以降冷めぬ興奮。その時、心町を高揚させた景色が、心町にインスピレーションをもたらして……!

かくして決まったグループ名、カラフルリウム! 発想と発想が結びついて、ひとつにまとまる。まるで繋がりもなかったものが、ひとつになったことで一段ステップアップするような感覚もたらして、ああこの感覚が名前がついてひとつになったカラフルリウムの皆と相乗するかのようですよ。いいですね、皆のはじまり、これからにはずみがついたかのようです。

『トールさんの通り道』

事態が急変しましたね。だって、この漫画がはじまったとき、こんな展開がやってくるとは思っていなかった。魔物の住む森で店を開いている、ちょっと変わった店主のトールとお客の日常描いて、たまには事件もおこるけど、それもちょっとしたもので、なんだかんだでほのぼので……、みたいな感じになるんかなとか思っていたのに、えらいことややこしいことになってきちゃってるじゃん。

トールの店にやってきた勇者のユウ。行方不明になったサラを探しているというのだけど、このサラが実は魔物なのかい!? 魔術の痕跡を消していくよう受けた命に縛られて、自分の意思も無関係に魔術に関わるものを襲撃してまわっている!? かくしてトールとユウの前に現れて、ユウを始末して去っていった!? トールにアーティ、リセまで巻き込んで、ってどうなんの!?

と思ったら、アーティの婆ちゃんが助けてくれたのか。これ、ピー太と同じ原理なのかな? ともあれ、ここで魔王代理のサイドの謀反がライムから知らされ、急遽、勇者と魔族が共闘する運びとなりそう。でもってさらにもうひとつ驚きの展開ぶちこまれて、なんとまあ、アーティの祖母ってライムの知りあいだったんかい! 500年前に死んだと思われていた飲み友だちのピアン。実は魔族でした! って、杖にしてるそのヘビ、さっきトールたちを飲み込んでサラの魔術から助けてくれたアイツか!

トールの関係者、ほぼ魔族絡みになってしまったなあ! 魔族の孫、異世界人、そのものスライム。ほんと、魔族ってライム母娘だけかと思ってたけど、全然違って魔族の方が多くなっちゃった! いやもう、まるで驚きです。あ、すまん、ブリちゃんのこと忘れてた。ブリちゃんも魔族やったね。

My Private D☆V

『のむラリアット!』原作担当のふじしまペポです。

今回のD☆Vポイント、ツインテ+帽子+ジト目+パーカー+ミニスカート=最高、と衣装、小物できましたよ。かくしてイラストは、要素全盛りの三角座りする女の子と、その後ろで元気よくピース決めている満面笑顔のポニーテール女子の二段重ねできましてね、いいですね。いいですよ。可愛いと思いますよ。って、これ、星先輩だな! そして翼だよ! ちょっと雰囲気違うけど、これはこれでいいなあ。

今回面白かったの、作画担当のこんぱる氏の回のD☆Vポイント、「泣いて嫌がる女の子」を意識されたのかな? 「あと女の子は笑顔なのが1番ですね!!」とあって、バランスとってきたーっ! ほんと、めちゃくちゃ面白かったです。

0 件のコメント: