2018年12月31日月曜日

2018年劇場で見た映画

2018年も暮れようとしています。さて、今年も例年にならい、2018年に見た映画をリストにしてみました。してみました。……。少ないね? あんまり少ないので、数えわすれがあるんじゃないかとカレンダーの記録も確認してみたんですが、確かにどうもこれだけみたい。ああ、今年は映画を見にいかない年だったんだなあ。2016年の23回がおかしいような気もするんですが、去年が13回、今年は5回。2回見たのもあるから4タイトル。少ないね! 今年も話題になった映画、人気の映画、たくさん劇場にかかっていたとは思うのですが、なかなかそれを拾えなかった。どうもアクティブでない一年でした。

見た順です。

  1. ペンギン・ハイウェイ
  2. カメラを止めるな!
  3. ペンギン・ハイウェイ
  4. 若おかみは小学生!
  5. 劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~

最初『ペンギン・ハイウェイ』は見にいくつもりではなかったんです。気にはなっていた。テレビでCM打ってたでしょう。それが印象的で、けれど自分好みじゃないんじゃないかなあ。そう思っていたのだけれど、超話題の映画、『カメラを止めるな!』、これを見にいくついでにいこうかと思ったら、よいスクリーンがひとつの映画館に揃ってなくてですね、結局映画館をふたつハシゴすることになりました。

見にいったのは8月25日。これがまずかったですね。台風20号ですよ。前日24日に通過した台風の影響で鉄道が大幅に遅延。余裕をもって家を出たものの、駅でずいぶん待たされて、駆け込むように劇場入り。そのせいで途中トイレで中座することとなって屈辱。あまりに心残りだったので、翌日リベンジしました。

『ペンギン・ハイウェイ』、びっくりしましたね。森見登美彦ですってよ! マジかー! この人のアニメばっか見てるな! いや、ほんと、知りませんでした。知ってたら最初からいくつもりになってたかも知れません。しかし、この物語の主役のアオヤマ君。理屈がたつ、そんな男の子なんですが、まだ小学生だけあって屈折してないよ! すごいな。四畳半とか夜は短しの私とはずいぶん違う。歯科助手のお姉さんも、酒飲んだら人の顔をなめるような人には見えないよ! いやほんと、したたか驚きまして、でもってウチダ君、可愛いなあ! って思ってたら、ハマモトさん、君、最高やんか! ともあれ、この映画、見てよかった。切なさ、苦さ、かみしめて大人に一歩近づいたアオヤマ君。あのラスト、思い返してみてもしみじみとくるものがある。

『カメラを止めるな!』。これも面白かった。ネタバレを極力避けていったから、映画の仕掛け、しっかり満喫することができて、いやあこれ、2回見たらきっともっと面白いやつだと思う。もう、みんなえらい濃いキャラクター。狂気溢れる監督がよかったなあ。あとカメラ助手。この映画は超絶話題になってからいったから、新しい劇場の最大最高品質スクリーン、しかもそのど真ん中で見ることができて、この映画にULTIRAは過剰では!? とも思ったのだけど、いやあ、よかったですよ。

『若おかみは小学生』。これも話題になってからいった映画です。タイミング、ギリギリ。公開初週最終日にいったんですが、新宿だとほぼ満員という状況なのに、京都じゃガラガラ。なんと、初のひとり映画を達成しました。そこそこ広い劇場に自分ひとりだけ。ゆったりリラックスして見ることができて、声出してつっこみ入れても誰にも迷惑かからない。姿勢なおすためにガサガサ動いても大丈夫。人目はばからず泣いても問題なし。これはこれでさみしくもあるんだけど、邪魔されず見ることができるという点では理想的だったかも知れません。

『夏目友人帳』は、劇場版、やってることを知らなかったんですよ。『若おかみ』見にいったら『夏目』がかかってる。あ、これ、どうしよう。迷ったんだけど、せっかくだから見よう、決定にさほど時間はかかりませんでしたね。

『夏目』はすごいと思います。基本、展開にバリエーションがあるわけじゃありません。それこそ話のパターンとしては数種類に分類可能なくらい。なのに、飽きずに見られる。この劇場版も、オールスターといえるくらい主要な人気キャラを登場させながらも、ストーリーの基本はいつもどおりで、なのに、またこのパターン!? とか思うことなく、すっと引き込まれるようにして最後まで見ることができる。伝統芸能の域に達している、そんなこと思ってしまうくらいに安定して、いやあ、それになによりいい話でしたよ。やっぱり夏目はいい。しみじみそう思ったのでした。

2018年12月30日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号、一昨日の続きです。

『恋する小惑星』。イノの決意、なんだったんだろうと思ったら、なんと地学オリンピック。数学オリンピックみたいなの、地学にもあるっていう。それに挑戦してみようっていうんです。そのこと聞いた桜が感慨にふけっているの、これよかったなあ。そして当日。試験会場で出会った人、積極的、ちょっとなれなれしい、そんな人だったんだけど、おかげでイノの緊張もちょっとほぐれたみたい。そして、ここに集まってるのはライバルでもあるかも知れないけれど、皆、地学が好きな仲間なんだって、そういう視点。ああ、こういうのもよかったなあって思ったのでした。けど、一番は問題に取り組むイノがですね、苦手分野に苦しんでいた時、天文が思ったよりも苦じゃなくて、その理由に思い当たるところ。ほんと、一緒に頑張ってきた仲間たちとの時間、それが助けてくれている。出会いが世界を広げてくれていた。そして今、会場で出会った仲間、冴木のおかげでまた世界が広がっていく。その様、素晴しかったなって。この漫画の魅力、しっかり伝えてくれてるなって思ったんですね。

『RPG不動産』。今回は琴音の里帰り。おお、ものすごいSLだ! 飛行船で4時間、列車で5時間、さらに馬車で1時間、そこから徒歩でしばらく、と思ったところで、グリフォンだ! 琴音の友達のグリフォン、桃がふたりを背負って飛んでってくれたんですね。琴音の家族、人懐こそうないい人たち。けど、妹ふたり、鼓と響は、姉がファーにとられたみたいでちょっと面白くなかったんだ。ちょっといじわるしたりして、けどそこからのファーですよ。真骨頂! モンスターと話せるというその能力、見事に活かされて、ええ、よかったですよ。鼓、響とも仲直り。それどころか、地域をおびやかすモンスターと思われていたミノタウルス、この人も悪い人じゃないんだってわかって、さらに仲直りっていう展開。ああ、今まで描かれてきたハッピー。ここにきて、またさらなるハッピーが重ねられましたよ。最後のお茶会のシーン。ええ、さいわいな風景。仲よく和やかに過ごされる時間。ほっとさせてくれますよね。

まちカドまぞく』。蛟にとらわれたシャミ子。なんか楽しませよといわれるシャミ子だけど、なんだかんだでそんなに悪いやつじゃなさそうだなあ、蛟、と思ってたらとんでもなかった。シャミ子のことが気に入ったから返さないって、いやもうね、これ、よっぽどのピンチじゃないですか。今回、ご先祖、おそろしく気張りましたね。まさか、シャミ子の身代わりになって自分がとらわれになるって。けど、ほんとここからの展開。ご先祖が蛟から与えられた、というか押し付けられた約定の龍玉、これ、蛟がシャミ子に話してた永久の命を与える龍宝ってやつかい? だとしたら、これを与えられたご先祖は永久の命を得る? あるいはかりそめの体を失った後に残った龍玉が桜の問題解決に繋がるアイテムになる!? いやあ、前者でしたね。ボランティア必須にはなったけど、ご先祖、立派な依代ゲットだぜ! ほんと、まさかこんなミラクルな展開くるとは、軽く予想を越えてきますよね。

すわっぷ⇔すわっぷ』。最終回、近い!? ともあれ、修学旅行から帰ってきた春子と夏子にトラブル発生です。入れ替わりができなくなったというんですね。キスしても入れ替わらない! その事実に気づいた夏子が春子に迫るあの場面、あれはキテましたね。名シーンだと思う。入れ替われなくなってしまったこと、これが春子に自分の利用価値が下がったって、友達じゃなくなる? なんていって不安動揺を誘ったのは、なるほど春子らしい! そう思ったのだけど、まさか夏子も、自分だけの特別がなくなるって心を揺らすのか。今回、構成がまた独特で、冒頭に扉がない。カラーを最後に持ってきて、一番最後に扉のコマがくる。タイトルはないんですけどね。そこに描かれた春子へとキスしようとするように寄る夏子の様子。ぐっと切なさ募らせる情緒にあふれたイラストで、それだけにここでの夏子の胸中にくすぶる春子への思い、切実なもの感じさせてよかったのですね。しかしこのちょっと見ない構成。これは次回への布石なのかな。これはどうなるか、楽しみにさせる。またこういう効果的に使われるカラーページ、単行本でも再現されたらいいのになあ。せめて電子だけでも、そう思わせる美しいふたりの姿でしたよ。

2018年12月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年2月号

『まんがタイムオリジナル』2019年2月号、一昨日の続きです。

『スズちゃんでしょ!』。スズちゃん、この人、わりと大変な人だな。若旦那との接近。もう安全、つまり狙っちゃいないっていってるわけですが、その接触して意識しての理由、梨乃ちゃんか。そうか、そんなこといってたな。でも、姪がイトコ欲しいっていったからっていって、結婚するとか思わんよなあ。すごいわ、スズちゃん。弟ないし妹ができるというの、お姉ちゃんになるっていうこと、梨乃はいろいろストレスに感じているみたいですね。それをスズちゃんがケアしてるんだけど、そうか、この人は姉という立場について、先輩なんだな。だからこの子の気持ちもわかるのかも知れない。そして変化していくということ。その変化に自分だけが取り残されているといった感覚、ちょっと口にしていますけれど、これ、私、わかる気がするんですよね。

カントリー少女は都会をめざす!?』。八重の行く年来る年。そうか、年末は近所のスーパーの売りつくしですか。まるでこの地域の恒例みたいにいいだした八重に、友人の誰も知らない、興味もないといった風。こういうギャップがおかしいなあ。でも、その八重、同じ人混みなら有名神社の初詣にもまれたいっていうの、いやあ、あれよくないよ。ずっと、もうほんとにずっと前のこと、八坂神社の初詣に家族でいったら、四条通がものすごい混雑で、途中で音をあげて帰ったもの。ああいうの、この子ならかかる時間も、都会だって楽しむんだろうか。だとしたらどえらいポジティブだと思います。八重の来る年編、初詣のくだりも面白かった。やっぱり共感されないのね。今度は亜紀にみな、それから大河さんもだな、そちらがイレギュラーって感じしますね。あまり近所づきあいしてない、引っ越してきたのでまだなじんでない、そんな話きかされると、やっぱり八重こそがこの土地に密着しているという感じが強くて、ああ、それだけに都会への憧れも強いのかもって思うんですね。

『大奥より愛をこめて』。おお、状況が動いたのではないでしょうか。上様に見初められた蒔乃ですよ。そんな気のなかった蒔乃、まさかこのままお手つきになってしまうのかどうなのか。この土壇場で、上様をこばむとか可能なのか!? いやあ、すごいですね、まさかそれをやってのけるとかね。しかもその機転、やりとりだけ聞いてたらもうね睦言としか思えないっていうのがうまいですよね。まさかの飲みくらべとか思いもしない。そして、この蒔乃が上様に見初められたということを知って、ついに御台様、寧姫が動いたっていうんですね。ああ、ずっと自信なげにひっそりとうつむいていた、そんあ印象のあったこの人が、決意かためて毅然とした態度をとった。その凛々しさ、かっこよさですよ。なかなか持続はしなかったわけだけれど、上様、夫に大事な話があるということができた。これから、このふたりの関係、変わっていきそう? 面白くなりそうです。

2018年12月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号、発売されました。表紙は『アニマエール!』。チア部5人、全員集合ですね。中央にこはね、とてもいい笑顔見せてくれていまして、満面の笑み。そのまわりに、4人、皆がいるのですが、それぞれの笑顔、微笑むようなものから、ぱっと明るい笑顔まで、皆の性格あらわすようにバリエーションもって違えてきている、それがいい感じです。

『ふしぎ☆生徒会』、ゲストです。生徒の悩み事を募集、解決している生徒会の面々。生徒会でかつお悩み解決部といった感じで活動してるみたいですね。で、なんでそれがふしぎ☆生徒会になるんだろうと思ったら、メンバーのひとり、しずるが学校の裏山で目撃したツチノコを探しにいこうと。なるほど、オカルト方面のふしぎというわけですね。とはいえ、ガチオカルトという感じではないようで、3人でちょっとした遠足みたいな感じですね。メロンパンを分けあったり、まではいいんだけど、ジャンケン後出しの罪悪感あるから分けることにしたというバックグラウンドがよかったですね。なんだかほのぼの感ありますね。

『天晴れ雨模様』、ゲストです。独特の雰囲気ですよ。トーンとか使わない、そのためにちょっとメリハリついた絵、コントラスト強めの印象になるんですが、それもまた面白いなと思いました。仲良しの女の子ふたり。晴ちゃんは晴が好きで、対し雨ちゃんは雨がいいという、この対照的な嗜好です。雨の日のいつもと違ったコーデを楽しんでとかいってますけど、なかなかにレベルの高いお話です。一緒に出掛けるとなったら晴の方がいいじゃんね、とか思っちゃう私は、雨ちゃんのいう趣向、それを理解しない朴念仁なのでしょうなあ。けど、雨が振っても晴れても、ふたりの仲? それはゆるぎないといったらいいんでしょうか。途中、はしばしに険悪な雰囲気漂わせたりするんですけどね、でも最後にはそういうの払拭してくれて、さらに今回、ラストに虹がかかって、ええ、見事にきれいにふたりの仲良さがあらわれました。虹のグラーデーション、それを表現するためにトーンが使われていて、これ、このために他のコマではトーンを使わなかったのかも知れませんね。

『学校には弁当食べに来てますの』、ゲストです。これ、面白かったな。母からもたされたお弁当、楽しみに開けたらパック納豆がいくつも出てきて、これ、お母さんが間違えたのか、あるいはあえて納豆ばかりいれたのか。そんなこんなで教室を離脱するにいたった紫がいきついた先が屋上。そこにはまさかの庭園がひろがっていて、そこで植物の世話をしている女の子ふたりと出会うんですね。密と涼。大げさに名乗ったかと思ったら、お弁当のおかず足りないからここで育ててるの、そのシンプルな解説、すごくよかった。キャラクターの動きがあるのがいい、ノリがいいのがいい、なんか楽しい、そんな感触がよかったです。さらに、ただ皆で屋上菜園でお弁当というだけじゃなく、ちょっとしたおかずアレンジとか見せてくれるんだ。ちょっときらら系ではめずらしい。でも、こういう一味加える感じも気にいりました。しかし密だな。この子の押しの強さといったらいいのか、あのアクションの大きさ。これに魅せられています。なんか気持ちいい明るさですよね。

2018年12月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年2月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年2月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが晴着で登場! といいたいけど、その頭にかぶってるイノシシ毛皮はなんですか。もうすっかりお正月ですね。『らいか・デイズ』らいかも晴着でお雑煮ですよ。『わさんぼん』牡丹も着物ですが、この人はなんか普段どおりとも思われて、あの手にした和菓子は新年のお菓子なんでしょうか。はなやかです。

『うららのパンツは店長を困らせる』、ゲストです。このところ増えてきているワイド四コマ。内容はといいますと、売上の伸びないファミレスに送り込まれた店長が、忙しく働くのが嫌というバイト、うららに妨害されるという話。けど、この新店長、住吉渉、有能なのかい? バイトにノルマを課すとか、販売数のグラフも作りますとか、ええっと、いやいいや。うららの妨害が意外や販促に役立つとか、そういうのを面白さの核としていくのかな? といった具合。それに加えて、うららのお色気? 胸元見せたりスカートのなか、ギリギリまで見せたり、そういうのやっていくのかな? って感じの出だし。芳文社っぽさから脱しようという意図なんかも感じます。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』、ゲストです。完全記憶能力を持つ氷室。彼が大学で再会したのが、小学校で同じクラスだった長谷川と板野。しかし不思議なことに、あらゆる物事を記憶し決して忘れることのない氷室が、板野についてだけはまるで覚えておらず、いったいこれはどうしたことか。はじめての忘れるという感覚に戸惑う氷室に、氷室が自分について思い出せないことになにか思い当たりがあるのか? 意味深な板野です。これ、初回は設定をひととおり説明しました、そんな感じで、漫画としてはまだ動いていないという感触です。どんな漫画になっていくのかは、次回以降といった具合です。

『きっと愛され女子になる!』。さゆりの周辺も動きはじめましたね。さゆりのことが好きな諏訪。これまでは、どうにもこうにもその好意が伝わらなかったのですが、今回、思いきって動いたおかげで、ついに、とりあえず好意を持ってるということを伝えるところまでいけました。いや、いけてた? さゆり、半信半疑というか、どこか疑ってるよね。諏訪の、理想の自己像、それがあまりに諏訪とかけはなれているというか、非現実的というか、なにかしらの現実逃避なのかしら。でもその自己像がよくないのでは、さゆりと話している時にハッと気づくくだり、実によかったです。勝手に、ひとりよがりにありたい自分を作り上げるんじゃなくて、向き合っている誰かを鏡として自分を見つめなおす、そんな様子がよかったのだと思います。そしてさゆりはさゆりで、諏訪の告白を罰ゲームだとか動画配信だとかと思っていて、いや、思おうとしているのかな? こうしたところにさゆりの自己愛に欠けるところ、自信のなさが見てとれる。こうしたさゆりの言動、発想、共感するって人もあるんじゃないかなあ。自分はさゆりのこの気持ち、わかるんですよね。

『おしかけツインテール』。花梨、おかしいですね。なにかメモしてたのを抱き締めてうっとり。いったいなにを書いてるの? と思ったら、TO DOなのか。年末のやること、リストにして、それを終わらせていくのが楽しみっていってるんですが、ああー、この子、あとのほうで俊郎もいってますけど、デイリーミッションとかウィークリーミッションとか、そういうの片づけていくのに楽しみ感じるタイプなんじゃないのか? とりあえずネトゲ、ソシャゲの類には手を出してないから目覚めていないだけで、きっかけがあったらヤバいかも知れんな、この子。そんな花梨が、俊郎のネトゲTO DO、華麗にシュート決めるところとてもよかった。花梨の、予定を着々とこなしていくのかな? と思ったらそうでもなかったりするところ、こういう完璧でないところがまたいいですよね。他にも母の花梨顔真似、花梨の母に古くなりかかってるおかず押し付け、こうした細かいところも面白かったです。よく動いてる、そんな感じがあるんですね。テンポよく進行していくところ、好感触です。

2018年12月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年2月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年2月号、先日の続きです。

『球詠』。扉のアオリ、新越谷の攻撃。残すは2回…、という状況を伝えて、そうか、この回に逆転できなければ、もう最終回表に賭けるしかなくなるのか。三塁に主将、岡田が出塁。絶好のチャンス、これをモノにできるのかという局面。好調の新越谷打線と、1点を返されながらもリードがあると焦りを見せない梁幽館と、このせめぎあいの中、気持ちのいいスイング見せてくれたヨミ。アウトにこそなったけれど、ここで一気に試合を自分に引き寄せた、そんなインパクトありましたよ。そこから攻守かわってヨミの投球も伸びる伸びる、その気持ちの高揚し、いきいきと投げる姿のすがすがしさ。ヨミの好投に応えるタマもまたよかった。ええ、ここで攻守交代、いよいよ最終回になろうとして、こののびやかさ、期待させられますよね。

夢喰いメリー』。ケンとイチマがマナと遭遇。ケンがいまいち状況を把握できてなくて、マナのこと人間と勘違いしたり、また味方と思ってみたりとしまらないんですけど、いやあ、このケンがやってくれましたよ。果敢に立ち向かうも一方的にいなされたイチマ。ケンをかばって毒を浴びたイチマをですよ、抱き抱えて逃げるケン、その判断やよし。そしてそれからのふたりの対話、コンビネーション、もう最高だったと思います。決して戦闘に長けているわけではないイチマが、どちらかというとアカンタレのケンと共闘して、まさかの勝利を収めるだなんて。ええ、快挙なのか、それとも番狂わせなのか。いや、ここぞという彼、彼女ならではの見せ場だったと思います。イチマにマナという取り組みも、ビジュアル的にグッド、最高でした。イチマちゃん、本当に可愛いなあ。

『にじいろフォトグラフ』。最終回を迎えましたね。サラの誕生日にどんなプレゼントをあげようか。葵が迷いに迷うところ、面白かったですよ。この子なら、すぐにこれというもの、思いつきそうなものなのに。と思ってたら、そうかあ、これまでサラに必要そうなものがあれば、その都度あげてたから、いざ特別なシチュエーションとなると勝手がくるうんだ。皐のアドバイスが生きましたね。それで葵の選んだものが、シンプルで、けれどすごくその思いの詰まってること感じさせて、また応えるサラの願いがいいんですね。素朴でほのぼのとして、チャーミングなお話。最終回もまた、とても嬉しくさせてくれる、そんなエピソードだったと思います。

2018年12月25日火曜日

今日はクリスマスなので休みます

今日はクリスマスなので休みます。

2018年12月24日月曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年2月号

『まんがタイムスペシャル』2019年2月号、一昨日の続きです。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。炎色反応いやさ花火を見にいくことになった朝永ですが、意識してるのは彼ひとり? 他の皆、続々やってくる、女子は浴衣で気合いはいってるんだけど、だんだんに方向性がずれてくる。自分の興味にしたがって、あっちにこっちにバラバラになっていくところがこの人たちらしくって好ましかったです。金魚すくいのくだりとか最高でしたよね。物理的考察でもって攻略しはじめたところに、生物学から、化学からと、続々アドバイスが積み上がるこのノリ。素晴しかった。でもって、最後の生物学からのコメント。ああ、これはほんとそのとおりだ。すとんと納得、見事に共感でした。そして朝永の恋心、決戦は次回ですね。思ったようにいきますか。もし告白なんぞしたら、ギクシャクしてしまいそうな心配あるふたりですよね。

『吸血鬼さんは無職です。』。面白かったです。お母さんの誕生日プレゼントを買おうとしてる橙也が、ニーナと一緒に買い物にいくんですが、橙也が自分のセンスのなさに自覚的なのがいいですよね。ニーナの提案で即決。自分だとこれだよ? って、うん、少年、いい判断だ。橙也はお母さんのこと好きなんだなってよくわかる今回。思いっきり油断してるお母さんもいいし、でもって酔っぱらってね、プレゼントも喜んでくれてね、ほんといい母子の情景でした。そして最後にちょっと描かれた橙也のガッカリ。おお、そうなのか。なんだかんだいって、橙也、ニーナのことも大好きですよね。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。産業医面談の情景なのですが、新作ゲームの宣伝動画を作ってたというので、社員の皆さん、コスプレというか、なんかとんちきな格好して登場です。なにがおかしかったって、星のかぶりものして、顔も黄色に塗った人が、肝臓が悪いと顔が黄色くなるって相談するところ。いやいや、黄疸どうこう以前に普通の顔色もわかりませんがな。『ラディカル・ホスピタル』で、化粧すると顔色が判断できなくなるから、受診のさいはすっぴんで、みたいな話がありましたけど、それ以上だ。ほんとおかしかったです。その後の面談、医療云々じゃなく悩み相談になってる。いや、職場のメンタルヘルスとかも扱うんだから、これでいいのんか。婚活のくだり、共感するなごみ先生がすごい。ビジュアルがもうすごい。その後も、皆のちょっとでも気にかかってること、それを親身に聞いて、アドバイスして、職場の、今回は人間関係でしたね、改善をしていくというプロセス、これが一般的かどうかはわからないけど、こういうやりかたが成立してるこの会社はいい会社なんだろうな。以前は悪い環境もあったけどっていう、そこから改善されていくところが見ていて気持ちいいのだと思います。

『ワタシを欲しがる河野さん』。突然泊まるよう、河野からさそわれた吉山内。これ、いったいなんなのか。あらぬこと考える吉山内ですけど、だよなあ、だってそもそも不審だよなあ。けど、そういう展開はありませんでした。というか、より河野のおかしさが強調されたようにも思われて、だって、吉山内用に可愛い部屋を準備してるとかね、これ、きっと自分は可愛くないからって立入禁止にしてるんだろうな。ヤバい! だってね、朝食なんかも一緒にとらず、遠巻きに眺めてるんだもの。でも、この奇行、近所に出没したという不審者、こいつから吉山内を守りたいという一心からのことだったみたいですね。だとしたら、あまりにも言葉が少なすぎるよ! この漫画は、望む可愛さから距離があることに悩んできた河野の極端さが面白さの核にあるわけですが、いつかはこの人が、自身の望んでいる可愛さではないかも知れませんが、自分のよさに気づいて、受け入れて、救われて欲しいなって思っています。

2018年12月23日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年2月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年2月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』。学園生活部の4人、ずらりと堂々仁王立ち。その笑顔も実に不敵で、かっこいいじゃありませんか。そうか、このイラストは実写映画に向けての意気込みなのかな。実写となると、漫画ともアニメとも違う、そんなテイストになろうこと予想されますが、それが新たな魅力を持ったよいものになるといいですね。そしてこの漫画、本編はとても過酷! それだけに、この表紙に見せる彼女らの表情。とても貴重と感じます。

『桃ノ木家の四姉妹』、新連載です。突然娘4人で暮らすことになりました。長女は社会人、四女は小学生なのか。しかしあまりにあまりの突然、いきなりの4人暮らし。長女が仕事から帰ってきたら、家はからっぽ。残されてたメモにしたがって訪れた一軒家、それが新居だというのですね。両親は海外に転勤。3年は帰ってきません。それで引っ越しすることになったのだそう。娘たちだけで都心のマンションに住むなんて危険、とかいってますけど、本当? むしろセキュリティがしっかりしてるなら、一戸建てよりマンションの方が安心じゃない? いや、いいんだけどさ。生活力に欠けた娘4人で助けあいながら暮らしていきましょう、そうしたシチュエーション作るためにちょいと無理をきかせてきましたよ、ってな感じでありますね。娘4人、食事の用意もままならない。そんな彼女らがこれからどう生活のあれこれを切り盛りしていくのか。それはともかく、三女ミツとは気があいそうです。次女とは難しいかも知れません。

『がっこうぐらし!』。もう絶体絶命なんじゃないのか。今回、くるみに投与された薬が特効薬でもなんでもなかったことが明かされて、いや、この情報、これが初出だっけ!? 結構大きなインパクト与える、そんな内容だと思うのですが、だとしたらくるみの症状を抑えているのはなになのか。学校にあったなにかが抗体を有していた? ええと、ビオトープ? 今回、見ていてつらい展開でした。街中を移動する学園生活部の残した痕跡をたどってくる追手に、行く先をはばむゾンビ化した人間たち。立ち止まってもいられないし、かといって進み続けるにもあまりに疲労は濃く、ああ、もう絶体絶命じゃないか。みーくんの夢に見たこと。それが現実ならどれだけよかったか。そして立て込もるファミレスを出て歌うゆき。ああ、蛍の光。それはなにか別れを予感させて、ああ、ゆきよ、その歌声が聞かれてしまう。やめろ、歌うのをやめろ、ゆき。やつらは銃を持ってる。もしやこのまま撃たれてしまうんじゃないか……!? と緊張の高まったところであれですよ。ああ、これは彼女らに救いの手が届いたと思っていいのですか?

ゆるキャン△』。今回は自動車組の出発ですよ。お姉ちゃん、なでしこのお見送りだ。この人もたいがい妹好きだよね。さてさて、今回も見どころ、いっぱいですよ。観光の目玉、伊豆のジオパーク巡りはこの道中にすでにはじまっていて、原付で先行するリンと自動車組でそれぞれ違った場所を巡っていく。かたやひとり、かたや集団、自然温度も違って、これがいい緩急作ってくれていいですね。というか、ジオスポットの情景は主にリンが伝えてくれて、自動車組はわいわいと楽しむ、その様子がメイン。ああ、そうそう、なでしこずっと寝てるやん! さて、自動車組、渋滞につかまってしまったわけですが、これがはたしてどういう展開を生むんでしょうね。しかし、日本一早咲きの桜とかあるんですね。

『はるかなレシーブ』。ものすごい躍動感! 絵が、描写が、これでもかと彼女らの躍動を伝えて、大迫力ですね。さらに加えて、かなたクレア組に食らいついていくはるかの思いの描かれようですよ。すごく回転してる。考えて考えて、あらゆる情報に思いめぐらせて、なにかヒントはないか、なにか読み取れないか、考えて試して失敗して、それでも果敢にチャレンジして、それでも上回れないのか、追いつけないのか!? そう思った時に、クレアの発した言葉がはるかに届いた? もしやこれが逆転のきっかけを生むのか!? もうね、すごいですよね、盛り上がる盛り上がる。サーブからかなたのポーキーをブロックするまでの流れ、その濃密さ、わずかな時間にはるかの脳裏に去来した多くのこと、ああ、すごいよ……! そう思ってページめくったら、あれーっ!? マジかー! すごかった。転げ落ちそうになった。いや、あんまりに意外だったんよ。でも、面白かったなあ。試合後の打ち上げ、例の入店困難なケーキ店、まさかの全員参加! そこでの会話も実によかった。ええ、この子たち、ビーチバレーを通じて、仲を深めて、信頼も深めていくのですね。

2018年12月22日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年2月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、リコが小さな雪だるまに頬ずりしてましてね、その表情が可愛いのと、雪だるまも可愛いのとでダブル可愛いでありますね。この雪だるまがナギだというのがまた可愛い。いや、可愛いといったらナギが気を悪くしそうですね。『ふたりが家族になるまでに』は寒い日、暖かい缶ココアを買ってきてくれたジローさんですよ。ああ、手が真っ赤じゃないですか。降る雪からまもるように傘をかけてるあさひの表情、心配してるのがわかるのがいいですね。

『夫の困る顔が好き』、ゲストです。タイトルのとおりなのか。夫の困り顔を見るのが好きなので、あえて困らせようという妻が主人公。っていうんだけど、規模が違う、レベルが高すぎてすごいですね。そうか、夫は警察、妻は怪盗なのか。くやしがる顔がたまらないといって、予告状で困らせ、盗んで困らせ、さらにはこっそり元通りに戻して困惑させるという、その段階踏んで困らせようというところに屈折した愛がありますね。実際、夫のために料理作って待ってたりね、そうした二面性。それが見せ場。けど夫が残業することになるのはちょっと気がとがめるようで、そうしたアンビバレンス、いいアクセントになりそうですね。

『あーちゃんは人見知り』、ゲストです。人見さんは仕事のできる事務員というのですが、そうか、対人はまったく駄目で、職場の人ともろくに会話もできないんだ。唯一普通に話せるのがまーちゃんで、なるほど幼馴染み。けれどこの人見さん、やる時はやるというのがいいのでしょう。この会社に入ったのは、産気づいた妊婦を助けたのが決め手だった。そして今回も取引先のピンチ、忘れ物を届けるべく必死に走ってという。そうした一生懸命に、今後の成長などが加わるとよりよくなる? かも知れませんね。

『ローカル女子の遠吠え』。駿府城の金箔瓦の話題、取り上げてきましたね。家康だけじゃなく秀吉もだぞって盛り上がる面々。さらには織田も関係あるんだぞって、このあの手この手で偉人、遺構でもって楽しもうという風潮。実はあんまり他人事ではなくて、というのも今日、この雑誌買いにいったら市ゆかりの偉人、ガラシャをモチーフにしたゆるキャラのラッピングサービスやってた……。うん、地方創成の王手を探しているっていうりん子の発言、しぞーかはどうかわからんけど、実際そのとおりですよ。大河ドラマの誘致とか、もう何年も前から必死やったもの。今回、はっちがあいかわらずトラウマに苦しみながらも、りん子のこと語るところ、とてもよかったです。りん子のことよく見てますよね。ラストの秋津の言葉もいいと思ったんですよ。そうそう、特別編、はっち、いいじゃん! は別として、静岡は給食のご飯、アルミパックなの!? 機内食みたいね!

『ふたりが家族になるまでに』。家事をやると決めたのに、気づけばジローにすっかり任せっきりになってる。あの、はっと気づくあさひとか面白い。そうかあ、ジローは頼られたがりか。それもまたひとつの依存のありかたかも、なんて思えたりして、でもってあさひはそれが面白くない。モヤモヤする。あの、あさひは家のことやらなくていいよっていうジローのくだり、あまりにも重い。自立しつつあるあさひを縛り付けようとするくびきのようだ! 実際、ひとりだちを模索する思春期の子にとっては、くびきそのものなのかも知れませんね。それだけに、その重石をはねのけて、自身立ってみせようと決意をしたあさひの姿、あの表情、見事でしたよ。かっこよかった。これ、あさひのひとつの戦いですね。あさひと結託する菜摘もまたいいじゃないですか。ふたりのタッグ、その行動の帰結、どうなるものか、これは見ものでありますね。

2018年12月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年2月号

『まんがタイムきららMAX』2019年2月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』。オープン戦をめぐる感想あれこれ、負けたら悔しいし、けれど勝ったら勝ったで不安になる。ペナントレースとはまた違う楽しみがあるという話も面白くって、これ、野球ファンなら共感できるところ、大きいのだろうなあ。くれあがおかしかったです。牛乳がぶ飲みとの情報。なんだなんだって思ったら、なるほど球団マスコットが乳牛のチームがあるんだ。ホルスタインズ。ええと、バッファローズがモデルか。バッファローズってまだあったっけ? と考えて近鉄が出てきてしまうほどに野球と縁の薄いのが私です。そうか、オリックスか。友達欲しがってるファル子とか、面白みたくさんの今回。けど、くれあはホルスタインズに、照はタイタンズにと、ままならないねファル子。照、タマとは違って父ちゃんと仲よいのか。いや、タマ、仲悪いわけではなかったか。くれあの言動のあやうさ、あれがよかったですよね。ニコニコ罪のない感じやのにね。

『どうして私が美術科に!?』。いつもの面々、放課後先生に呼び出しうけて、はたしてなにがあるのか。パーティ前提で話をすすめる桃音が可愛い。けど、こういうの怒られるやつだぞって黄奈子。この桃音と黄奈子の発想の違い、それまでの経験に由来する!? ひとりひとり準備室に通されていく、その緊張感。どんどん想像はネガティブに振れていって、警戒のあまり座り込む紫苑ちゃん、最高やんか。すいにゃんの経験にもとずく発言、あれがいかしましたね。留年! ひとり呼び出しを受けずに終わった桃音がね泣いちゃってね、けどここからの気持ちの切り替え、とてもよかった。この子の、友人たちと一緒に過ごしてきたこれまでが、気持ちを、心を強くさせたんだなあ。と、感動のシーン挟んでラストにはやられました! いやあ、留年はないと思ったけど、あんな落ちがくるというのも予想外で、これ、美術科ならではなのか!? いかにもありそうと思わせるところありますよね。面白かったです。

『のけもの少女同盟』。びっくりしました。前回、倒れた霞。これっていつもと違うじゃん!? 最終回に向かってる!? この子、大丈夫!? 狼狽したわけですけれど、ええ、本当に心配したとおりになろうとは。まず、次回最終回。そして冒頭では明るくなにごともなかったかのように振る舞う霞だけれど、病院に見舞いにきてくれた皆が帰ったあと、お医者と母と話しているその情景があまりにも切なさ帯びていて、ええ、この展開、本当にシリアスだよ……。霞の容態の変化、これが見ていておそろしかった。すずめに知らされた真実。ほんと、霞に会えずにいるあいだの皆の様子がつらい。そして霞も、ああ、よっぽどじゃないか。これ、次回最終回、もうここまでのシリアス、台無しにしてもいいから、霞、冗談みたいに元気になってくれないものかなあ。なんて思わされる悲しさ、切なさ、身に切り込むようでした。

2018年12月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年2月号

『まんがタイムきららMAX』2019年2月号、昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。べらぼうですね。妹、もものお絵描き。サンタさんへのお手紙なんだそうだけど、伝えたいところがわからない。聞いても教えてくれないんですね、ないしょだって。それで困りはてたはなが美耶と卯月に相談して、そしてさらにはハムちゃんにまで。ハムちゃんはサンタクロースを信じてるんですね。それと卯月も? いやあ、この人のことは、どこまで本気かさっぱりわからん! 美耶がももに探りをいれるくだり、最高でしたよ。ぶーッにはじまり、はなの力づく、でもって美耶ミッション成功。もうほんと面白い。クリスマス当日の様子もいいですよ。踊りを見てほしいっていうももの願いかなえるのはいいんだけど、私欲出してくる美耶。いやもう、いつも面白いんだけど、今回、もう極まってましたね。そして最後には嬉しくなる、そんなラスト見せてくれて、ほんといい漫画です。

『委員長のノゾミ』。新キャラだ! 隣のクラスの委員長、雲母木めじろ。クラスの皆からめじろ様といって慕われてるんだけど、いや、むしろこれ、愛玩だ! このめじろがのぞみのクラスを制圧しにやってくるんだけど、ターゲットはのぞみか。なにやるんだろ、そう思ったら、むしろ穏当、手伝ってあげるわ! っていい人じゃん! そんなめじろが、スイッチ入ったのぞみにお願いされてしまうというのがね、ほんと、いっちゃってるのぞみもヤバければ、涙目めじろですよ、なるほどクラスの皆から愛されるわけだ。しかし迷走を深めるのぞみ。あの発言、東には誤解されますよね。

『魔王城ツアーへようこそ!』。いいですね。ワイド四コマ、絵も会話の内容も、密度高めに展開していく。そのテンポは通常の四コマとは違うのだけど、むしろこの漫画の表現したいだろうことには向いている。そんな感触、良好です。今回描かれたこと、魔王城を観光施設化するにあたり必要になってくる交通手段。その獲得に際して発揮される皆の能力が面白かったのですよ。天使アイラの癒しの力があるかと思えば、プリムの交渉力。これ、人物紹介にも書かれていることではあるんですけど、漫画の中で行動でもって示されるの、説得力もあって、見事でした。というか、プリムさん、えげつなくてひく。ドラゴンのキルンさん、あの圧倒されてる表情が最高でした。ドラゴンのキルンもいいキャラクターでしたよね。見た目いかついのに、むしろ穏当な性格? まさかの家庭菜園、さらにはモフモフ。いいですね、キャラクター動いてますね、いきいきしてますよ。漫画も魔王城の事業もはじまったばかりなのに、着実に軌道にのりつつある。その確かな感触、頼もしいですわ。

2018年12月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年2月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年2月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』、千夜とシャロ、ふたり同じ制服を着て、これはクリスマスイルミネーションでしょうか。キラキラとした光の中、吐く息の白さ、赤くなった頬が寒さ感じさせるのだけど、それだけに千夜の手にした缶紅茶、この暖かみが格別で、ふたりの寄り添うその姿もまたどこか暖かい。千夜に見えるちょっとした積極性、これもいいんですよね。

『ななどなどなど』、ゲストです。不登校のお嬢様、玉村小町、この子を登校させるべく妹、茶々が送り込んだのがヒューマノイド コード7D-O型。ななどと呼ぶよういってるこの人、小町の友達になろうっていうんでしょうけど、ななども小町も友達がどういうものかよくわかっていない。それで学校にいくことに、というか、無理矢理だよね、小町が登校させられるんですね。そこで判明する小町が学校にきたくなかった理由。そうかあ、皆から陰口きかれて、これはつらいわ。こんな四面楚歌、針のむしろといった状況で、ななどが力になってくれるのでしょうか。そうなってくれないと、小町、ちょっとかわいそう。なにか、こう一発逆転をしてほしいところです。

『ガーリーXプロージョン』、ゲストです。タイムリーな話題きました。学校を爆破する! 物騒なこと考えてる鹿瀬ニトロ。けど本当は口だけのニトロなんだけど、後輩の馬込ひばな、この子がアブナイ。口だけのニトロに対し、本気で爆破を実行しかねない勢いなんですね。綺羅ケ崎レイは、そんなニトロのこと気にしてくれていて、けれどニトロ、ひばなの手前ひっこみがつかなくなって、全校生徒に向けて爆破予告をしてしまった! さあどうなる。以下次号。いやほんと、どうなるんでしょう。途中小麦粉があったの、粉塵爆発を狙うことになるのかな? いや、ここはさすがに回避ですよね?

『ぼっち・ざ・ろっく!』。これ、いいですねえ。今回は打ち上げの様子なんだけど、居酒屋で飲み会なんていうね、いわばハレの席? ぼっちにはつらいのかあ。どんどんネガティブに陥って、あの落書きみたいな顔! 怖いのよねこの顔って紙やすりで成型しなおすくだり、どんなやねん。すごくシュール。けど、これがこの漫画の味だよなあ。でもって、喜多ちゃん、この人、自分の名前、郁代だってバラされて、ぼっちよろしくあの落書きフェイスに。伝染するとかいわれてるの、怖ろしいな、今後は他のメンバーもこうなるんでしょうか。虹夏とぼっちの会話、これがよかったですね。そうか、ライブでのぼっちの爆発力、あのギターを聞いてぼっちがギターヒーローだって気づいたんだ。それからの会話もね、店長がライブハウスはじめたわけだとか、それから皆の目標、夢がね語られていくの。そして聞かれて答えるぼっちのその目標。ああ、いいじゃないですか。ほんと、理解のおよばないシュールさに、こうしたシリアスがまじる。この漫画の味でしょう。とてもいい。このふいにやってくるシリアス、ぐっときます。

『初恋*れーるとりっぷ』。鉄道部、列車旅行にいったんですね。快速レトロ花めぐり号。これ、本当にある列車なんですね。電気機関車が牽引するレトロ客車。そうかあ、電気機関車だと、客車はむしろ静かになるんだ。ボックス席っていうのもね、背もたれが垂直なの、ああ、ほんと、これレトロ客車だ。そうそう、昔、こんなだった。皆で食べている駅弁もいい。牛たん弁当、これもきっと本当にあるんだろうなあ。糸ひっぱるとあたたまるっていうの、いいなあ、おいしそう。皆で鉄道の話をして、駅弁食べて、そして花を見てという、イベント列車大満喫の巻。皆の楽しそうにしてる様子見るのも楽しいし、列車の話、これもいいしで、いやあ、この漫画、予想以上の伸びを見せてくれますね。そして先生とそらの会話。これもよかったですね。先生からの感謝の言葉。そらは自分の気持ちを伝えるのちょっとうまくいかなかったですけど、いつか伝わるといいですね。

2018年12月18日火曜日

なにも思いつかないので休みます

なにも思いつかないので休みます。

2018年12月17日月曜日

8BitDo GBros. Wireless Adapter for Switch

 こんなのを注文しています。ゲームキューブ用コントローラーやクラシックミニ スーパーファミコンのコントローラーを無線でSwitchに接続できるようにするアダプター。スマブラ需要ですよね。スマブラ発売を受けて再び発売されたゲームキューブ コントローラ。有線でしか繋がらないこれを無線でつなげてしまおうという、一種の夢のアイテム。ついでにクラシックミニのコントローラーも繋げられるよっていうんですが、海外のNESはコントーラーはずせるからこのアダプターでSwitchにつながるんですが、日本のファミコンははずせないからそれは無理。ああ、残念ですよね。

このアダプター、米国では12月7日、スマブラの発売日にあわせて発売されています。実はこれAmazon.comで注文したら送料600円ほどで届けてくれます。私も一度は注文しようかと思ったのですが、サイバーガジェットが国内販売やってくれるっていうでしょう。考えなおしてサイバーガジェットの国内向け商品を注文しました。

米国ではこれは20ドルほどで売られていて、つまり送料込みでも3000円くらいで入手できます。対してサイバーガジェットはこれを4100円で売るから、米国Amazonから直接買った方が価格的にも有利です。ですがそれでもサイバーガジェットから買ったのはなぜかというと、これ無線機器であるわけですよ、もし本国版が技適通していなかったら電波法違反になっちゃうでしょう。別にとやかくいわれることもないだろうとは思いますけど、こういうところでおおっぴらにするにはちょいととがめるものもあるよね、っていうわけで確実に技適通してくれているはずのサイバーガジェットから安心込みで買おうと思ったわけです。

あと安心というと、もし初期不良など製品不具合があった場合のサポート考えると、窓口が国内にある方が安心でかつ楽。こういうところ、弱気な性格が表れてますよね。

あとこれはまったくの推測なんですが、USBを介さないことで遅延が小さい可能性があるかなあ、って私にはその違いは絶対わからないのですけど、有線で繋いだ場合、USB起因の遅延が発生するのだそうで、もし数フレームの差を体感できるような人で、かつゲームキューブコントローラを使いたいという人なら、USBを回避できるこうした機器はストレスの軽減に役立つ可能性があるのかも知れません。

つい最近も、USBを経由する場合とBluetooth接続した場合ならBluetoothの方がはやい。SwitchのProコンでも有線にすると遅延が発生するという話を、実際に何フレーム遅延するかという表と一緒に説明されてるのを見たのですが、いったいどうゆう経路でもってその情報にゆきついたのかさっぱり思い出せず、なのでまあこれは不確定な情報ということで忘れてください。

2018年12月16日日曜日

いろいろバタバタしてたので休みます

いろいろバタバタしてたので休みます。

2018年12月15日土曜日

ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ

 ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ、購入したのは正解だったと思います。もちろんこれは先日発売されたスマブラのために購入したもので、正直スマブラ以外に使うかといわれたら、使わない、そういわざるを得ないものであるのですけれど、じゃあなぜ買ってよかったというのか。そんなにスマブラ用コントローラーとして使いやすかったのか? といわれたら、なにぶんこれがはじめてのスマブラです。Proコンで遊びはじめたら、これで慣れて問題なく遊べていたことでしょう。けれど、この慣れるというのが問題だったんです。

今日明日と『Splatoon 2』のフェスが開催されています。それで一週間ぶりくらいにSplatoonを遊んだわけなのですが、おそれていたこと、別のゲームの操作に影響されて操作ミスしてしまうということがまるでなかったのですよ。いや、まるでというと嘘になりますね。多少はありました。けれど、そのミスというのは、決定のつもりでキャンセルをしてしまうとか、+ボタンを押すつもりでホームボタンを押してしまうといったくらいのもの。間違ってキャンセルしてしまうというのは、GCコンのAボタンの位置がProコンのBボタンの位置に近いから。ともかく、対戦中の操作に影響が見られなかったということ、これは大変よかったというほかありません。

他のゲームの操作に影響受けるというの、これ結構問題で、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』やった後にSplatoonやると、ジャンプするつもりでマップ開いちゃうんですよ。あまりに困ったのでゼルダのジャンプボタンをBに割り当てたんですが、そうするとゼルダでの操作がややこしい。でもまあSplatoonほどミスが致命的ではないので、ゼルダに割を食ってもらっています。

GCコン、使ってみるともう普通のコントローラーというか、まあ当たり前なんですけど、違和感なく使えています。ボタン配置は、これスマブラするのに向いてる、そんな感想を持っています。右からジャンプ、弱攻撃、強攻撃、スマッシュ攻撃と一列に並んでいるの、指を扇状に動かすことで操作できるのはよいなあと。一度Proコンも試してみたんですが、いやあ、ボタン配置が慣れてないからミスしまくりだったわけですが、Proコンだとジャンプする時に内側にあるXYにボタン越しでアクセスしないといけない。もしかしたら若干のロスがあったりする? なんて思ったりもしたわけですが、まあ慣れでしょうなあ。自分程度のプレイヤーだとそんなわずかなロスが影響する心配とかいらんでしょう。

やたらストロークが深いLRボタンですが、この深さが影響するの、ゲームニュースのニュースをLRで移動する時に底まで押しきれずもたつくくらいなもので、スマブラプレイ中にバリアが出ないとか、そういうこともまたありません。トッププレイヤーとかだとあの深さが影響したりするのかなあ。でもまあ、自分には問題出そうには思えませんでした。

以上、GCコンを使ってみた感想でした。

2018年12月14日金曜日

『まんがタイムきらら』2019年1月号

『まんがタイムきらら』2019年1月号、一昨日の続きです。

城下町のダンデライオン』。アンジェの父との確執、母の死に自身が関係しているのかという疑い、それらが一気に噴出しましたね。倒れた父のために帰国するよう求める兄に対してアンジェが思いの丈をいいつのる一連の描写、力感たっぷりで、アンジェの内に秘めていたもの、その熱さ、重さ、激しさがこれでもかと押し寄せて、これまで描かれていた彼女の印象を一変させる勢い。とてもよかったと思います。アルヴィンの奥の手、これ、ちょっと冷や冷やしたんですが、なるほど茜様を頼るのかあ。この茜様の言葉もまたとてもよかった。やさしくアンジェを受けとめて、そして背を押す力強さ。今回は大きなうねりをともなって物語の動こうという、そんな躍動が見事に息づいていました。

『みゃーこせんせぇ』。文化祭のお化け屋敷。これ、面白いな。最初はたいしたことないだろう、いやそれでもちょっとは怖いのかな? そんな様子だった美夜子がですよ、いざお化け屋敷に踏み込んでからのビビりよう。というか、やたら特異なのが登場してくるなあ。あれ、ゴロンゴロンって、体大丈夫なの!? ひとつひとつの仕掛けというか演技というかがふるっていますよね。理屈じゃない怖さがある。あのトイレのくだりなんかもうね、ほううまい仕掛けじゃないか、そう思ったら、いやいや、いるいる、なんだこれー。それと最後のゾンビランナーなんですけど、なるほど喫茶の回転率あげるのによさそうなアイデアだ! でも、廊下走ったらあぶないよっていうんですが、これももうほんと、理屈とかまるで関係ない怖さというかなんというかですよね。ほんと、いい仕事でした。鹿島先生もまた素敵です。

『たびひよこ』、これよいなあ。川にはまりました。湯につかります。そうしたら財布スられちゃってまあ大変ってな話なんですが、これね、旅の先々で起こるアクシデントと、その都度それなりに対応して頑張る姿と、そして悪いやつからはきっちり財布を取り戻してっていう流れね、シンプルなんだけど、いいですよ。財布を取り戻すくだりがまたいいじゃありませんか。そうか、旗持ちの花輪とぼんちゃんのナイス連携プレイですね。ゆるい雰囲気ながらもしっかりと展開が用意されている、それがいいんでしょうなあ。気に入っています。

My Private D☆V、『しょうこセンセイ!』のなじみです。おお、すらりとしたイラスト、落ち着きあってよいではありませんか。D☆Vポイントはといいますと、二の腕が出る服でありますか。もちろん服がというより、服から出ている二の腕がポイント。脇なのか腕なのかとありますけど、その服から伸びる手の周辺、そのぐるりに萌えがあるのでしょうなあ。たとえばそれは、大きくあいた袖ぐりの腕の向こうにわずかに見える背のライン、そうしたところにも魅力があると感じさせて、ええ、言葉よりも多くを語りうる、そんなイラスト。素敵でしたよ。

2018年12月13日木曜日

週刊ファミ通 2018年12月20・27日合併号

 結局買いました、週刊ファミ通 2018年12月20・27日合併号。週刊ファミ通、買ったのはこれがはじめてじゃないかな。小学生の頃買ってたファミコン誌はファミコン通信じゃなくてファミコン必勝本だったんですよ。むしろ最大手のファミ通には抵抗感さえ持っていた。そんな私がついにファミ通を買うにいたったのは、そうですよ、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ですよ。その特集があるっていう、キャラごとの技紹介があるっていうので、どうしよっかなあ、迷ってたんですが、せっかくだからと買ってしまいました。

スマブラSP特集、168ページ! というかなりのボリュームで目を通すだけでも大変ではあるのですが、これでもゲームの解説、ひととおりさえできていないっていうから驚きですよね。アイテムの紹介は一部、アシストフィギュアやステージも全部解説するにはいたっていなくて、でもこれはもう仕方ないよなあ。そこまで要求するのなら、いわゆる攻略本を買いなよって話だと思います。というか、あるのかな? 出るのかな? 出たら買うかな? 買わないような気がするなあ。

キャラ紹介はキャラごとに見開きの2ページで、スマッシュ攻撃とBで出す必殺ワザ、それと最後の切りふだが紹介されていて、Bと切りふだはゲーム内のヘルプでも紹介されてるから、強みとしては一望できるということとスマッシュ攻撃の一覧かな。アピール一覧とかカラーバリエーションもちょっと嬉しいかもって感じなのですが、私にとってありがたかったのは、そのキャラの初出でしょう。どのゲームに登場したか、どういう歴史があるかが簡単にかいつまんで説明されていて、だって知らないキャラ多いんだもの。結構気にいってるキャラにデイジーってのがいるんだけど、マリオカートとかマリオテニスに出てるなっていうのは知ってたけど、どのゲームが初出なのかとか全然知らなかった。そういう、ゲーム史とまではいわないけれど、キャラの持ってる背景、広がりを垣間見られるのはありがたかったです。

『スマブラ』やってみて思ったのが、基本操作の多様さが想像以上ってやつでした。こうしたらダッシュとか、こうしたら防御とか、そこまではいいんですけど、そこからの派生みたいなのが結構多いんですよ。防御中にAで投げに入るっていうの、今日はじめて知ったんですが、それも違う回避動作のやりかた調べてた結果ですからね。

そのあたりまとめられてたら嬉しかったなあとか思うのですが、けどこれもきりがないんでしょうね。ほんと大変なソフトだということがよくよくわかりました。

2018年12月12日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年1月号

『まんがタイムきらら』2019年1月号、先日の続きです。

『海色マーチ』。一挙に2話掲載。前後編で水着他の買い物する情景描くんですが、面白かったですよ。沖縄の人は水着に慣れてないの? やたら恥ずかしがる姫。同じく否定的な珊瑚。ふたりの、水着なんて着たら死んでしまうという、その理由の違いが面白かった。そうかあ、珊瑚の理由はハブクラゲか。名前が、名前が怖いよねー。水着の試着、乗り気のあまねに、なんとなく嫌々な珊瑚など個性の違い面白い。恥ずかしがってた姫、海で泳いでみたら慣れてきちゃったっていう、その時の表情よかったですね。今回は珊瑚のためのエピソードだった。そんな風に思われて、あまねと姫が珊瑚のために服を選んでくれる。そしたら、それがもう可愛くて、ええ、ちょっとおしゃれに目覚めちゃう? あまねがしゃべるとドタバタになるけど、姫が軸になると穏やかになる。そのテンション違いで進行するやりとり、よかったです。

『佐藤さんはPJK』。扉のイラスト、元気でにぎやかでいいなあ。いきいきしてる。今回は教室の掃除をやりますよ。というんだけど、佐藤さん、やりすぎ。ゴンドラ使って外から窓拭いてるの、あれ? これって大掃除だっけ? DIYゴンドラっていうのもやりすぎだけど、黒板消しをはたく、あの粉の出方。これもPJKのテクニックなのか。ほんとおかしかった。あまりの煙たさに火事と疑われたり、うちのクラスが炎上って山本の言葉が先生の誤解を産んだり、いいですね、ぽんぽんぽんとテンポよく進行する、その勢いも気持ちいい。まさかのカーリングとか、信じられないくらい唐突に始まったかと思ったら、そのまま当たり前みたいなノリでもぐもぐタイムまで展開する。すごいよ、ほんとすごい。キャラクターが立ってるのもいいのかもなあ。で、ひとりひとりが自分の役割見事に発揮して、最後まで見事に疾走する。で、最後に先生が落ち着いた雰囲気かもして締めるという、この流れ。大変よかった。見事、楽しい、とてもよいです。

『下を向いて歩こう』。前回は浜辺、今回は学校。海で出会ったシエル、同じ学校ということで、教室でも硝子にぐいぐい迫ってくる。この硝子にも友達はいて、眼鏡の九度山さざれ。不穏な言動で硝子を追い詰める罪な女。今回はこのさざれの紹介盛り込みながら、先日のシエルの戦利品、ウランガラスについての話が出たり、そしてビーチコーミングへの興味が広がったりと、2話目にして着実、堅実な運びであったと思います。今回は海へはいかずに終わったところ、仕切り直して次への期待高める、そんな具合に待たさてくれますね。

『うらら迷路帖』。紺の母、時江が千矢の母、矢見との思い出を語り出したのですよ。赤い眼ですべてを見通す、そんな若き日の矢見との出会いの情景から、その特異性は際立っていて、ああ、最初のその時から時江の次の行動を見抜いていた。そんなミステリアス。ともに一番占を目指しながらも、時江には矢見の見ているものが見えない。その苦悩めいた屈折が見える様子は切なさ感じさせるもので、近くあって、けれど本当にそのとなりに寄り添うことはできなかった。ああ、時江のその思い。寂しさも切なさもすべて折り込んで、けれど大切な友情であったこと、よくわかるエピソードでもあったのですね。それだけに、その記憶を封じられてしまっていたことがまた悲しくて、それだけに最後の最後に辿り着いたところ、九郎の記憶。ああ、これは問題の核心にまた深く近付こうというもので、そして同時に千矢の謎にも迫ろうというもの。この怒涛のラッシュ。実にすさまじきものであります。

2018年12月11日火曜日

疲れてるので今日は休みです

疲れてるので今日は休みです。

2018年12月10日月曜日

『まんがタイム』2019年1月号

『まんがタイム』2019年1月号、一昨日の続きです。

『茨城ってどこにあるんですか?』。もう本当に面白い。タウン誌編集部の皆で食事会をするんですが、そのメインの題目、都道府県魅力度ランキング連続最下位のお祝いなの!? 度肝抜かれる鈴子の表情、2ページ連続で見せてくれるその驚き顔、見事でした。最高だったと思います。けど、この自虐的ともいえるお祝いね、趣旨を理解した鈴子が来年もっていった時のあの落差。ああ、なんかわかる。自分たちが悪くいうのはよくても、外から悪くいわれるのはキツいんだ。しかし茨城、大洗があんだけ話題になってもそうなのか。途中から参加してきた多恵、この地元を出たいっていってる子の地元愛がほんとおかしい。そんな多恵を静かに見守る森戸が被弾するのもおかしくて、ほんとにぎやかで楽しい漫画です。そしてラストに牛久大仏! おお、見事なダイナミズム。こいつはいいですね。

『見上げればいつも妹が。』。お隣さん、いいですね。童顔メイクだっていってますけど、ノーメイク・ノーライフとかいってますけど、実際メイク落とすとどんなになるんだろう。骨格やらパーツの配置やらは変わらないんだから、そうそう違いやしないよね、とか思っちゃう私はきっといろいろ認識が甘いんでしょうね。そんなお隣さん、本城さんと遥のデート、面白かった。本城さんはツブテの若さの秘密を知りたっかったわけだけど、結果的に遥とツブテの仲のよさ、いい兄であるということ、確認させられる、そんな展開。対しツブテの秘密。遥がいないと、ネットで兄ぶったり、オンラインゲームでおっさんぶったりしてるのか。これ面白いな。そうか、これがツブテの理想形か。遥、老けてるといわれるとショックなところ、うん、これもよかった。ほんと、落ち着いて、穏やかで、けれどそれで面白い。いい漫画ですよ。

『良倉先生の承認欲求』。めちゃくちゃ面白いです。アカバレ、身バレした良倉先生、もうなにも隠す気なくなってますよね。星畑を呼び出しては、SNSに投稿されたよさそうなカフェの聞き取りとかね。いいねもらうのに必死な先生の言動。ちょっと星畑が得意気だったりするのも可愛くていいです。ネットではOL設定でやってる先生。友達がOLと思って話すこと、それが全部星畑の想像では先生に置き換えられて、めちゃくちゃ面白い。このネットのキャラとリアルとの乖離、うまいこと見せてくれますね。先生の良識というか保身というかも光っていました。まさか女生徒と一緒にカフェにいくとか無理っていうのがね、うん、わかるわ。最初、驕りがイヤと思ったら星畑のそしり、あれも光ってましたわ。最高だと思う。でもって星畑、まさかの涙。あれは笑う。ほんと、これ、面白いです。G3井田、いい作家だわ。

『誰にも言えない丸ノ内さん』。扉絵、可愛いな。こちらもネットとリアルでの乖離ネタだ。学年トップで生徒会役員。けれどネットではフォロワー7万のコスプレイヤー。同じく生徒会の相澤かなでと、まるで真面目な話と見せかけて、SNSのバズりで盛り上がってたり、次のコスプレの相談したり、ええ、かなでの方が過激なのか。というか、かなでがしのぶの衣装作ってくるのか。かなで、男子なんですね。でも今風というのか、女装コスもこなします。新作コスの難度にしりごみするしのぶに、胸は盛れるし顔もレタッチできるって、この発言、いいですね。しのぶの、励ますようにディスられたって感想、これもいかしました。さて、生徒会室での試着ですよ。誰かがきたらどうする、その心配が実際のものになるのはともかく、先生、コスプレのアニメキャラ、知ってるどころか大ファンなのか。これ、戻ってきた先生たちにさらに見られそうっていう終わりになってるの、単発の読み切りならいいけど、もし継続するとなったら身バレはまずいんじゃ? いやリセットかな。ちょっと続いたらいいなって思ったんですよ。

2018年12月9日日曜日

『まんがタイムきらら』2019年1月号

 『まんがタイムきらら』2019年1月号、発売されています。ああ、ついにというか、この時がきてしまいましたね。まさかこんな日がくるなんて。いや、いずれはくることはわかっていた、けれどまだまだ先のことだと思っていた。表紙は『三者三葉』。葉子様、双葉、照の三人が一緒にジャンプ。いわゆるきららジャンプ的なイラストで、この溌剌として、さわやかで、その目はずっと遠くを見て、進んでいく先のこと、あるいは未来を見ているようで、けれど『三者三葉』は今号で最終回です。

これまで何度か書いてきましたが、私がきららを講読することになったきっかけ、それは『三者三葉』だったのです。コレクションという作家名を冠した再録本に、ゲストという扱いでいいのかな、『三者三葉』が第1回から収録されていて、それ見て、なんかこれ面白そう。ほら、あの双葉がリハウスっていって転校してくる、今から思えば若干スベりぎみの第1回。でも、そこからのやりとりがすごく面白かったんですね。ちょっと辛辣だったり、ちょっとあけすけだったり、でもそうした態度に彼女らのリアリティが見えたように思えたのですね。

最終回、冒頭こそはやってくれましたけど、その後はまさしくこれまでの延長、というか、本当にこれまでどおり。新学期のクラス替えの情景。誰と別れた、誰と一緒になった。そういったことで一喜一憂するその様子。本当にいつもどおり、これまでどおりで、この後、彼女らの3年生としての一年間が当たり前みたいに描かれそう。なんて思うんだけど、それはもうかないません。ただ、これね、三葉の三人、ついに一緒のクラスになったんだ! あの中庭でのお昼。感慨深い。ああ、この子ら三人のこの仲のよさ。ちょっと辛辣で、ちょっとあけすけで、でもすごく親しく見える。これからの、語られない未来のこと。見ることはかなわないけれど、きっと楽しい、そんな日々になるんだろうって思わせてくれる最終回。美しかったと思います。

『レイナ・サプライズ』、ゲストです。サーカスといえば動物を使ったショーがつきものですが、この星空のサーカスには動物がいない。世話や移動など大変なことが多すぎて、この小さなサーカス団ではまかなえない。でも、チラシにはライオン描いちゃうのね。本当は動物も使いたいって気持ちのあらわれかな? このサーカスに、団員ではないようだけど、けも耳、しっぽのある子、レイナという子がいて、この子がサーカスの団員皆からその出しものを見せてもらって、しあわせなサプライズを提供したいっていう皆の夢にこの子も加わることになっていく。そうした変化の描かれそうな漫画ですよ。

『チアフル・スプリンクル!』、ゲストです。放送部がない学校で、けれど放送室からは息も絶え絶えな声が聞こえてきて……。幽霊? 呼吸困難? いえ、内気な子が発声の練習していただけなんですね。たくさんの人の前だと緊張してうまくしゃべれない。そんな子が、放送部を再興したいという子に見出されて、一緒に頑張っていこうっていう話になりそうですよ。ミキサールームには、過ごしやすいからと昼寝室に使ってる子なんかがいて、いや、ミキサー使えたりもするのか。と、これで人材が揃って、あとはいかに始動するのかってことになっていきそうですね。

『幼馴染の性別が変わった件について。』、ゲストです。朝目覚めると性別が逆転してしまっている。そんな病気がはやっているというんですが、いやあ、先入観ってやつでしょうか、女の子になるんだな! と思ったら、逆か! これびっくりした。そうか、女の子が男の子になっちゃうのか。もともとが凛々しい系の女の子。それが男の子になったら、女心がわかってるからなのかね、女子の気持ちをころりころりと弄ぶ、そんなセリフを駆使するかと思えば、逆に男子には弱気なところを見せてその心掴んじゃうとか。なかなかの策士であります。男子になったら、一番に仲のよかった女の子がちょっと距離を置くようになってしまいました。戸惑ってるのかな? そう思ったら、男が苦手で触られると体液が全部出ちゃうって! この関係、改善するのかどうなのか、そこに面白みを見出そう、そんな漫画であるようです。

2018年12月8日土曜日

『まんがタイム』2019年1月号

 『まんがタイム』2019年1月号、発売されています。表紙は『おとぼけ部長代理』がメイン。もうすっかりお正月の様相。これは袈裟かな? 新年の一文字って趣向でしょうか。笑の一文字、書き初めをなさった、そんな様子です。『花丸町の花むすび』花子は袴姿で大きな筆。『レーカン!』天海さんも同様ですね。ダイナミックに大きな書き初めにチャレンジでありますね。

『ハニトラなんか怖くない!』。こりゃ一段落ってやつですかい!? 山田さんの攻勢にたじたじの綾小路。同僚の誉め言葉にまさかのハニトラを疑うという、これ見事、名シーンでした。しかし、名シーンといいましょうか、山田さんのこと魅力的に描くこと、徹底していて見事ですよね。綾小路を気遣い、いろいろと世話してくれている、それもそうなら、ビジュアルですよ、あのエレベーターの一コマなんかも素晴しい。一緒に鍋を囲むシーンでの、ちょっと照れた様子なんかも素晴しいものありますよね。それだけに綾小路の心配がおかしさも際立つというか、いや、山田さん、作為というかいろいろすごいものなあ。今回、綾小路の仕事に一区切りついたというので、もうハニトラの心配はない、そうした安心が事態を少し動かしましたね。ふたりで食事にいったその先で、山田さんも好みだけどって! いやあ、そこでいつもの同僚が介入して話はそれっきりになっちゃうんですけどね。もしかしたら私も誤解していたのかも知れません。下の階の立花さんみたくなにか目的があるのでは? そんな風に思ったりしてましたけど、いやもうただ単に綾小路に思いを寄せてるだけなんじゃ!? とか思いながらも、なにもが疑わしい。そうそう、綾小路の疑いもまだまだ継続ですよ。よい傾向です。

『瀬戸際女優!白石さん』。こちらも事態が一歩前進!? 体調崩した白石さんですよ。心配した真島監督が見舞いにきてくれて、さらには病院まで付き添うっていうんだけど、もしスクープされたらまずいという白石に、俺はかまわないって、さらには付き合ってもいいとその気持ちを明確にしちゃいましたね。これ、ここで描かれてる一連のことは、現実のことと受け取っていいんですよね? 翌朝白石が思ったように、熱に浮かされて見た夢ってわけじゃないんですよね? わからないながらも、確かなのは白石、この時のこと、夢って思っちゃったってことですよね。はたしてここまで状況が確定しながら、白石は以前からの関係に甘んじるのか。そんな白石のこと、真島監督はどう思うのか。こいつは見物でありますね。

『となりのレトロガール』。最終回でした。現に告白されてショックを受けた椎子。一旦はこの話を断って、さらには現のことを避けるにいたるんですが、そんな彼女のかつての時代、86年に残した心残りとか、そしてさらには椎子がこの時代に残ると決意させたものとか、ほんと、おかしかった。けれど、こういうところってあるよなみたいにも感じさせられて、最終回までの展開が気になるから今は死ねない! みたいなね、それが椎子にもあったってことなんだろうなあ。そして進歩したトイレに触れて、もう過去には戻れない……、っていうのも、なんかわかるかも。ええ、そんなことで!? みたいにいわれそうなきっかけだけど、案外人ってそんなもんかもって感じさせるのがよかった。ええ、いい最終回だったと思います。

『ウレ漫とガケ漫』。仕事場、神木宅に向かう白井の心境、自分の仕事に対する不安感いっぱいの様子から、クリスマスに浮かれまくった女子高生ふたりのお出迎えという、ビジュアル的にも実に対照的なこの落差! のっけからやられましたよ。ふたりとも可愛いし。しかしこれのなにがおかしいって、格好こそはクリスマスだけど仕事は普通にやりますよって。しかも黙々と真面目そのものの態度が面白い。神木の担当編集者、瀬戸の浮かれっぷりもすごかった。女子高生を超えている。で、この浮かれた様子とカラー原稿だけでももらって帰るって座り込むその気迫ね。あの原稿要求する、どーん! のコマとか、ものすごかった。それを受けての呆れたり怯えたりの様子がまた面白かったんですね。今回、白井がかつて神木と出会っていたこと判明するの、ちょっとよかったですよね。神木からは、あの時のサンタさん! そして白井の思い出に残る、幼ない頃の神木。素直な愛らしさありますよね。面白かった。それとちょっとなんか微笑ましかった。こういう話、好きですよ。

2018年12月7日金曜日

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』、ついに発売されましたね。私はダウンロード版を買ったのですが、もしかしたら数時間前倒しで遊べるのではないかと日の変わる前から待機して、頃合い見ては遊べるか試しては、まだかーとがっかりしてを繰り返していました。結局日付が変わるまで待つことになったのですが、遊べるようになってからは、操作もよくわからないままにCPU戦開始して、あれ? なんだこれ? 思ったよりも難しいな。予想していた以上の厳しさに直面、四苦八苦しながらもなんとか勝てるようになってきて、こうなると楽しいものですね。ついつい夜更ししてしまいました。

しかしまいりましたよ。スマブラが楽しいのはいいとして、こいつで頭がいっぱいになってしまって今日が『まんがタイム』の発売日ってこと、すっかり忘れてしまっていました。いやあ、朝には覚えていたんですけどね。夕方にはすっぱり頭から抜けてしまっていて、あ、もう書店閉ってる、そんなタイミングで思い出した。いけないいけない、いろいろがおろそかになる。それくらいに熱中させてくれるゲーム、危険であります。

しかし、このゲーム、先がまるで見えないのが怖ろしい。ファイターは全部で74キャラ。デフォルトは8キャラなので、66キャラをアンロックしてやらないといけないんですが、まだ半分も開放できていません。開放の条件ですが、これランダムなのかな? 最初、たとえばマリオで勝ちあがり乱闘をクリアしたらクッパとかピーチ姫とかがアンロックされるのかな? みたいに思ってたんですが、そうじゃないっぽい。しばらく遊んでたら乱入が発生する。その乱入者を撃退したら使えるようになります、っていうんですが、これだんだん相手のレベルあがってる? 最初のうちは勝ててたんだけど、だんだん難しくなってきてるような気がして、キャラ性能なのかキャラ相性なのかはわかりませんが、キングクルール、何度も挑戦しましたよ。灯火の星で鍛えられてなかった、きっとまだ開放できてなかったろうと思われます。

使ってるキャラクターはマリオ、ゼルダをそれぞれちょっとずつ。インクリングもちょっとだけ。そして灯火の星でカービィを使って、それなりに慣れてきているところなのですが、いやもう実に難しい。キャラごとに違う技、異なる操作性。カービィは軽くて飛ばされやすいから重いキャラで、とか思っても、そうそう簡単には対応できるもんじゃありません。でもって基本操作もなかなか。対戦動画とか見てるとね、みんなほいほい崖下から復帰してくるじゃないですか。だから、あれ半分オートみたいなもんかと思ってたの。でもやってみてびっくり。全然違う。ジャンプできるタイミング。上Bの出せるタイミング。思ってたよりもシビアで、あ、落ちると思ってジャンプしても、ジャンプ使いきってたら落ちるだけだし、上B使っても届かないし、カービィだと切り上げて後すごい勢いで降下するから場外まっしぐら。きついわー。でも、随分慣れてきましたよ。万全とはいかないけれど、なんとかCPU相手には戦えそう、とはいってもデフォルトの強さ3ですか? それくらいでいっぱいいっぱいですね。

灯火の星は今のところカービィしばりです。カービィはいいですね。復帰が楽。すごく楽。空中からの下Bで岩になって落ちてくるやつ、あれが便利。あと上Bが強い。でも手足が短かいから、敵の懐に飛び込むのが難しいよねえ。などといいながら、ぼちぼちエリアを開放していっているところ、なんですが、これ、どれくらいあるの? まだ半分もいけてなさそうなんだけど、ほんと、どんだけ広いんだろう。

課題はわりと簡単なんだけど、といおうと思ったら、たまに尋常でなく難しいのがあって困る。スピリッツをセットしてセットパワーを上げてとかやるんだけど、自分よりはるかにパワーが高いやつがいて、もう必死で戦ってる。何度もコンティニューして、なんとなく攻略の道筋見つけて、強引でもなんでもいいからやっつけて、みたいにしてたんですが、1万超えるのに遭遇した時は、さすがに避けましたわ。無理。あれは無理。どんだけ強いねん。攻撃しても攻撃してもダメージが入らない。いつか強くなったら戻ってこよう、今はそれで精一杯でしたね。

灯火の星は、敵の出るポイント、クリアしたらなくなっちゃうんだけど、ということは全部クリアしたらもう戦えなくなっちゃうってことでいいのかな? それだとポイント溜まらないから、店売りのスピリッツ、揃えようと思ったら何度もプレイしないといけないのかな。でも、あんまり何周もするようなモードじゃないよなあ。などなど、様子がわからず戸惑うところもちらほらあります。

メインのファイター、実はこれが目当てというのがいないので、今のところ誰を選ぶことになるのか、まったくわかりません。これからいろいろ試していって、これがいいあれがいいと決めていくことになるんでしょうが、最終的に80近くなるキャラクター、全部試すの!? いやもう、それだけで骨が折れますよね。ええ、本当に先の見通しが立ちません。ものすごいボリュームですよね、これ。

2018年12月6日木曜日

『まんがタウン』2019年1月号

『まんがタウン』2019年1月号、昨日の続きです。

『妹がかわいくて恋愛どころじゃありません!』。睦月が調べてるデートスポット情報。職場で調べるのはやめた方が……、って、確かになあ。この人、自分のじゃなくて妹のために調べてるっていうんですが、恋愛にうとい睦月にはどこがいいかとかピンとこず、同僚の宮本くんと話してみれば、この人、恋愛強者なの? やり手の気配ただよわせます。いや、これで普通くらいなの? 睦月の考えるデートの必要性、これいいですね。前提となる恋愛観みたいなのが全然違うんですね。妹、卯月とも違う。宮本とも違う。こういう温度差、これが付き合った相手との差となると恋愛継続をはばむ要因にもなりますよね。妹、卯月は高校生らしいほのぼの恋愛やってるみたいです。サイネリア、安価なレストランでピザを分け合って食べました。それだけで嬉しいっていうのね、こういうのが青春なのかい? お姉ちゃんもちょっと安心できたっぽい感じですよね。

『あいたま』は、あいちゃん出てこなかった! 蓮のプライベートショットですよ。人気のグラビアアイドルだけど、家ではそんな感じはさせない。ざっくばらんとして、ちょっと乱暴? 弟のコーヒー牛乳、うばっちゃう系姉。うん、姉だ。これこそが姉ってやつか! 弟との対立? いや、そこまではいかんね。ちょっとした小競り合い。コミュニケーションみたいなもんだけど、その様子見てるとこの姉弟は仲がいいってことがよくわかる。そして弟、倫ははみちゃんのこと好きなのか。はみちゃんのおっとりして、けれどしっかりと言葉でもって伝えてくれる、その雰囲気からなにから好きっぽいな。はみちゃんみたいな姉がよかったとは絶対にいわない。その理由が結婚できないからって、いやまたこの子ったらおませさん。でも、それがいい感じ。姉とは違う距離感。好きとは違う姉との距離感。ふたつの距離感描かれて、それがまた魅力的でした。

2018年12月5日水曜日

『まんがタウン』2019年1月号

 『まんがタウン』2019年1月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』。冬のよそおいですね。石畳の街角。ふたり、降りはじめた雪に空を見上げている、そんな情景。そっと始の腕にそえられたいろはさんの手、これが効いていますよね。この他には『丸先生の○○がかわいい。』の新連載告知カット、『新クレヨンしんちゃん』、『レトロゲーとかマジウケる!』のカットがございます。

『丸先生の○○がかわいい。』、新連載です。小学校の先生、丸先生が主人公。テストの採点してる姿、なんだか楽しそうで、生徒のよさを見出そう、そうした様子が見えるのとてもよく、けどマイペース? 時間内に仕事終わらなくてすごい残業になっちゃった。生徒に点数つけるように、自分にも点数をつけようっていうのがこの先生のテーマなんですね。一所懸命やってるの見えるから生徒からも人気で、自分にからい点数をつけるの駄目だよって、こうやってコミュニケーションとれてるのも好ましい。この先生の頑張りと自己採点。見ていてなんだか応援したくなる、そんなキャラクターがこの設定を活かして魅力的にしていますね。

『新婚のいろはさん』。今日はついにちょっと寒い。そういって布団から出られないふたり。ほんと、おかしい夫婦です。寒さ対策に暖房器具を導入とかいいながら、その実ふたりともにそれほど切実でないというその理由、もうね、似た者夫婦で、もうほんと、その後も全編いちゃいちゃで、すごい威力でした。早倉さんがおかしかった。顔隠してもバレバレ。早倉さんに床暖房があるって教えてもらったわけですけど、床暖の説明してるくだりの四コマ話の時と全然違うぞっていうのがおかしくって、そうかあ、早倉さんはオタクの病をわずらっておるからなあ。他にも、まだつけてませんよなどなど、面白い小ネタたくさんあって、そしてやっぱりラストにいちゃいちゃ。おそろしい威力でした。

『小春さん、ずれてない?』。これまた面白い展開になってきましたね。小春に彼氏ができないことには、冬樹は千晶とつきあえない。それで小春を売り込みまくるんだけど、それで悪い噂がたつとかね、めちゃくちゃ面白い。小春と小西の接触も、ああこれで決着する!? と思ったら、ああ、小西くん、この人、いいですね。とりあえずつきあうみたいなのは嫌なんだね。こういう落ち着いて待ってくれるところ、すごくいい。とは思うんだけど、それで小春が女なら誰でもいいみたいなのにひっかかっちゃったらどうするの!? ハラハラの展開ですね。穏当な四コマで本当によかった。小春に彼氏を作る、そのくわだてに千晶が参加することになったというのも面白くって、この展開はまるで読めなかったな。さらなるカオスといえばいいのか、これは面白そう。しかも千晶、小春と微妙に話があいそうなの、なにやら波乱の予感です。

『みんな猫に恋してる』。休みの日、猫カフェにいった鹿目の話。まさかそこで相席することになったのがスナック迷子の彩月ママ。いやあ、びっくりしました。彩月ママって結構若いの? 40オーバーくらいとかかと思ってたけど、休日verを見る感じ、鹿目とさして変わらない、いやもっと若くさえ見えますね。服装の違いも大きいし、また髪形はじめ表情も。いや、表情はそんなに違わないのかな? ともあれ、人慣れしてるはずの猫カフェで、やっぱり猫に嫌われるふたり。傷心の様子、本当におかしくて、彩月ママのひーんとかね、見どころいっぱいでした。ベテラン猫の長老がサービスしてくれたんだけど、なかなかに猫を信じられない様子、しかもこの特訓で得た自信が一瞬で砕け散るところなんかも、まさにいつもどおりだったんですけど、それが面白かった。いつか、ふたり、むくわれてほしいですよね。

2018年12月4日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年1月号

『まんがタイムオリジナル』2019年1月号、先日の続きです。

『コスプレ先生の絵画教室』。最終回ですよ。ななみの両親が帰ってくるので、これまでみたいにルームシェアできなくなってしまったまなちゃん。それで引越し先探してるんだけど、思わしい部屋見つからなくて、っていうのね、なんと、簡単解決じゃないですか。ななみさんが見つけてきてくれた。これ、追い出されるんじゃないかって勘違いしてるけど、そうか、ふたりで一緒に出るんですね。これ、ななみさん、説明不足だわ! でも、なんかいつもどおりのようにも思えますね。ふたりの新居、天井の高いワンルームっていうの、あのサイズ! この思いもしないスケール、おかしくって、そしてワンルームならではなのか? 逃げ場がないからスケッチのモデルにされ放題っていうの、ほんと、このへんもこれまでどおりって感じ。ああ、まだふたりは仲良く暮らしてくんだろうなって、そう思わせてくれるところがよかった。でもって、これからは先生だけでなくモデルもやるんですね。相変わらず巻き込まれてるまながいいですよね。

『大奥より愛をこめて』。上様、女好きの面目躍如!? と思ったら、まさかのパラシュート降下。こういう時代性をまるで無視した展開、おかしくって好きですよ。将軍、第11代家斉、その趣味の広さ、これ、当時の教養だったりするのだろうなあ。女遊びの云々っていうのも、世継を残さないといけない将軍にとっては嫌でもやらないといけない必須事項ですよね。これをわかっているからこそ、その妻、寧の苦悩も深まるのだろうなあ。その寧のなにかと後ろ向きなわけ、背景が描かれて、なるほどですね。そして上様、まさかの蒔乃をご指定! 断ろうとするも、それもかなわず、あの覚悟を決めた様子、かっこいい! しかし、これ、上様に御目通りかなうということでもありますよね。寧の問題、解決に導くきっかけになるのではないか。ブレイクスルーを感じさせます。

2018年12月3日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号、先日の続きです。

『RPG不動産』。今回は皆で海にいきました。そのあたりにお爺さんからもらった家があるんだって琴音がいうんだけど、どこを見回しても見当たらない。騙されてるんじゃないか? 厄介な問題抱えている物件なのではないか。ともあれ、見つからないではしかたないので、砂浜に間取りだけ描いて皆で家族ごっこ。こうした交流、面白かった。そして問題の物件ですよ。ファーの助けたカニの亜人が教えてくれた。海の中の街。最後の水中呼吸のポーションと、悲しい別れ、お葬式の情景。ああ、物語がありますね。物語を取り巻く世界があって、その世界に生きる人たちの思い、感情が生き生きとしている。直接には描かれなかったそのお爺さんの気持ちなんていうのも伝わってくるように感じられて、大変によかったです。またあの海に潜っていく皆の見た街の情景、あれも見事でした。

『恋する小惑星』。今回は受験組のこと、重み持って描かれましたね。もう推薦入試の結果が出始める時期。桜が早々に合格を決めてきて、ああ、よかった。やったじゃないですか。だとしたら同じ学校を同じように受けたモンロー先輩のところにも結果が届いてるんじゃないか。そこからの展開ですよ。ああ、モンロー先輩は駄目だったのか。モンロー先輩からのメールがないことを心配するみらたち。そしていつになく様子のおかしいモンロー先輩。それで察して涙流してる後輩たちとかね、見ていてつらいものありました。とはいえ、まだまだ一般入試があるじゃない。そしてこのできごとが、受験生のみならず、皆に自分たちの今やるべきことを振り返らせる、そんなきっかけになったんですね。ええ、先輩たちからイノにバトンが手渡されたように思われて、この一念発起、ぐっと盛り上がる気概感じさせて、読んでる私も熱くなるもの感じました。

『ネコじまにゃんだフル』。海にいきました。水泳の授業やりたいんだけどプールがないから海で、っていうんだけど、先生、これ、水泳の云々って口実で遊びたかっただけだよね……? クロがやたら憂鬱だったり、でもって水泳の特訓の様子も壮絶だったりで、ほんと面白い。ねねこの頭にしがみついたり、抱えられたまま空中で猫かきとか、ほんと、面白いっていったらクロには気の毒なんですけどね。海での遊び、ひととおり楽しんだ風。けど、ちょっとずつハズれていったりするのがいい感じ。この子たちの個性の発露ですよね。シロの泳ぎの練習、ねねこさん、セクハラまがいですよ! けど、泳げたことで達成感。またチワに届いた海のお土産、ひとりそれを楽しんでる様子とかもね、いやもう悪くなかったですよ。チワの気持ちを尊重してくれたっていうの、ほんと光っていましたよね。

2018年12月2日日曜日

『まんがホーム』2019年1月号

『まんがホーム』2019年1月号、昨日の続きです。

『天国のススメ!』。太一、めちゃくちゃ有名なんだなあ。隣町のお姉さんが霊感少年太一に会いにきちゃいましたよ。ただ問題があって、もう死んでる……。死んでしまったこのお嬢さん、ずっと厳しかった父をギャフンといわせてから逝きたい。ああ、これはきっと誤解なんだろうな。娘の死を受けて悲しむ父の姿に、娘、その思いを知るというやつなんだろうな、と思ったら、なんか様子がおかしい。車にひかれたわけではないのんか! ああ、これは、これはもしかしたら、そう思っていたら、期待してたら、ええ、そのもしかしたらでしたね。この子は、父の自分に向ける情愛、それをずっと知りたかったんだな。そしてそれは叶って、ええ、いい話でしたよ。そしてもともとの太一に会いたかった理由、母と会いたいという願いも叶って、ええ、ほんとよかった。あの、ぶぁーって出てくるところとかも最高でしたよね。

『おんなのおしろ』。七海の友人、宇野真千香について描かれますよ。七海がつきあってる男の姉。そうか、七海はつきあうのやめときなっていわれてたんだ。そんな真千香の複雑な家庭事情? 奔放な? 勝手な? 父と、どこか冷めている母。ちょっとした会話も刺々しさが目立って、これは息の詰まりそうな家だな。真千香も母からキツいコだとかいわれちゃってね、ええ、気が落ち着かなそう。真千香のある種達観したような感じは、こうしたふしあわせを抱えてきた、その生い立ちに由来するんだろうな。でもって、七海、この人もちょっと変わりものですけど、その変わりものとの友情、それが癒しともなってるんだろうな。家での真千香と七海と一緒にいる時の真千香。表情から違いますもんね。ええ、七海の前ではいい表情してると思います。

『うちの秘書さま』。はじめの成績がふるわないからと、執事の高倉がやってきました。手始めに七瀬の普段着をラフな格好といって矯正しちゃう。ひっつめ髪のきっちりスーツで、はじめ曰く就活女子みたい。それでも新鮮と嬉しいんですね、はじめ様。執事、七瀬よりも厳しそうですよ。赤点ナシで安心してるはじめに、こんなんじゃだめだとお説教。一気に七瀬が高倉側に鞍替えしたの、見事でした。今回、高倉の発言で、はじめの父も祖父も、今のはじめ同様にちょっと不真面目だったりしたんだってのが見えましたね。憎まれ口きかれたりしてたんだ。なるほどなあ。だとしたら、はじめもいずれはしっかりするのかも知れない、なんて思えてきたから不思議です。いや、しないかも知れませんけどさ、でも父の会社、安泰とはいえなくとも、なんとかなっていきそうですよね。

『歌詠みもみじ』。めちゃくちゃ面白い。宇賀神がもみじたちを招集。なにかと思ったら、動画サイトで配信してる女の子、それがどうも委員長らしいというんですな。もう、のっけから面白い。動画のこと聞かれて無言で去ろうとする委員長とか、どう見てもバレバレなのにオタバレしてないつもりだった委員長だとか、もう最高だったと思う。この後の宇賀神のチャレンジも酷い。動画配信やってみようはいいとして、すぐさま人に頼ってるし。あゆはのピアノを配信するとか、自分で、自分でやれ! あゆはの冷静な指摘もまたいい味出していました。委員長が紹介してくれたすごい配信者。それがアメリだとかね、しかもすごくあざとい! こうやったら人気出るってわかって、あえてカタコト日本語でオニーチャンなんだ! チョロい! 視聴者ども、チョロいよ! でも、わかるー。めっちゃわかるー。今回、クラスの皆、いっぱい出てきて、にぎやかなのもよかったなあ。そしてちっち起用して成功したと思わせて、すぐさま配信終了した理由。これも面白かった。最高のノリがありました。

2018年12月1日土曜日

『まんがホーム』2019年1月号

 『まんがホーム』2019年1月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、クリスマスがテーマですね。室内で暖かくしているらいか、スノードームを手に窓辺にたたずんでいるんですね。この他に『スナックあけみでしかられて』、『河原課長とギャル部下ちゃん』のカットがあって、ふたりともにサンタ衣装。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻もサンタ衣装でクリスマスリースにおさまっています。

『ちっちゃい先輩が可愛すぎる。』。今回は先入観の話ですね。高瀬の、漢字を間違えて覚えていたという話からはじまって、皆が経験した思い込みからくる間違い、それが披露されるの、面白かったです。バニラエッセンスは直になめると苦いとかね、でもって見るからに冷やかしのお客様に、そう思いながらもちゃんと接客したらばっちり成約したりとか。見た目で決めつけて判断してはいけないっていうチーフの戒め。この話の落ちがいいですよ。あの冷たい目をした駒井先輩。ああ、いい表情です。いつもニコニコだけど、こういう表情もいいですね。椎名の思い込み、これも面白かった。お前、自分がモテると思ってるんだろうけど、それ大間違いだから! チーフ、これをツッコみたくってしかたなかったんだろうなあ。もうほんと面白かったです。今回はこういう小エピソードでつなぎながら、最後に課長のハンカチに着地させたところ。素直にうまいと思わされる、いい展開でした。

『ふみのさんちの大黒柱』。面白いことになってきました。文野さんちにあの人がやってきます。あいさつにやってきます。娘、かづえの友達になってくれてありがとう、それでぜひみいさんに会いたいと、ということなんですが、ええと、かづえの父ちゃん、小説家の十条時房。この人、おとうちゃんの小説のファンだったよね。もう、これだけで面白くなる予感しかしない。今回はまだ前哨戦、メインはかづえのこと、それから十条時房訪問について、皆でいろいろ話している、そのやりとりであったのですが、それだけで面白かったものなあ。そして十条氏来訪。ほら! もう、ものすごいインパクト! すごい。もうめちゃくちゃ面白い。ここで次回に続く。うわあ、ほんと、もう、続きが楽しみでならんよね。それはそうと、十条かづえ、この子、めちゃくちゃ可愛いです。

『孔明のヨメ。』。ああ、いよいよ状況は違っていきますよ。門下生を曹操に押さえられないよう、水鏡先生が塾を閉じて旅立ちました。士元も襄陽を離れるという。これまで一緒にいた人達、近しくあった人達がどんどん離れていく。当たり前みたいだった暮らしも変わっていく。私自身、彼らの暮らしがいやおうなく変わっていくことに寂しさや悲しさ、覚えていたわけですけれど、ああ、月英も同じだったんだな。あの、ずっと思っていたことを一気に言葉にしてまくしたてるところ、ほんと、共感せずにはおられなかった。また月英の発想、それが孔明のものとは随分と違っているのもいい。怒りにとらわれ暗い感情に落ち込みそうになる孔明と、つらくとも悲しくとも強く気持ちを保ち、なにがおこっても大丈夫なよう覚悟決めていた月英と、ふたり、ともにあることで、それぞれに支え、引き上げているのだなあって思わせる関係、素敵であったと思います。程仲徳の手のものを退けたりと、他にも見どころあったけど、やっぱり最後のあれ、三顧の礼の最後の来訪。ああ、こういう解釈、こういう演出できたんだなって、むべなく断るのではなく会えなかった。なるほどなあって思ったんですね。

2018年11月30日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号、一昨日の続きです。

まちカドまぞく』。等身大依代を獲得したご先祖。しかし7日の期限を最大限に使おうとして、結果生き急ぎすぎて疲れてしまった。そんなご先祖を楽しませようとキャンプを企画したシャミ子。あぶねえ、杏里がいなければ露天で寝かされるところだった。小倉しおん、なにやらあやしげな動きしてますね。調べたかった「あそこ」ってどこなのか。魔族や魔法少女がいると近づけないところなのか。さらにキャンプ場ではシャミ子が川の主でいいのかね、蛟に魂を捕われて、ああ、大変だ! と思ったら、いや、なんかわりとフレンドリーでいいやつそうだぞ? これ、小倉の動きと蛟の件がリンクしたりするのかな。なにやら込み入って、けれど新しい動きありそうですね。

『mono』。春乃の部屋の怪奇現象。カメラに映った人影はなんなのか。霊に詳しい漫画家呼んだら、あらー、本当に霊なのか。しかも会話成立。トンネルから憑いてきたというその人、いや、霊か、悪いやつじゃないっぽいんだけど、障りはあるのか。それでトンネルに帰ってもらうというなんだけど、離れたり憑いたり、憑いたり離れたりのおかしさ。ほんと、ちょっといい話だなあってしみじみしてたのに台無しじゃん! でも、面白かった。これでこそ、この漫画らしいと思わされますよ。

『精霊さまの難儀な日常』。お菓子づくりを頑張るもどうしても失敗してしまうともり。そうか、3回目の撃沈か。それでサラに材料を買いにいってもらおうっていうんですね。牛乳と寒天。サラが、さむてんって読んでるのが面白いですね。でもってサラの出会った女性。川にはまってる。この人、なんらかの関わりを持ってそうだな。後々出会うことになりそうだな。そう思っていたらともりの従姉だったのか。この人、サラとわかれるときに、またねっていってるんですね。買い物のメモからともりがなにをしようとしてるかもしっかり把握してしまってるしね、なかなかに油断ならない人という認識でいいのかな? ほかにもいろいろ気づきながらも、わかってないフリしてる。そんな様子がうかがえて、いやはや危険ってことはないんだよね? とか思ってたら、ともりにダイエットしてることバラされたところ、あれ面白かったなあ。ともりの従姉、彩葉。この人も精霊と縁がある人なのか。しかも精霊はふたり? もしかしたらそのふたり、サラとルカの縁者だったりしそうな予感がしますよね。

『先パイがお呼びです!』。先輩との関係をからかってくる來海が面白いですね。こっそり撮った生徒会長の写真をくれたりね、それでマヨちゃん、モンモンとしてるの、ほんと、この子、可愛いなあ。先輩の写真もらってね、今日だけっていってスマホの壁紙にしてるのも可愛い。一緒に写真撮りたかったなって、その憧れが先輩に近しくありたいと、けれどなかなかそうはいえないっていうアンビバレンス生じさせて、モンモン、大変よいと思います。ベンチで休憩してたら先輩やってきて、時間確認した時にカベガミ見られちゃった!? そこからの先輩とのやり取りもほんとによくって、マヨと一緒に写真撮りたかったって先輩いってるよ? でも、そこでじゃあ今撮りましょうっていえないのがマヨなのかあ。ほんと、この子の気持ちの右往左往、すごくいい。こういうところも先輩に気に入られてるんだろうなあ。おっとりして、ちょっと変わってる先輩と、気持ちも感情も素直なマヨのやりとり、いろいろ、ほんと、見ていてほのぼの? ほっこり? すごく気にいっています。

2018年11月29日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年1月号

『まんがタイムオリジナル』2019年1月号、一昨日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?』。いよいよ冬到来。寒いの苦手だからって、もこもこになってる亜紀、可愛かったですよ。コートのフードに耳がついてるのもいいですよね。都会育ちの大河が語る田舎の寒さの理由、これもいい。遮るものがないから100%の風が襲ってくる。この説明が好評なのもいいですね。やせがまんする八重とか、案の定なんだけどすごくらしくてよかった。でも、寒さがやっぱりつらいかー、もこもこの亜紀に引き寄せられる。抱き締めて、大声であらぬこと叫ぶの最高でした。大河、みなのふたりが焦ってるところ、いい勢いありました。寒さとその対策、過剰すぎた亜紀の失敗。また温度差という言葉の広がり。これらも面白かったです。大河さん、元気やね。

『おしかけツインテール』。おかしい、おかしいわ。これ、クリスマスなのか。なんか札の上を怪しいオモチャが歩く。これ、ピーナッツ? 落花生なの? プレゼント交換の演出なんだけど、さすがやわ瑠璃、ズルをしてでも花梨にプレゼント渡したかった。いや、プレゼント交換は普通にして、あとで特別に手渡したらよかったんじゃないの? そういう正攻法じゃなく小細工に走ってしまうのがこの子のらしさかあ。プレゼントに見える皆の個性、面白く、そうか、瑠璃さん、海苔の佃煮大好きでいらしたか。そして瑠璃から花梨へのプレゼント。でかい箱がみっつ。俊郎の予感があたるところがいい。サイズぴったりの服がどんどん出てくる。ほんと、瑠璃、不器用な子。あの手紙ね、気持ちがほとばしったっていってますけど、一生懸命考えたすえのことだってわかる。気持ちのこもった手作りの髪留めがね、ええ、いい話でしたよ。最後の一本で描かれたこと、瑠璃の不安はきっと払拭されたんだろうなあ。描かれなかったその後が見えるようで、多くを語らずとも伝える、そのやり方、うまかったです。

『スズちゃんでしょ!』。祭さん、大丈夫なのか。クリスマスは残業確定。それを告げるあの表情。嬉しいわけないよね? いや、嬉しいの? なるほど、残業にヤケになった上司が特別メニュー用意してくれるのが楽しみなんだ。ささやかで、ちょっと可愛い。でも色恋沙汰とは縁がないんですね。クリスマスといえばプレゼント、スズちゃんにオモチャを強請る梨乃ちゃん。きびしい! すごくきびしい! スズちゃんと若旦那、出会ってちょっと一緒に歩く、その様子。梨乃ちゃんいるからね、ショーウィンドウに映る自分達の姿を見て、家族みたいって。スズちゃん、ちょっとその気になったりしてる? 若旦那にはまったく通じてないみたいだけど、この進むのか頑として進まないのか、どちらかわからない状況ね、やきもきさせるというか、不安にさせるというか、とにかく微妙ですねえ。梨乃ちゃんの家では、お母さんがふたりめ授かってたりね、ああ、こういう時になにか置いていかれている感覚、味わわされるんだよなあ。スズちゃんはどうだったんだろう。まわりはしっかり変化していってるのに、自分だけなにも変わらない、そんな感覚、時に寂寥感ともなって、いたたまれなくなるんですよね。

2018年11月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号、発売されました。表紙は『動物応援』いやさ『アニマエール!』でありますよ。中華風、というのでタイトルも漢字になりました。チャイナドレスモチーフのチア衣装着ましてね、こはねとひづめ、背中合わせに腕からませて、ふたりともにいい笑顔。全体に古めのポスターっぽく見せるよう工夫されてるんですが、ちょっと印象が違って、こういうのも面白いですね。

『おか研』、ゲストです。全体にゆるい漫画。あまり描き込まれていない、背景が白い、そういった嫌いはあるけど、でもこれがこの漫画の雰囲気を決定していたりもするから、びっちり描き込まれてる方がいいともいえないよなあ。基本的に会話で進行する漫画です。おかると研究部の3人娘が主人公ではあるんですが、あんまりオカルトっぽい話はしていない。ゆるい日常の会話。なんかほのぼのとして、それでちょっとズレている? 個性的? かと思ったら、すごく普通の話してたりなんかもして、でもこの温度感? ぬるめの感じ、結構好きでしたよ。しおりがね、お姉ちゃんと一緒にクッキー焼いて、部活にも持ってきてくれたっての、あの一連の描写がよかったです。なんかね、ちょっと言い訳するのね。小声でね。そして部の皆で一緒にクッキー食べて、最後のあの絵でしょう。ぐっときた。なんでもないんですよ。なんでもないことなんですよ。でも、最後のイラストでしめるところ、好きです。こういうのなんだか不思議と好きなんです。

『かぐらまいまい!』、ゲストです。カラーがきれいですね。高校の入学式、学校へと向かう途中、神社に寄っていこうという一宮こふくです。お参りしてたら、神楽の練習? している女の子と知り合いになりました。この子、花守美夜も今日から高校生。同じ学校、同じ学年というわけですね。登校の準備をする美夜を待つ間、神楽の鈴を手にして振ってみたら、きれいなお姉さんが登場、いろいろと導いてくれて……、というこの人、この神社にまつられてる神様みたいですね。この経験が、こふくの神楽への憧れをより一層に強くさせて、ああ、こうしてこの子は美夜とともに神楽に取り組むことになるんですね。美夜の悩む神社の経営問題に、こふくの神楽への憧れ。後編でどういう展開を見るのか、楽しみです。

『蛇と猫』、ゲストです。蛇というのは囚人のサーペントさんで、猫というのはサーペントを追う警察なんですね。サーペントは魔女なので魔法が使える。簡単に牢獄を破って、好き放題に出たり入ったり、牢獄も自分の好きにアレンジして、豪華な快適空間にしているというんですね。この人、猫のことが好きみたいですね。猫の用意してくれるという食事、それに気持ちがつながれている。牢を抜け出して遊びに出掛けたとしても、猫がくるのを待っているし、お店の女性たちに慕われながらも、猫がきたら一緒に帰っていく。かまわれたい、そんな感じがしますよね。逃げたい、自由に振舞いたい、それもそうなのかも知れないけれど、それ以上に猫にかまわれたい、追い掛けてきて欲しい。そんな様子がうかがえます。

2018年11月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年1月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年1月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが、スイーツにうっとり? かつて見たことのないような表情浮かべていますね。これ、クリスマスにあわせてる? 『らいか・デイズ』らいかはサンタのコスチュームでショートケーキ食べてるんですね。『おしかけツインテール』花梨は、猫耳、猫しっぽつけて、そこにクリスマス飾りまでついて、実ににぎやかです。

『僕は女心なんて知りたくない』、ゲストです。浄見春喜、高校2年生か、小学生かと思った。だって、背負ってるのランドセルかと思ったんだよ。さて、この少年が親戚の管理するアパートに越してきて、アパートの仕事を手伝うというんですね。入居者は女性ばかり? スーツ姿もかっこいい梨阿樹里。見た目こそクールに決めているけど、実は甘い飲み物好き? 春喜は独身女性限定で心が読めるという特殊能力を持っている、のだそうですよ。大家の小根みちこ、この人が春喜の親戚の人か。この人と話していた時に心の声ってのが出なかったのは、大家さん、既婚なのかな? そして入居者もうひとり、夢乃奈加子、この人は在宅で働いてるのか。絵本作家。ひどく無口で、まるで声に出ていない、その声を読心で拾って、本来なら成り立たない会話を成立させていくくだりは面白かったですよ。

『魔法少女はもう死んでいる』、ゲストです。大柄で目付きも悪いというので皆から怖れられている転入生、北条友也。この人が学内で出会ったのは、珍奇な格好の女の子。魔法少女の柊あゆか。すでに死んでしまっていて幽霊だっていうんですね。この世界の魔法少女は敵と戦ったりはしない、困ってる人を助けるのが仕事なのだそう。ええと、死んだのは交通事故でか。そういや昔にトラックにはねられて亡くなったビッグネームがいたなあ……。自分の姿が見える友也に助力を求めて、なるほど、困ってる人をともに助けようというんですね。でも、友也にとりついて変身するの、友也のがたい、姿はそのままで衣装だけ変わるのか。しばらくすると魔法少女の記憶は消えるとのことだけど、数分間はその姿を認識されてしまうのか。なかなかに友也にとっては厳しそうな条件だけど、この活動は続けるのかな?

『ブンゲイブ』、ゲストです。篠崎沙羅、二年。鹿本鞠絵、三年。松江奈津、一年。この3人だけの部活なのかな。沙羅がやたらやる気出してる。文化祭に部誌を作ろう。残るふたりが冷めていて、全然乗り気じゃないんですね。そう思っていたら、書くことは書いてるんだ。奈津、ノートの隅に詩を書いたりしてる? それ、沙羅にバレてるってだけじゃなく、写真撮ってネットに放流までされてるのか。ムゴい! あの奈津の無言の抗議、よかったですね。やる気、一番なさそうだった鞠絵が、やる時はやる? めちゃくちゃな量書いてきたりね、っていうか、それ大長編じゃん。必死で編集してる沙羅を邪魔する鞠絵、あれも面白かったな。フラッシュメモリのくだりも、純潔が鈍潔になった表紙も、その度々にこの子らの人となり? 見えてくるの、悪くなかったです。そして部誌、まさかの屋上で頒布。これ、残念な結果になったの、屋上がよくなかったんじゃないのん? いや、屋上でよかったの? この微妙さ、なんともいえん読後感残しますね。

2018年11月26日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号、昨日の続きです。

『スローループ』。恋が大きなサングラスかけて、セレブになっちゃったの? って、小春、なにをおっしゃってるのか。ひよりと小春、恋の3人で管理釣り場にきたんですね。小春への釣り指南。フライのつけかた、キャストのしかた、でもってアワセやポイントなどなど、こういうの読んでるだけでも面白いんだけど、そのはしばしに小春のアワアワした様子が見られたり、ただの説明になってないところ、大変よかったです。そして、今回は正直、こうした釣りにいきましたという話で終わるのかなって思ってたんだけど、違った。でもって、それがとてもよかった。恋とひよりの関係。傷ついて、ひとりになっていたひよりを遠巻きに見守るしかできなかった自分を、恋は悔いてるんだ。その心情、言葉に多くを頼らず絵でもって伝えてくるものあって、それが実に雄弁。ぐっと胸しめつけられて、涙を絞られる、そんな展開の合間合間に小春が見せてくれる表情もろもろ、それが重さを軽減してそれもまたよかったです。

夢喰いメリー』。前回、メリーが銘無しを送り返した、その少し前に遡った時点の話ですね。リコを相手にするジョンのもとに現れたエンギ。その剣の冴えはいわずもがな。リコの繰り出す巨大キノコも見事撃退し、と、そのタイミングで銘無しが送り返されて、さあ、リコたち白儀サイド、追い込まれることとなるのか? そう思ったら、いやもうリコ、なんでそんな強いの? この期に及んでキノコでの足止め絡めた体術見せつけて、エンギ、ジョンを翻弄する。夢路、メリーの組では、このふたりが白儀の待つ生徒会室に向かおうとする。そこで勇魚、メリーとのお別れになるのかな、ふたりの挨拶がね、悲しい。そして夢路は、この戦いの先の約束してね、ええ、負ける気なんてないんだって、これもまたいいシーンでした。イチマさんもご活躍ですよ。ケンとともに辿り着いた多目的ホール、ここにキノコ三姉妹にさらわれた人間が集められてるのか。これで救出なるのかな? そう思ったんだけど、ならないっぽいなあ。マナ登場。ケンとイチマでマナ相手にするの!? なんとかなるの!? イチマちゃん、逃げて! なにか勝機とかあっただろうか。酷いことにならないといいなあ。ちょっと他とは違うもの見られそうです。

『にじいろフォトグラフ』。文化祭で写真を展示することになりました。これまで撮ってきた写真から、伝えたいもの、その核となるものをいかに掴むか。先生のアドバイスが活かされていましたね。あずきのびっしりクマ写真! なんか不評ですけど、面白くっていいじゃんよね。これ、うまくできたら結構いい感じにできそうですね。でもって、うまくできていい感じになってるのが怜の空の写真。ああ、これはいいじゃないですか。そのよさが、絵を見ただけで、説明抜きに通じるというのが素晴しい。最後に葵の写真。ああ、人物スナップ、サラの笑顔をメインにして、自分のまわりの人達をこうも魅力的に写している。これは、葵の家族、友人たちに向ける気持ちの表れだなあ。親しげで、近しくて、そして優しい。ええ、これが葵の写真の、ひとつの到達点、この子の出したひとつの回答だったのでしょうね。そう思っていたら、この漫画、次回で終わるのかあ。そうか、じゃあ、さっき感じたこと、特段間違いでもなかったっていうことか。次回はサラの誕生日。ああ、なにが描かれるのか、楽しみになりますね。

2018年11月25日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号、昨日の続きです。

『球詠』。今回、これは転機になるのか、それとも逆転の芽をつまれてしまうというのか。梁幽館4番の中田に対し、ついに勝負に出るのですよ。長打を警戒し、外野をいっぱいまで下げて、そして緊張のなか、ついによみが投球! この状況を作るために、走者を出させなかったわけですね。リスクとなる要因をなるたけ減らしたうえで出た勝負。一投目は空振りに終わり、そして二投目はファールに。その後もボール球を中心に、チャンスをうかがい、そしてついにその時がきた! はたして強敵を打ち取れるのか!? その勝負の行方、圧倒的で、ああ、まさかのホームラン。ここまで、ここまで追い込もうっていうんですね。これでよみが調子を崩したら、あるいは芳乃が大胆さ失ったら、いよいよ勝てなくなってしまう。3点まではとられてもいい、そんな話もしていたけど、はたしてここからどうやって挽回できる? ほんと、ハラハラさせられっぱなし。この、追い込まれた状況、怜の三塁打が空気を変えるのか。このチャンスをものにできるのか。もう、これ、一気に一試合分、まとめて読みたい気分ですよ。

ゆるキャン△』。今回はリンがメインですね。伊豆へと旅立つその前日。届いた荷物は原付のパーツ。荷台とスマホホルダーっていうんですが、そうか、リンさん、これまで荷台なしだったのか。よくテントとか運べたな! リンと家族の関係、よく見えた回であったと思います。お父さんは点検整備に出していた娘のバイクを受け取りにいってくれていて、そして荷台他の取り付けも手伝ってくれてと、いい父娘関係でありますね。そこにやってきたお爺ちゃんは、使ってなかったといって新品のスクリーン持ってきてくれるし、スマートフォンの充電でバッテリーがあがってはいけないと部品まで買いにいってくれてと、すごいフットワーク。この見守られている感じ、大切に育てられているという感じ、ええ、見ていてとても心地よかったです。この家、バイク一家だったんですね。お爺ちゃんの影響? 父も母も乗ってたよって。じゃあ、いずれリンも中型とか大型とか取っていくんだろうなあ。そして翌朝、伊豆へと走り出そうとするリンに、お爺ちゃんが途中まで一緒に走らないかって、ああ、お爺ちゃん、嬉しそうだ。孫娘とのツーリング、これ、格別であったことでしょうね。

『はるかなレシーブ』。パートナーを入れ替えて臨んだ大会。ついにその決勝戦にて、4人、対決することになるというのですね。やたら闘志を燃やしているクレア、エミリがおかしい。対照的にはるか、かなたは穏やかに互いの健闘を誓いあうのだけど、はじまってみれば、そのなごやかさ、一気に消えさるんですね。自身いい調子と感じたはるかのレシーブをかなたが受けて、そこからの攻防が熱い。かなたのポーキー。その高さに驚き、そして続くクレアのツーが意表を突いてくる。互いによく知った相手ではあるけれど、そのポテンシャルのすべてを理解できているわけじゃないんだ。むしろ、相対してはじめて知ることもある。かなたの怖い笑顔とかね、そして手強さも。これはエミリにおいても同様だったのかあ。クレアの厄介さ。これ、はるかとエミリ視点から描かれているからクレア、かなたの手強さが際立って見えるけれど、クレア、かなたからは、はるかとエミリのこと、どう見えているのだろう。そしてリードされている中、対応すべく考えをめぐらせたはるかの選択。これ、ネットを挟んで向き合った、はるか、かなたの言葉を介さない対話ですよね。はるかの気づいたこと、それははたしてかなたの望みに応えることができるのか。まさしく見どころでありますよ。

棺担ぎのクロ。 — 懐中旅話』。番外編です。センとともに旅を続けるクロが訪れた王女の墓廟。四十年前に亡くなったという、その微妙に昔むかしとまではいえない近しさ。これ、意味があったのだなあ。王女の一生は「悲哀のアト姫」といって、物語になってるのか。その生まれから亡くなるまでの逸話は、世間知らずの王女が為政者とならざるを得なかった不幸な生い立ちと、愚昧な王を頂いてしまった国の不幸とを語り継いでいて、しかし表向きに語られていることと、そのさらに先に隠された真実と、墓廟の奥へと進んでいくクロたちの足取りとともに徐々に、徐々に明らかにされていくところ、実に見事でした。この漫画、クロの状態が酷くなるまでに描かれた旅の様子、それを思い出させてくれますよね。ヨーロッパの古い物語を思わせる、ちょっと陰鬱だったり残酷だったりするテイストに、くすりとさせてくれる小気味いい切り返しといった調子。このエピソードにも実によく盛り込まれて実に巧妙。謎めいた導入に、冒頭で語られた前提が引っくり返ったかと思ったら、まだその先があるというサービス旺盛なるところ。鮮やか、見事、充実の読後感でした。

2018年11月24日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年1月号、発売されました。表紙は『球詠』。ユニフォーム姿の詠深ですよ。これ、ピッチングマウンドの上ですよね。投球と投球の合間でしょうか。あるいはこれから第一級を投げんとする、そんな場面でしょうか。投手としてのよみでありますよね。その表情は穏やかで、遠くを見るその視線の先には珠姫がいるんだろうな。描かれていない、そんな先まで見えるような表紙です。他には『ライター×ライター』、そして『棺担ぎのクロ。』のカットもございます。

『となりの柏木さん after days』、新連載です。あれまあ、珍しい展開です。『となりの柏木さん』の続編だそうですよ。アフターデイズというところからもわかるように、前作の後日談となるのですが、どれくらい後日かというと、ええと、半年くらい? 同じ大学に進学して、しあわせ噛み締めている桜庭と、なんかその状況にもの足りなさ感じてるのん? 柏木さん。なにかしてあげたいのかな。誕生日のプレゼント贈りたいと思うのだけど、桜庭が欲しいものがこれといってわからない。その聞き取りやらリサーチやらで、草野、福田のその後もチラ見せしてくれてという、とりあえず初回は状況説明です。それから新しい動きの布石としての誕生日プレゼントですね。

『ひまりのまわり』、新連載です。相沢春喜のもとに現れた女の子、向日葵。ひまわりじゃなくてひまりって読むのか。両親の再婚で兄妹になったというのですが、この子、ひまりがグイグイくる。兄貴になるはるきはやたらクールで、なにをするにも無駄なく必要最小限って感じ。なのに、そこにひまりがぐいっと踏み込んできて、一緒に夕食作ろうとかいろいろいってくるから困っているんですね。年齢ひとつ差、16と15。妹はなんでこうもはるきと一緒になにかしたいみたいなこというのかと思ったら、以前暮らしていたところでは同年代の友達とかいなかったからなんだ。だから誰かと一緒になにかやりたい。そして気持ちを分かち合いたい。はるきは最初、ひまりとの関わりも最小限にしようって思ってたのに、帰りの遅いひまりを心配して、それですっかり引き込まれた? はるきの人生観、変わっていきますね。

『魔法少女はマニアック』、ゲストです、四コマです。魔法少女にスカウト? された夜片なも。魔法少女をやってもいいけど、代償が必要だ。女の子のパンツを持ってこい、しかも使用済み。って、これまたキツい設定盛ってきましたね。わがままいって全然出動しないせいで成績ゼロ、というので協会からサポートとして派遣されてきたコノト。この人もちょっとややこしくて、本来は男だけど変身したら魔法少女になる。そんな彼、彼女? のパンツ、しかもそこで脱いだものを報酬として受け取ったり、あるいは敵の女の子のパンツを奪ったりと、ええと、君、立場としては善とか正義とか光とか、そういう方面の人なのかい? 違うよね? 敵にも味方にも等しく仇なす、そんな存在だよね?

『お憑かれ様うわんちゃん』、ゲストです。人に取り憑く妖怪のうわん。デビュー戦? はじめての憑依が不運な結果に終わってしまってさあ大変。綾樫あやか。妖怪が見える人? というか、それよりも幼女が好きって属性の方がヤバいじゃん。その合わせ技で、取り憑いたうわんを苦しめる。あやかからしたら、向こうから飛び込んできた、あれこれいろいろお障り、おっと、お触りしても法に触れない相手、それがうわんっていうんだから不運です。取り憑いて、ビビらされて、気を失ったところを拉致、おっと、介抱されることになった。でも、あやか、普通にしてたら普通のお姉さんよね。うわんにお菓子を勧めてくれたりね、って、違うか、あれ、お菓子で釣ろうとしてるのか。うわんとあやか、相性わりと悪くないんじゃ? そう思わせる瞬間もあるのだけど、基本はうわんがビビってる。早々に立ち去りたいのに、泣き声で家のなかめちゃくちゃにしちゃったりね、その落とし前をつけるまで離れられないとか、いや、律儀だな。そんなん無視したらいかんの? それができないのがうわんなら、気のいいところに付け込まれちゃってるてなわけですね。そんな、どちらが取り憑いて、取り憑かれてるかわからん関係は面白いものありますね。

2018年11月23日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年1月号

『まんがタイムスペシャル』2019年1月号、昨日の続きです。

『ふたりが家族になるまでに』。あさひが変化していっています。だんだん自立心が出てきた? 放っておくと全部自分でやっちゃうジローのこと監視するみたいにしててね、朝ご飯も早起きして用意するし、そしておばあちゃん家でも率先して自分から動く。あさひの変化を感慨深そうに見ているおばあちゃん、いいですね。でもってお昼の用意するって時にね、手伝いは私がする発言におばあちゃんもおじいちゃんも、ええッ!? って! 驚きすぎですって! 面白かった。子供だった、なんでもやってもらってた、そんなあさひが、すっかり大人になろうとしていて、それを見守る大人たち。ちょっと辛辣なおばあちゃんがいいですよね。そして家に帰る途中の車内での情景、穏かな時間、通い合う気持ち? 大変よいと思います。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。酒に酔った紫ノ井。知らない部屋のベッドで目覚めてさあ大変、といいながらも、特段大変なことにならないの、いいですねえ。羽目をはずした自分を思い出して慌てる紫ノ井、いい感じ。けれど雷雨が帰路を阻む。このちょっと不器用? いたたまれないっていってますね、そんな紫ノ井が課長のカメラと写真見つけて、一気に緊張ほぐれたか、ゲーム、アニメで盛り上がるの面白かったです。やっぱり紫ノ井は、緊張してるよりオタク系パッションで生き生きしてる時が魅力的だと思う。しかも今回の突発お泊まり、次のコスプレの打ち合わせというか、下調べというか、なんかそんなになってるのがおかしくって、このふたりのコスプレに向ける情熱? 相手が気になる、好きになるとかどうとかがくる前に、コスプレ愛がたぎるところに好感であります。しかし普段の紫ノ井は可愛いですなあ。

『ワタシを欲しがる河野さん』。めちゃくちゃ面白い。吉山内にからむお客さんですよ。学生のころ、河野に声をかけられて、すっかり落ちてしまった人。港可撫。可憐の誤植? 読めない……。かぶ? ともあれ、河野から可愛がられている吉山内に嫉妬して? いろいろと面倒かけるんですけど、伝わってない! 伝わってないよ! 煽りのつもりの発言が、吉山内にとっては気遣いになっちゃってるよ! 面白いわ。ほんと、面白い。とはいえ、港もね、嫌なやつ! っていうよりか、陽気な可愛いお姉さんにしか見えんもんなあ。この陰湿さのかけらもないところがすごくいい。でもってあのラスト。なんだかんだで仲良くなりそうな気配見せていて、いやもう大変によかった。もともと可愛い吉山内もさらに可愛くなった? 大変よかったです。

『穂積くんは猫に勝てない』。ブブがいなくなってから3日がたちました。心配のあまり眠れていない倉木も大変だけど、自分のせいでいなくなったんだって責任感じて、さらには倉木のことも心配して、ずっと探し続けてる穂積が大変ですよ。自分のことも労って? シェアハウスの皆も穂積のこと心配してるからね。それでも、ふらふらになりながらも探し続ける穂積、痛々しくって、そんな彼が出会ったブブ。ああー、ブブ、穂積に助けを求めにきたんだ。自分が見つけて保護していた子猫たちのこと、なんとかして欲しいって穂積を呼びにきたんだ。ずっと猫が苦手で、けれどなんとか歩み寄ろうとしてきた穂積のこと、ブブはちゃんと理解して、認めてくれていたんですね。そのひとりと一匹の関係、感動的。そしてブブとの再会に安堵する倉木。ああ、いいエピソードだったではありませんか。これ、この漫画の実質的な最大のクライマックスだったんですね。次号で最終回なんだそうですよ。いや、でも、ほんと、穂積、よかったですよ。頑張りましたよ。

2018年11月22日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年1月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年1月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。ちょっとした映画かドラマかって雰囲気ですね。雪のクリスマス、窓辺に立ち外を見るドレス姿のマキが大人っぽくて素敵です。ちょっと憂いを帯びたその表情、ちょっと忘れがちではあるんですが、この子たち、まだ中学生ですよね。ほんと、ずっと大人に見えますね。『可愛い上司を困らせたい』のカットもございます。こちらもドレス、手にはシャンパンのグラス。ええ、こちらはもう間違いなく大人でありますよ。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。今回も面白いな。かつて陸上のアドバイスを受けた坂田がさらなるアドバイスを求めて陸上部部長を連れてきた。菊池部長。走り幅跳びの選手。次のインターハイで引退するんだけど、この一年間自己ベストの更新ができていない。スランプ? 気持ちも弱ってまして、そこに湯川部長がつけこむ、つけこむ。めっちゃ面白い。この人、弁が立つわ。疑いが拭えない菊池を話術でころっと引き込む。秒速10mの助走で理想の跳躍ができたら20m超えも可能! って、ものすごい殺し文句。でもって、バナナで理想の跳躍角度45度を可視化する、そのくだり。これ、挑発する意図でやったのかい? 笑わずにはおられなかったよ。でも、これで自己ベストに並ばせて、ほんと、すっかり菊池、落ちちゃいましたよ。うまいといっていいのかどうか、でも音圧で背を押すっての、さすがに無理すぎる! そう思ってたんだけど、インハイ当日の情景ね、一生懸命手を叩く湯川、朝永のふたりね、ああ、ちょっとでも力になりたいんだって、その気持ちが嬉しいじゃないですか。そして坂田のあの笑顔! 青春の風を感じる! いい話でしたよ。で、この4人で花火大会にいくことになるの? やったじゃん、朝永。と思ったら、坂田が大変だ。ほんと、面白くなってきた。しかし、坂田、可愛い子ですね。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。残業の多さを気にかける産業医のなごみ先生。業務改善をはかりましょう、そういって職場にやってくるんですが、まさかのハロウィン仕様! お菓子くれないと残業だぞ! って、おかしもらってかつ残業になっちゃってるじゃないですか。今回、どうしても減らせない残業の実態目の当たりにさせられて、いやあ、これ、なごみ先生だけじゃ克服できないよねえ。業務分担を提案したり、効率いい休憩、リフレッシュ、食事など栄養の改善などしてくれて、これ、産業医の仕事だけじゃなくマネジメントにちょっと越境してますよね。今回の残業職場、徹夜仕事、これ、なごみ先生自身もそうした経験があるっていうのが仕事の闇みたいになってるの、面白がっていいものか。ほんと、なんとか改善されてほしいよね、そう思わせてくれる今回。なごみ先生の次の策、うまくいってくれるといいですね。

『おしかけツインテール』。単行本発売を受けてのゲストなのか。まだ花梨が小さかった頃の話。というか、その頃の母、八重の話ですね。仕事にくたびれて帰ってきて、倒れるように眠ってしまったその夢に現れた天使のお告げ。大変な仕事、できない家事、それら悩みが解消されますよというお告げなんだけど、代償が必要なのか。その代償っていうのがね、まさかの親の威厳。小さな花梨が家事に目覚めたっていうんですね。疲れた母のかわりに家事をこなしてくれて、しかもそのクオリティが母を超えてくるという。なるほどなあ、今の花梨の素地はこの頃にできたのか。今の俊郎との暮らしをする前の姿、この頃のふたりも面白くっていいですね。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。若林、風邪をひいちゃったんだ。インフルエンザじゃないとはいえ、長びいてるんだ。なのに薬飲まなかったり、昼間仕事しようとしていたり、うん、ここはヒメのいうとおりちゃんと休んで、はやく治すべきですねえ。世話を焼くヒメの、ちょっと心配性な感じとか、いいですね。その世話の合間に母との思い出が垣間見えたりね、ええ、ヒメ、大切に育てられていたんだなって思わされたりもしましたよ。面白かったの、風邪の時は桃の缶詰というの、ヒメも一緒に食べててね、でもって風邪の治りつつある若林に、アイスクリームは栄養があるからってすすめてね、自分も一緒に食べてるの。アイス食べてる時の点目、やたら可愛かったです。けど、これでヒメに風邪がうつっちゃうのね。次回に続くんだそうですが、今度はヒメが看病される番ってわけですね。

2018年11月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年1月号

『まんがタイムきららMAX』2019年1月号、昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。町内会の運動会、というのではなもももも元気に参加するわけですが、ももが美耶に踊り見せようとしてかけっこビリになるとかね、うん、小さい子ってこんな感じだよね。いきなりのほのぼのネタが実によかったです。ハムの思わぬ活躍もいいですよ。かっこわるいとこ見られたくないってずっとうつむいてたのが、思わぬ一位にあの勝ち誇った顔! すごいわ、いいわ、見事だわ。小さなネタが光りますよね。借り物競争でまたお姉ちゃんのことブタブタいってるももの末路とかね、すごいよ、絵面だけで笑ってしまう。今回は応援席で頑張る美耶に突然おとずれた見せ場、これもとてもよかったです。綱引きに参加するので子供をちょっと見ていて欲しいって頼まれて、はなからもらったエプロンがね保育士と思わせてね、ちゃんと誤解は解いたんですけど、これがいい縁になったわけですよ。ほんと、ちびっこふたり膝に乗せて、感極まって涙を流す美耶よ。こうしたいい話で全体をうまくまとめつつ、MVPはなの絶叫でしめる。見事でした。皆に見せ場あるいい回でした。

『のけもの少女同盟』。まさかそろそろ終わりに向かって……? 今回は皆で霞の誕生日を祝います。前回のすずめの騒動から誕生日に話題が移って、そこから霞の誕生日会をやってあげたいと、そうした優しさ見せるすずめが素敵です。折良く明後日が霞の誕生日。霞の足止めを命じられたすずめの頑張りが面白かったですよ。校舎裏に呼び出して、霞は告白か!? なんて思ってるのに、まさかの追加関税の話題。いや、もうちょっとなんか普通の、もっとマシな話題はなかったんですか。しかも、私達の手に余る話って、そりゃそのとおりだろうけど、最初から気づこう。ほんとおかしかった。皆に祝われて嬉しそうな霞もとてもよくって、誕生日のプレゼントの一部に、あとケーキも、微妙に奇妙なものもあったりするんだけど、まあ霞がいいならそれでいいか。ほんと、今回は、ちょっとずつおかしかったりするけれど、穏当に進行した、いい話に落ち着いたなあ、そう思っていたら、最後にまさかの霞転倒。いや、これ、いつもとちょっと違わない!? まさか最終回への布石だった!? いやもう、怖れますよ。霞、これ、おおごとじゃなかったらいいなあ。

『魔法少女のカレイなる余生』。最終回でした。しじまの仮免合格を祝って鍋をかこむことになったのですが、そこに続々訪れるこれまで縁のあった人たち。こういうにぎやかなの、関わりあった面々が一堂に会して、交流持ったり、今の状況知らせてくれたりといったの見るの好きなんですね。今回なんかも実にそうで、というか、清々しいほどにいつもどおりのドタバタで、しかも最後の最後に、面倒ごとは明日に! っていうしじまの割り切り、素晴しかった。この、最終回でも、いつものように過ごしているという変わらなさが妙に嬉しかったり、かと思ったら、しじまの胸に去来した縁ある人たちへの感謝の気持ちとかね、愛ですか? 愛でしょうか。そうかも知れませんね。うん、こうしたちょっと違う表情見られたりね、本音? とてもよかったなって。ええ、やっぱり今回は特別だったんですね。いつもどおりのドタバタで、けれど特別。皆がきてくれたのもそうですよね。その特別が嬉しかったです。

『ななかさんの印税生活入門』。この漫画、本当にいいですよ。今回は学園祭、ということで文芸部の皆も猫耳つけたりして、あとななかがサンドイッチマンばりに宣伝活動してたりして、この平素とちがう高揚感、わくわくさせられます。文芸部で部誌売る時のななかの逡巡もいい。いろはも逡巡だ。いい。すごくいい、面白い。なんかわかる。今回、高等部の先輩たちがね、自分たちの時にはなかった文芸部があるってひやかしにきてくれて、で、レベル高い! ってね、表紙うまいわって、しかもオンデマンド印刷だわって、予想以上の完成度、その頑張りをひしひし感じて驚いて、また肝心の中身にもね、感心したり自分たちの活動振り返らされるきっかけになったりってね、いい話だったわ。なんだろうなあ、この漫画は、創作に関わる人たち? あるいはそこまで限定せずとも、なにかに取り組んでいる人の、時に感じる不安や、なにかを掴んで一歩前に進む、そうした瞬間なんかがね、すごくよく描かれてるの。いつぞやの合宿なんてそうだったじゃないですか。そして今回も、ななかたちにとってのひとつの結果、ひとつの区切りであったものが、誰かにとっては背を押される、そんなきっかけになるってね、すごくよかった。それに、この部誌も、学園祭の経験も、ななかたちをまた一歩先に歩ませる、そんなものであるのだろうなあって思わせてくれて、ええ、なんだろう、これを読んだ自分の気持ちもまた澄み渡る、そんな思いがするのですね。

2018年11月20日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年1月号

『まんがタイムきららMAX』2019年1月号、昨日の続きです。

『こみっくがーるず』。面白いなあ。なんだこのカオスな展開。のっけから温泉。メインは虹野先生。寮母さんに陥れられて、寮生たちの温泉旅行の引率させられてるっていうんですが、実に挙動不審。まるで落ち着きがない。ちょっと無理して大人ぶろうとしてるからなのか。自然体でいいのにな。とはいうものの、そうだ、この人に飲ませてはいけない……。自然体、駄目だった。しかも先生、酒飲まなくても結構ギリギリですよ。なつかしアニメのサッカー少年の膝小僧に青春の血のたぎりを取り戻しかけたり、というか、これはもう素直になろうよ、先生。見事に挙動不審。この後もプロの漫画家のお絵描き見て興奮とかね、こうした先生のファンとしての側面、実に面白くて、と思ったら、ここで急遽翼のアシスタントに! あまりのことに真っ白になってるの、もう極めつけでしたね。ほんと、苦笑なのかなんなのか、終始笑いのとまらない、そんな先生の一挙一動が最高でした。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。いやあ、よかったですよ。ライブ当日。心配していたこと、台風がね直撃しちゃってね、客の入りが悪い。くるといってくれてた友達もこられなかったりね、結構な逆境です。でも、ぼっち、結構人望あるんじゃん。へべれけのお姉さんもそうだし、路上ライブのお客さんもきてくれて、ほんとなんとかなるかも、そう思わせてくれる展開。見事でしたね。一旦落とす前に上げていたんだ。他のバンド目当ての観客も聞いてくれる、そうした希望的観測が見事に打ち砕かれて、ああー、メンバーの気持ちが下がっている。テンションも落ちて、それが演奏に出ちゃって……。と、ここでぼっちの見せ場、思い切りましたね。四コマのフォーマットを崩してね、けどこの見せ方、それまでの停滞を感じさせる誌面から一気に転換させる鮮やかな切り返し。ぼっちのギター、それが全面に出て、そしてあの表情。場の空気が一気に変わった、その印象を、絵で、見せ方で、しっかり感じさせてくれたんですね。ライブにおいても、ぼっちにとっても、見事な転換点。やった! ついにやった! そんな気持ちにさせてくれた。爽快さ感じさせる瞬間でした。

『初恋*れーるとりっぷ』。のっけから廃部の危機。部員の届出、提出期限がいよいよ迫っているというのに、金曜なら終電も12分遅いから大丈夫とかいってる先生、わりと迷走してますね。期限延長を頼みにいくも生徒会長は帰宅してしまって、もうどうしようもないというのね、ふて寝する先生、私の583もラストラン、その言動いろいろが面白い。この危機の打開、しっかり鉄道の要素盛り込んでいくんですね。生徒会長がはやく帰った理由もわかる。なるほど、生徒会長、発車メロディマニアなんだ! 仙台駅で出会った会長が、そらにいろいろ教えてくれる。在来線の発車メロディがあり、そして仙台空港アクセス線はまた別のメロディが流れてという、駅のホームで楽しむ鉄道の魅力。けど、この時、会長は部で仲間と一緒でなくとも、ひとりでだって楽しめるんだってこと伝えようとしていたんですね。結局は入部してくれるのだけど、鉄道にまつわる様々な要素を描き、またその楽しみ方の多様性も描いてみせたところ、広がり感じさせてよかったです。

『私を球場に連れてって!』。扉の猫子ちゃん、めちゃくちゃ可愛いですね。さて、本編、いきなりキャンプですよ。えっと、なんで? なんで秩父でテント泊してるの? 本編前半でタマがテント泊することになったいきさつが語られるんですけど、シーズンオフで火種もないのでレオナとファル子がずっと仲良し。それがタマにはえずくほど受け付けないんだ。どんななんだ! 仲良し、ええやんか。猫子からふたりに闘争心を取り戻させるにはキャンプだと聞いて、ああー、キャンプ違い。野球初心者のタマには、キャンプという言葉から球団の合宿練習は思い浮かばなかったわけですね。しかし、この時の猫子のセリフ、冬にキャンプする女子高生なんかどこにいるんですかっての、おかしいな。うん、ほんとおかしい。野球でいうキャンプをわかってるはずのレオナとファル子が、宮崎にいくんじゃなくてテント泊を選んだ理由が切実でした。そうか、バイトがないから金が出せなかったか……。でも、仲良く薪を運んだり料理したりしてるレオナとファル子、いいですね。でもってこの束の間の平和があっという間に終わるのがね、ええ、タマが悩んだりする意味、まったくなかったんだって。この、レオナ、ファル子の現金さもまた魅力でしたよ。

2018年11月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年1月号、発売されました。表紙は『こみっくがーるず』。かおすに、美姫、琉姫の姉妹が揃って猫パーカー着ましてね、白猫、三毛猫、黒猫なのかな? 妹を後ろから抱きしめてる琉姫が、なんか嬉しそうでいいですね。でもってかおすちゃんの袖! そうか、かおすちゃんが一番小柄なんだな。かおすちゃん先頭に、ぎゅっと前につめていく、その寄り集まっての密接感に、その仲のよさ見えるようで、楽しい表紙でありますね。

『エンとゆかり』、ゲストです。正直、驚いた。扉から動きのある絵。本編もキャラクターが個性持ってよく動いているのが好感触で、なるほどゆかり、アメ、ちぃの3人で送る日常もの。舞台は高校がメイン、部活動中心に展開していくのかな。そんな予想をたてまして、というか、予想じゃないよな、この流れ、誰だってそう思うよな。まさか1話終盤でゆかりがトラックにひかれるなんて! しかもこれ、いわゆる異世界転生のパターンなわけで、ああ、驚いた、ゆかりが異世界に転生するかと思ったよ、そう感想書くつもりでいたら、本当に転生してた……。これ、まったくもって読めないわ。異世界メインになるのか、あるいはゆかりが帰還ないしふたつの世界を行き来して、こちらの日常と異世界の冒険? その両方どりすることになるのか。ほんと、まったくわからない。とりあえずは、異世界でゆかりの出会った少女、この子の名前がエンなのかな? それくらいしかわからんまさしく急展開です。

『魔王城ツアーへようこそ!』、新連載です。のっけから熱量が違う。ワイド四コマということで、各コマの余裕ある描写が通常の四コマとはまた違ったテンポを生み出して悪くない感じです。一コマで結構な展開を描けるんですね。扉も特別感が強い。なんと一枚絵。しかもカラー。描写はさすがにしっかりと密度高めで、悪くないのではないでしょうか。通勤中、主人公、万智倉つむぎが魔王の城に召喚された。というんですが、電車のボタン!? わりと北の方なのかな? ともあれ、魔王に召喚されてなにをするのかといったら、いわゆるひとつの町おこし!? この世界では人と魔族の争いはもう過去のこと、むしろ今は平和な世の中である模様。そんな世の中で魔王が困るのが城の維持費。固定資産税が洒落にならないって、ええっと、魔王は徴収する側じゃないのん!? 結構なカルチャーショック! この窮状をなんとかすべく、入場料をとって観光地化しようというその計画に、つむぎの観光課での経験が活かされる! というか、活かさないと城、売らんといけなくなる、というか借金の担保としてとられちゃう。異世界ものでありながら、現実のわびしさ、厳しさ漂わせて、そんなギャップがおかしい。でもって、逆境に置かれたつむぎをはじめとした4人がいかに挽回していくか。こういう挽回劇、好きなんですよ。マイナスからプラスに転ずる、そんな展開、面白くなりそうですよ。

『ハイフルール』、ゲストです。学校のない世界のお話。ここでは学校は漫画といったフィクションで語られる、そんな場所だっていうんですね。学校に憧れるふよう。自分たちで作ってみよう。それで出会ったばかりのすずらんを引き込んで、友人のつばきと一緒に学校をやってみるっていうんですね。キャラクターが可愛いと思います。ちょっとゆるいのがいい。ふようの頭の羽根がこの子の感情、気持ちをよくよく伝えて、チャーミングです。まずはかたちから入るっていうのかな、制服を作ろう。すずらんなんかは、コスプレっていってますね。三者三様の好みがぶつかるところ、これ面白かった。ふようとすずらんの意見、どちらを通すかですもうとってみたり、足し算、徒競走で勝ち負け競ってみたり。なるほど、すずらんは肉体派、ふようは頭脳派であるわけですね。最終的につばきがうまくまとめてくれるのがいいですね。ツッコミというよりも保護者、お姉さんみたい。なんか割り食わされてるような感じもありますが、皆の好みを反映した、三者それぞれの制服完成させてね、ちょっと嬉しい決着。でもって次回は部活編? 飽きっぽいふようをうまいこと引っぱてくれるところも、つばき、頼もしいですね。

2018年11月18日日曜日

星のカービィ 鏡の大迷宮

 『星のカービィ 鏡の大迷宮』、ちょこちょこ遊んでいます。先日、『スマブラ』について書いた時にちょっと触れていたゲームです。Nintendo 3DSのアンバサダー・プログラムで入手したソフトだったのですが、まさかここにきて遊びはじめることになろうとは予想外。『ミニファミコン』収録の『星のカービィ 夢の泉の物語』も遊んではいたんですが、やっぱり携帯機ってすごいですよ。ちょいと遊ぶのに躊躇がない。対し据え置き機となると、ようし遊ぶぞー、ってな具合に気合いいれないといけなくて、しかもそこに『Splatoon 2』やら他のゲームが競合してくる。コンソールの争奪、なかなかに厳しいものであります。

『鏡の大迷宮』のいいところは、ほら、『スマブラ』で興味を持ってカービィやろうと思った、その需要に実によくマッチしてるんです。まさかカービィの能力にすまぶらとかいうのがあるとか思いもしませんでした。しかもこれ、わりと序盤に出会うボスからコピーできるし、アクション多彩で迷宮攻略にも役立つしで、実に楽しい。けど、普通に敵をぶっとばすだけなら格闘の方がいいかも? あの空中で対空を出し続けられるのは相当に強いわ。とかいって、どれがいいと断言できるほどにまだ充分にカービィのコピーできる能力、ぜんぜん把握できてないんですけどね。

今回、この文章書くにあたって、『鏡の大迷宮』を遊べるゲーム機調べたら、なんとまあ、WiiUだけなんだ。驚きでした。じゃあ自分の遊んでいる3DS版バーチャルコンソールは? と思ったら、ああー、これ、アンバサダー・プログラム適用者のみが遊べる限定タイトルかあ。もったいない! 3DSは、といってもNewですが、今も現役といっていいハードで、これで遊んでいる人も多いだろうのに、まさか売らないだなんて! WiiUでDL販売してるとはいえ、WiiUももう過去のハードになってしまったわけで、ほんと触れる機会が減ってしまうのはもったいないなって思います。

『鏡の大迷宮』、ちょびちょび遊んで、現在進捗20%ちょっとです。そんなに!? 思ったよりも進んでて驚くのですが、だって要領も得ずうろうろしてばっかりだものなあ。わからずあちらこちらいききしているうちに、ボスに出会ったりもするのかも知れませんね。しないかも知れませんけど。とりあえずは、クリアを目指すとかではなく、いけるところにいってみる、それくらいの気持ちで遊ぶのがよさそうなゲームです。

2018年11月17日土曜日

今日は疲れているので休みます

今日は疲れているので休みます。

2018年11月16日金曜日

ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ

 ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ、到着しました。もちろん接続タップも一緒です。このコントローラー、はじめて見た時にも思ったんですが、なんか変わったかたちしてますよね。十字キーと右スティックが飛び出してついていて、いかにもこれらはメインではない、一応つけときましたといった風なつつましさです。でもってボタンの配置なんですが、Aボタンがでかい。でもって真ん中。Aボタンを軸にして組み立てられているという感じがひしひしとします。逆にいうと、Aボタンが操作の主でないゲームだとやりにくそうだな。なんか、いろいろと意図を感じる、そんな風貌していますよね。

でもってさわってみて驚くの、L、RのRだけボタンがふたつ! なんでこれ両方についてないの!? しかもセレクトボタンがないというのは、任天堂のコントローラーとしては異色とも感じます。

ボタンの感触は、ちょっとかためですね。LとRが、話には聞いていたんですが、ストロークが長めなので、慣れないと咄嗟に底まで押し込むの、やりにくそうです。あと、Rのひとつ多いボタン、Zトリガー? これがちょっと押しにくい。まあ慣れなんだろうとは思うのですが、押し込みの勘所がRとZトリガーでちょっとズレている、そんな感じがありますね。

このたび新しく発売されたGCコンは、ニュートラル? スティックのNポジに問題があるみたいな話があるようで、それ、どういうことなんだろう。よくわからずにいたのですが、試しにこのコントローラを繋いでみて、ソフトは『Splatoon 2』ですね、開いてみたら、Rスティックがちょっと左に入力された状態になってて、触れてないのにゆっくり回転するのですね。ああー、Nポジがどうこうっていうの、これのことかい!? これはまいったなあ。

とりあえず、設定を開いてコントローラーの調整しようとしたら、ありましたスティックの補正っていうのが。これを開いてやると、補正したいスティックを押し込むよう指示されて、えーいと押し込もうとしたら、そうだよ、GCコンのスティックは押し込めるようになってないよ! ええーっ、じゃあ補正できないんじゃん。どうしたもんかなあ。と弱りながらSplatoonに戻ったら、あれー、もうクルクルまわらなくなってるよ? なんかよくわかりませんが、ちゃんとスティックの入力、リセットされたみたいです。

この現象、Nintendo Switchサポートの記事、ニンテンドー ゲームキューブ コントローラの使いかたを見るに、コントローラーの登録時の注意事項、コントロールスティックやCスティックには触れないようにとあるのが関係してそうですね。多分、コントローラーからの入力を検知して登録する、その時のスティックの位置がニュートラルとして判断されるのだと思います。だから、多分この登録時にCスティックをちょっと倒しちゃってたんでしょうね。なるほど、なんとなくでも理由がわかると、なんとでもなりそうで安心できます。

GCコンのスティックまわりは、円ではなく八角形になっていて、スティック倒した時に上下左右が感覚的にもわかるようになってるんですね。それでよく見てみれば、左スティックの方向、若干右方向に傾いていて、なるほどなあ、このあたり、よく考えられています。

さて、GCコンがちゃんと使えることはわかりました。Splatoonの試し撃ちとかやってみて、そうしたら振動しないですね。これ、対応ソフトじゃないと駄目なのかな? ZLに対応するボタンがついてないのでイカになれず、なのでこれでSplatoonをプレイするのは無理。スティックも押し込めないからスペシャルも使えませんしね。あと、AボタンのつもりでX押してしまう。

けれど、このあたりは、スマブラ専用コントローラーとして使うなら問題にはならないはずで、なんせこれから操作を覚えていくのだから、どれがAとか関係なしに、真ん中の大きなボタンが攻撃と認識しておけば問題ない。それに、これだけフィーリングが違うコントーラーだと、たとえばSplatoonをProコンで遊ぶ時にスマブラの操作方法が影響してミスするということもなさそうです。

ええ、専用品っていいものだと思います。

2018年11月15日木曜日

ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ

 持ってないハードのコントローラを買うのははじめてです。ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』やるならやっぱこれ、という声にグラグラ揺さぶられて、これまで触ったこともないコントローラを購入。発送メールが届いていたので、明日か明後日には実際に触れることもできるでしょう。もちろん接続タップも一緒に注文していて、ついでに送料をケチるために、ブレス オブ ザ ワイルドの冒険ガイドブックも買いました。これもちょっと楽しみです。

いつだったかのスマブラDirectでゲームキューブ コントローラを出しますとのアナウンスを聞いた時、もしかしたらSwitch仕様になったりはしないかな、そう期待した人も多かったんじゃないかと思うんです。実際、自分もそうしたひとりで、ボタン配置こそはGCコンだけれど、機能としてはSwitch用のコントローラして遜色ない、みたいなのが出ると思っていたんです。けど違った。まさかまんまGCコントローラのままだなんてね、まったくもって予想もしない展開でした。

GC配置のSwitchコンとなると、ホリから出てるクラシックコントローラー、これがひとつの理想形なんじゃないかと思うんですね。接続タップがなくても繋がる。とはいえ、無線ではなく有線、USB接続なんですけど、必要となるアクセサリが少なくてすむという利点、Switchの操作に必要なボタンが揃っているという利点、さらに連射機能までついてるのだそうで、普通、今買うならこっちになるんだろうなあ。

8BitDoというアクセサリメーカーがあるんだそうです。そこがGBros. Wireless Adapter for Switchなんてのを発売するということで、少し前に話題になっていました。これ、GCコンを無線でSwitchに接続するためのアダプタです。しかもこのアダプタにSwitchのホームボタン、スクリーンショットボタンがついている。ああ、これ欲しいな。めっちゃ欲しい。さらにはミニスーパーファミコンのコントローラも繋げられるんだそうですよ。すごいな。

8BitDoの商品はサイバーガジェットが販売したりすることがあるよっていうので、もしかしたらこれも期待できるかも知れませんね。問題はこれを買うほどにスマブラにはまれるかなんですが、こればっかりはやってみないとわからないですね。はまるといいなあ。それなりの投資しちゃってるから、回収できるくらいにははまってみたいと思います。

2018年11月14日水曜日

気がのらないので休みます

気がのらないので休みます。

2018年11月13日火曜日

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に興味があるといっていました。その気持ちは発売日が近づくほどに強くなっていくようで、コントローラについて調べたり、操作方法調べたり、いやもう、君、いい大人やねんから落ち着きなさいよって話。とりあえずソフトの購入はすませています。あらかじめダウンロードも完了。後は発売日を待つばかり、ということでもう落ち着かない。今日は公式サイト音楽視聴したりして、もうほんと、どんだけ楽しみにしているんだろうって話です。

買おうかどうか迷っていたゲームキューブコントローラ、買うつもりでいます。せっかくケーブルの呪縛から解き放たれ無線が当たり前になったというのに、またふたたび有線時代に逆戻り。いや、でもせっかくですからね。なにがせっかくなのかさっぱりわかりませんけど。

先日のDirectで発表された、ストーリーモードというわけではないらしいですが、ストーリーモードっぽいやつ、灯火の星。ひとり敵の猛攻から逃げきれたカービィが、皆のスピリッツを集めながら再起を目指すってやつ。そうかあ、ここでカービィが主役なのか。

よく考えたら、カービィは知ってはいるけどゲームは一度もプレイしたことありません。カービィがどんなキャラなのか、ちょっと知っておきたいな。そんな動機から手持ちのソフトにカービィがあるかどうか確認してみたら、アンバサダー・プログラムで入手した『星のカービィ 鏡の大迷宮』、ミニファミコンに収録されている『星のカービィ 夢の泉の物語』、そしてミニスーファミ収録の『星のカービィ スーパーデラックス』。なんと3タイトルも持っていた。

なので、今はカービィを遊んでいます。ちょっとずつですけどね。はやる気持ちを、ちょっとでも抑えようとしているわけですね。

2018年11月12日月曜日

マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス

ピクロス、ひととおり終わらせました。『マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』。プレイを開始したのは今年の8月ごろだったから、全問クリアに3ヶ月かかったってわけですね。とはいえ、毎日コツコツとはなかなかできず、最初のうちはよかったんですけどね、問題が難しくなってくるとクリアに要する時間が読めなくなってくるから、10分20分とかの短い時間でちょこちょこやるってのが難しくなって、ですが、なんとか時間やりくりして全部終わらせました。

このソフトには、ピクロス、メガピクロス、ミクロスと、3種のルールが収録されています。このうち、一番の山場となるのはメガピクロスでした。メガピクロスについては以前触れたので詳しくはいいませんが、普通のピクロスよりも条件が難しい。私はナビゲーションをオンにしてプレイしているので、この列、埋められるマスがあるよって教えてもらえるんですが、それでいったいどこが確定なの? さっぱりわからないというのもしょっちゅうで、いやあ、悩まされました。

問題、よくできてますよね。見込みでこのへんだろうって埋めるんじゃなくて、ちゃんとヒントにもとづいて埋めるマス、ばってんつけられるマスが確定していく。だからこそ、考えて、埋めて、完成すると気持ちいいってものなんですが、作る方からしたら本当に大変なんじゃないかなあ。問題作成には当然コツ、セオリーがあるのだろうけど、仮にそれがわかったとしても自分には無理だなあ。無理することなく、プレイヤーとして楽しもうと思います。

メガピクロスをクリアすると、いよいよ最後に残されたミクロスにチャレンジです。これ、本当にボーナスステージみたいなものなんですね。小さなマス目を埋める過酷なマラソンピクロスなのかなって思っていたら、いやあ、これは簡単。10×10のブロックが集まってできた大きな絵を、そのブロックごとにクリアして完成させましょうといった趣向。隅の方のブロックだと、0の列もたくさんあったりするので、クリアするのにあまり時間はかからない。なので、いかに手早くクリアできるかというタイムアタックの様相を呈していました。

Nintendo 3DSで遊べるピクロスは500円くらいでダウンロードできるのがいくつかあって、年末とかにセールしていたりするから、来月ですかね? いくつか買ってみようって思っています。正直なところ、こんなに面白いとは思っていませんでした。

2018年11月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2018年12月号

『まんがタイムきらら』2018年12月号、昨日の続きです。

『うらら迷路帖』。迷路町の神を占いで見たために、呪いを受けてしまった紺たち。体に残る黒い痣に不安はただただ募り、皆の気持ちも曇りがちであるわけですが、紺にとりつくお狐さま、こういう時にはこの人みたいな明るさがありがたいですね。この痣、千矢にはないんですね。そうか、くろう占いといっているもの、あれは占いではないのか。ゆえに禁忌には触れなかった。今回の、皆がそれぞれに気持ちをふりしぼって、呪いに立ち向かおうと決意する姿、実によかったです。そしてニナと紺の母もこの状況に黙っておられず、ええ、そりゃそうですよね。妹が、娘が、このままだと消えてしまうっていうんだもの。そしてここで千矢の母、矢見についての記憶が呼び覚まされる。ああ、物語が動きますね。いよいよ核心に踏み込もうというんでしょうか。

『さかさまロリポップ』。柚希の友人、芽依は柚希の妹、詩月のファンなんだ。けど柚希ほどはその動向追えていなくて、というか、柚希は詩月の姉でありファンでありみたいなものだもの。そりゃどんな仕事してるか、詳しく知ってて当たり前。そんな柚希の家に芽依が呼ばれたんですね。柚希、うっかりですよ。詩月と姉妹であること内緒にしている。さて、このピンチ、どう乗り越えるんだろうと思ったら、ああー、詩月、変装してきましたよ。男の子に化けたりするのかなって予想してたら、なんか眼鏡かけて、姉とかいってきた。これで小学生には見えないでしょとかいってるけど、いや、バレるよね? いくらなんでもバレるよね? バレてましたー。芽依、立派な人だ。柚希の妹が詩月であること、すでに下調べ済みだったんだ。けど、あえて秘密を暴こうとはしない。こっそり、ひっそり、この事実を楽しんでいるんですね。そんな芽依の失敗。妄想の暴走で、ゆずと結婚したいとか口走っちゃった。でもって詩月は詩月で、芽依に姉をとられてるのが寂しいのか、なんだかんだ理由をつけて引き離そうとしてね、ああー、めんどくさい姉妹だなあ! でも、これはこれでうまくまわってるのなら、それはそれでいいのかも知れん。芽依も、そうした状況を楽しんでるのなら、まあそれでいいのかも知れん。ちょっといびつで、依存ギリギリ? 過剰な姉妹愛が甘々ですね。

『さゆりメソッド』。沙百合が百合に目覚めたか? 女の子同士のキスってどんな感じなのか、あらぬこと口走って、それに答えてすみれ、試してみる? いやもう、思わぬ急展開じゃないのと思ったら、そうか、そういうわけではないんだ。この状況を面白がってる四葉、ちょっといじわるっぽくて面白かったです。沙百合のために急遽開かれた百合入門講座。これ、創作ジャンルとしての百合についての入門ですよね。まあ、それを自分にとって都合よく利用しようとしてる人がいるわけですけども。多様な百合のバリエーション、その濃淡の幅をもって、自分と沙百合の関係も百合のひとつと認識させようとするすみれ、いい具合に悪どくていいですね。でもって、沙百合におすすめの百合漫画、いわゆる薄い本、同人誌をさくらがチョイスしてみたら、へー、すみれの描いた本なのか。その時のすみれの反応、それがね、情緒不安定扱いされるのもまた面白くて、この秘密にしてるのとか、目の前で評価されて気恥かしかったり嬉しかったりみたいなね、そんな動揺、ありあり見えるのがよかったです。

My Private D☆Vはミナミト、『海色マーチ』の作者です。今回はとりわけ面白いな。なんと、勇気×女の子、ですよ。普段はおだやかだけど、いざという時は死に物狂いで立ち向かう、そんな女の子が好きとのこと。ああ、ギャップなんかも手伝うのでしょうか、わかります。でもって、肝心要のイラストがですよ、制服、三つ編みというオーソドックスな学生スタイル、けどセーターの裾なんかほつれててね、ああ、今がそのいざという時なんだ。鉄パイプ振り被って、迫りくる危機に対しまさに振わんとするその姿。表情に見える覚悟がいい。目が完全に座っていて、これはまさに自身のD☆Vポイントを端的に描き出している、そのように思えますね。

2018年11月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2018年12月号

『まんがタイムきらら』2018年12月号、昨日の続きです。

『けいおん!Shuffle』。よしきた、色がわかりましたね。しかし扉絵、これ、真帆の夢なですね。ニヤニヤしてる寝顔、面白かったですよ。今回は、楽器をはじめてすぐの初心者、楓の音出し風景とかね、でもって指が痛いといったトラブル、悩みもありつつも、初々しくて、なんだかわくわく、どんなことでも楽しいといった様子が実にいい。だって、ボーンって鳴らしただけであんなにキラキラの笑顔よ? しかも拍手よ。最高やん。でもって、この前のモタモタがいいのよ。ほんと、なんかつりこまれて笑ってしまうよさがあります。しかし莉子先輩、謎だらけ。楽器はやってないよっていうんだけど、やたらと語る。経験者なのか知識だけなのか、ほんと謎。弾けないけど知ってるってことはあるものなあ。でも、莉子の発言、知識というより体験に根差してるみたいな感じするんですよね。そして今回のメインは、真帆ですよ、楽器をどうするか問題。欲しいなあって、あの顔いいなあ。あの楽器が欲しい、けど高いの買うのは躊躇する。その狭間での苦悩、わかる、わかるよ。まあ、たいてい思い切って買っちゃうんだけどさ、迷いはするよねえ。結局、真帆も買いました。お金は? あるんだ! いいなあ、真帆。払えるだけの手持ちはある、だからといってポンポン買えるってわけじゃない。その葛藤、わかる。ほんと、真帆、いいなあ。気の小さい自分には、この子の気持ち、いろいろがよくわかって、それがまた面白いです。

『佐藤さんはPJK』。PJK佐藤が定期テストで0点。そして鈴木千春も、って、あの大穴あいた答案、回答がひとつ残ってて2点もらえたんだ。故に最下位を回避したのであった! とかいってますけど、そんな堂々というようなことじゃありませんよ? 補習の様子、おかしかったですよ。ちゃんと救済策も用意されてて、学習態度で加点してくれるんだ。って、PJKのやってるのは、それ、小ネタだよね、学習関係ないよね? でも加点、有り得るんだ!? 長年留年し続けているPJKが、進級を回避するためにわざと0点をとったというのは、まあわかってました。なのでこの補習でも加点を回避すべく、いろいろボケをぶちかます。その奇行? もろもろが面白くて、テンポいいし、先生がまたうまいこと受けてくれるやん。まあ、毎回のこと、慣れっこなんだろうな。と、ここまでがコミカル、けれどまさかのシリアスですよ。佐藤と一緒に卒業できないこと知って、千春のがっかりして、色を失った表情と、なんとか千春をやわらげようとしてくれたPJKの距離感。ああ、ふたり、いい関係築いてますよね。それがありあり見てとれて、本当によかった。そして最後のうちあげに向かう四人の様子もね、ええ、とてもよかったですよ。

『スロウスタート』。あー、かむりさん、ご不快です。八百比丘尼の伝説の本、すごくキラキラして読んでた冠だけど、たまてが屁負い比丘尼だなんだっていっちゃったせいで、あー、どよんとしちゃった。読むのもやめちゃうってね、めずらしいな、こういう感じ。栄依子、冠のピンチ、教室に忘れ物とりにいくの、そっと手助けしてくれた。こういうの、栄依子のうまさだよなあ。でもって、これがまさかの生徒会の手助けに繋がるとは予想もしませんでした。廊下で大荷物持ってよろよろしてる兆野を助けて、たくさんある仕事、引き受けますよと、予算削減の通達、軽くこなしてくれちゃった。すごいよな、栄依子さん、コミュ力おばけだ。一年の頃、大変だったって兆野がいってるのね、よっぽどの苦手意識ができちゃってるよね、でもそんな大変な仕事を、あっさり軽くこなした上に、連絡先まで入手してきた栄依子さん。尋常じゃない強さだな。圧倒されるわ。今回は、生徒会のふたり、兆野綴そして溝端創のふたりとの引き合わせがあって、そして花名がずっとあこがれてた揃いのTシャツですよ。ああー、ここで解決させるんだ! すごいと思った。この長くかけて解決されるというのね、よーく作ってあるわー。ほんと、これは見事だったと思いましたよ。

三者三葉』。ああ、皆が進級しますよ。今日は終業式、そこで新たな目標を胸に刻む三人娘ですよ。葉子様はお金のやりくり、双葉はチャレンジメニュー、そして葉山ちゃんは子パンダのお腹をクンカクンカ。って、待って、君ら、進学とか受験とか、ほったらかしかい。いかすわ。それに、この時の顔、ぐぬぬ顔、最高だったと思う。すごいポテンシャル秘めてたな、君ら。薗部似の里見先生との挨拶、また葉子様のバイト先とのいろいろ、それがこの一年を振り返るようで、ちょっと前向き? けど、なんだか寂しい? うん、この永遠とも思われた彼女らの「今」が永遠ではないんだって知らされて、ほんと、切なく、それゆえにかけがえなさ、感じさせてくれるんですね。それでやってること、双葉はチャレンジメニュー完遂だし、辻兄とのやりとりもね、いつもどおりだなって、でもそのいつもどおりももうこれが見納めかと思うと、なんだか胸がつまります。ああ、双葉。ああ、双葉よ。

2018年11月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2018年12月号

 『まんがタイムきらら』2018年12月号、発売されました。表紙はきららヒロイン6人がありがとうですよ。なるほど、きららが独立創刊15周年を迎えて、そのお祝いの表紙でありますね。『けいおん!Shuffle』紫を中央に、右回りで『ゆゆ式』ゆずこ、『あっちこっち』つみき、『スロウスタート』花名、『三者三葉』葉子様、『うらら迷路帖』千矢と、アニメ化もされたタイトル、その主人公が、あ、紫はちょっと違うけどね、おめかしでしょうか、正装、ドレス、ぱっと華やぐいい表紙にしあがっています。

『下を向いて歩こう』、湖西晶の新連載です。なんとネガティブなタイトル! と思いきや、そうではないんですね。海辺を歩く主人公、浜に打ち上がるちょっといいものを拾って集める、そんな女の子なんですね。ビーチコーミング。冒頭に語られた光るシーグラス、これもそうして見つけたものなんでしょうね。そして今回のお宝は、水着、ビキニの上。なにごとかと思ったら、ちゃんと中身も近くにいまして、3月というのに泳いでる人がいるのか! 青い瞳、外国人? この街に引っ越してきたというこの子は美浜シエル。かくしてヒロイン、由良硝子はシエルと出会い、そしてここからふたりの関係が始まっていこうというのですね。シエルのたまたま拾っていたという黄色いシーグラス。これ、ウランガラスか。淡く緑に光る、ちょっとしたレアモノ。かつてその美しさに魅せられた硝子。そして今まさに魅せられようとしているシエル。この光るガラスがむすびつけたふたり。この春から高校に進学するふたり。これまで友達のいなかった硝子にとってシエルが大切な友達になるだろうって予感させる、そんな導入、その見せ方もきれいで素敵でありました。

『眼鏡の世紀』。むっくの特別読切ですってよ! そうだよ、懐かしい、『眼鏡のお年頃』。今回の読切は独立のものですね。スマートデバイスと多機能眼鏡が融合したスマート眼鏡が一斉を風靡している世界の話。我々の世界では、スマートグラス、あんまりはやらなかったですけど、この世界ではスマートフォンもタブレットも駆逐して、まさにスマートデバイスのスタンダードとなった。スマート眼鏡、略してスマネだそうですが、いいなこの名称。でもって、眼鏡率100%時代の到来! ああ、そうだね、これをやりたかったんだね! わかるー! 面白かったですよ。スマート眼鏡の機能もろもろ語っていく、そこにSFっぽい時代の利便、あるいはそこに潜むリスクなんてのを可視化したりする、そうしたありそう感はただただ素直に面白い。スマネをクラックして、不快画像で攻撃したり、あるいは眼鏡が見た情報を窃取したりと、ああ、こうしたことはありそうだ。今の時代でもありそうな、そうしたものを、スマネに乗せて展開するその「らしさ」は実に見事で、そしてそんな時代に、かたくなにスマネを使わない眼鏡のことを、ガラパゴス眼鏡っ娘、眼鏡っ娘レガシー、そしてさらには原始眼鏡と、そのいいかた! でも、うまいね、テンポもいい、発想もいい。次へ次へと乗せられるように読み進めて、そして最後にスマネ開発秘話にて根源に立ち返らせる。というか、スマネ成立の影には眼鏡の趣きを重視するその価値観、美意識があったからか! きっとおそらくこの世界は、その価値観を共有する人が多かったんだろう。実際、登場人物全員が眼鏡に一家言ありといった風でしたもんね。さすがです。

2018年11月8日木曜日

『まんがタイム』2018年12月号

『まんがタイム』2018年12月号、昨日の続きです。

『茨城ってどこにあるんですか?』。風呂敷を担いでやってきた鈴子。いったいなにごとかと思ったら、多恵に持たされたお土産だったんだ。朝、通勤の途中、多恵に待ち伏せされたんですが、この子、本当に鈴子のこと大好きなんだなってわかる。懐いてるワンコみたいで、いやほんと可愛い。今回は多恵の友人も登場して、森戸、この子が多恵とは対照的に実にクール。いいですね、最高です。脱茨城を熱く語る多恵にも、栃木出身だから茨城のこと悪くいわれても平気って。でもって、なんだかんだで茨城のことが好きな多恵の側面も森戸の口から語られて、いいですね、森戸、多恵とはまた違ったアクセントになっています。多恵のお土産、さつまいもだった。それがナチュラルに職場で干し芋になるっていうのもいい感じ。そして終業後、多恵のお気に入りスポット? 牛久大仏に向かうことに? いやはや、面白くなってきましたね。なんかわくわくしてくるテンションですね。

『さわらせてっ!あみかさん』。最終回にとんでもない展開を持ってきましたね。朝目覚めると姉からふくよかさが失われていた……。なんと、かがりの進学に悩むあまりにやせちゃった、っていうんだけど、極端だな、あみかさん。あまりの変わりように、職場でも誰も気づいてくれない。いや、さすがのまひろだ、匂いでわかる。沙織、最高でしたね。報告を信じない。見て倒れる。そして罵詈雑言? 普通だったら誉め言葉よね。かがりとの会話で見える、あみかの憧れのシチュエーションとかね、可愛いっていわれちゃって、こうした姉妹の関係もいい感じでした。結局あみかはすぐにもとどおり、夢オチレベル!? で戻ったんですが、最後のあのあみかの包容力溢れるハグ。沙織で台無しじゃん! というか、これでこそ沙織サン! って感じでありましたね。ああ、つまりこの漫画、あみか、沙織の物語だったって理解でいいんですか? ええ、そうですよね。溢れる愛でしたね。

『見上げればいつも妹が。』。新登場人物ですよ。引っ越してきたお隣さん。ツブテが誤解されないよう、最初に年齢からいおう、遥にも妹ってちゃんと主張しろといってるんですが、なんと、お隣さん、どう見ても10代の32歳。本城ダイヤ。ただツブテとは違って、10代なみになるには2時間かかるんですね。しかし、ダイヤさん、これはいいですよ。可愛いじゃん、ちょっとヤリすぎ感あるツブテ観察もいい感じ。どんなアンチエイジングしてるのかって、ほんと、ダイヤにとっては大問題。なんとか自分にも活かしたいってやつですよね。まあ、ツブテは若く見られるの嫌だから、まったく方向性は逆なんですけどね。そしてダイヤ、ツブテに興味があるって遥にいっちゃって、その見た目の若さに興味があるってだけなのに、なんだか恋愛の話みたいに受け取られちゃって、しかも、遥、誤解されるようないいかたで兄に伝えちゃった! いやあ、いい感じ。あの赤面ダイヤさんも大変にいい感じでした。

『ウレ漫とガケ漫』。今回、よかったなあ。街でたまたま出会った白井と茜。茜はちづると一緒に文化祭の買い出しだっていうんですが、ここで白井、手伝って欲しいって茜にいわれて、学校まで連れていかれちゃうんですね。間違いがないようにと、DNAサンプルとして髪の毛確保されちゃう白井。でもって演劇の背景を描くのに、白井、大活躍ですよ! ズバズバ、いろいろ聞いてくる女子高生たちがよかったですね。興味津々、でもってその遠慮のなさ。実に好ましい。茜の好みも、若いイケメンが好き! わかりやすい。いいなこの力説する茜。この子の学校での様子、漫画家としての茜とはまた違う側面が見えて面白かった。けど、今回よかったのはここからですよ。白井の絵が褒められてえらい嬉しそうな茜。そして白井を手伝いとして呼んだ茜の真意。ああー、高校の取材をさせようと思ったんだ。このともに漫画に打ち込む同志としての関係、もうほんと最高じゃないですか。ぐっとくる一瞬でしたね。

2018年11月7日水曜日

『まんがタイム』2018年12月号

 『まんがタイム』2018年12月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』がメイン、パンケーキを食べようとしている様子、その表情がなんともいえず嬉しそうで、いやあいいですね。『おねがい朝倉さん』はドーナツ、ですよね。ゴージャスすぎて自分の知ってるドーナスとは違って見える。『さわらせてっ!あみかさん』は大きなパフェですね。『花丸町の花むすび』花子はチョコフォンデュ。イチゴにチョコレートつけて食べてるの、あの頬のもぐもぐ感、いいですよ。

『瀬戸際女優!白石さん』。白石さん、真島監督とデートっすか!? いや、なんかちょっと違う。キャバ嬢を演じるにあたり、勉強目的でいこうぜ、誘われるんですね。きれいどころ前にした白石さんの反応、あれはすごいな。女優、女優としての立場忘れないで!? さすがキャバ嬢といっていいのでしょうか、白石の真島監督への気持ちが筒抜けになったりね、応援しますってさ! なんか心強いな。キャバ嬢の対応で男心の動かし方を知ったり、そして甘やかされる白石など、見どころいっぱい。さらにここでもばっちりファンを掴んでるのもいい感じです! キャバ嬢に癒され、そして憧れられて、ドラマの演技も好評。真島に誘われて、白石さんばっちりじゃん! けど、あんまり色気ある話にはならない。最後の眠りこける様子、すごくいい表情。見守る監督とせいちゃん、ふたりの表情も優しくてすごくいい絵になっていました。

『となりのレトロガール』。1986年からタイムスリップしてきた椎子さん。この人の戸惑い? それが面白くて、そうか、5千円札の肖像、怖いんだ……。お金の感覚が違うのが実感させられるの、面白かったです。大金だって、時給千円の世界だって、給料に感動するんですが、反面、いろいろなものが高い。菓子パンも高くなった、ラーメンとか千円近くするって、そうした中、ハンバーガーは安くなってるんだ。へー、今も100円とかあるの? そして消費税についてコメント。8%の税率に、37%くらい増えてると感じてるの、ああー、そうなのかもなあ。缶ジュースの容量が増えたのと値上げしたのと、値上げのために量を増やしたんじゃないよっていうのがね、ええ、そうなんですよね。椎子はバブル景気を知らないというので調べたバブルの頃の風潮、これを受け入れられない現。こうしたギャップ、実際、当時の雰囲気知らないと、なんだこの状況って思うよね。自分だって思ってますよ。さて、現、思い切りましたね。つきあってくださいって、おお、いいましたよ。さて、次回が5話シリーズの最終回なんだそうです。この告白がどんな結果を生むのか、楽しみですね。

『ハニトラなんか怖くない!』。めちゃくちゃ面白い。ハニートラップを警戒する綾小路に、危ないのはお前の思い込みだっていう同僚ね。のっけからキてますわ。今回、すごかったの、山田さんのサポート力。綾小路の仕事に、こっそりいろいろ助力をしている。そして今回、ついに動き出した立花。すごいな、めっちゃ色っぽいよ、今回、この人。仕事終わりを待ち伏せて、さらうようにして綾小路を店に連れていく。予約していた個室でのあの意味深な会話。これで声が大きくても大丈夫ですよ、って、立花さん、なにをする気なの!? あのイッちゃった目、最高でしたね。グイグイいく、目当ては綾小路のお宝の刀剣! この盛り上がり感、素晴しかったです。そして山田のサポート。乗り込んできた! でも、立花の魅力、とどまるところを知らず、うっとりと刀剣について語るその表情、その姿、あー、実にいいですね。でも、これで今回、立花の目的は達成されたわけで、ということはもうこの人が出てくることはないのかな? だとしたらちょっと残念ではありますね。

『良倉先生の承認欲求』、ゲストです。面白かった。厳しいと評判の良倉先生。呼び出しをくらった星畑が、いったになにについて注意されるのかビクビクしてたら、まさかのSNSの使い方。アカウントバレしたのが問題? じゃないんだ。こんな適当な画像でいいねが欲しいと思ってるのか! って、いや、ほんと、そこなの? 思いもしない説教に、ショックと戸惑いを隠せない星畑。でも、良倉もうっかりでしたね。今度は良倉がSNSにあげる写真を撮ってるところ見られちゃう。ぶんちょー紳士。SNS映えする写真公開してるといって有名なアカウントで、でも、OL設定でやってるんだ……。この時点で、良倉と星畑、ちょっと関係がイーブンになりつつあるのがおかしくて、いいねを欲しがる良倉。開き直った上に、涙ながらに本音語りまでして、そうか、いいねは心のオアシスですか。良倉の弱味を握った、そう思って笑う星畑、よかったですね。でもあっさり懐柔されて、でも、ほんと、このふたりの関係、面白くなった。怖い怖いと思われてた良倉だけど、ほんとは傷つきやすくて、弱ってるんだっていうこと知った星畑が気を使ってくれるようになったりね、それからよき理解者になってくれたみたいでもあってね、ええ、ちょっと特別感あるんですね。面白かった。それにふたりともにチャーミング。いい漫画だと思います。

2018年11月6日火曜日

『まんがタウン』2018年12月号

『まんがタウン』2018年12月号、昨日の続きです。

『恋するヤンキーガール』。中学3年の夏休み。いよいよ受験の追い込みが、みたいな時期だというのに、ユズキ、すごいな、昭和の小学生みたいな格好で虫取りに誘いにきましたよ。一旦はつっこむんだけど、ナギの巻き込まれていく感覚、いいなあ。ナギは巻き込まれの名人だと思う。でもって斉木、彼もつきあいがいい。そうか、ユズキに勉強教えたりしてるんだ。いい友達なんだねえ。今回、ちょっと寄り道的な不思議な雰囲気。男3人で女子にいいかっこしたいとかね話してて、青春だねえ。でもって、茂みにアヤメちゃん。おお、黒髪ロングで白ワンピース、薄暗がりだと幽霊に間違われるんだ。でも、いい感じよね。素敵、素敵。神社に合格を祈願するあの4人の姿、実によかったですよ。アヤメちゃんにナチュラルに帽子をかぶせるナギもね、実によかったですよ。

『みんな猫に恋してる』。島田課長が連れ帰ってきた子猫の名前を決めます。課をあげての結構なイベントじゃないですか。それで決まった名前がこじま。四方木の案で、皆から微妙みたいに思われてたけど、他のも結構な……。自分の案が強烈だっていわれて落ち込んでる鹿目が面白かった。ええ、この人のポジション、揺るぎない感じです。さらにこじま、係長になりました。先輩のつもりでいた四方木たちが落ち込むところもいい感じです。今回は名前づけの他に課長の落としもの、ヒゲですね、これをめぐるドタバタが描かれて、というか鹿目がひとりでじたばたしてるんですけど、ほんとこの人は課長となるとテンションがおかしくなる。そのちょっと冷静を失った鹿目がいいんですね。この人の根っこというか素というかが表れて、それがなんか魅力的にうつるんですね。

『ちこはゲーセン一番星!』。ああ、嬉しい。単行本が出るんですね。ありがたいなあ。さて本編ですよ。マネージャーに気にいられようと頑張るちこ。でもわりかしバレバレ気味というか、徹底できてないのがちこのいいところですよね。今回は前回の続きといったらいいでしょうか、ビデオゲーム、旧作をメダルで遊ばせるというやつですが、対戦格闘からベルトスクロールアクションに変更。基盤の交換はゆめさんが華麗にやっつけてくれました。マネージャー、ゆめさんの後輩だったんだ。というか、ゆめさん、番を張ってたんだ……。知られたくない過去が漏れ出してきましたよ? マネージャー榊田の懐きようがいいですね。どんだけゆめさんのこと好きなんだ。テンションが違う、キャラが違う。けど、なんか可愛いな。ふたり協力プレイするマネージャーとちこ、その様子もおかしくて、気にいられる作戦、どうしたの? 後輩を暖かく見守る、そんなゆめの表情が素敵でした。でもって超絶ゲームプレイ見せてつけてくれるゆめさん。いやあ、ゆめさん、いいっすわ。最後にテンションあがりきっちゃったか、マネージャー。あー、あー、えらい格好で再登場! いい加減、落ち着いてくださいよ! 妙に似合ってますけどさ。

2018年11月5日月曜日

『まんがタウン』2018年12月号

 『まんがタウン』2018年12月号、発売されました。表紙は『野原ひろし昼メシの流儀』がメイン? いや、食事ものの連載、それを全面に押し出そうというのですね。大きな豚の角煮がのった丼をどーんと描いて、その向こうに『野原ひろし昼メシの流儀』、『かわいい先輩と残業めし』、そして『はつくい転校生』が並んで紹介されているんですね。この他には連載の告知カット、『妹がかわいくて恋愛どころじゃありません!』と『レトロゲーとかマジウケる!』がございます。

『レトロゲーとかマジウケる!』、新連載です。崖っぷち漫画家、小川よしおの部屋に入り込んでいる今どきの女子高生、寿美咲。学校の帰り、電車待ちに2時間くらいかかるからと、近所の叔父の家に遊びにくるようになっちゃった。あの、4年ぶりに会った姪の変わりように、自分はなんも変わってないとショック受けるよしおね、これわかるわー。大ダメージやで。さてさて、おじの家に遊びにきてもやることないので、とりあえず押し入れにあったゲームで遊びます。昔のゲーム機、ヒャミコンだそうですが、そいつで昔のゲーム、いわゆるレゲーに触れていくことになるんですね。初回は『スペランカー』の死にやすさと『エキサイトバイク』をはじめとする何度も同じステージが繰り返されるゲームが扱われて、このあたりはレゲーあるあるなんでしょうね。レゲーというわけではないですが、ファミコンミニ買ったり、Switchで旧作遊べるようになったりで、懐かしいゲームに触れる機会は増えています。そうした楽しみを引き出してくれる、あるいは、このゲーム、こんな風に面白いよって伝えてくれる連載になったらいいなって思います。

『新婚のいろはさん』。面白いなあ。回想ですよ。こんな野趣あふれる地域でふたりは育ったんですね。川沿いの大岩で昼寝する始少年。いろはが始のヒミツ手帳を奪ってね、それで川にはまってみたりと、ああ、ちょっと今と雰囲気が違うところ面白い。始は自重気味というか、あんまり浮き立たない真面目少年で、対していろはさんは攻めるなあ! ズブぬれです。上だけでも脱いどこうとかいって始少年を振り回したり、でもってシャツが透けてます。気にしないのか! この頃にはもういろはさんは始のこと意識してたっぽいなあ。始は全然だけど。すでに独特の風格持ってた始の漫画。これに可能性を感じたのかい? いずれ漫画家になったら始のお嫁さんになってとかいっちゃってね、始、赤面してるじゃん! でも、ないんだってさ。そういってた始だけど、いろはとの住みたい家の話、それがしっかり印象残してたんだなあ。いろはさん、初志貫徹。そして始くん、温故知新。いいねえ、いいふたりだねえ。向かい合って背丈を確かめる始、なんかかっこよかったよ。

『小春さん、ずれてない?』。小春とつきあってる疑惑を晴らすため、この子に恋人を作らないといけなくなった冬樹。もうほんと面白い。のっけから絶望。とにかくなんとか小春に彼氏をと思って策を講じるんだけど、ああー、小春さんよ、いきなり可能性を潰したよ? いつぞやのバイトの彼、一番可能性の高い彼。この人にまで、いいひと紹介してメール送っちゃってさ、でもってごめん無理って、いや、それ、自分が小春のいいひとになりたいってことだから! ああー、冬樹がこの状況ちゃんと把握してたらここでこの漫画終わったのに! いや、あかんやん、それ。小春の奇跡の写真を撮る、そのくだりの必死感、すばらしい。というか、冬樹の顔がずっとヤバい。そして小春をプレゼンしまくるも、それ、冬樹の狙ってる彼女にはノロケてるって伝わって超裏目。いいねえ、いいよ、なにやっても誤解される、なにやっても不信を招く。この迷走感。やりますね、いいですよ、最高ですね。めちゃくちゃ面白いです。

『妹がかわいくて恋愛どころじゃありません!』、短期集中連載です。山谷睦月、27歳。明るい、ハキハキ、可愛らしい眼鏡のお嬢さん。いきなり男に飢えてるとかいわれてますけど、それ、駄目よ! そういうこといっちゃ駄目よ! さて、一緒に営業をしている宮本くん。この人と睦月、だんだん仲を深めていくことになるのかな? と思いきや、睦月は妹のこと、いろいろに忙しい。妹に彼氏ができた……。めっちゃ絶望顔ですね。まだ高2。はやくないかって、やさしいいい子の妹が騙されたりしないかって心配して、わかるー。高校生の男子なんてえろいことで頭いっぱいだろうからって、うん、宮本くんの答が素直でたいへんよかったです。妹の彼氏、これを起点にして、睦月の恋愛観や宮本の過去? もろもろを引き出して広げていく、そうした見せ方悪くない感じです。かつての彼女とのデート、どんなだったか聞かれて赤面したりね、宮本もなかなかにチャーミング。妹もね、姉の干渉に怒ってみせたりと、いろいろ関わってきそうな雰囲気。悪くない出だしです。