『まんがタイム』2018年12月号、昨日の続きです。
『茨城ってどこにあるんですか?』。風呂敷を担いでやってきた鈴子。いったいなにごとかと思ったら、多恵に持たされたお土産だったんだ。朝、通勤の途中、多恵に待ち伏せされたんですが、この子、本当に鈴子のこと大好きなんだなってわかる。懐いてるワンコみたいで、いやほんと可愛い。今回は多恵の友人も登場して、森戸、この子が多恵とは対照的に実にクール。いいですね、最高です。脱茨城を熱く語る多恵にも、栃木出身だから茨城のこと悪くいわれても平気って。でもって、なんだかんだで茨城のことが好きな多恵の側面も森戸の口から語られて、いいですね、森戸、多恵とはまた違ったアクセントになっています。多恵のお土産、さつまいもだった。それがナチュラルに職場で干し芋になるっていうのもいい感じ。そして終業後、多恵のお気に入りスポット? 牛久大仏に向かうことに? いやはや、面白くなってきましたね。なんかわくわくしてくるテンションですね。
『さわらせてっ!あみかさん』。最終回にとんでもない展開を持ってきましたね。朝目覚めると姉からふくよかさが失われていた……。なんと、かがりの進学に悩むあまりにやせちゃった、っていうんだけど、極端だな、あみかさん。あまりの変わりように、職場でも誰も気づいてくれない。いや、さすがのまひろだ、匂いでわかる。沙織、最高でしたね。報告を信じない。見て倒れる。そして罵詈雑言? 普通だったら誉め言葉よね。かがりとの会話で見える、あみかの憧れのシチュエーションとかね、可愛いっていわれちゃって、こうした姉妹の関係もいい感じでした。結局あみかはすぐにもとどおり、夢オチレベル!? で戻ったんですが、最後のあのあみかの包容力溢れるハグ。沙織で台無しじゃん! というか、これでこそ沙織サン! って感じでありましたね。ああ、つまりこの漫画、あみか、沙織の物語だったって理解でいいんですか? ええ、そうですよね。溢れる愛でしたね。
『見上げればいつも妹が。』。新登場人物ですよ。引っ越してきたお隣さん。ツブテが誤解されないよう、最初に年齢からいおう、遥にも妹ってちゃんと主張しろといってるんですが、なんと、お隣さん、どう見ても10代の32歳。本城ダイヤ。ただツブテとは違って、10代なみになるには2時間かかるんですね。しかし、ダイヤさん、これはいいですよ。可愛いじゃん、ちょっとヤリすぎ感あるツブテ観察もいい感じ。どんなアンチエイジングしてるのかって、ほんと、ダイヤにとっては大問題。なんとか自分にも活かしたいってやつですよね。まあ、ツブテは若く見られるの嫌だから、まったく方向性は逆なんですけどね。そしてダイヤ、ツブテに興味があるって遥にいっちゃって、その見た目の若さに興味があるってだけなのに、なんだか恋愛の話みたいに受け取られちゃって、しかも、遥、誤解されるようないいかたで兄に伝えちゃった! いやあ、いい感じ。あの赤面ダイヤさんも大変にいい感じでした。
『ウレ漫とガケ漫』。今回、よかったなあ。街でたまたま出会った白井と茜。茜はちづると一緒に文化祭の買い出しだっていうんですが、ここで白井、手伝って欲しいって茜にいわれて、学校まで連れていかれちゃうんですね。間違いがないようにと、DNAサンプルとして髪の毛確保されちゃう白井。でもって演劇の背景を描くのに、白井、大活躍ですよ! ズバズバ、いろいろ聞いてくる女子高生たちがよかったですね。興味津々、でもってその遠慮のなさ。実に好ましい。茜の好みも、若いイケメンが好き! わかりやすい。いいなこの力説する茜。この子の学校での様子、漫画家としての茜とはまた違う側面が見えて面白かった。けど、今回よかったのはここからですよ。白井の絵が褒められてえらい嬉しそうな茜。そして白井を手伝いとして呼んだ茜の真意。ああー、高校の取材をさせようと思ったんだ。このともに漫画に打ち込む同志としての関係、もうほんと最高じゃないですか。ぐっとくる一瞬でしたね。
- 『まんがタイム』第38巻第12号(2018年12月号)
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