『まんがタイムきららキャラット』2019年1月号、発売されました。表紙は『動物応援』いやさ『アニマエール!』でありますよ。中華風、というのでタイトルも漢字になりました。チャイナドレスモチーフのチア衣装着ましてね、こはねとひづめ、背中合わせに腕からませて、ふたりともにいい笑顔。全体に古めのポスターっぽく見せるよう工夫されてるんですが、ちょっと印象が違って、こういうのも面白いですね。
『おか研』、ゲストです。全体にゆるい漫画。あまり描き込まれていない、背景が白い、そういった嫌いはあるけど、でもこれがこの漫画の雰囲気を決定していたりもするから、びっちり描き込まれてる方がいいともいえないよなあ。基本的に会話で進行する漫画です。おかると研究部の3人娘が主人公ではあるんですが、あんまりオカルトっぽい話はしていない。ゆるい日常の会話。なんかほのぼのとして、それでちょっとズレている? 個性的? かと思ったら、すごく普通の話してたりなんかもして、でもこの温度感? ぬるめの感じ、結構好きでしたよ。しおりがね、お姉ちゃんと一緒にクッキー焼いて、部活にも持ってきてくれたっての、あの一連の描写がよかったです。なんかね、ちょっと言い訳するのね。小声でね。そして部の皆で一緒にクッキー食べて、最後のあの絵でしょう。ぐっときた。なんでもないんですよ。なんでもないことなんですよ。でも、最後のイラストでしめるところ、好きです。こういうのなんだか不思議と好きなんです。
『かぐらまいまい!』、ゲストです。カラーがきれいですね。高校の入学式、学校へと向かう途中、神社に寄っていこうという一宮こふくです。お参りしてたら、神楽の練習? している女の子と知り合いになりました。この子、花守美夜も今日から高校生。同じ学校、同じ学年というわけですね。登校の準備をする美夜を待つ間、神楽の鈴を手にして振ってみたら、きれいなお姉さんが登場、いろいろと導いてくれて……、というこの人、この神社にまつられてる神様みたいですね。この経験が、こふくの神楽への憧れをより一層に強くさせて、ああ、こうしてこの子は美夜とともに神楽に取り組むことになるんですね。美夜の悩む神社の経営問題に、こふくの神楽への憧れ。後編でどういう展開を見るのか、楽しみです。
『蛇と猫』、ゲストです。蛇というのは囚人のサーペントさんで、猫というのはサーペントを追う警察なんですね。サーペントは魔女なので魔法が使える。簡単に牢獄を破って、好き放題に出たり入ったり、牢獄も自分の好きにアレンジして、豪華な快適空間にしているというんですね。この人、猫のことが好きみたいですね。猫の用意してくれるという食事、それに気持ちがつながれている。牢を抜け出して遊びに出掛けたとしても、猫がくるのを待っているし、お店の女性たちに慕われながらも、猫がきたら一緒に帰っていく。かまわれたい、そんな感じがしますよね。逃げたい、自由に振舞いたい、それもそうなのかも知れないけれど、それ以上に猫にかまわれたい、追い掛けてきて欲しい。そんな様子がうかがえます。
- 『まんがタイムきららキャラット』第15巻第1号(2019年1月号)
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