2018年11月22日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年1月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年1月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。ちょっとした映画かドラマかって雰囲気ですね。雪のクリスマス、窓辺に立ち外を見るドレス姿のマキが大人っぽくて素敵です。ちょっと憂いを帯びたその表情、ちょっと忘れがちではあるんですが、この子たち、まだ中学生ですよね。ほんと、ずっと大人に見えますね。『可愛い上司を困らせたい』のカットもございます。こちらもドレス、手にはシャンパンのグラス。ええ、こちらはもう間違いなく大人でありますよ。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。今回も面白いな。かつて陸上のアドバイスを受けた坂田がさらなるアドバイスを求めて陸上部部長を連れてきた。菊池部長。走り幅跳びの選手。次のインターハイで引退するんだけど、この一年間自己ベストの更新ができていない。スランプ? 気持ちも弱ってまして、そこに湯川部長がつけこむ、つけこむ。めっちゃ面白い。この人、弁が立つわ。疑いが拭えない菊池を話術でころっと引き込む。秒速10mの助走で理想の跳躍ができたら20m超えも可能! って、ものすごい殺し文句。でもって、バナナで理想の跳躍角度45度を可視化する、そのくだり。これ、挑発する意図でやったのかい? 笑わずにはおられなかったよ。でも、これで自己ベストに並ばせて、ほんと、すっかり菊池、落ちちゃいましたよ。うまいといっていいのかどうか、でも音圧で背を押すっての、さすがに無理すぎる! そう思ってたんだけど、インハイ当日の情景ね、一生懸命手を叩く湯川、朝永のふたりね、ああ、ちょっとでも力になりたいんだって、その気持ちが嬉しいじゃないですか。そして坂田のあの笑顔! 青春の風を感じる! いい話でしたよ。で、この4人で花火大会にいくことになるの? やったじゃん、朝永。と思ったら、坂田が大変だ。ほんと、面白くなってきた。しかし、坂田、可愛い子ですね。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。残業の多さを気にかける産業医のなごみ先生。業務改善をはかりましょう、そういって職場にやってくるんですが、まさかのハロウィン仕様! お菓子くれないと残業だぞ! って、おかしもらってかつ残業になっちゃってるじゃないですか。今回、どうしても減らせない残業の実態目の当たりにさせられて、いやあ、これ、なごみ先生だけじゃ克服できないよねえ。業務分担を提案したり、効率いい休憩、リフレッシュ、食事など栄養の改善などしてくれて、これ、産業医の仕事だけじゃなくマネジメントにちょっと越境してますよね。今回の残業職場、徹夜仕事、これ、なごみ先生自身もそうした経験があるっていうのが仕事の闇みたいになってるの、面白がっていいものか。ほんと、なんとか改善されてほしいよね、そう思わせてくれる今回。なごみ先生の次の策、うまくいってくれるといいですね。

『おしかけツインテール』。単行本発売を受けてのゲストなのか。まだ花梨が小さかった頃の話。というか、その頃の母、八重の話ですね。仕事にくたびれて帰ってきて、倒れるように眠ってしまったその夢に現れた天使のお告げ。大変な仕事、できない家事、それら悩みが解消されますよというお告げなんだけど、代償が必要なのか。その代償っていうのがね、まさかの親の威厳。小さな花梨が家事に目覚めたっていうんですね。疲れた母のかわりに家事をこなしてくれて、しかもそのクオリティが母を超えてくるという。なるほどなあ、今の花梨の素地はこの頃にできたのか。今の俊郎との暮らしをする前の姿、この頃のふたりも面白くっていいですね。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。若林、風邪をひいちゃったんだ。インフルエンザじゃないとはいえ、長びいてるんだ。なのに薬飲まなかったり、昼間仕事しようとしていたり、うん、ここはヒメのいうとおりちゃんと休んで、はやく治すべきですねえ。世話を焼くヒメの、ちょっと心配性な感じとか、いいですね。その世話の合間に母との思い出が垣間見えたりね、ええ、ヒメ、大切に育てられていたんだなって思わされたりもしましたよ。面白かったの、風邪の時は桃の缶詰というの、ヒメも一緒に食べててね、でもって風邪の治りつつある若林に、アイスクリームは栄養があるからってすすめてね、自分も一緒に食べてるの。アイス食べてる時の点目、やたら可愛かったです。けど、これでヒメに風邪がうつっちゃうのね。次回に続くんだそうですが、今度はヒメが看病される番ってわけですね。

0 件のコメント: