2018年11月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2018年12月号

『まんがタイムきらら』2018年12月号、昨日の続きです。

『けいおん!Shuffle』。よしきた、色がわかりましたね。しかし扉絵、これ、真帆の夢なですね。ニヤニヤしてる寝顔、面白かったですよ。今回は、楽器をはじめてすぐの初心者、楓の音出し風景とかね、でもって指が痛いといったトラブル、悩みもありつつも、初々しくて、なんだかわくわく、どんなことでも楽しいといった様子が実にいい。だって、ボーンって鳴らしただけであんなにキラキラの笑顔よ? しかも拍手よ。最高やん。でもって、この前のモタモタがいいのよ。ほんと、なんかつりこまれて笑ってしまうよさがあります。しかし莉子先輩、謎だらけ。楽器はやってないよっていうんだけど、やたらと語る。経験者なのか知識だけなのか、ほんと謎。弾けないけど知ってるってことはあるものなあ。でも、莉子の発言、知識というより体験に根差してるみたいな感じするんですよね。そして今回のメインは、真帆ですよ、楽器をどうするか問題。欲しいなあって、あの顔いいなあ。あの楽器が欲しい、けど高いの買うのは躊躇する。その狭間での苦悩、わかる、わかるよ。まあ、たいてい思い切って買っちゃうんだけどさ、迷いはするよねえ。結局、真帆も買いました。お金は? あるんだ! いいなあ、真帆。払えるだけの手持ちはある、だからといってポンポン買えるってわけじゃない。その葛藤、わかる。ほんと、真帆、いいなあ。気の小さい自分には、この子の気持ち、いろいろがよくわかって、それがまた面白いです。

『佐藤さんはPJK』。PJK佐藤が定期テストで0点。そして鈴木千春も、って、あの大穴あいた答案、回答がひとつ残ってて2点もらえたんだ。故に最下位を回避したのであった! とかいってますけど、そんな堂々というようなことじゃありませんよ? 補習の様子、おかしかったですよ。ちゃんと救済策も用意されてて、学習態度で加点してくれるんだ。って、PJKのやってるのは、それ、小ネタだよね、学習関係ないよね? でも加点、有り得るんだ!? 長年留年し続けているPJKが、進級を回避するためにわざと0点をとったというのは、まあわかってました。なのでこの補習でも加点を回避すべく、いろいろボケをぶちかます。その奇行? もろもろが面白くて、テンポいいし、先生がまたうまいこと受けてくれるやん。まあ、毎回のこと、慣れっこなんだろうな。と、ここまでがコミカル、けれどまさかのシリアスですよ。佐藤と一緒に卒業できないこと知って、千春のがっかりして、色を失った表情と、なんとか千春をやわらげようとしてくれたPJKの距離感。ああ、ふたり、いい関係築いてますよね。それがありあり見てとれて、本当によかった。そして最後のうちあげに向かう四人の様子もね、ええ、とてもよかったですよ。

『スロウスタート』。あー、かむりさん、ご不快です。八百比丘尼の伝説の本、すごくキラキラして読んでた冠だけど、たまてが屁負い比丘尼だなんだっていっちゃったせいで、あー、どよんとしちゃった。読むのもやめちゃうってね、めずらしいな、こういう感じ。栄依子、冠のピンチ、教室に忘れ物とりにいくの、そっと手助けしてくれた。こういうの、栄依子のうまさだよなあ。でもって、これがまさかの生徒会の手助けに繋がるとは予想もしませんでした。廊下で大荷物持ってよろよろしてる兆野を助けて、たくさんある仕事、引き受けますよと、予算削減の通達、軽くこなしてくれちゃった。すごいよな、栄依子さん、コミュ力おばけだ。一年の頃、大変だったって兆野がいってるのね、よっぽどの苦手意識ができちゃってるよね、でもそんな大変な仕事を、あっさり軽くこなした上に、連絡先まで入手してきた栄依子さん。尋常じゃない強さだな。圧倒されるわ。今回は、生徒会のふたり、兆野綴そして溝端創のふたりとの引き合わせがあって、そして花名がずっとあこがれてた揃いのTシャツですよ。ああー、ここで解決させるんだ! すごいと思った。この長くかけて解決されるというのね、よーく作ってあるわー。ほんと、これは見事だったと思いましたよ。

三者三葉』。ああ、皆が進級しますよ。今日は終業式、そこで新たな目標を胸に刻む三人娘ですよ。葉子様はお金のやりくり、双葉はチャレンジメニュー、そして葉山ちゃんは子パンダのお腹をクンカクンカ。って、待って、君ら、進学とか受験とか、ほったらかしかい。いかすわ。それに、この時の顔、ぐぬぬ顔、最高だったと思う。すごいポテンシャル秘めてたな、君ら。薗部似の里見先生との挨拶、また葉子様のバイト先とのいろいろ、それがこの一年を振り返るようで、ちょっと前向き? けど、なんだか寂しい? うん、この永遠とも思われた彼女らの「今」が永遠ではないんだって知らされて、ほんと、切なく、それゆえにかけがえなさ、感じさせてくれるんですね。それでやってること、双葉はチャレンジメニュー完遂だし、辻兄とのやりとりもね、いつもどおりだなって、でもそのいつもどおりももうこれが見納めかと思うと、なんだか胸がつまります。ああ、双葉。ああ、双葉よ。

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