『まんがタイムスペシャル』2019年1月号、昨日の続きです。
『ふたりが家族になるまでに』。あさひが変化していっています。だんだん自立心が出てきた? 放っておくと全部自分でやっちゃうジローのこと監視するみたいにしててね、朝ご飯も早起きして用意するし、そしておばあちゃん家でも率先して自分から動く。あさひの変化を感慨深そうに見ているおばあちゃん、いいですね。でもってお昼の用意するって時にね、手伝いは私がする発言におばあちゃんもおじいちゃんも、ええッ!? って! 驚きすぎですって! 面白かった。子供だった、なんでもやってもらってた、そんなあさひが、すっかり大人になろうとしていて、それを見守る大人たち。ちょっと辛辣なおばあちゃんがいいですよね。そして家に帰る途中の車内での情景、穏かな時間、通い合う気持ち? 大変よいと思います。
『コスプレ地味子とカメコ課長』。酒に酔った紫ノ井。知らない部屋のベッドで目覚めてさあ大変、といいながらも、特段大変なことにならないの、いいですねえ。羽目をはずした自分を思い出して慌てる紫ノ井、いい感じ。けれど雷雨が帰路を阻む。このちょっと不器用? いたたまれないっていってますね、そんな紫ノ井が課長のカメラと写真見つけて、一気に緊張ほぐれたか、ゲーム、アニメで盛り上がるの面白かったです。やっぱり紫ノ井は、緊張してるよりオタク系パッションで生き生きしてる時が魅力的だと思う。しかも今回の突発お泊まり、次のコスプレの打ち合わせというか、下調べというか、なんかそんなになってるのがおかしくって、このふたりのコスプレに向ける情熱? 相手が気になる、好きになるとかどうとかがくる前に、コスプレ愛がたぎるところに好感であります。しかし普段の紫ノ井は可愛いですなあ。
『ワタシを欲しがる河野さん』。めちゃくちゃ面白い。吉山内にからむお客さんですよ。学生のころ、河野に声をかけられて、すっかり落ちてしまった人。港可撫。可憐の誤植? 読めない……。かぶ? ともあれ、河野から可愛がられている吉山内に嫉妬して? いろいろと面倒かけるんですけど、伝わってない! 伝わってないよ! 煽りのつもりの発言が、吉山内にとっては気遣いになっちゃってるよ! 面白いわ。ほんと、面白い。とはいえ、港もね、嫌なやつ! っていうよりか、陽気な可愛いお姉さんにしか見えんもんなあ。この陰湿さのかけらもないところがすごくいい。でもってあのラスト。なんだかんだで仲良くなりそうな気配見せていて、いやもう大変によかった。もともと可愛い吉山内もさらに可愛くなった? 大変よかったです。
『穂積くんは猫に勝てない』。ブブがいなくなってから3日がたちました。心配のあまり眠れていない倉木も大変だけど、自分のせいでいなくなったんだって責任感じて、さらには倉木のことも心配して、ずっと探し続けてる穂積が大変ですよ。自分のことも労って? シェアハウスの皆も穂積のこと心配してるからね。それでも、ふらふらになりながらも探し続ける穂積、痛々しくって、そんな彼が出会ったブブ。ああー、ブブ、穂積に助けを求めにきたんだ。自分が見つけて保護していた子猫たちのこと、なんとかして欲しいって穂積を呼びにきたんだ。ずっと猫が苦手で、けれどなんとか歩み寄ろうとしてきた穂積のこと、ブブはちゃんと理解して、認めてくれていたんですね。そのひとりと一匹の関係、感動的。そしてブブとの再会に安堵する倉木。ああ、いいエピソードだったではありませんか。これ、この漫画の実質的な最大のクライマックスだったんですね。次号で最終回なんだそうですよ。いや、でも、ほんと、穂積、よかったですよ。頑張りましたよ。
- 『まんがタイムスペシャル』第28巻第1号(2019年1月号)
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