2014年6月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、ナギがメインでありますよ。眼鏡は眼鏡でも水中眼鏡。黄色に緑、ポップでキュートなビキニ姿でシュノーケリング、ちょうどあがってきたところなんでしょうか、水の中、浮びながら水中眼鏡をあげてる様子なんですね。水平線を画面中央に置いた構図、水の上、日の光に照らされたナギと、水中の水着、それが描かれて、健康的で色っぽくもある素敵なイラストでした。向こうにはトオル、ヒトデをつかまえたんですね。赤い水玉の水着も可愛い! このふたりの体形の差、描きわけられていて、ナギのお腹の感じ、ああ! なるほど! なのです。

『癒さレクチャー』、面白かったですよ。部室として、旧校舎の一番奥の教室をもらえた。なので掃除しよう、そんな話だったんですが、南京錠は錆びてるし、廊下はギシギシときしむし、なかなかに不穏な雰囲気、いかにもなにか出そうなんですね。扉を開ければ見るからに物置で、これを片付けないといけないのか……、と、麗のもやもや指数、略してもやシスも200ほどあがってしまう。この「もやシス」がうまいこと使われてるのがよかったですよ。みんなで掃除。非力な麗が真っ赤な顔してプルプルしたり、新聞紙で窓を拭こうというのに、束まるごとバケツにつけたり、ほんと、最高でした。麗、149センチー! そんな麗をハグすると癒される! 部活動だ! けど麗のもやシスは500も増えるのか。ほんと、麗、最高でした。泣きそうなところとかもね、そして部のみんなもね、実にいきいきして、可愛くて、よかった。愛されてる麗、それがもう実によかったです。

『ばーどすとらいく!』、今回は水泳なんですね。委員長はひとり着替えるのが遅れて、なるほど、胸の大きさを気になさってる……。さて、水に入ってからですよ。くるの泳ぎがすごい。おおう、水面下で懸命に足を動かしてるってやつか! って、いやいや、むしろ人の姿だと古式泳法のそれに近いな。腰から上が水面に出ている。それを涼しい顔でやってるのいうの、確かにすごい脚力でしょう。しかもかなりの速さで移動できる。自由自在だ! なるほど、けれど委員長のクロールにはかなわず、いや、いやいや、後半からの委員長のブースト、見事でした。面白いなあ。翌日、クルが筋肉痛になって、あら、やっぱりそうなのか。労ってる総統が、なんかすごく気に入ってます。

『ブレンド・S』、お店のチラシ配りをするというんですが、せっかくだから店のキャラでアピールしましょう、店長も大変なことをいったものです。苺香は店ではドSキャラで売っている。けど、そんなのチラシ配りでどうやれば……。悩んだ末、というか、焦って思わずやってしまったことが、まさにそのドSチラシ配りで、いやもう、この人のこういう展開、今回も実に面白かったです。けど、お客さん、というか、これからお客さんになりそうな彼もすっかりそのドS接客にはまった感じですね。後半はドSを演じる苺香の可愛さてんこ盛りで、この漫画はこの可愛さと思いがけずにじみ出るドSのギャップ、これが鮮かでグッドです。

『まちカドまぞく』、ゲストです。面白い設定です。夢に出てきた悪魔のお嬢さん。褐色の肌に角。優子に目覚めよと呼びかけるのですが、これ、ただの夢ではないんですね。あ、右の角が折れている。なるほど、これ重要だな。さて、吉田優子、目覚めると頭に角、さらには尻尾が生えていた。あわてていると、お母さんが教えてくれた。吉田の家の人間は普通ではない。かつて光の一族と戦った闇の一族だっていうんですね。負けて、力を封印され、運も封印され、さらには極貧生活。って、地味にきついな。優子は待望の先祖返りみたいですよ。光の一族を倒せば、呪いが弱まり、背も伸び、金回りも多少よくなる。多少……。なんか微妙な現世利益がおかしいなあ。ちょっと気にいりましたよ。敵は魔法少女、その生き血を始祖の邪神像に捧げるというのですが、その邪神像、あ、右の角が欠けている! なるほど! これが! しかし、優子、魔法少女を倒すどころか、危ないところを助けられて、さらにそのうえ、食べ物のほどこしを受けて、ほんと、この先どうなる? ほんとに生き血とか捧げちゃうの!? それ以前に、勝てそうな気がしないんですが! 彼女の行く末が心配です。

『図書委員ですがなにか?』、ゲストです。図書館で迷子の彼女は、図書委員になったばかりの一年生、直江さん。あまりに広すぎる図書館の中、迷子になってしまって、って! どんな巨大な図書館なんだ。あるいは『薔薇の名前』みたいなのか!? 直江は人前に立つのが苦手、お外も苦手、なので図書委員を選んだ、っていうんだけど、この学校は委員会が部活みたいな感じなのか? 必ず入らないといけないって、そんなにたくさん委員会があるのか? 謎です。直江に話しかけた先輩、榎元はなんか面白い人で、冗談とかばかりいってる。宇和島文、三年生、榎元の冗談のせいで、ふたりはカップルと勘違いされてる。つっこみ役? 苦労人? そして二年生、黒田孝枝と加治木アニータ。以上の5人が図書委員、って、ちょっと待って欲しい。全員どこかの委員会に所属しないといけない。なのに5人。ああ、クラスが少ないの!? 謎です! ともあれ、今回は皆さん御目見得といったところ。実際、どうした展開するかは次回でありますね。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第8号(2014年8月号)

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