2020年6月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、一昨日の続きです。

『むすんで、つないで。』

うわあ、扉の苺、めちゃくちゃ可愛い……。

夏休みの宿題? 自由研究を花ノ子、白百合、苺の3人でやるというのですが、その題材はどうしよう……。まさかの神隠しの秘密! この土地に伝わる伝承とかそういうの調べてみようって話になるんですね。いや、尋常じゃないよなあ。だって当事者も当事者。見た目こそ失踪前と変わらない苺はともかく、明らかに時間の繋がりがおかしくなっている花ノ子とかね、確実に超常現象のあったことを示唆してるもんなあ。

でも、花ノ子、苺の、他の人がやるよりいいんじゃない? という言葉。その屈託のない笑顔も含めて、なんかすごい説得力でした。

今回、図書館での遭遇で、花ノ子たち小学生組とつなぐの高校での友人、天城八千代につながりが生じましたね。八千代、この子もつなぐの信奉者ですよね。なんでもかんでもポジティブに捉えてくれて、こりゃありがたい! そして町に伝わる伝承、野見山様の話を少し教えてくれて、ああ、小学生組。自由研究の方向性、決まりましたね! これ、どこまで追求するんでしょう。謎が明らかになったり、とかするんでしょうか。

『ぎんしお少々』

や、やられた……。最初、意味がわからなかった。「すぅちゃん」はねこである。ねこ? すぅちゃん? なんだっけ? ええと、ええと、人違いどころか猫違いってこと? しろは姉すずのことだと思ってるけど、もゆるのいってるのは猫なのな? えらい勘違いだ!

でも、その誤りを指摘できずにいるもゆるですよ。塩原すめな、ということは自分家で飼ってる猫だったんだな。しろが人間のすぅちゃんについて語れば語るほど、猫すぅちゃんにそのイメージあてはめてひとりなごむもゆる。それがちょっとしあわせそうで、でも同時にこれ軽い逃避だよね? ともあれ、この誤解はいつか解けるのか。

今回、もゆるの持ち歩いているカメラ、ついにフィルム一本分を撮りきりましたね。どきどきしながらフィルムを取り出すそのくだり。感光させたら一発でパーってんだからアナログフィルムカメラは怖いよね! 慣れないながらも懸命にフィルム取り出して、そして郵送。って、今はそんな感じなのか! だよなあ、近所にフィルム扱ってるカメラ屋とかもうないもんなあ!

もゆるのフィルム。はたしてなにが映っているのか。面白いもの? 不思議なもの? アーティスティック? しろの心に響いたりする? 写真が返ってくる、その時が本当に楽しみですよ。

『そらコミュニケーション』

前回描かれた、せんりを呼ぶ声。これ、眠っているせんりの夢に干渉できるのかな? 熱を出して寝込んだせんりが見た夢。別れを切り出す母というのですが、いや、これ、なんか違うぞ?

変な夢を見た。そんなせんりの奇行。熱を計ってみたら結構な高熱。学校もお休みして、そしてソラとアトリアがせんりの看病をします、というんですが、どちらも家事が不得意で、これはやばい。大変なことになる。そう思ったら、意外といったら失礼? 卵がゆ、しっかりちゃんと完成させましたね!

そんなソラの気持ちに感謝の言葉を口にするせんりがいじらしい。この子、ずっと元気にしてたけど、本当は寂しかったって。こうした気持ちをはっきり言葉にできたの、風邪ひいて心が弱ってたからかも知れないけれど、むしろこうして自分の寂しさを自分自身受け止められたのはよかったんじゃないかって思ったんですね。

ふたたびせんりの夢にあらわれるお母さん。ああ、今度のお母さんはやさしげで、せんりのことを見守っているって。そして机に置かれたお守りから聞こえるせんりを呼ぶ声。なるほど、この声が、せんりに母の夢を見させたわけですね。これ、せんりにとって嬉しい結果となってくれればいいですよね。

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