『まんがタイムきららフォワード』2014年2月号、発売されました。表紙は『ハナヤマタ』です。TVアニメ化決定! おお、これはめでたいニュースであります。表紙はなるとハナ、ふたり揃ってYOSAKOIであります。花柄のハッピ、なるがピンク、ハナは水色。それぞれに華やかで美しく、ええ、とてもく似合っています。髪に飾られた花、それもまたふたりに似合ってる、そう思います。
『ハナヤマタ』は、アニメ化で新しくここから読みはじめる人にも配慮した構成? 登場人物ひとりひとりにスポット当てて、ちょっとした人物紹介の様相です。基本は、なるが衣装のデザインに悩み、ハナはテストを目前に成績に悩む、そんな感じ。ちょっとばたばたしながら、いろいろメンバーのこと取材して、デザインを絞り込んでいこう、そんな話だったんです。あのなるハナのコスプレがちょっと楽しい。金田一耕介とかね、ハナのちんまりしたボディにあの袴、チューリップハット、いかしました。そして大きく描かれるタミ、マチ、ヤヤが素敵。いやもう、マチさん、最高だと思います。華やかで丁寧に人に触れて、そして物語も一歩動いて、いい回だったと思いましたよ。
『夢喰いメリー』は謎の彼、まさに肉薄して、一触即発? そう思いきや、なんと味方だっていうのか。エルクレスをやったのはお前らか? 警戒を強める夢路たちだけど、そうじゃない、俺たちの大将はあんたさ!! ボス!! いやあ、鮮かでしたよ。で、ここからがやたら面白い。はたしてお前がエルクレスの手下でない証明は? エンギが詰問した瞬間に、戦ってる蝶の夢魔が証言してくれた。そして少年は、相棒の夢魔と合体して変身。人呼んで狩人カルチェラタン。あの悔しそうな夢路の顔が酷い! ほんと、今回はシリアスだったのか? それともコメディ路線でいいのか? めちゃくちゃ面白かった。雛桔蓮、中学3年生。相棒はカルチェ。そしてレンの人間の女は苦手発言、これが呼ぶ波紋。いやもう、カチカチカチカチの柊さんが最高でした。
『高3デビュー』、ゲストです。高校生になったら、なにかおこると思ってた。友達ができて、なにかをやって、恋愛なんかもしたりして……。そう思ってた神代夢輝。けれど無常にも時はどんどん過ぎさって、もう高校3年生。このままでは、最後の一年もなにもないままに終わってしまう。焦って、けどなにもないではもうすまされない、動き出すっていうんですね。って、遅いよ! 3年から部活というのも無理がある。今さら入部したところで、即引退じゃん! ユメキもわかってるんですね。もう人間関係もできあがってるだろう中に入っても、どうしようもないだろう。しかし、これで諦めない。ちょっと怪しいぐらいの部ならなんとかなるかも知れない。かくして選ばれたのが青春部だったんですね。見学にいったらば、いきなり着ぐるみが殴りあい。なんだ、この部活? 一度は逃げるんだけど、引き戻されて、それで入部の流れになるんですね。月曜と水曜に部員全員でお昼を食べる、そして毎週自分の青春している瞬間、その写真をアルバムに収めること。これが活動。そうしてできあがったアルバムを青春コンクールに応募して、最優秀賞を狙うというんですね。何ごとにも全力を尽くせ、一生の友をつくるべし、恋をすべし。それをモットーに活動していく。ええ、なんだか最近の漫画だなって感じがします。目的を目的にしている。そんな感じ。けど、そういう今風も悪くないのかも知れないなって思いましたよ。
- 『まんがタイムきららフォワード』第8巻第2号(2014年2月号)
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