2013年12月17日火曜日

『まんがタイムファミリー』2014年2月号

『まんがタイムファミリー』2014年2月号、発売されました。表紙はいよいよ新年、『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代が見事な振袖、いやあ、めちゃくちゃ綺麗よ! おせちのお重、三段重ねを手に、だし巻きをちゃっかりつまみ食いであります。他には『大家さんは思春期!』チエちゃん、制服にカーディガン、クマの耳当て、マフラーの向こうに挑戦するかのよう凛々しい目、笑顔、大変に美しい。そして『ひかり!出発進行』、ひかりはひとり羽根つき。いつもの駅員姿でありますよ。

『凪くんの不運な棚ぼた』、ゲストなんですが、冬らしく雪の話。疫病神にくっつかれると、折れたつららが降ってくるのか。洒落にならねえな。死ぬよ。しかし面白かったの、明日香と疫病神が雪合戦してるの尻目に、平太郎と雪だるま作ってる座敷ですよ。なにこの、ほのぼの。そう思ってたら、流れ玉で雪だるまの頭が壊れちゃった。ああー、座敷涙目で、って、あれ? もしかして座敷が怒ったの!? そう思ったら、あららら、なんという。この落ち、もう最高じゃないですか。ほんと、座敷はほのぼの、素晴しいです。

『本の町の看板娘』、こちらもほのぼのですね。遊佐みすず。友達の烏丸くんはお父さんが小説家。本貸してもらったりしてるんですね。その様子を見て、仲良くしてるんだ、つきあってるの? と勘違いされたりね、それで図書委員の小日向さんから依頼されるんですね。烏丸くんにコラム書いてくれるよう、お願いして欲しい。烏丸くんの原稿をゲットして、その文章にいろいろもの思ってみたり、また小日向さんに弱味握られてみたり。内気なみすずが、だんだんに学校でも友達作って、いろいろ自分にできることを模索していったりするのでしょうか。そうした様子、よかったって思ったんですよ。

『かなみ育成中』、丘叶美は高校1年生。けど子育て中でもあるっていうんですね。かーちゃん、かーちゃんと慕う子供たち。って、弟なのね。かなちゃんがかーちゃんになった模様、と思いきや、わかってそういってるのか。双子の弟、まこととマモル。個性はそれぞれ、違った魅力ふりまいているんですね。そしてかーちゃん、学校では丘さん、丘さん、おかーさんと呼ばれていて、面倒見のよさで人気なんですね。忙しい叶美を助けてくれる結は、ちょっとおばあちゃん気分になってみたり、また叶美の所帯じみたトークにつきあわされたり、けどそれでも仲良くして、ちゃんと叶美の気持ちわかってくれてるっていうんですね。ほのぼの家族もの、ちょっとしたわびしさも面白み。悪くなかったです。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』は、なおもヤング・レオナルドであります。年とったレオナルドと全然違うんですね。知識や経験の差なのだろうか。そうしたこと思う黒中。うん、実際そうなんでしょうなあ。ヤング・レオナルド、学術的興味に突き動かされて、いろいろ試してみるところなんかは確かにレオナルドなんだけど、解剖をしたいのに、神への冒涜だからと踏み止まっていたり、確かにまだ若い感じがする。ちょっと傲慢で、微妙にいろいろ知らない、わからない、そんなところも若い、青い感じ。なるほど、こうして人を遡るのも面白いものです。そして継母フランチェスカ。ああ、若いな、可愛いな。というか、黒中を男の子と思ったの、レオナルドだけなんか。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第2号(2014年2月号)

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