『まんがタイムファミリー』2014年2月号、昨日の続きです。
『男子校生へ愛をこめて』、面白かった。体育祭のエピソード。ちょっと特別なジャージで目立とうとする篠原美緒ですが、地味ジャージの田中伊都子にすっかりもっていかれちゃうっていうんですね。篠原先生が田中先生に男子校で人気になる方法を伝授する、そんな話だったはずが、今回は田舎パワーで大活躍する田中先生。ぶっちぎりだぜ! いやもう、これは面白かった。騎馬戦でも大暴れ。男子を圧倒するって、どんななんだ。すげえな。最初はすっかり逃げ腰だった篠原先生も、すっかり高揚しちゃって、あの楽しみよう。ええ、ほんと、楽しい運動会でしたよ。でもって、あの二人三脚ですよ。最高でした。バターになりますよ。
『地味なコ、派手なコ』、最高ですね。新年、千草の家をたずねる西條サン。弟千蔓とその友達がきてるっていうんですが、友達良樹、可愛いボーイですよ。で、千草に手紙が届いている。へー、ラブレターなんだ。弟、穏やかじゃないんだ。さっそく破ろうとするとか、ええ、西條サンにもつっこまれてますけど、たいしたシスコンなんですね。お姉ちゃん、大好きなんだ。いや、もう、千草だよ、そりゃもう好きになるに決まってるよな。ラブレターには差出人の名前がなくて、もしかして西條サンの思い人? それでいろいろ思う西條サン。感情が揺れて、ああ、恋する乙女ですなあ。で、差出人判明して、千蔓、最高だな、そこまで凄まなくっても。良樹なのか。ああ、そりゃそうだよな、あんな素敵なお姉さんがいたら、好きにならずにはおられないよな。わかる。いやもう、本当に、今回は淡い恋の気持ち、あちこちに花開いて、なんという素敵な話だったことか。そして、千草の言葉、誰かに想いを伝えるのはとても勇気がいることだもの。そうした思いを大切に受け止めようとする、そんな千草はやっぱり素敵なお嬢さんだと思います。
『純情小町』もよいなあ。って、こっちも姉エピソードだよ。初詣で訪れた神社でゆっきーと出会う郁。ゆっきー、巫女の格好してるんですが、さすがによく似合っててキュートですよ。お手伝いしてたっていうんですけど、お茶に関わることであれば、やたらと頑張る、そうしたところが実にゆっきーらしくていい感じでした。で、弟ヨースケが語る姉郁のこと。へー、変なことするようになったんだ。地味でごく普通なのが取り柄なのか。いやいや、地味も素敵だけど、ちょっと奇行が見られるくらいの女子も素敵よ? そしてゆっきーのいれてくれたお茶。ちょっと弟も見直したみたいですね。ええ、ゆっきー、お茶に関すると有能女子です。
『かしこみかしこみ』、ナツメのエピソードが続きます。って、まだ山椒のこと女だと思ってるのか。最初、優しい方でしたからお友達になってくれるかも、そういってたの、男とわかった上でのことかと、それこそまずはお友達から、みたいな話かと思ったら、全然違った。って、ああ、よく見たら山椒、ばりばりの海老茶式部じゃないか。気付いてなかったですよ。ムクの叶えたプチ祈願、一緒に映画にいくっていうの、面白かった。ネットはネタバレ禁止だし! ああー、そうかも。映画みたら、その感想を誰かといいあいたい、そのためにムクを誘ったのか。でもって、これが山椒がお手伝いにいった先の御婦人と繋がって、しかもそれがムク、山椒、そしてナツメが仲良くなる、友達になる、そこに繋がっていくというんですね。これは素晴しい。見事でしたよ。そして最後には奏衣さまもまじえて皆でだるまさんがころんだ。うん、素敵だ。すごくほのぼのだ。最高です。
- 『まんがタイムファミリー』第32巻第2号(2014年2月号)
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