2013年11月23日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号、発売されています。今月は24日が日曜、前日23日が祭日、ということで、22日にまで前倒されての発売だったのですね。表紙は『がっこうぐらし!』。くるみとめぐねえのふたり。ふたりの間に立てられた木の十字架。添えられた逢いたかったの文言が、なおさら切なさを感じさせます。ええ、今本編において、まさにこのふたりが置かれた状況、それを思えばこそ、意味深なイラストであるなと思うのですね。ええ、本編、どうなるのだろう。このふたりを隔てる十字架、その意味するところが重々しいです。

『魔法少女すずね☆マギカ』、今月から連載というのですが、物語はすでにはじまってしまってるんですね。描き下ろしの第1巻、その続きだというのです。暗殺であるとか、姉の死を願ったとか、なかなかにハードそうな内容。読み進めれば、魔法少女同士の戦いが繰り広げられていて、ああ、これはさすがにあらすじを読んで、そのまま乗っていける、そんな内容ではありませんでした。雑誌を売るためなのでしょう。まず第1巻だけを出して、雑誌購読に導く。しかし、それがなぜ『フォワード』だったんだろう。いや、別に『フォワード』でもおかしくないですけど、『きらら☆マギカ』もあるのに、そう思ったりしたのでした。

ん? これは新作? そう思ったらまさかの『夢喰いメリー』。前回登場の柊杏莉。彼女の描いた漫画からの導入だったっていうんですよ。夢路大興奮。友達も面白いといってくれている。いやはや、まさかその友達というのが由衣、ナオだったとは驚きでありました。ラギちゃん、ラギっちって呼ばれてるのか。柊だからか。クラスメイトで、実際仲もいい感じ。そしてふたりの持ち込んだ案件。由衣が財布を落とした。そして怪しい男に追われている。ええ、前回ラギを狙っていた黒衣の男、ヤツだというんですね。変態暗殺者……。否、変態狩人! ひでえ……。ひでえ呼び方だ……。由衣の財布を届けてくれたっていうんですが、なんだ親切じゃん、といいたいけれど、夢魔と関係している。夢路、メリー、エンギで追ってみれば、夢魔と戦いはじめて、おや? この人は悪い人? いい人? わからないけど、なんだか思ってた感じとは随分違うみたいですよ?

『愛しの花凛』、さらに踏み込んできましたよ。最高傑作のカレーができたから届けにいきます。花凛からのメールなんですが、挨拶がナマステ。なんという可愛さであるか。豊ん家にあがっていって、いろいろ話して、そして突然の告白、こぼれる麦茶。あまりに唐突で、豊が返事する余裕を失ったのもわかる。ええ、豊にとっては願ったり叶ったりですよ、これ。そして豊、帰郷。地元の地主、安土さんの自宅がまたデカくなっていて、いわく安土城。そんな、なんともいえん豆知識から、桃代お嬢様の登場。おやおや、これはなにかひと波乱? 花凛のライバルとか、そんなのだったりする? そう思ったら、ここで思わぬ花凛登場。おおう、同郷? 意外な展開にちょいとびっくりです。

『花とデート』、ゲストです。一之瀬ゆうきが町で出会った女の子に一目惚れ。ぼーっとしてる彼を見て、面白くないのが花であります。幼なじみ。5歳くらいからずっと一緒なのかな? ぱっと見男の子なんだけど、女の子だっていうんですね。パーカーにショートパンツ、まんま男の子なんですが、ゆうきのことが好きで、一目惚れの彼女を口実に、デートしようと持ち掛けるんですね。男みたい、そういわれたのが余程悔しかったんでしょう。女の子らしい服を買い揃えて、デートに臨むんですね。ミニスカート、リボンなんかも装備して、すっかり女の子。ゆうきを驚かせて、それからは花主導ですよ。映画いって、それからおしゃれなカフェでお茶、海の見える公園を散歩するなどプランを示す、その最中、ゆうきをドキドキさせたりして、ほんと、これがあったからこそのラストなんでしょうね。片思いのあの子には彼氏がいた。一旦は背を押した花のもとにゆうきは帰ってきてハッピーエンド。ええ、こぢんまりとしてほのぼの、そうした形容の似合う小品でした。

『Rテイク』、ゲストです。これは四コマですね。アニメーターの話です。スケジュールが破綻したので、すご腕アニメーターを呼びました。カレーにつられてきたのだそうです。ベテラン大坂と新人南のドタバタ? やたらめったらテンションが高く、えらそうで、実力もないのに自信だけあって、そんな南が破綻する。で、失敗したところを大坂にフォローしてもらうって話なんですね。内容はすごく緻密で驚きました。扱われてることも、おそらくは専門的な内容だったのだと思う。けど、そうした情報が過剰で、ちょっと息苦しい? 流れが悪くなってる感じもありました。けど、絵はさすがでした。整っていて、見やすかったです。

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