『まんがタイムジャンボ』2013年12月号、昨日の続きです。
『ラン様の放課後遊戯』は、突然告げられる廃部。椿範子、生徒会長だというのですが、この人がまあとんでもない美少女。ラン様が問題になったっていうんですね。不正部員。しかも部外者。私怨ではないとあえて断わりながら、範子、なんとしても占い部をつぶそうというのか。しかし、部を守るために辞めるというラン様。その言葉を聞いて涙を浮べる葉沼ちゃん。いいじゃありませんか。そしてりらの逆襲。範子、そのりらにかまってもらいたいのか。なんともいえない屈折美少女。今後もりらにからんでくる? こいつは期待でありますよ。
『テイクアウト!』は、元気をなくしたこのみを元気づけようと、いやちょっと違うな、餌付けの喜びをより以上に増大させようと、手ずから料理を作ろうという楓お嬢様ですよ。自分専用のキッチンが欲しいといって、逆にたしなめられるお嬢様。ああ、なんでもかんでもワガママが通るわけじゃないんだ。というので、メイドさんの部屋にて料理を作ることになるっていうんですね。で、卵を割る時点で指を切る。やるな! しかし、これからが意外ですよね。見た目こそ駄目だけど味は悪くない。それどころか、より一層の研鑽を積んで、よりよいものを作ろうと努力する。一流の料理を食べてきたから、おいしいもの、よいものがわかってる。だから技術さえついてくれば、ばっちりおいしい料理ができるっていうんですね。いやもう、これはよいですよ。これが楓の趣味になる? わかんないんだけど、単純に料理が下手ってことにならなかった、努力の余地がある、さらに伸びるという、そういうところ、実にいいと思いましたよ。
『あねざかり』のひなた、彼のこと、ついつい大学生くらいって思ってしまうんですけど、社会人なんですよね。休みがとれないのが悩み、なんだそうで、とにかく仕事が立て込んで大変。持ち帰りで徹夜仕事なんだそうです。昼起きて夜は眠るひなた。逆に昼寝て夜に起きるひかり。ふたりの立場が今夜は逆転。眠気に負けそうなひなたに、次々眠気打開策を投入するも、全然効かない。はじめて知る弟の苦労、ええ、ひかりの頑張りの報われなさ、確かにこれは面白かった。しかしクリスマスにプレゼントを贈りあう姉弟。いいですなあ、そう思ったんですが、それ以上にシスコンが過ぎるひなた。ええ、随分なシスコンぶりでありました。
『オンエア — うるま高校放送部』、ゲスト3回目。今回はドラマの制作なんだそうですよ。放送部だからドラマも撮る、って、ああラジオドラマ! と思ったら、違うのか、ビデオなのか。すごいな! いえね、私が子供の頃、KBS京都のラジオ番組『こちら青春放送局』ってのをですね、楽しみに聞いていたんですよ。高校放送部が作るラジオドラマ、それが毎日放送されてたんじゃないかなあ。面白くって、だから今回のエピソード、すっかりラジオだと思ったんでした。しかし乃愛とのぞみ、酷いっすよ。いきなり台本忘れる乃愛。緊張とくためリラックスしたらさながら死体ののぞみ。いや、のぞみはいいねん、そう思ってたら、おおい! 最後の落ちが、もうさすがですよ。いやもう、やってくれたふたり。さすがと感服でした。
- 『まんがタイムジャンボ』第19巻第12号(2013年12月号)
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