2013年11月17日日曜日

『まんがタイムファミリー』2014年1月号

『まんがタイムファミリー』2014年1月号、発売されています。17日が日曜だから、16日に前倒しですね。表紙のテーマはクリスマス、『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代がプレゼントの箱を抱えていて、それがまたいい笑顔。オーナメントになってるはっつー先輩もキュートです。そして『毎日が新選組!』春さんが、サンタカラーのダンダラ羽織、『妖こそ!うつつの分校』からは奈賀芽がびっくり箱の中身になっています。

『カラフルぶらぱん』、まさか前回のスライムのお客さん、遥がのっけから登場してくるとは、さらにはナツの兄貴に大きな心の傷を残しているとは。思いもよらない展開に、すっかりやられてしまいました。めちゃくちゃ面白い。可愛い? だらしない? ナツの兄貴冬留。なんと子供のころは兄貴も女装させられてたのか。さて、今回もそうしたコメディ色強めの話かと思ったら、おおう、お仕事もの、お店ものとしてもなるほどさすがの展開見せて、いいですね、バランスがよい、面白かったです。そしてサヨねぇ、怒ると花が散るのか。そして兄貴。ラストまでいかしました。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』、黒中みどりがヤングレオナルドに遭遇ですよ。めちゃくちゃ面白かった。未来からの使者騙る不審人物、ああー、そりゃそうなるか。って、それ以前に床から飛び出してきてるのか。あの悪魔の形相、レオナルドのスケッチ? このインパクト、最高でした。しかし、レオナルドの歪んだ女性観、そして女子とは思われてなかったみどり、この展開も面白かったなあ。なるほど、その格好だと少年とかに思われちゃうんだ。みどり目覚めの一撃もよければ、レオナルドが解剖に至る理由。うまいことできてるなあ。すごくよかったですよ。

『翔君はシス困』、ゲストです。タイトルから、ああ、妹大好きなお兄ちゃんの話なのね、そう思ってたら、おや、逆でありました。9歳の妹がお兄ちゃん大好きで、けど兄は14歳。妹に貼り付かれるのも困る、そんな年頃男子の話なんですね。兄翔。妹は繭。繭は可愛くて、あの懐きよう、ほのぼのだなあって思うんですけど、それは当事者じゃないからで、思春期男子としてはまとわりつかれてうっとうしい、困っちゃう、ええ、なるほどそれでこのタイトルか。納得しましたよ。繭が可愛いのは実際よく表現されてましたよ。それで兄が困っちゃうのも、しっかり伝わってくる。結構なリアリティ、ああ、あるある、そう思わせるのは、それだけ内容が吟味されてるからなんだと思いました。あのお母さんがアハハと見守ってるの、あれがグッド。そしてラストの兄、妹、それぞれの思惑。こりゃいいよ、期待されるわ。ええ、この漫画、いいですよ。

『北高パパラッチ』、ゲストです。なるほど、新聞同好会。ツンデレの小倉みおと、ちょっと変わった子? 村上かよのふたりがメイン。結構地味かな? あるいはよくあるパターンに乗っけてくる? そう思っていたら、いやはや、こちらもよい感じ。お弁当人気おかずランキングを企画して聞き取り取材。その描写、やりとり面白く、というか、かよがやってくれちゃって、日の丸弁当にチャレンジするあのかよの様子、あれは笑ってしまった。なんで息が荒くなっちゃってるの? ほんと、面白かった。先生のお弁当に対するコメントも辛辣。見た目はゆるいけど、それだけじゃないな。ピリッと効いたスパイス? 効果的でしたね。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第1号(2014年1月号)

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