2013年11月4日月曜日

ヨルムンガンド オリジナルサウンドトラック

 7月に買ってたんですけど、夏の間はあまりの暑さにヘッドホンするのが嫌で嫌で、すっかり音楽を聴く習慣をなくしてしまっていたんですね。アニメ『ヨルムンガンド』のサウンドトラック。『ヨルムンガンド』は面白いから見るがよいよとおすすめされて、第2期から見たんですが、そうしたらこれが面白い。うわあ、1期も見ておくべきだった、と、これは後の祭りですね。さて、『ヨルムンガンド』、ストーリーも実によかったんですが、他にもこれと出色のものありまして、それは音楽であります。

なんてったらいいんだろう。ココのテーマ? Time to attackですね、これが次回予告でかかったのを聴いて、うわあ、これめっちゃかっこいいじゃん! サントラ出てるの!? 出てたら買う! ってなったんですが、そこからなかなか買わなかったのが私という人間なんですね。調べたら、最近には珍しいみたいに思ってもいいんでしょうか、1期2期それぞれにサントラ出ていて、これはいずれ両方買わねばなるまい。そう思って、まず1期分から買ってみたわけです。

ライナーノートが刺激的でしたね。私を捕えたTime to attack、女性のRap曲、まさにこれについて語られていて、なんと自腹を切って渡米、録音してきたというんです。続いて曰く、アニメの劇伴に於ける音楽的な表現は、さほど進歩していない、ただのスタイリッシュにしないために強めの毒を仕込んだ、などなど、なるほど挑戦的だと思わせる文言並んでいて、ええ、作曲者自ら言う劇伴で冒険をするという言葉の意味、その冒険の結果なのでしょう。音楽にいきいきとした、あるいはヒリヒリしたといってもいいのか、スリリングな息衝かい、そして高揚、躍動感が充填されるにいたった、そう実感させる出来になっているんですね。

いや、もう、これはいいわ。そう思って、作者、岩崎琢の履歴を軽く見てみたら、あ、『ベン・トー』の劇伴作った人か! 『ベン・トー』のサントラ、これも買いましたよ。なんというか、ボーカルの威力にやられたというか、民族色にやられたというか、そしてサックス。クラシカルな四重奏とフリージャズ、それぞれを見事に使いわけて、織り交ぜて、めちゃくちゃに刺激的。ああ、この人は冒険するのが毎度のことだなんていってますが、確かにおっしゃるとおりなのだろう、そう思わせるものあったのでした。

しかし、『ヨルムンガンド』サントラ、これもまたボーカルの威力ありありですよ。くだんのRapがそうなら、他にも人の声の質感、誘引する力を効果的に使った曲はいくつもあって、そうした刺激に溢れたものがあらば、また弦の響き、美しいメロディもあり、軽快なボサノバ、すれっからしのスライドギター、多様多彩な魅力が盛り込まれて、聴いて飽きない。これはこの先、何度でも聴く盤になるだろう。そんな予感がしています。

となれば、そう遠くないうちにPERFECT ORDERのサントラも入手せねばなりません。ええ、近いうちに入手したく思いますよ。

引用

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