『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。
『星屑テレパス』
風に飛ばされたロケットを集めてまわる海果。ようやく見つけた、その場所というのがメインステージ? 悪いことにフリースタイルラップバトルなんぞやってるところでありまして、なんとかロケット回収しようと前に出てぴょんぴょんしていたら、海果、ステージにあげられてしまいました!
これ、大丈夫? 海果、さすがにラップとか無理だよね? さらに悪いことに渡り廊下を賭けて勝負とかいわれちゃって、これ本当に大丈夫!? とか思っていたら、フェンリル娘のコスプレした遥乃が登場。まさかの勝利をおさめて、ロケット同好会の宣伝タイムを勝ち取ったのですね。
宣伝タイムでの海果。遥乃に続くかたちで、しっかりロケットの説明することができて、また展示の案内も! ああ、海果、成長してますね。この活躍、素晴しいものありましたよ。
そしてロケットに興味を持ってくれた中学生、愛さん。最後のロケットを見つけてくれていて、そしてこの文化祭も楽しんでくれていた。ああ、この子、この学校に入学してくるのでしょうか。そして海果たちの後輩となるのでしょうか。
思いもしない展開、そして出会いのあった文化祭。今後をうらなう、そんな様子も素敵でした。
『スロウスタート』
コートを買いに街へ出た皆。まずは果実が試着して、あれもかわいい、これも素敵と、ついついハイになっちゃっていくつもコートを買ってしまいそうに! いやいや、制止してくれる人がいてよかった。1シーズンにコート3着とか、危ないところでしたよ。
さて気になるのが大会の様子です。どうもふさぎこんでいる。というのは、かつての雪の日の記憶にさいなまれているからなのですが、その様子に気づいた花名が力になりたい、けれどどうしたらいいかと煩悶しているその様! この子の素直な優しさと、それゆえの踏ん切りのつかない性格、よくよく出ていたと思います。
二手に別れて食事をとったその時、ダイレクトな優しさと踏ん切りのかたまりみたいな冠が大会にズバリ直撃するのですよ。そしてその言葉を受けて栄依子たちも大会に働きかけて、ああ、これで大会の悩みは軽減することになるのでしょうか。
そしてその場にいなかった花名。ハンバーガーと格闘しているんですが、そうか、あのピックはこうならないためのものだったのか! ひとつ学びを得たのでありました!
『キミはあくまでも。』
今回は番外編。本編ではやたらシリアスな展開してますが、番外ゆえにほのぼのとした情景描かれておりまして、悪魔のエクールカと祓魔師のマーシャの交流。白詰草の花輪を作るマーシャを見て、エクールカがそっと忍び寄っていくのです。
白詰草の花冠も指輪も知らないエクールカに、いちから教えてくれるマーシャ。このくだりは本当にほのぼのとして、こうした情景が長く続けばどれほどによいだろうと思わせるに充分なものでした。そしてヴェネルのために押し花のしおりを作ってみればどうかとのエクールカの申し出を受け、マーシャとエクールカ、ふたりで一緒に四つ葉のクローバーを探す! ああ、この時のふたりの様子。とても愛らしく、穏やかな時間が流れて、こんなにも素敵なものがあろうことかと。またマーシャを見つめるエクールカの胸に去来する思い。その切なさと、自戒と、その思いもまた愛らしいと思われたのでした。
今回は番外編。本編では大変なことになっています。本編でのいろいろ、うまく片づいて、今回のようなほのぼのとした日常に回帰できればどれほどによいだろうと願う気持ちであります。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第2号(2024年2月号)
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