『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号、先日の続きです。
『ごきげんよう、一局いかが?』
冴にとってはじめての文化祭。思いっきり落ち込んでる、というか劇の主役という重責に押し潰されちゃってるんですが、それでも純礼を前にするとちょっと元気出しまして、その時の雰囲気、ああ、いいですね。そして乃々花にもその変化気づかれちゃったぽいですよ。
しかしこの学園、面白いですよ。冴と乃々花ふたりでまわる文化祭。サウザンドスタースタンプラリーなる催しがあって、いやいや、冴さん、その名前で気づきましょうよ。ええ、どう考えても千星がらみ。実際スタンプを押してまわってコンプリートしたら、謎の受付に合言葉伝えることで千星のラミカがもらえちゃう! って、なんだこれ、許可とってるの!? と思ったら、とってるのか。しかもバッジやヘアゴムの売り上げはチャリティーになるのか。ちゃんとした学校だなあ!
さて、純礼のクラスにいきましたら、ああ、純礼さん、可愛いなあ。カフェでしっかり頑張ってて、そして冴の悪い噂、いまもなお健在なの!? と思ったら、千星ラミカ持ってたために、純愛の噂が発生したりして、いやもうこのカオス感。でも、千星の笑顔にほだされるという冴の話聞きましたらね、ああそれは純愛といっていいんじゃないかな。すごく納得させられたのでした。
最後にですよ、劇の準備が完了。100満点のビジュアルなる謎ワードが! いや、しかしふたりの姿、とても素敵で、さてこれでどのような劇が演じられるというのでしょうか。次回、まさしく乞うご期待でありますよ。
『ずんだもんTV』
ずんだもんが出会ったドリル髪。今まさに、きりたんのスマホ破損の罪をなすりつけられようとしているこの人、漆黒のめたんと名乗るずん子の知人。クラスメイトだそうですよ。でも運命共同体と書いてクラスメイトなの? いわゆる中二的センスというやつでありましょうか。最初、漆黒のめたんという名前を見た時に、姓が漆黒、名はのめたんと思ったのは内緒であります。
後々わかることですけど、この人、四国めたんが本名ですの? 漆黒のめたんは二つ名なのだそうですよ。
しかし、めたんさん、完璧にずんだもんの被害者ポジションでしたね。ずんだもんに親切に接したのが運のつきといったらよいものか、首をひねられるわ、スマホ破損の罪を着せられるわ、さらには自分のガラケーをずんだもんに破壊される。うん、ずんだもんに機械ものを触らせてはいけない。今回のエピソードでしっかり学ぶことができました。
とりあえずめたんは、この騒動を通じてガラケーからスマホにグレードアップ。ずんだもんにはキッズ携帯がプレゼントされて、と思ったら速攻で防犯ブザー!? いやもう、やっぱりずんだもんには機械ものを触らせてはいけない。しっかり学ぶことができました。
『このままモブじゃ終われない!』
アンチとSNSで口論したこと、担当からこっぴどく叱られるコモナですよ。でもやらかしたのはピコ。それを説明するまでが大変だったんですが、説明してからもちょっと大変。ウソだと思われるし、幻覚と思われるし、さらにはピコのこと愛人扱い。まあ、アシスタントといわれても、画力があれなので、なにをアシストしてるものかと勘ぐられて、まあ想像はあらぬ方向へ。
でも、そうした想像働かされるコモナも、なにかしら担当さんからアレな先入観持たれちゃってるような気もします。
今回のメインとなるエピソードは、アシスタントのキリコにまつわるものでしたね。友達のいないというキリコ。この子を自転車で迎えにいったピコが、ほぼ無理矢理に二人乗りさせて、それで結局は警察に叱られるんですけど、この時の一連の経験が、これまで知らなかった感覚、気持ちをキリコに思い起こさせるのですね。
ええ、キリコ、ちょっとピコに傾いて、こうしたところ見るに漫画家としてはアレでもサキュバスとしてはさすがに能力高いっぽいなあ、ピコ。いろいろ大変な人だけど、ピコと一緒に経験することがキリコにとって、可能性のハードルを越えさせる、そんなきっかけとなっていったらいいなと思えるエピソードでした。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第3号(2024年3月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿