『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、昨日の続きです。
『スポチャン!』
めちゃくちゃ面白いな。気弱なももに脱ぎたがりの部長と、やたら変な、いやさ個性的な人たちが目白押しなこの漫画。まともな進行は常識人のあかりにかかってるな。と思っていたんですが、ああああ、あかりもまたひとつの個性派と判明!
今回、防御技と基本打の説明がされたのですが、そこではあかりがすごく頼りになりましてね、さすがだ立派だ、ももは避けるのはうまいけど打ち込みの際には目をつむっちゃうから当たらないんだな、みたいなこと思いながら読み進めていたのに、あかりさん? いざ試合となったらまるで避けられない人なんですか!?
もしかしてまともに戦えるのって部長だけ? でもその部長、外に出しちゃいけないタイプの人ですよね。アメリアも問題ありだけど、コスプレ好きなだけで、公序良俗には反してないでしょう? だけど部長は違う。今回もいざ部活となったらさっそく脱衣して、あかん! 最高度に常識に欠けた人だ!
さっそくいろいろ心配になってくるわけですが、次回はももの古巣でアメリアの昇級テストでしょうか。だとしたら部長をなんとかしないといけませんね。ええ、外でこんな格好したら、通報案件です。
『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』
想像以上に農業がっちりやる漫画ですね、これ! 今回は畑の土づくりをやるんですけど、耕して耕して、苦土石灰撒いて堆肥撒いて、畝作ってと、土いじるだけで一話終わっちゃった!
いや本当に、農業やるには下準備といいましょうか、土壌をしっかりつくっておくのが大切といわんばかりの丁寧な描写が続いて、そのたんびにアーシャがうだうだ文句いう。そのやりとりが面白くって、ああこういうのに自分は弱いんだよなあとあらためて実感したのでした。
学習まんが世代ですからね、面白くてためになる、漫画を通して新たな知識を身につける、そういうのが本当に大好き。だから今回の農業導入土づくり編もすごく楽しんで読んだのでした。
ニンジンの収穫どころか種蒔きまで到達しないスローペースなのはおどろきですが、ニンジン栽培の大変さ、どこが難しいとかそういうこともちゃんと説明されたので、いよいよ次回でしょうか、ニンジンの種蒔きから育てはじめる、そうしたくだりへの期待もしっかり高まっていくのも好感触。
しかし肝心のアーシャがニンジン大嫌いときているのですが、自分で育てたニンジンなら食べられるのかな? どうでしょう、以前なんてお約束なんてまるで意に介さずに野菜は大嫌い、マズいといってた人ですからね。次こそは収穫の喜びを味わうのか、それともまたなにか予想もしないことをしてくれるのか。アーシャの行動ふるまいにも注目ですよ。
『ばーがー・ふぉーゆー!』
めちゃくちゃ面白いな。文化祭当日、テーブルゲームカフェにて店長をつとめることとなった我らがこむぎ。かわいい衣装着ちゃったりして、それはそれは目にも華やかなのですが、この人、やっぱり癖があって、それがこのカフェにもにじみ出てるのがおかしいな! だって、フードメニューがハンバーガーのみ! しかもお品書きのイラスト、やたら気合い入ってない!? 誰かしらのバーガー愛がみなぎってるの、本当におかしかったです。
そしてボードゲームに詳しいはずのこむぎさん。いざモノポリーの説明をとなると、皆でわいわいやるタイプのゲームには詳しくありませんとしぼんじゃってて、いやもう、ほんと、癖が強い人だ!
で、この癖の強いカフェにまたまた癖の強い人、我らが零がやってくるのですから、いよいよ大変なのでありますよ。
バーガーづくりでクラスの皆の心を掴んだこむぎに零ちゃん大嫉妬! すごい面持ちで入店してきて、こむぎの幼なじみ、糸巻まきと対立! わあ、負けず嫌いが前面に出て、親友ポジションを自称しちゃったよ! からのゲームで惨敗。ここでまきがいいように取り計らってくれなかったら、零、立ち直れなかったのでは!?
でもほんと、ここからの文化祭めぐりの様子。頼りにならないと思われたこむぎがですね、射的、すなわち対人能力が必要とされない遊びとなるとめっぽう強いところ見せてつけてくれて、零にぬいぐるみをプレゼント!
いやもう、最高だったのでは? 零ちゃんこむぎへの熱が高まっていっちゃうし、こむぎはこむぎでクラスでのポジション獲得! しかもけっこういい感じに馴染んでるじゃないですか!
と、もうあっちもこっちもいい塩梅に落着した文化祭編。いやあ、最高でした。
- 『まんがタイムきららMAX』第21巻第3号(2024年3月号)
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