2024年1月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。ルカとすうな、ふたり手をとりあう姿のイラスト。焦りと戸惑いを見せるすうなに対し、余裕と見せるルカが印象的。でもルカの頬も紅潮していて、これは決して見た目ほどに余裕ではなかったりする!? なんてことを思わせる表紙。想像の余地があることで、よりいっそうに膨らむものがある。ん? 妄想? いずれにしても、見た目どおりじゃない、そんな感触もたらしてくれるよいイラストであります。

今月は新規ゲストが3本です。

『いそうろう魔法少女メイ』

見え見えのあやしい車の人物に攫われてしまった綴千織。小学5年生でこの危機管理……。非常にアレな子なんですが、そんな千織をさっそく助けにきてくれたのが魔法少女。悪人たちを瞬殺し、さああとは千織の拘束をとくだけ、といったところで要求が提示されるんですね。

助けてほしくば200万円いただきたい。

せちがらいなあ! とはいえ、誘拐の身代金としてはむしろ安いほう……。いや、でもなんか倫理的に微妙な気もする。と、ここからの交渉。どう考えてもうまくやれそうにない千織がですね、二転三転した先にこれだという妙案を思いつくんですね。家賃だったらどうだろう!

聞けばこの魔法少女はホームレスなのだそう。だったら自分の家に住まわせる。光熱費に食費も含めよう。このあたりの相場ならだいたい2年間で200万円だ。

この提案が功を奏して千織、無事に解放されることとなりました! そして魔法少女メイはというとホームレス魔法少女からいそうろう魔法少女にクラスチェンジ。あとは家族に同居を認めさせれば千織のミッション終了なのですが、それ、すんなりいくものかな? 今後の千織の頑張りに期待ですね。

『軽い気持ちで悪の花』

荷物を運ぶだけで10万円の報酬。どう考えてもあやしい案件なのですが、それを気軽に引き受けてしまった土田陽廻。しかし10万もらえるはずが、秘密を知られたからには生かしてはおけない。命を狙われることとなって、そんなところに介入してきた謎の勢力とともに逃げることになるのですね。

しかしこの漫画、すごくぶっそう! 銃を撃ちあうとかはいいとして、陽廻、渡された銃に興奮してさっそくひとり撃ち殺しちゃったよ!? コメディテイストだから案外助かったりするのかな? とか思ったけど、そういう特例はない模様。さらにこの主人公、外に出たところで味方の車に思いっきりひかれちゃって、おおう、主人公も死ぬのですか!? と思ったら、よかった生きてた。というか、わりと元気そうだな。どんだけ頑丈なんだ。

かくしてこの謎のふたり組と一緒に仕事をするハメになった陽廻。それはいいんですが、この勢力、ロリコと南国のふたり組。いったいどういう連中なのだろう。仕事というのは、闇の組織つぶし? それともただの抗争? いやもう本当に謎。その背景など明かされるのが楽しみですね。

『のうのうヌォ~』

天文部に入るつもりが、部活紹介で説明に立ったお姉さんがあまりに美人だったので、わからないままに能楽部の見学にいった川井紅葉。そうしたら出迎えに出てきたのが、能面つけたふたり組。あまりの怖さに逃げ出しそうになったのだけど、必死にとめられてとりあえず話をきくことになったのですね。

部員にめぐまれていない能楽部。とりあえず今は4人いるみたいですね。部に興味を持って見学にきたのは紅葉ただひとりという中、きれいな先輩、市岡愛と再会して、そしてだんだんその気になっていった紅葉? いや、能楽にというか、愛先輩との交流メインですよね!?

能楽部の先輩からは、愛目当てでの入部とか大丈夫だろうかと不安がられながらも、とりあえずは歓迎された紅葉。愛からも素敵な笑顔向けられて、それでひっくりかえっちゃうのですか、紅葉さん!?

いろいろと不安ぶくみの能楽部新入部員。まったくわからぬ能に触れて、これからどう育っていくのか、そこに面白みがありそう。また能について知ることができそうなところもポイント高いです。

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