『まんがタイムきららキャラット』2024年2月号、一昨日の続きです。
『紡ぐ乙女と大正の月』
本棚に潰されることで、大正への再度移行を果たした紡。時間、タイミングを計ったつもりが、すでに地震が起きた後。銀座はそこかしこで建物が崩れ、街路には瓦礫が散乱。そして遠くには火の手が……。
この状況で、珍奇な格好をしている怪しい女と目をつけられた紡を助けたのは、他ならぬ旭。唯月を救うべく、単身銀座へと赴いたというのですね。
唯月が銀座にて地震に巻き込まれたのは自分のせい。旭から聞かされた話に責任を感じた紡。必ず唯月を助けて戻ると約束する彼女に、旭、自分の着物を脱いで与えて、その場を去っていく。この時の旭の心境やいかに。よほどの覚悟、決心のあったものと感ぜられ、胸に迫るものありました。
紡の耳に届いた鈴の音。銀座に火がまわるまでに唯月を見つけて逃げられるのか。さあ、いよいよ佳境です。
『mono』
山梨パンのレビュー動画を撮るために、パンを買い集めていきます。それはいいんだけど、事前にどのパンをレビューするとか絞っておかないものなの!? 暗くなるまであと30分くらいしかないというのに、さつきの長考。あかん! 段取りとかリハーサルとかしてないんか!
あまりのぶっつけ本番ぶりに驚きが走ります。
さて、なんとかパンを購入して山の上、和田峠みはらし広場に向かいます。で、のっけから偽田島ならぬ猪俣がしゃべるしゃべる! ほんと事前にある程度台本作っておかないものなのか。
あまりのぶっつけ本番ぶりに怖れおののきましたよ。
それにしてもみんなマイペースで、桜子はなかばレビューを諦めてるし、でもってさつきはカレーづくし。しかもフライドチキンを突っ込んでアレンジしてくるときた! いや、これはポイント高いのでは? レギュレーションにも違反してないし、ちゃんとパン屋の商品だしで、いやしかし序盤からこのカオスっぷり。続く撮影もちょっとばかり心配になりますね。
『恋する小惑星』
星空サマーキャンプ(仮)に参加できるのは5名まで! なので現役部員と顧問で満員。OGたちはといいますと、隣のキャンプ場に泊まります。ああ、これでみんなで参加できるというわけだ。久しぶりの大所帯? これはにぎやか、楽しくなりそうな予感ですね。
観測の目標も定まりました。小惑星帯を撮影し、画像処理した後に移動天体を目視探索。見つけだした候補天体の確認にはソフトウェアの力を借りるというのですが、当初予定の天体シミュレーションソフトではなく、石垣島天文台で使われていたソフトを使うことに。そのつてを手繰っていく先生の手腕、積極性、ネゴシエーションの鮮やかさに、さすが大人だ! と感心してしまいました。
そしてサマーキャンプがはじまります。まずは現役生たちが堂平天文台に到着。レクチャーを受けているというのですが、OGたちはというと、まず渓谷で桜が石に捕まり、そして堂平山頂にてはイノが三角点に捕まる! ほんと、多様にして広範な興味があっちにこっちに引っ掛かって、いやもう到着までも大変です。
さあ、いよいよサマーキャンプの目玉、天体望遠鏡のお目見えです。みら、あおにとっては高校最後の夏。はたしてなにかしらの結果は得られるのでしょうか。乞うご期待の数日が待っています。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第2号(2024年2月号)
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