『まんがタイムきららフォワード』2024年2月号、一昨日の続きです。
『ネコかぶりアンコール!』
理想の女の子、陽彩印、すなわち推しと話すことになってしまった音子。しかしそこまで緊張するものなのか。ナチュラルヒロインとネコかぶりヒロインの対話は、なんせ音子がモデルにしているのが印なものだから、どこかしら他人のような気がしなくって、という不思議な対話。
しかし会話が進んでいくと、ちょっと話が違ってくるのが面白い。なんと、印もネコかぶりヒロイン疑惑が出てきてですね、かわいいとはいわれなれてる、私ってかわいいから、話の流れがなにか不穏なものになってきて、あれあれ、ちょっと癖が強いよこの子? と思う間もなく、かっこいい私になりたい、具体的にいうと変身ヒーロー。
また音子とは違うベクトルで、思ってた子と違う、が発生しちゃってるんですね。
舞台での音子を見て、自分の秘めた思い、憧れのヒーローという夢を叶えたくなったのでしょう。と、ここまではいいとして、そこで音子、なぜ地の自分をさらしちゃう!? ほんと、読めない展開になってきました。互いに本当の自分を見せて、秘密を共有する仲になろうということなのでしょうか。
『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』
内湯の壁画の話が続きます。ムーダの紹介でやってきた壁画師のピルタ。内気そうな女の子だけど、その腕は確かであるらしい。壁画の画題、ハルティー山についても、ずっと見てきた、目をつむっても描けるくらいと大変頼もしいのですが、銭湯の富士山に向けるルナの気持ちに触れて、迷い出してしまうというのですね。
ここで同じく迷っているのがスラー。異種族熱波師大会に参加するにあたり、自分の持ち味、スライムロウリュだけでは弱いのではないか。調べれば他の参加者はもっと派手だったりアピール力に長けていたりと、このままでは太刀打ちできない。
ピルタにせよスラーにせよ、自分の力、持ち味、個性に疑問を持ち、迷走しつつあるというのですね。
はたして悩めるふたりを力づけ、その能力を発揮させる、そんな手はあるのでしょうか。そこにどうルナは関わっていくことになるのでしょうか。ちょっとした正念場でありますよ。
『高瀬さんはドル活に夢中です』
高瀬と江田、恋人になったふたりはもうすっかり打ち解けた? 一緒にドールの展示会にいったりして、ふたりの時間を大切にしつつ、ドル活にも余念がない。そこでの会話も、ひとりじゃ思いつかないこと、誰かと一緒にだからこそ作り出せるもの、まさにふたり、ともにあることの意味や大切さに目を向けさせるようなことを話していたというのですね。
そんなふたりの今回の共同作業。高瀬の家で、ふたり一緒にドールの撮影。江田の作ったドールヘッドをお披露目するために、一緒に着せ替えさせて、撮影して、楽しく充実した時間を過ごすというのですね。
そして、江田、はじめての恋人の家にお泊まりイベントですか! というか、太陽光でも撮影したい、朝から撮りたい、完全にドール一色になってる高瀬がもう本当にこの人らしくって、いやもう、なかなかスムーズには進行しなさそうな恋人関係。でも、これがこのふたりのテンポなんだって感じてほほえましいのですね。
『オールドヨコハマラジオアワー』
オルヨコ終了のきっかけになったのは月餅回リターンズだった可能性が高い。なぎさからもたらされた情報をもとに、悲劇を回避すべく台本を書き換えるハラスちゃん。これで新社長を激怒させることもなくなり、ひいてはスポンサー離れに起因する番組終了を避けられる!?
避けられませんでした!
どうしても月餅を顔にスタンプしてしまうルールー。どうしてもこの流れは避けられないものなのでしょうか。かくして新社長は激怒して、番組終了の流れ? となるところを、ハラスが謝罪に訪問。すると先にルールーが謝罪していて、よしこれでなんとかなる? と思ったら、社長の怒りはこれでもおさまらない!
ピンチ! となったところで、ハラスとなぎさが考えてきた月餅イメージアップ企画が刺さって、最初の危機は回避されたんですね。
しかし、おそらくはまだ終了の可能性は残る? 次になぎさたちが対処しなければならないこと、それはなんなのでしょうね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第18巻第2号(2024年2月号)
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