『まんがタイムきらら』2024年1月号、一昨日の続きです。
『ほうかごバスケット』
バスケットボール大好き? 僕っ娘と遭遇、それからずっとシュート練習続けているケイ。僕っ娘からアドバイスもらうも、イメージのなんのといわれても、そうそう思うようにはいかないというもの。ボールは重いし腕は疲れきっちゃってるしと、なかなかうまくいかないながらも、それでもどうしたらゴールに届くか、試行錯誤続けるところ。ああ、これはいいですね。いわれたことを自分なりに解釈し、咀嚼し、どうすれば実現できるか試してみる。
こうした行動、すごく好感持てますよね。まさに自分のこととして問題を捕えて、解決するために知恵をしぼる。伸びるタイプの行動ですよ。
そうしてケイが導き出した解が下投げ。見本と違うけれど、真似しろとはいわれていない。レギュレーション内の行動! この思考の枠組みが自由というところも魅力でありました。そしてボールは見事にゴールに吸い込まれて、ええ、この経験、達成感は、この子の生き方を変える、そんなきっかけになったようです。
さて、また会おうと連絡先を交換したふたり。しかし連絡とりあうより前に再会なりまして、なんと僕っ娘は転校生。ケイのクラスの編入してきた月ヶ瀬つばさ。思わぬところで再会は、ああ、部活としてバスケットボールに関わっていく流れ!? それとも部外活動!? どうなるんでしょうね。
『かみねぐしまい』
神様に願いをきいてもらうその前に、気になることができてしまった。母が神様に話した秘密。それを知りたい。なんとかして神様を懐柔して、秘密を聞き出そう。そう考えるまえなですが、自分はあまり頭がよくない! このままではツギノに勝てないと、母の秘書、田端に助けを求めるんですね。
ここでの会話が面白い。小学生の友達ともっと仲良くなりたい。そういった矢先に電話口に絡んでくる神様。家に帰れない感じといったら児童相談所にいけといわれて、ともかくなかなかにややこしい状況ということだけはしっかり伝わっていくんですね。
で、神様は神様と自己紹介する。変な子供扱い! だよなあ。いきなり普通に神様というの信じたお母さんが希少なんですよ。でもって、田端からのアドバイス。親身になればいい。それを聞いて、ツギノが先に進んでる気がする。まえな、いろいろ思うんですね。
さて、今回冒頭に、いろいろ情報が開示されています。母の姉、カンナのこと。でももうカンナはこの世にはいなくて……。母の秘密、ツギノとまえなに関わるものだとすれば、同様にカンナも関係することではないのか? あれなのか、これなのか、どうなのか、いろいろと考えるきっかけ、ヒントがもたらされた、そんな気がして、いよいよ状況は錯綜するのであります。
『ばくちぬぎ』
賭博部部長、鳥羽紅音を相手に実力を見せなければならなくなった奇跡。勝負のルールは脱衣ギャンブル。負けたら脱ぐ、というんですが、鳥羽さん、奇跡に比べて軽装ではありませんこと!? ゲームはポーカー。紅音が一番得意というのですが、奇跡にとっても同じこと? 強運がゆきすぎてる奇跡にとって、ポーカーは手加減しなければ勝ってしまう系ゲーム。実際のっけからロイヤルストレートフラッシュを叩き出して、イカサマを疑われる次第。
いやほんと、強運なんてレベルやないやん。麻雀やったらいきなり天和地和で終わるところだよ。
あまりに勝ちすぎても疑われてしまうと、加減をしたら脱ぐはめになってしまった奇跡。リボン外しただけで脱衣判定してもらえるって、すごい甘いな! これ、最初にどれだけ着込んでるかで有利不利が変わってくるじゃんか! 実際、紅音は2度負けただけでもう半裸よ!?
ある意味、入部希望者相手に手加減してるって理解でよいのかなあ。
脱衣が進むと女装男子とバレてしまう奇跡。社会的に死んでしまうわけにはいかない。心を鬼にして勝ちを重ねて、紅音を完全脱衣にまで追い込むことに成功するわけですが、ほんと、こんな部活、よくお取り潰しにならないね!?
それはさておき、まずは入部かなった奇跡。ここで本来の目標である、脱衣ギャンブルを仕掛けてくるジョーカーに立ち戻ることとなりました。美少女ギャンブラーをつけ狙う黒フード。というか、通報案件では? ともあれ、この部に入ることでジョーカーとの遭遇がかなうなら、その方がずっと効率的。ええ、目標に状況がマッチした瞬間ですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第1号(2024年1月号)
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