『まんがタイム』2024年1月号、一昨日の続きです。
『秘密のお姉さん養成ノート』
今回の蛍のテーマは、つやつや。髪のつや、唇のつや。そして肌のつや。素敵なお姉さんはつやつやしている、その思いからつやつやすべすべに挑戦しようというのですが、きっとこの子ならやりすぎると、いろいろブレーキかけてくれる主任が有能です。ええ、こんだけ蛍のこと理解してくれている。素敵なことだと思います。
さて、いろんな人に聞いていくすべすべ。その過程がちょっといつもと違っていたのが面白くって、捨てることのできるお母さん! ポリエステル着物は着崩れやすい。そして藤先生が紀ノ川さんすべすべに反応しない! なかなかにいつのもパターンからはなれてきて、面白かったです。
そしてすずらんちゃんとお友達。すずらんちゃんから蛍お姉様のこと聞いては憧れをめっちゃ膨らませるところ、これ最高ですよね。この年にしてちょっと過剰すぎるきらいもありますけど、蛍がやりすぎ気味に憧れに突っ走る、その情愛版!? いやほんと、この子大好きです。この過剰反応に中毒性がありますよ。
『大家さんは思春期!』
麗子さん、すごいな。この人、いつだってチエちゃんのこととなるとやりすぎますけど、今回もそう。チエちゃんの思い出をアルバムにしたい。所有する写真は万単位。って、どんだけ撮ってるの!? と思ったら、なるほど連写で撮って厳選するんだ。で、撮れた写真は全保存なんだ。ほんと、これ、大変だ。どんだけストレージ必要なんだろう。
ええと、聞いた話で自分ではやってないんですが、連写する他にムービーで撮って画像を切り出すっていう手もあるそうですよ。麗子さん、活用してみてください。
その麗子さんのやりすぎ。なにが面白かったって、アパートの住人馬場さんに頼んで、同年代化させた自分とチエちゃんの2ショット写真を捏造してもらうっていうのね。ほんと、これ面白い! で、その後に若返り写真と今の自分を比較して焦っちゃうっていうのがね、ほんと面白かった。でも落ち込むのでなく、維持回復に頑張るところ、麗子さんらしい前向きさあってほんとよかったです。
『お天気おねえさんの晴れ舞台』
うおおお、琴音さん、また落ちなすったのか! 天気予報では元気に見せてたのに、心の中では落ち込んでしまっていて、その心に寒風吹き込むような情景、あれはこたえました。いやあほんと、この連載が続いている間は琴音は合格しないのかなあ。悲しき宿命を背負っていますよね、琴音。
反面、以前登場なさったバーチャルお天気お姉さん、ハレちゃんは合格。やるじゃん! から、中身さんに琴音がお祝いするんですが、あの恐縮しまくってる様子、めちゃくちゃ可愛いな! この漫画はハレさんといい真由さんといい、素敵な眼鏡お嬢さんが多くていいですね。
さて本題の琴音です。すっかり落ち込んでしまってる琴音を、励ます役目、今回はタケちゃんが担います。車で向かうは公園? ここはふたりの思い出の場所。うまく吹けないリコーダーを、琴音から教えてもらった場所。もうあきらめそうになったタケちゃんをはげました、あの日の自分の言葉が今の琴音に返ってくる。
その思い出が、ふたりのともに育ってきた時間が、琴音をしっかりと支えてくれている。ええ、いい描写だったと思いました。
- 『まんがタイム』第44巻第1号(2024年1月号)
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