2024年1月12日金曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

偶然出会ったバスケ少女が、なんと転校生。同じクラスになってしまって驚きというのですが、この子、月ヶ瀬つばさにバスケ部に一緒に入ろうと誘われた吉野けい。いったんは断わったものの、まさかこんな展開が待ってるなんで思わないじゃない? ふたり一緒にこの街を一望して、そして私を燃やしてみてよ。

これだけの盛り上げを、青春の一幕を見せておいて、まさかバスケ部がないだなんて!

いやもう本当にびっくりでした。バスケ部はそりゃあ当然あるもんだと思ってたから、バスケ部に入るのか、あるいは自分たちだけで放課後バスケをやるのか。後者かと思ってたから、おおー、前者に落ち着くのかと思いきや、そもそもそのバスケ部がないんか!

びっくりでした。

ということは、部活を作るところからスタートするのかな? そしてバスケ部に反応した生徒がひとり。ええ、やはりここからなにか動きが出てきそうでありますね。

『妄想アカデミズム』

入院している莉子の前に現れた未春。自分の病室に招き入れ、ふたり、話をするのですが、ここでふたりのこれまですれ違ってきた思い、それがようやくすりあわせされることとなるのですね。自分が未春にプレッシャーを与えてたかも知れない、無理をさせていたかも知れない。そう思っていた莉子に、この一年が一番楽しかったと告げる未春。だからこそ一緒にもう一年頑張ろう。来年、私と一緒に東大にいこう。

ここに、莉子の東大にいくという目標が、内在的なモチベーションとして芽生えるというのですね。

いや、未春への気持ちを内在的なモチベーションと呼んでいいものなのだろうか。

そしてもうひとつの莉子の負い目、未春にキスしてしまったことが打ち明けられて、しかしその時の未春と莉子の気持ちの落差よ! あまりのことに、とんでもないこと曝露してしまう未春の自爆的瞬間。ああ、これはまさしく見どころというやつでありました。

かくして、ふたりともに東大を受けると決意を新たにした今回。ああ、さらなる一年がまたはじまりますね。

『はじまりの剣は抜けない』

ちゅうに病的ふるまいが街全体に影響をおよぼして、ついには観光名所と化してしまった。しかしその記憶は失われてしまっていて、友人から聞かされるごとにいたたまれない気持ちにさいなまれる!

記憶喪失だけでも大変なのに、街のあちこちに自分の黒歴史が存在しているという逆境。自分の影響力を誇るべきか、それとも恨むべきなのか。誇ればいいと思うんだけど、気恥ずかしさいっぱいのヒスイにとっては過去の自分を恨まないではおられない、そんな物件の数々なのですね。

でも、海外からちゅうにいやさ伝説の噴水目当てに観光客がくるレベルなんだよ? 町おこしプロデューサーとして誇れる実績ではないですか。

実績あろうとなんだろうと、恥ずかしいことにはかわりない。それでヒスイ、咲と一緒に駆け落ち、この街を出るというんですね。

とはいえ、ちょっとした小旅行。街を出て、そのへんをぐるり見回して、ちょっとエンジョイ。それで気がすんだ? いや、咲の心の空白に、ヒスイ、気づいてしまったんだ。それで帰ってきた伝説の街。やはり落ち着かないんだけど、それでも咲と一緒にいるならこの街と、ヒスイ自身思ったようですね。たまには気張らしもしないとだけど、この街での暮らしはなおもにぎやかに続きます。

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