『押しかけギャルの中村さん』、第69話を読みました。
『押しかけギャルの中村さん』
元気のないカリン。いったいなにゆえ? 明日は念願の同人誌即売会だというのに、しかもカリンの作家デビューだというのに、こんなに元気がないのはおかしい。秋山がカリンのこと元気づけようと、いろいろ話してみたら、ちょっとずつ回復? でもそこで、花見のことが尾を引いていると気づくんですね。とはいえ、花見の話はここで終わり。いずれ秋山がなにかしら対応していくことになるのかもしれませんけど、まずは目前の同人イベントに注力します。
同人イベントで秋山、大活躍じゃありませんか! カリンの本に出てくる妖怪くねくね。そのコスプレをやらされてるの! 脇から手が何本も出てる。謎のタイツ怪人になった秋山がですよ、いざ開会という段になって緊張するカリンの手を握り、そっとはげますんですよ。
で、このあとがものすごい。100部刷った。もし売れなくても、全部自分のもになるだけだって! 秋山、すごいな。愛そのものじゃんか、こんなの! 100冊残ったら、100冊全部俺のもの。これ、カリンにとっては全肯定ってやつですよ。物語も、そして自分についても、すべてを受け入れてくれる。そんな秋山の頼もしさ。いやもう、ここぞというところで光るやつです。
緊張が続くカリンがね、秋山、いやさくねくねの作りものの手を握ってるんですよ。不安を和らげようとしている。その様子がかわいくって、そして売れはじめるカリンの本!
ああ、ああ、動き出しましたよ! って、いやなにが? 物語が! というか、カリンの強張っていた感情がいきいきと動き始めた。そんな瞬間がすばらしい。
いやもう、これ、感動的よね。でも秋山さんのご本は残るのでしょうか? これは完売もある流れですよ!?
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