『まんがタイムきらら』2019年3月号、発売されました。表紙は『けいおん!Shuffle』。三人娘が混ぜる、しぼる、わたすでバレンタインデーですよ。3人ともにいい表情。見事な笑顔の紫に、静かに微笑んでみせる楓、真帆だけがちょっと虚をつかれたような表情していて、この違いそれぞれがこの子たちの個性を物語ってると感じさせていいんですね。それにしても穏やかな笑み浮かべる楓、素敵な人。なるほど、真帆が夢中になるわけです。
『けいおん!Shuffle』。うどん食べてる紫、素敵……。ああ、おうどん食べたいねえ……。さて、扉絵紫が不思議と違和感、それからなにか懐かしさ? なぜ? なぜなのか? 今回、紫、桜高に潜入ですよ! おお、懐かしい顔、顔、顔! しかし、当の軽音部の存在感が希薄だったりするところね、いいわあ、これだよ、これ。とくにうまいわけでもないし、有名なわけでもないのに、たまにころっと引っかかる人がいるっていうのがね、ああ、あの一年目の学園祭ライブ、あれ、どれほどに奇跡のできだったったのか? 紫たち3人の描写もいいですよね。なんで音楽をはじめたのか? って時の、あのなにもなさ! すごい。めっちゃ笑う。潜入翌日の部活動、あんまりうまくないわね…、のおかしさも。最高でした。そして謎の人、莉子先輩。なんでそんなになんでもできるの!? 謎すぎる、謎すぎます。ああ、そうそう、紫渾身のお前ーっ!! これもまた最高でしたよね。
『佐藤さんはPJK』。いきなり千春がすごい顔してるんだけど、なにがあったの!? と思ったら、自画像なのか。というか、その絵、わりとレベル高いよ! さらに、この絵に本物をどんどん寄せていく。ほんと、のっけから面白かったんですけど、この後がさらに面白いってんだから見事ですよ。PJK佐藤の自画像のハイレベルさというか、まさかのトリックアート。ほら、誰だっけ、絵の中に絵を描いてる自分描いてた人いたよね(ベラスケスでした)。そんなこと思わされるいたずらっぽさ? でもPJKのはユーモアとかいたずらっぽさとか感じさせないんですよね。その本気感みたいのがまたおかしいんですね。今回、つっこみどころはたくさんあるんですけど、って、毎回か、ともあれあのボディーペインティング、ボディー自体がゴツくなってない!? ほんと、このおかしさ。さらに、またトリックアート。めちゃくちゃな展開だけど、勢いでぐいぐい引っぱっていかれちゃう。もう、最高でした。
『一畳間まんきつ暮らし!』。夜中に火事!? と思ったら、夜食に汁なし担々麺を食べてました。って、その茹でてる麺は替え玉なの? あの茹でられてる麺の質感、危険やわ。今まさに夜中、まさに飯テロってやつです。この勝手夜食から漫画喫茶で提供する食事、そちらに展開していくの面白かったです。やたら役にたつ芽衣子。田舎では家事一切担ってたっていうけど、あのかまど使ってるのは万里花の想像よね? 皆で出しあうアイデア、音緒のレトルトアレンジ、あれは悪くないんじゃない? とは思ったけど、たくさんのお客に提供するには手間がかかりすぎる? でもって梨絵の箸欲しい派、ああ、すごくよくわかる。私も箸ユーザーですよ。結局はシンプルにおにぎりで決着ですけど、とんでもない豪勢にぎりとかにはいかない、その手の届く感じ、こういうのがよかったですよ。手探りで店を守り立てていく、そうしたところに魅かれたんですね。
- 『まんがタイムきらら』第17巻第3号(2019年3月号)
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