2015年12月7日月曜日

『まんがタイム』2016年1月号

『まんがタイム』2016年1月号、発売されました。表紙の情景、もうすっかりお正月ですね。『おとぼけ課長』はガラガラの福引で、お、どうやらいい賞をひいたみたいですよ。『まりあ17』まりあは弁財天の衣装着て、なんだかちょっとロックな感じで琵琶を弾いています。『さわらせてっ!あみかさん』あみかさんは、大きな小判持って頭にはネコミミ。招き猫なんですね。シモダアサミの新作告知カット、『大家さんは思春期!』のカットもございますよ。

『おひとり食堂』、なんでこんなに気にいってるのか、わかった気がします。誠一郎、ひみつのヒーローなんですよ。普段は食堂の店主に身をやつし、しかしいったんステージにあがれば、その正体はライブハウスを沸かせるミュージシャン。この意外性。今回は犬を連れたお客さんいらっしゃって、犬がいたら駄目ですよね。2階でお預かりできますよ。それで2階にあがったお客さんが、誠一郎のギターを見付けて、ファンと思ってしまうんですね。ペットと飼い主は似る、そういった話も展開しながら、翌日のライブでそのお客さんと再会! お店ではじっと見つめていたこのお嬢さんが、誠一郎相手だと直視できなーいって、ほんと、おかしかった。今回はせいちゃんだけでなく、誠一郎ファンにも見どころいっぱいでした。

『あしながおねえさん』、兄妹4人で暮らす一家に突然やってきた女性、遠い親戚らしいんですが、兄ちゃんがすっかり警戒しちゃって、ずっと長男として、兄妹たちの母がわりとして、頑張ってきた自分のポジションが奪われてしまう! 少年、健気ですよね。一生懸命やってたからこそ、そこに他人が入ることが受け入れられない。手伝いなんていらない。助けてなんてもらうもんか。そこで意固地になってしまうところが、まだ子供ということなのかも知れませんけど、まあ、これは父さんもちょっと悪いかな。けど、この少年、航がこの女性、ちかさんに亡き母の面影をちょっと見ましてね、こうしたところからちょっとずつうちとけて、いつか相棒みたいになっていくのかな? 急がずじっくり読みたいタイプの漫画ですね。

鉄仮面のイブキさん』、おお、喜多くん、風邪ですよ。偶然、偶然。今、私もどうも風邪ひいてるようで、とてもつらい。でも、喜多くんに負けずに頑張りますよ。喜多くんの奇行が目立つんですが、これは高熱のせいだと思いたい。伊吹さんに会いたい一心で、フラフラのていで学校にいこうとしてみたり、伊吹さんはじめ友人たちがお見舞いにきてくれたら、はしゃいでトランプでもしようとか、ねえ、おとなしく寝ていたまえ。今回は驚きの、といっていいんでしょうか。喜多くん、一歩前進ですよ。寝付こうとする喜多くんの額に手をあてる伊吹さんを見てですよ、すごく優しい表情、と口にする。ああ、熱に浮かされたか!? 伊吹さんも嬉しそうな顔ですって!? 相楽さん、相手は病人だ! 自重するんだ! 結局翌日、覚えてなくって元の黙阿弥なんですけれど、それでも喜多くんの恋に、ちょっとの明るい兆しが見えましたね。ほんと、最終回かと思って焦りました。

『前を向いてみよちゃん!』、ゲストなのかな。新婚の小野寺みよ子さんは、農家のヨメになりました。畑仕事を手伝うから、動きやすい格好をと、それで選んだのが野球のユニフォームなんですね。なるほど、小野寺になったのが嬉しい。素朴な喜びに癒される、そんな漫画でありますね。夫、学さんは学校の先生なのかな? 野球部のカントクなのだそう。それで実家は農家だからと、義母と義姉、ふたりについて畑仕事を頑張ります。まだまだ全然うまくいかないみよ子さんと、比べものすごい手練を見せる姉。おお、姉さん、素敵です。学が家に帰ってきてから、ただいまを5回やり直してるとかね、そうしたらついにカレーが出てきましたよ。ほんと、ほのぼの夫婦。楽しい夫婦です。

  • 『まんがタイム』第36巻第1号(2016年1月号)

0 件のコメント: