2023年11月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年1月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年1月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ナース4人がサンタスタイルで登場? と思ったら、吉田さんは、これ、普通にドレスだ! 榊医師はクリスマスブーツに入ってニコニコ顔です。ドレス姿は『年下の酒先輩が可愛い』美山もですね。『可愛い上司を困らせたい』恵はプレゼントを手にしています。『小森さんは断れない!』しゅりは、サンタの帽子をかぶって花屋のお手伝い? ポインセチアの鉢を持っていますね。そして『らいか・デイズ』らいかは三角の帽子かぶってケーキ食べてます。これはちょっと浮かれている様子ですよ。

『おだまき君の道草ごはん』

虎くんは魚のかぶりものなんてしてるのに、水が怖いのかい!? 朝の占いで水難のお告げが出た。それでおびえてしまってるのですが、まさかここから占いテーマに突入。そのきっかけがお茶っていうから驚きですよね。

苧環のいれたお茶がメドハギのお茶。もともとは占いに使われていた植物という豆知識でもって、占いテーマが継続していくんですね。そして不思議雰囲気の美兎先生による簡易占いあり、さらにはカヤツリグサを使った相性占いもありと、野草と占いというちょっと面白いとりあわせで、どんどん話がふくらんでいくのはさすがでありました。

しかし、その反面、苧環と美兎先生の相性に奏が正気を失わんとしたり、占いに負けてこむぎがショック受けたりと、遊びの占いでこんなにもどったんばったん。そして最後に、虎の水難が美兎先生のお告げどおりに軽微に終わるという。これ、ほんと、先生のパワーなのか、たまたまなのか。いずれにしても人をひきつける、そんな才能がある人でありますね。

『アイドルはお忍びCHU♡』

また出てきたら面白そう。そう思っていた宮本紗鳥がさっそくの登場! 一週間の休みをとって、一花のもとへと押し掛けてきたんですね。

一週間、一緒に過ごせる。そう思ってうきうきだった紗鳥が、一花と芙蓉の同居を知って豹変する。もう完全にライバル視。アイドルとしてではなく、完璧に恋敵として認定。からの、ご当地アイドルとしての活動に難癖をつけるべく、あれこれ試練を与えるというのですから大変ですよ。

しかし、富山について詳しいか芙蓉に問うも、すぐに答が返ってこない。富山というか、令和のことがわからない。だって江戸時代の子だからと説明されるも、それを信じない紗鳥です。というか、そりゃあ信じないよねえ。けれどこれからの一週間で、ちょっとは信じるに足る出来事が起こったりするのかな!? いや、そのへんはあまり広げていかない方向かも知れませんね。

一花による富山めぐり。なかなかこれと富山のよさを伝えられないのがもどかしいのですけど、最後の最後に富山の名物? 昆布玉を入れたお好み焼きで見事合格? いや、昆布玉ってなんですか? 調べてみれば、こんぶを玉のかたちに固めた食べ物があるんですね!

富山の名物といえば白えびという印象が強かったのですが、昆布もなんですね。こうして地域について知るの、楽しいですよ。

『慧都様にはお見通し!?』

文化祭にてメイドとなった慧都様。なんだかんだとそつなく接客をこなしていらっしゃる! と思ったら、モエモエキュンでありえない効果音発されてるし! 本当、慧都様、能力高いのに、応用というか変化球には弱い感じがありあり出てしまっていますね。

さて、休憩時間、メイド姿で校内練り歩き、文化祭をお楽しみあそばした慧都様。それが見事に客引きとなって、クラスのメイド喫茶に長大な列が形成されるにいたる! ああ、やっぱり慧都様は目立つし、それに人気者でいらっしゃるのだなあ。誰もが憧れずにはおられない。それが慧都様なんですね。

しかしそれでまさかの慧都様ご乱心? あまりの忙しさに限界に達してしまい、接客の気づかいのってのが吹き飛んでしまって、いわゆるひとつの塩対応、居丈高メイドとして厳しい接客なさいましてね、でもそれが大好評を博すというの、いやもうこれも慧都様の高貴さあってのことだと思わされましたよ。また人を使うのに慣れている? そんなところも堂々たるお嬢様としての風格。見事でありました。

そしてなにが一番よかったって、この文化祭体験、慧都様にとってとても楽しかったことがわかるラストですよ。ええ、愛らしいお方です。

『となりのフィギュア原型師』

のじこだ! のじこがきた! 半藤に複製を教えてほしい。って、もうそこまで進んでるの!? 原型作るに飽き足らず複製まで。のじこの上達、その入れ込みのほど、よほどのものがありますね。素晴しいです。

さて、工房にきたらそこには不穏な光景が。廊下に正座する代表の姿というのですが、しかられてるの? うん、実際そのとおりでした。複製業者の大志摩エナガさん。代表の用意した原型じゃ抜けないと、わざわざ説教しにやってきた。けれど代表のファインプレーですよね。おかげで、のじこがプロの複製師から直々に教えをいただくことがかないましたよ。

しかしこのエナガさん。癖が強いね! この漫画、癖が強い人ばっかりだけど、負けず劣らずだ。自信のない、いつもどこか不安げな人。けれどのじこに教える時は的確で、代表の原型を反面教師として活用。どこがダメなのかを的確に指摘していくのじこもまた素晴しかった。

そしてついに複製かなったのじこの原型! ああ、この師弟愛よ。ともに喜びをわかちあう様子に、ええいああ、思わずもらい泣きでした。

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