一昨日の続きです。
『まんがタイムオリジナル』2025年8月号、『クールな氷上さんは迫りたい』
課長の妹、くるみが氷上に伝えたこと。いったいそれはなんだったのか? その答あわせ回でありましたよ。
夢見が悪く、過去のつらい思い出にさいなまれる課長です。お相手の女性の気持ちを考えすぎた挙句に、精神を追い詰めてしまった過去。昔のこととはいえ、今も払拭できずにいる苦い記憶なのですね。
そんな課長に、氷上さん、ナイスフォローです。
帰り際、私服の氷上と出会った課長。常には見ないズボンスタイルの氷上を見て、どう感想を述べればよいか、悩んではいるが、内心大絶賛ではありませんか。でもハラスメントとかいろいろうるさい時代ですからね、ここはぐっと思うところを秘匿したのですが、続く会話でボロが出た!
ええ、くるみからの情報は、課長が脚フェチであるということ。今回のズボンスタイルは、いわば課長撃墜のための秘策。しかもタイミングよく、落ち込んだ課長を元気づける結果となりました!
これね、朝の山田を元気づける課長。氷上への借りは、朝、山田に施していたメンタルケアでもって返さねばならぬのかもしれませんね。少なくとも氷上はそれを求めています。
とはいえ、ハラスメントとかいろいろうるさい時代だからなあ! ええ、課長も気づかいお疲れ様です。
『どうにも不器用な夫婦でして。』
夫、ヨシアキの旧友が訊ねてきました。まずその風貌から、夫に友達はいませんと断るマコトがいい。
訪ねてきた友人、錦川佑というのは、高校時分のクラスメイト。ひとり静かに本を読んでいるヨシアキに声をかけたら、その本のよさを熱心に語られてしまった。それで引くとかじゃなく、むしろおもしろくなって仲よくなった。しかもヨシアキとの出会いがきっかけとなって、今ではヨシアキに同じく小説家。任侠ものを書いているっていうんですね。
そんな昔馴染と夫の会話が新鮮なマコトです。口振りからいつもと違う。さらには結婚の約束までしてたとかなんとか!? いや、嘘なんですけども。そんな冗談いいあえるような関係だってことですよね。高校生のころのヨシアキについてもいろいろ聞かされて、そしたら結構モテてたとかどうだとか。ほんと、運命なんてのはわからない。マコトとこうして結婚するにいたったの、いろいろヨシアキの人見知りやらなんやらあってのことだったのですねえ。
そして加えてヨシアキの誕生日情報。今月25日が誕生日。すっかり忘れていたマコトはなんの用意もしていない。さあ、どうしたものか。その日がくるまでに、なにが欲しいかいろいろリサーチするつもりでいるマコト。でもこれ、なんかドタバタしそうな予感もしますよ!?
『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』
落ち込んで帰ってきた賢太。職場でなにかあったのか!? 気づかう椎奈、ほんといいですよね。聞けば、体を壊したお客さんがいる、もう施術にはこられない。これまでずっとお世話になってきたのにと、ショックを隠せない賢太なのですね。
ここからの賢太の話。子供のころから生き物が好きで、人体模型なんかも好きで、解剖学の本にすっかりのめりこんだのが、後々の就職、整体の勉強にまで生きている。いわば天職なのでしょうが、人を相手にする仕事です。知識や技術があればそれでいいとはならない。お客さんとのコミュニケーションも大事。そうした実地のいろいろを、お客さんに教わって今まできたというのです。
それだけに、体の不調、老いやらなんやらで疎遠になるのはつらい。
とこうした賢太に椎奈から提案ですよ! 訪問施術とはどうだろう?
このアイデアに、いいとも悪いともいえぬ賢太が、けれど一考の余地ありと勇気を出してみた。まずは院長に相談だ! これがきっかけとなって、賢太も心の重荷をおろせるとよいですね。
- 『まんがタイムオリジナル』第44巻第8号(2025年8月号)
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