2025年6月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、昨日の続きです。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

甘那さん、病欠ですか! 心配する美都。そして甘那も、熱に浮かされながら美都に連絡するか悶々として、このふたり、やっぱりいろいろ考えすぎるきらいがありますよね。もっと素直に、心配だったら聞く! 不安だったら甘えるでいいんですよ!

さて、甘那の家では、病気になると粥が出ます。って、普通だ! でも風邪っぴきというと甘いものが出たりしますでしょう? 小さなころから憧れていた。みかんゼリーにプリン。ひとむかし前だとバナナとか、それから桃缶? いろいろいいましたよね。でも甘那の家では粥なんです。それはそれでおいしいけど、やっぱり憧れはやまないのです。

そんな甘那に奇跡が!? 翌日、熱が下がって登校した甘那を待っていたのが、美都からの呼び出し。なんとみかんゼリーを買ってくれていたっていうんです。ああ、食べたかった憧れのみかんゼリー! でもいったいどうして? と思ったら、甘那さん、自分でも気づかぬうちにメッセージ送っちゃってたのか!

ぜりたべたい みかんのや

なんというかわいさか! しかしこいつのおかげで夢がかなって、しかも美都から、はいあーん、と食べさせてもらえるっていうのですよ。なにも恥ずかしがることはないって。美都の言葉に安心して、心を委ねる甘那。ああ、そうです、甘えちゃったらいいんですよ!

心配だったら声をかける。不安だったら甘える。それでいいんですよ!

『ウクレア!』

生徒会長、土屋音羽はピアノに追いつめられてしまっているのですか。小さなころからピアノを習っていた音羽は、母の目を自分で向けさせるためにはコンクールで一位をとらないと! その一心でがんばってきて、けれどついに一位を逃がす日がやってきてしまった。

母の期待を裏切ってしまった? 母の気持ちが離れてしまう? 次こそは必ず一位をとらないと。練習を増やし、一位への返り咲きを狙うも、だんだん心が重くなって、ついには一曲を弾ききることさえできなくなってしまった。

そんな音羽の苦しみに触れた空子。頂点を目指す自分の音楽と、楽しさを大切にする空子たちウクレア部の活動と、どちらが正しいのか。悩みの果てに、今の自分の置かれている状況から答を出そうとする音羽を押し止める空子に希望に似たものを感じたのでした。音羽が間違ってたとは思えない。ウクレア部の皆の演奏を聞きにきてほしい。

この空子の思いよ。

自分たちで作る曲。歌詞を、メロディを、皆で一緒に紡いでいく。そのときに、皆をひとつにするテーマとして、皆で確かめあった一番大切なもの。それが音羽に届くのか。音楽祭、一層に目の離せないイベントになりました。

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

婚活を続けるも失敗続きのヒカリ。そんな彼女の苦闘についにピリオドが打たれる!?

いえね、これまで、こいつはないわー! みたいな物件ばっかりだったでしょう。でも今回は違う。確かにちょっと変わった人ではあるんです。どこか粗忽というか、なんかペースが一般人のそれではないというか。でも少なくとも悪い人じゃないな。むしろ漠然といい人感を感じさせるところがあって、裏表がない? 妙に善良そう?

オタクに結構見かけるタイプの、やたらいい人に見える! ええ、ここについにヒカリの婚活の終わりも近いのではないかと思わせられるのですね。

なにがいいって、変に飾らない。無理してない。ガツガツしてない。でもって話がちゃんと通じるし、自分のこともちゃんと話せば、ヒカリの話もちゃんと聞いてくれている。

ああ、これこれ。こんな感じがいいよなあ。

といったところで、一緒にライブにいきませんかというお誘いが。まさかこれが運命の分かれ目に?

吉と出るか凶と出るか。これで駄目なら、もうヒカリの婚活は無理なのではと、それくらいの好物件。ほんと裏目に出たら終わっちゃうかもしれません。

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