『まんがタイムきらら』2017年12月号、一昨日の続きです。
『三者三葉』。いよいよ文化祭ですよ。いや、もう、実にいい。魔女っぽい格好した双葉にガツーンとやられたと思ったら、続けざまに猫耳葉山ちゃんとかね、素晴しいわ。ふたりとも、めちゃくちゃ愛らしい。さて、それぞれのクラスの企画、素朴ながらもちゃんとしていて、この実際に則している感、すごいなって思いますよ。双葉のクラスのスタンプラリー、小芽が一箇所目のスタンプを担当するんですが、あのつぎはぎのオバケ。あれもまた可愛くって、でね、クイズが間違えてたせいで誰もこない。あの待ちぼうけのオバケ、そわそわしてるのね、もう最高に可愛かった。動作が、動作がいいよね。そしてにゃんだふるカフェ。300円で飲み物とカップケーキ or クッキー。このお菓子は秘密の花園の提供なんですが、猫をかたどったその愛らしさに、西山、葉山ともに冷静を失ってしまっている。これも実によかった。と思ったら、双葉、カフェにきて、肉うどんを御所望か! このマイペースすぎる彼女。しおーんってなってるその表情、これいいですねえ。で、薗部が光と遭遇。ああ、これ、ただじゃすまない。えらいことになる予感がしますよ。
『みゃーこせんせぇ』。今回、骨格模型とのからみだけだ。ホネが、助手をやってるその給金はいただけないのかと。それ聞いて取り乱す先生がおかしくって、そうだよなあ、個人の収入からちゃんとした給金出せないよなあ。そんなにもらってそうに見えないもの。で、骨格模型に新事実。そうか、食事、必要ないんだ。って、そら骨格模型は食べなくっても大丈夫よ、骨格模型にご飯あげてるとかいわれたら、大丈夫? ってなりそうなもんですが、いやいや、やっぱりこれ、よっぽどの異常事態ですよね。だって用意したら食べるんだもの。このホネの、見た目は可愛いのに相当まともじゃないというの押し出してくるの、ずるいですよ。めちゃくちゃおかしい。今回は細胞を若々しくする薬なる怪しげなもの飲まされて、ダメージ受けたら小さくなりましたって、スーパーなマリオじゃないんですから。でもってそこから絵的にアブナイ。ぴょんぴょんとか、なんという挑発。ほんと、こうした挑発の果てに、その中身、骨格をガツンと見せつけてくるという。実に容赦のないキャラクターですよ。
『ぽんこつヒーローアイリーン』。ああ、これ、素晴しいなあ。カラーだよ。扉に魔法少女が4人、揃い踏み。素晴しいなあ。と思ったら、本編はいったらばブーブー、ブーイングする子供達がね、ねえ、あなたたちひどい顔よ? ラブリーメロンにひきいられてのヒーロー活動。すっかり飽きちゃってるんだ。ゴミ拾いのトング、火ばさみをね、魔法のスティックみたく工夫してくれてたりね、メロン、細かいところまで頑張って工夫してくれてるのにね。そんなメロンにそそがれる、ラブリーメロンガチ勢の視線とかおかしかった。そうでした、ラブリーメロンは彼女のオリジナルじゃなかったんでした。今回、そんなメロンとアイリーン、ふたりが不審者扱いされちゃうっていうのね。いや、まあ、不審者だけどもさ。警察のお姉さんに呼び止められちゃって、それがチビふたりが転んで鼻血出しちゃってる時だから、ビジュアル的にもヤバい。アイリーンひとりがね、日本社会の常識がない子ですから、ちょっと温度差があって、言動がマジすぎるのがおかしくって、で、マジ魔法少女のアイリーンが警察のお姉さんにころんと簡単に確保されてしまうとか、弱いのねアイリーン! でも、このおまわりさんんにチビふたりが抗議してくれて、って、千夏の母かー! ちゃんと話聞いてもらえて、ふたりとも放免されてめでたしなんだけど、不審者扱いされてることに冷汗かいてるメロンとか、このシビアな感触。読んでるこちらまでヒヤヒヤさせられるものあって、だからこそ、こうした町のささやかなヒーロー活動をもって、この子たちの評価、高くなっていってくれると嬉しいんだけどなあ。ほんと、アメリカとか、こういうセルフリアルヒーローがいて、町の治安に役立ってるとか、そういう話あるけど、そういう風に彼女らも評価されたらいいのになあって、ほんと、思わされるんですよ。
『おとめサキュバス』、ほんと面白い。キュリアがやる気を出しましたよ。そうか、地球の雑誌でもって、男性を籠絡するためのスキル、身につけようとしてるんですが、ああー、悲しいくらいに才能がない。セクシーポーズのはずが、まるで棒立ち。ばぁぁん! って、ほんと可愛いなあ。ルナがやると、それらしくセクシ〜な感じになりますのにね、いや、いやいや、全然虚しく思うことなんかないですよ? で、キュリアが試してみると、あらあら、強そうに! って、それ、なんか変身とかしそうよ。大魔神みたいな感じでさ。ウインクのくだりも最高で、><。ああ、もう、可愛いなあ。通学途中で遭遇したヴェロルもいいですよ。ばぁん! 本当に素敵! ほぼ棒立ち! ほんと、ふたりとも、サキュバスとしての素養に欠けるというか、いやまあ、向き不向き、得意不得意ってのはあるものなあ! ほんとなら、種族で決められたあり方以外の道を選べればいいんだよなあ。で、キュリアが涼香に骨抜きにされるっていうのね、そうだよ、キュリアもこっち方面で頑張ればいいんじゃないかな!? わからないけど!
- 『まんがタイムきらら』第15巻第12号(2017年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿