2017年11月1日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年12月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年12月号、一昨日の続きです。

『ふじょ子とユリ子』はSNSの話でした。ふじょ子がひとり黙々とスマートフォン手に、なにか打っている。メール? 私の他に友達が!? 焦るユリ子ですけど、友達どころか恋人とかゆうてますよ、この子。ユリ子、短文SNSやったことなかったのだけど、ふじょ子との距離を縮めるために開始してみるというの、健気ですよね。しかし、岡本さんに教えてもらえるのはいいけど、散々遊ばれちゃってるのがおかしくて、でもってふじょ子ですよ、ああー、そうか、コミュニケーション重視じゃないんだこの子。自分のキャラ妄想を延々書き連ねるタイブのユーザーなんだ。今回は、岡本さんのバリューの高さ、それが再確認されて、でもふたりの中では本名ではない岡本さんのまま、その扱いの雑さ! 酷いんだけど、なんというか、安定ですよね。安定といえば、ユリ子のその後もそうで、ええ、まるで自分の興味に沿わないタイムラインができてしまった。ほんと切ない展開です。

『はやしたてまつり♪』。これ、よかったなあ。月に頼まれて一緒に買い物に出たふうですよ。相談があるって。いわおに酷いこといってたことを詫びたい。そのためになにか贈り物をしたいというんですけど、月のあんまりの外しっぷりと、そしてふうの頼りになること! ちんまりして、なんか可愛さばかりが前に出てくる子だけど、年長者である、それだけにいろいろによく気がついて、アドバイスなんかも適切で、ほんと頼りになるお姉さんでした。焦ってる月がですね、高いかんざしを買おうと意地になってしまってる。その焦りを受け止めて、話を聞いて、アドアバイスして、ええ、ほんと月はふうに頼れてよかったなあ。ふうのアドバイス受けて泣いちゃってる月。頑なに強張ってた気持ちが緩んだんだなあ。そして贈り物、お餅に落ち着いて、ええ、これくらいじゃないと貰う方も困りますよ。で、この贈り物でいわおが泣く。よかったですね。これでわだかまりなしですね。そしてふうにもねお礼のお餅。月、素直じゃないけど、この子、本当にいい子なんですね。

『トモダチヅクリ』。ああ、さすがだな静。麻乃が足をひねったこと気づいてたんだ。それでね、無理しちゃいけないって。劇の主役だからといって無理しようとする麻乃を抑えて、ああ、静も頑張ってますよ。麻乃の代役として練習に参加するんだ。あの、髪形を麻乃と一緒にしてるのとかね、ちょっと面白かったですけど、麻乃にこの案を告げた時の様子もね、ああ、もしかして泣いちゃってるの!? なんて思ったら、すごいドヤ顔! いいわ、この子、いいわ。読めないわ。可愛いわ。でもって、結構な策士なのかも知れません。麻乃が練習を休むというのでクラスの皆に謝罪する。そのケガだってクラスの子を庇ってのものだったのに。これがきっと麻乃の印象をよくするはずだ。ええ、本当にそのとおりだったんですね。というか、あまりにハンサムな麻乃に庇われた子が恋しそうになってるじゃん! この麻乃のクラスに溶け込む作戦、どうなりますかね。文化祭当日、本番、どうなりますかね。足は万全じゃないっていうのが不安要素。うまくいってくれるといいなあって、この子たちの頑張り、健気さ思うと、願わんばかりの気持ちになりますよ。

『疾風ういんどみる!』。風鳴ヨット部、聖風と合同で夏の合宿するんですね。しかしそれでつむじが調子を崩しちゃう? どうしたんだろう。ふーこと一緒にヨットに乗って、自分がフォローしないと、そう思ってたのに、ふーこ、すっかりちゃんと自分の役割理解して、クルーとしての仕事をこなすまでに成長していた。ああ、ふーこがひとり歩み出していることに、つむじ、なにか距離を感じてしまったのでしょうか。思い悩んで、ポカばかりして、ほんと、どうしたんだろう。夜も眠れないようで、ひとりベランダで海を眺めていて……、そんなつむじにふーこ、声をかけたんですね。つむじのふーこに伝えたいこと。それっていったいなんなのだろう。次回で最終回。きっと悪くはならないだろう。そんな予感こそあれ、つむじの思っていること、それが切実すぎたりしなければいいなあ。この子たちのためになるものであって欲しいなあ。なんて思っています。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第12号(2017年12月号)

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