『まんがタイムきらら』2017年12月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。花名と万年さんが一緒に秋の装いですよ。しかし、ふたりともにこういう雰囲気、なんか珍しい気がします。ウエストを絞ったスカートは、ふたりのほっそりとした魅力押し出して、かと思えば万年さんは豊かな胸も強調されて、しかも肩! 肩が出てる! レアだ! こんな万年さん、本編じゃそうそう見られないよ! ふたり本を手にしていて、なるほど読書の秋でしょう。舞い散る銀杏の黄葉にまじって、本のしおり、冠のイラストの! が散っているのもキュートです。
『まいにちハロウィン!』、ゲストです。元気な転校生、上田うるふと、その子の面倒見るよう頼まれた、責任感強い紗久翁ラン。距離を置きたがるランと、ぐいぐい近づいていこうとするうるふの齟齬。そこでのやりとりが結構クールで、ラン、いい感じですね。でも、決してなんでもできる子じゃない。クラス委員の責任感でよくシステムのわかってない学食でも、うるふのために頑張ろうとするところ健気で、でも不器用なのはしようがないよねえ。この性格のまったく違うふたり。こうやって親しくなっていくのかな。また、ランの秘密、クラスの子からランたんと呼ばれていて、ああなるほど、ウェアウルフとジャック・オ・ランタン。きっとこの子と一緒なら、毎日がお祭り騒ぎ、毎日がハロウィンのようになるでしょう。そのわあっと明るく楽しい情景、一話でしっかり見せてくれてましたね。
『はつこい教室』、ゲストです。小学6年生のいちか。そうか、勉強苦手なんだ。もうすぐ中学にあがるから、いい機会という感じかな? 友達のるなに誘われて学習塾を見学することになりました。これね、いちかのお母さんがいちかのこと、とりわけその学力、心配してるんだなっていうのがわかる。るなと友達みたいになってて、塾に引きずっていってね、なんてことSNSでるなにお願いしてる。おかしい。るなの交流の範囲も謎ですよね。塾にいってみれば、和久利先生、背が高くって、でもって目付きが悪くって、怖い! すっかり後ろ向きになってしまったいちかが、地理のプリントをするその途中でね、先生から日本地図の覚え方、都道府県の形とかね、わかりやすくしようって工夫してくれてる、そうしたところからちょっと打ち解けていくんですね。この塾に通ってる子供たち、やたらフリーダムなのも、和久利先生が決して怖くなってことわかってるからなんでしょうね。そしていちかもわかってしまった。一緒に頑張れるといいですね、あの時に、すっきりした表情してたいちか。これがよかったって思ったんですよ。
『奥さまは新妻ちゃん』、ゲストです。おお、なんか珍しい感じかも。新婚の夫婦ふたりの情景描いた漫画なんですね。賃貸マンションに引っ越してきたところからはじまる、ふたりの生活。妻は新妻ちゃん、夫は旦那くんでだーくん。ふたり一緒に暮らすの、これがはじめてになるんですね。相手のスタイルに生活をあわせていったり、得意なことを分担したり、慣れないながらも互いに歩みよっていこうという姿がいいですよ。しかし、相手の下着、知らない姿にドキドキしたりハラハラしたり、誤解も含めてね、こういうわかってないところから広がる想像、妄想、その他もろもろ。あまりにふたりともに純情すぎない!? みたいにも思うけど、だからこその面白さがあったと思います。あと徹底して表情が描かれないだーくんのポジション。ええと、つまり主人公ポジション!? ともあれ、この描写のおかげで新妻ちゃんがフォーカスされてる感、強くなってますよね。
My Private D☆V、『恋する小惑星』のQuroです。嬉しいなあ。さて、今回のD☆Vポイントは、ルームウェア、だそうですよ。パジャマとはちょっと違うふわっとしたかわいさ。イラストも女の子ふたりが背中あわせにベッドに座って、互いに相手を若干意識しつつも、もう気取ったり格好つけたりはしない、そんな気の置けなさが感じとれて悪くない。手前の子は暖かい飲み物、マグカップで飲んでいるところ。奥の子はスマートフォン見ながら歯磨きしてるのかな? ともあれふたり、実はちょっと相手のこと気にしているっていうのがわかる、そんな距離感もチャーミングなイラストであります。
- 『まんがタイムきらら』第15巻第12号(2017年12月号)
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