2017年11月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』。富士山駅っていうのがあるんですね。名前からしていかにも富士山ですが、のっけから鳥居なんだ! そうだよ、富士山って浅間大社だ! いや、それで鳥居なのかはわからないんですけどね。富士山に登るわけじゃないよ。周遊バスで温泉寄ったり山中湖いったりするよ。もちろんメインは冬キャンプ。というんだけど、バイトで欠席しているリンがですね心配してる。この時期は雪積もってメチャ寒い。ほんと、どうなるんだろう。来週、おそろしい展開とかあったりするのかな? 今回はカリブーでキャンプ用品見たりしてね、そしてハンモックのかわりに買った椅子ふたつ。これはハイチェア? ローチェア? その両方? 組み合わせたらハンモックみたいになる!? これ、次回こそ見せてくれるのでしょう、いや、ほんと楽しみにさせられますね。こういうキャンプの道具や知識やもろもろ、説明されて、見てるだけでも楽しいというの、すごいと思います。なんでしょうね、キャラクターのよさあり、キャンプ紹介ものとしてのよさあり、さらには観光スポットにまで興味が向くっていうね。全方位、完璧じゃないかって思いますよ。

『はるかなレシーブ』。これ、次回に向けての溜めの展開だ。成美、かなたペアに負けたクレア。その彼女が待ってたかなたが帰ってきたっていうんですね。そうか、かなたはフィジカルな面からビーチバレーに限界を感じ、いったんは身を引いたのでした。そんな彼女が、遥と組んだことで、いよいよかつての眼差しを取り戻したという。そして、クレア、すべてはこのために行動していたっていうんですね。かつて戦って負けたかなた。その時のかなたに勝ちたい。リベンジし、超える。その一心で、母にまで頼んで、遥、かなたを鍛え、育てたっていうんですね。先行するエクレアに食い下がるはるかな。いよいよゲームが決まるかという瞬間に遥の渾身のブロックが決まり、戦いは第3セットに持ち越される。クレアは遥狙いでいく? 対し、遥はかなたになにを聞いた? このどちらもが勝とうという気持ち漲らせての第3セット。はるかながコートを選んだ理由は!? これ、なにが飛び出すかわからなくてハラハラ、そして同時にワクワクさせられますね。

『球詠』。これ、予想外の展開ですよ。効率重視、スピード感ある野球をする影森高校野球部。これ、勝利のためにすべてを削ぎ落した無感情野球。機械みたいにチューンされ、管理された、無個性野球なのかと思ってたら、全然違ったっていうの。だってピッチャーがマウンドで思う。9球も当てられた。早く帰って野球がしたいのに — 。え!? どういうこと!? 今やってるのが野球でなくて、いったいなにが野球だっていうの!? あー、そうなのかー、もうまったく予想もつかなかった。自分にはない発想だった。仲間と一緒にする野球。日々の練習にこそ野球の楽しみを見出している、それが影森だっていうのですよ。あー、これ、カルチャーショック。音楽でいえば、ステージよりも、仲間うちの練習、セッションの方が好きみたいな話だな。いやあ、自分の発想の硬直していることにショック受けましたよ。しかし、この影森をどう攻略する? 球は当たるようになってきたけど、相手の守備もまたそつなくて、打っても得点に繋がらない。と、ここで息吹の起用ですよ。真似が得意、コピーなんていわれてる。影森対策の練習ピッチャーもつとめはしたけど、球威はないって話でしたよね? そんな息吹がピッチャーとして登壇して、見せるは影森得意のアンダーからのクイック。これ、ほんと、すごいな。この、影森から動揺、そして心情を引き出すという展開。ほんと、すごいな。魅せられましたよ。

『なでしこドレミソラ』。ああ、扉が美しい! 対し落ち込む美弥ですよ。昔のあなたが好きだったのに。里歩から告げられた言葉がずっとひっかかっている。ちょこんって座ってるの、可愛いな。でもって、意味がわからないっていいながらも、ちょいと赤面。可愛いな。美弥は里歩のこと、覚えてないんですね。衣装の打ち合わせにきてくれた衣都に聞いてみれば、見知っている程度なのか。名前もわからない。ただ、雰囲気が昔の美弥に似ている。その印象だけが記憶に残っていた。ここからの会話ね、美弥、ほんとアクティブになった。仲良くなりたい、友達になりましょうっていってくる! って、すごいな。で、それを恵真がとめてくれたんだけど、ほんと、よかった、大惨事にはならなかった。恵真のアドバイスに感銘受けて、皆で崇めたてまつるあの絵面よ。私も加わりたい。そして言葉ではなく演奏で伝えようとする香乃。これ、いい場面だったなあ。香乃の伝えようとしたこと、美弥、確かに受けとれたと見えて、このふたりの間に流れる思い。ああ、これは香乃のかつて受け取ったもの、そのお礼、お返しであったのだな。本当に、これ、素敵な話でした。で、今回描かれたこれが、文化祭に向けての前提を作るものでもあるというのでしょう? この多重、多層に折り重なる様よ。素晴しいです。見事、魅了されます。

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