2009年4月11日土曜日

けいおん!

 『けいおん!』はTVアニメ絶賛放映CHU!!。けど、放送日を勘違いするという痛恨のミステイク。でも、HDレコーダーが録画しておいてくれました。探して予約が働くかどうかが鍵でした。一度NHKの方で番組の検索を経験したとはいえ、民放のアニメは難しかったでしょう。いや、もう、本当にありがたいことで、『けいおん!』第1話、本日見ましたよ。そうしたら、16:9で録画されてて、しかしアニメは4:3なのね。うちのテレビは4:3だから、画面の中央に小さくアニメが写し出されて、うううう、なんという欲求不満的状況でしょう。しかし、いいんだ。ちゃんと見られたから。ストーリーも追えたし、それに動いている絵も見られたからいいんだ。

しかし、こうしてアニメを通しで見るのは本当に久しぶりです。『カードキャプターさくら』以来? とにかく、本当に久しぶりで、もう右も左もわからん感じで、しかしアニメもいいものね。しかも、これ、京都アニメーション? あきらかに京都市内と思しい場所が散見されて、うわあ、なんだかそれだけで興奮してしまったり。ほら、例えばさ、OPで飛び石渡ってる場面があるでしょう。あれ、鴨川ですよ。ああした飛び石は数ヶ所あるから、具体的にどこかまではわからないんだけど、百万遍のところ? ほら、この写真。

Play in the River

これ、私の撮ったのじゃなくて、友人が撮った写真なんだけど、京阪出町柳をおりたところ。近くに京都大学がある。そこにこうした飛び石があって、ほら、手前にみっつ、ふたつと外れてる飛び石なんか、実にそんな感じじゃないですか? 他にわかったのは煉瓦造りのアーチ、あれはインクライン。あとは、なんか見たおぼえがあるけどわかんない。わかりそうで、すごくもやもやしてる。それくらい、見たような気がするんですよね。意識にのぼらないくらいの記憶が、かたちになりそうでならずにうずうずしている感じなんです。

こんなことで興奮してしまうところ。口ではなんだかんだといいながら、私にも郷土愛があるってことがわかって、ちょっと苦笑します。

そして、ちょっと先取り。ええと、関東ではもう放送されてるんよね。第2話で唯が楽器を買いにいく楽器屋が三条の十字屋だって話ですけど、あー、うー、

Sanjo Street

河原町通りから三条に入ってちょっと歩くと、左手にBig Bossがあって、

Guitar shop

もうちょっと歩くと、JEUGIA三条本店があります。ここの地下一階がギター売り場で、エスカレーターおりたところはこんな感じ。

Musical instrument store

アニメでこのギターヘッドのオブジェが出てたらおもしろいけど、さすがにないよね。でもって、ここの五階で私はソプラノサックスを買った。そして、三条通りに戻ってさらに先に進むと、かつて師走冬子さんも前を通ったかに道楽が!

crab signboard

私がアニメ『けいおん!』を見ようと思ったのは、たまたまですね、その予告編を見ましてね、ええと、動画サイトでね、掲示板で紹介されていたものですから、そのふらっとね。ところで、ダウンロード違法化ってもう施行されてましたっけ?

A. まだです。2009年4月11日現在、衆議院で審議中。(法案

ふう、助かった。厳密にいうと、キャッシュの生成は問題にならないんだそうで、だからYouTubeとかニコニコ動画は大丈夫なんだそうですが、まあ、あんまりえらそうに胸はっていえる話じゃない。モラル、信義の問題です。

さて、問題のトレーラー。これを見まして、俄然、アニメも見たくなった。しかし一体なにが決め手となったのか。さわ子先生の正確には廃部寸前ね、この一言の自然で、またやわらかく響いた、その声音。わお、いわゆるアニメ声とかそんなんじゃない! 安心したところに重ねて飛び込んできた、あのー、見学したいんですけど、紬の一言。素朴、可憐、そして可愛いこと。これは見ないといけない。決め付けて、HDRに予約をいれて、そういうわけで、あれは実に優れたトレーラーであったっていうんですね。少なくともひとりは牽引しましたよ。

そして本編、よかったよ、結構面白いね。というか、紬が可愛いな。あんなに可愛いだなんて、原作では気付かなかった。ファストフード店に入って、ご一緒にポテトもいかがですかのフレーズに喜ぶ紬。トレイにポテトをあけた律を見て、自分のポテトを加えて山を作る紬。もう可愛すぎではないかね。エンディングでのグリッサンド、大きく結い上げた髪、紹介の止め絵に、右手をゆるやかに差し上げた立ち姿も美しければ、クローズアップに目をつむっている表情も麗しい。もうどうすりゃいい?(どうもしないでください)

対してオープニングでは、唯が可愛くて、足を肩幅より心持ち大きめに立って、ギターかき鳴らす、その姿、全身でノリを表現するというね。そしてそこに差し挟まれる紬のカット、ああ、もう、可愛いなあ。

すみません。私は音楽も楽器も好きだけど、可愛い女の子はもっと好きなんです。

Blu-ray Discとやらが出るみたいですね。はー、もう時代はBlu-rayなのか。調べてみれば、DVDも出るそうだけど、Blu-rayにはオーディオコメンタリーが入ってる。正直、ポスターやらきせかえやらステッカーやらピックやらには興味ないけど(いや、Vol. 1が唯だからそういうんじゃなくってね)、コメンタリーが好きなんですよ。とりわけスタッフのコメンタリーが面白そう。これは、Blu-ray買っちまうか? Blu-ray版、価格は7,600円。安くもないけど、高いかといわれれば、まあ買えない値段ではない。危険だなあ。これでまた脱したはずのアニメの世界に逆戻りか? はらはらさせるものがありますが、とりあえず主題歌シングルだけでも押さえておこう。しかし、この限定限定の商法は嫌いなんですよ。もう、なんというか消耗戦に放り込まれたような、絶望的な気分になります。

ところで、どうでもいいことだけど、唯の声、というかしゃべり方、ちびまる子ちゃんに似てませんか? ああ、もう、あほの子も可愛いなあ。

アニメは、原作をベースにまた違った世界を描いている、例えばそれは『母をたずねて三千里』が『クオレ』に収録された小エピソードを膨らませたものであったように、というのはいい過ぎか。関係としては、『魔女の宅急便』とジブリアニメの関係に近いかも知れません。『耳をすませば』ほどに隔たってはいない、けど原作どおりとも違う。そんな感じ。で、私は原作もいいけど、アニメもいいなと思いはじめています。

だから、Blu-ray版、予約しとく? 気付いたら市場から消えてなくなってました。そうなってから後悔はしたくないしなあ。と、こんな風になるから、もうアニメには関わりたくなかったんです。ところで、Blu-ray Discって普通のDVDプレーヤーでも再生できるの? いや、わかってます。答えは求めていません。PLAYSTATION 3の買い時かなあ。つうか、アニメにBlu-rayって、圧倒的にオーバースペックじゃないですか?

Blu-ray Disc

DVD

原作

  • かきふらい『けいおん!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2008年。
  • かきふらい『けいおん!』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 以下続刊

引用

  • まんがタイムきらら』第7巻第5号(2009年5月号),表紙。
  • 他の引用は、アニメ『けいおん!』第1話「廃部!」から。

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