2021年6月30日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2021年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2021年8月号、一昨日の続きです。

『敷金礼金ヤンキー付き』

そうか、七恵、学生だったか。すっかり忘れてました。

さて、梅雨時の悩みごと、定番どころは洗濯物がどんどん溜まるというやつですが、佳がえらいことになってる。これ、一週間分なの? 干すの忘れてたってことは一度は洗ってあるのか。いや、それぜったい生乾きのにおいするから、洗いなおした方がいいよ!?

と、そういう常識は通じません。いいこと思いついたとばかりにとりあえずアパートの廊下に洗濯物干して、でもこれで終わらないのがおかしいですよね。大量の洗濯物のせいで廊下が通りづらい。さながら障害物、というので、配置をわざわざ工夫して障害物競争タイムアタックやるっていうんですね。

いやあ、これ洗濯物落としたりしたら本末転倒でない? みたいなこと思っていたら、さらに上いくのがこの人たちで、まさか墨いれたバケツまで吊るの!? いやもう、絶対酷い目にあうやつだこれ! この、一番最初の目的の、洗濯物を干すというのが見事にふっとんで面白いに全振りしてしまうところ、おかしくって、でも後先考えずとにかくやってみるスタイルは、人生を楽しく生きるコツかも知れんぞ? みたいにも思ったりするんですよね。

いや、多少は懲りてもいいのかも知れませんけどね?

カントリー少女は都会をめざす!?

都会に憧れる八重。SNSも写真主体の、いわゆる映えるってやつをやっていて、でも自分からはなにも発信していないのか。クラスの皆のSNSの使い方、亜紀はアニメ実況してるというの、今は衛星放送とかオンデマンドとかあるから地方住みにも優しいですよね。ただリアルタイム実況となるとちょっと難しいのか。

八重がSNSに投稿しないのは、田舎暮らしとバレるのではないか、その恐怖がためなのか。気にしなくていいのに、というか、それで都会だ田舎だといって気にしたりチェックしたりするの、多かれ少なかれあなたの同類だと思うですよ?

ここからの八重の迷走、面白かったです。都会人はなにを撮ってもおしゃれに見える。いや……、そうかな? 消しゴムは消しゴムやで? たい焼きもたい焼きやで? この都会のオーラがすべてをよりよく飾ってしまう八重ビジョン、ほんとにおかしい。大河への過剰な評価もまさしくこれだよな!

面白かったの、都会人オーラを期待された大河なのに、笑いの方向に向かっちゃうところ。でもって、八重渾身の物ボケ。東京駅の避雷針!? わ、わからぬ……。画像検索までしたけどそれでもわからぬ……。ほんと、この自分の道を突き進んでいる八重、それが実に素晴しい。でも、東京駅の避雷針をSNSで公開するのはさすがに避けたいんですね。この八重のジレンマ、実によかったです。

『通勤通学クエスト』

メイとアカリの伯父さん、姪っ子たちが可愛くてしかたないんだな。それはいいのだけど、甘やかしてしまうからお母さんたちが大変。高いゲーム機買ってきたり、自作の漫画にアイシングクッキー、やたらとレベルの高い手作り品を持ってくるもんだから、周囲の大人たちへの期待もガンガン上がっちゃうのか。

この母と伯父、すなわち兄妹のやりとり、それが面白くて、あれもやめて、これもやめて、キツいダメ出しがあるんですが、そうかお兄ちゃんからしたら褒められてる気分なのか。でも、実際妹ちゃん、ちょっとツンデレ風なのかも知れない。料理のくだりとかそうだったでしょう? ドレスにいたっては、もう完璧にそう。

褒められて、評価されて嬉しい兄。いろいろしてくれて嬉しい気持ちもあるが、多少のやりすぎに思うところもある妹。このふたりの気持ちの時にコツンとぶつかったり、あるいはふと素直な気持ちが顔をのぞかせたりと、こうした機微がなんだかちょっとむずがゆい? よさがあったんですね。

『とびだせT.O.Z』

アガリ性の柳のためにと思い、いろいろ画策するマナ。緊張のあまり学年別大会でも失敗してしまうのではないだろうか。そう思っていろいろしてくれるのはありがたいけれど、その方法、特訓っていうのがゲーセンいって、ダンスゲームやらバスケのスローインやらで目立とう、目立たせようっていうんだから、ああー、ちょっと荒療治が過ぎない!?

このマナの勢いのよさ、躊躇のなさ。見ていてめちゃくちゃ面白いけど、巻き込まれる柳さんはいろいろ大変だな。結局緊張のあまりぶったおれちゃって、だだだだ大丈夫!?

でも、この一連のマナの行動、直接的な効果はもたらさなかったけど、その後の対話を通じて柳にいい影響与えてくれたっぽいですね。うん、結果オーライ。マナの行動、というかその気持ちといったほうがいいのかな? それがむくわれた、柳のためになったのはよかったなあって思いました。

そしてラスト。兄貴ですよ! さすがのマナも反省しました! すごいな、兄。ものすごい反面教師ですよ、兄!

『オネェの恋のはじめかた』

時宗と凪、調理実習にて頂上決戦勃発です!

いや、普通に、普通に作ればよいのではなくって!? なにも包丁さばき見せつけようと、大根や人参でバラだチョウだって作る必要はなくってよ!? このふたりの対決、ちょっとしたエンターテイメントみたいになってますよね。家庭科選択者はただただ面白がっていて、あるいは慣れきってしまっていて、ツッコミ役の翔人もいないものだからもう野放し。最後の最後まで、ふたりともに、課題の肉じゃがには着手しませんでしたよね!?

諦観しきってる時宗班の男子たちもおかしかった。被害者みたいに思っていいのか!? 補習食らったの時宗と凪ふたりだけみたいだから、男子たちはちゃんと生き延びられたみたいですね!

そして、時宗の愛の料理、ちゃんと桜子の口にもはいって、そしてぽろりと口をついて出た時宗の本心、それが見事に桜子にも届いて、これ、調理実習としては時宗大減点でも、こと恋愛の観点では前進あったようですよ。

2021年6月29日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年8月号、発売されています。表紙は『ブレンド・S』。夏の照りつける日差し感じさせる強いコントラストのついたその色味。背景に入道雲、ええ実に夏のらしさを感じさせる表紙に仕上がっています。苺香と夏帆、ふたりともにいつになくリアルな存在と感じさせてくれるのも、この色味のためでしょうか。あるいは本編とはまた違った力強さ感じさせるタッチが、身体のそこに在るという感触を強めている、そんな風にも感じさせるイラスト。ちょっとした特別感があります。

今月は新規ゲストが3本です。

『ササエルの中には誰もいない』

ササエルっていうのは天使なのかな? 高校生になって親元を離れて暮らすことになった主人公、駒蔵小依が、新居で出会う不思議な同居人とかなのかな? みたいに思ったら、思いっきり予想はずれてしまった! おおう、ササエルがその小依本人とな。同居する姉の策謀にハメられて、笹かまぼこの天使、ササエルを演じることになったというんですね。

これ、一種の町おこしみたいなものかな? 笹かまぼこが名産、天河市のPRのために生み出されたのがササエル。キャラクターのデザインは姉、日和子によるものなのか。ともあれ、その姉のからみでコスプレさせられることになるというんだけど、あんなに嫌がってたのに、とりあえず一万円でころっと受け入れてしまうのか……。

よく考えるんだ小依よ。その一万円は手付なのか、日当なのか、そのあたりきちんと確認するんだ。それからお金を即ガチャ換算するんじゃない。ガチャは悪い文明だぞ……。

最初はしぶしぶだった小依が、ちびっことコミュニケーションしているうちになんだかノリにノッてきて、楽しくなって、その気になっちゃうのが面白い。うん、こういうことってあると思う。なんかね、テンションあがってきたら最初の恥ずかしさとかすっとんじゃってというの。ただ小依はちょっと暴れすぎちゃって、危ないところでしたね。

なんだかんだいって今後もササエルを演じることになりそうな小依。この金銭感覚の無謀? これは若さなのかあるいはただこの子特有の暴挙なのか。堅実そうに見せていろいろ身を滅ぼすタイプ、そんなにおいがしますよ。

『この恋愛は非実在?』

MMORPGを通じた出会いを描くこの漫画。長く続けているものと初心者で、まるで感覚が違うというのが面白かったですよ。それが描かれたのは終盤も終盤。操作さえおぼつかない初心者を助けてみたら、ぐいぐいこられて、好きになった、つきあってほしいといわれて、いったいこれはどうしたことか!?

ゲーム外での知り合いっぽいんです、その初心者さん。しかし当の天野りくはその事実をまだ知らない。なので、天野視点からすれば、ちょっと親切にしたらつきまといに発展しかねない勢いで距離詰めてこられた! そりゃ当惑しますわな。加えてサブ垢疑惑に出会い目的なのでは云々と、さらに疑いは深まって、いや天野のリスク感、これもよくわかるんですよ。

ただ純粋にゲームを楽しめる時期はとうに過ぎてしまっていたんだね、天野くん。それこそ変な罠みたいなのだったらどうしよう。などなど、りくに告白した眼鏡のお姉さんからしたらただただ出会って一緒に遊べて楽しくて、これこそがチャンス! みたいな勢いでやっちゃったことだけど、前提となる知識、情報、もろもろが違ってるからほんと現状かみあってないというのが面白かったです。

でも実際、これりくの立場だったら、ちょっとこわいよなあ。そのビビる気持ち、めちゃくちゃよくわかります。

『本当にまおうサマ』

なんか普通に魔王と同居してるところから話がはじまってるんですが、いや、まあ、話がはやいといえば悪いこっちゃないです。導入でもたもたするくらいなら、これくらいすぱっと状況作っちゃうくらいの方がむしろ効果的ともいえる。実際、魔王といいながらも実力に欠けるマーヤと、普通の人間ののかとの同居コメディ、それをこの1話でひととおり展開して見せようというなら、導入に紙数を割くより、いきなり最初の4コマで必要な情報全部出して状況説明終わらせるのは大正解だったと思います。

魔王マーヤとののかの関係性、圧倒的にののか優位なのは、家主だからなのか、マーヤが居候だからなのか、マーヤがやたら弱いからなのか、ののかの肝が太いからなのか。そうした疑問もじわじわ湧いてくるんですが、どうも全部っぽいな……。それなりに魔法は使えるけれど、どれもあんまり効果的でないマーヤ。なにかやれば部屋が汚れたり壁に穴開いたりと、そのたびにののかにえらいこと怒られるわけだけれど、まあののかが怒るのも当たり前だよなあ!

奔放な魔王。むしろその子供っぽいふるまいに手を焼かされるののかお母さんってな感じですよね。なるほど母親のそれと考えれば、ののかの一種大雑把な感じ。それにも納得いきますね!

2021年6月28日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2021年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2021年8月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんがものすごいいい顔して素麺食べておりますよ。今月の表紙、テーマは素麺ですね。『らいか・デイズ』らいかは流し素麺機使ってひとり流し素麺を楽しんでいます。『小森さんは断れない!』は、しゅりと大谷君、ふたりで素麺食べて、その様子、仲のよさに溢れていますね。

今月は新規ゲストが2本です。

『おだまき君の道草ごはん』

学年1位をとれないのは苧環有利がいるから。それはおだまき君が悪いんじゃなくて、彼を超えられないあなたがいけないのではなくって? とか思ったりしちゃったけど、別に恨みに思ったりはしてないっぽい?

主人公、穂高小麦。おだまきのこと、うとましく思いながらも邪魔しようとか妨害しようとか、そういうつもりはないらしい。むしろ弱味を握ってテスト必勝法を聞き出してやるとか、手段こそは間違ってるようにも思うけど、コツ掴んでちゃんと勉強して勝つつもりでいるんだな。言動こそは不穏なのにその根本は正攻法っていうのが、小麦という人の根っから悪いわけじゃないというの物語っていていい感じなんですよね。

おだまきの後をつけていってからのやりとりも、草積んで食べてるおだまき見て、いじめられたりしてるんじゃないかって心配してくれるでしょう? ほんといいやつ。時に素直、時に面倒見のよい、そうした表情がぽろりと出てくるのが好感持ててとてもいい感触でした。

しかし小麦、本当にチョロい。もう普通に素直で真面目な善良キャラでいったらいかんのか!? ほんと、そう思っちゃうほど本質がいいやつなんですね。

『涼子と団地な人々』

めちゃくちゃ面白いですね。転校してきたのは見た目から敬遠されがちな女の子、夏川涼子。転校の挨拶をするも、皆からの注目集めて緊張しちゃって真っ赤になって、でもその様子を怒ったと思われてしまう。うん、ちょっと不憫だ!

この小学校は近くにある団地の子が多いみたいですね。どの号棟に越してきたのかとか聞かれて、なるほど団地住まいが一般的だった頃のお話。冒頭のキャプションには20年前ってありますが、2000年前後ってそんな感じだったのかな? むしろ団地全盛期ってさらに昔の昭和の時分って印象があります。

あんまりにコミュニケーションが苦手だから誤解されてクラスの誰も近づかなくなっちゃって。と、そんな涼子に声をかけてくれたのが秋月まこと。ちんまりした女の子。優しい、クール、知的な感じという涼子の評に反して、実はめっちゃワイルドやん! 遊びにいかないかって誘うその遊びが、近所の酒屋のおっちゃんにちょっかいかけるっていうの、しかも普段からやりすぎて殴られるレベルでやらかしてるのん!? すごいわ。うん、これは平成の物語ではない。昭和や。昭和のにおいがする!

初見でとっつきにくいと思わせて実際はそんなことない普通の子、おとなしいかと思ったらえらい無茶するやんちゃな子、こうしたキャラの個性が生き生きとしてよく動いていたのがよかったです。というか、まことにすっかりしてやられた感がある。ほんと、思いもしないもの見せられて、このびっくり、涼子も同じように感じたのかもな、みたいな共感。そういうところもよかったのかもです。

『おしかけツインテール』

うわー、台風かあ。もう最近は台風がどんどん大きくなって、数年前に関西に上陸してめちゃくちゃにしていったやつがあったでしょう。もうこりごり。毎年夏になると憂鬱でしかたがないんですよ。だから、台風上陸にそなえて雨戸を閉て切って、必要なものも買い出ししてきてと、こういう準備の情景見せられても、嵐の前の若干興奮のいりまじった感覚、なんてものはもう微塵もなくて、怖いわあ、かなんわあ、台風もその備えもほんと大変よなあ、なにごともなかったらええなあ。そうした気持ちでいっぱいになってしまいます。

この漫画では、あいかわらず八重さんがゆるい感じで、お酒買い出しにいっては怒られて、ビールを飲もうとしては白い目で見られてとやってますけど、でも台風の中出勤させる会社についての深くシビアで冷徹そのものの感情。わかる、わかるわ……。ほんと、八重さんは正しい……。

低気圧のせいで頭痛のする花梨。よっぽどみたいですね。はやく寝ることにするんですが、寝つけないこの子のもとにやってきた迷い猫。ずっと姿を見せずにいたこの子が、こうしてつらい思いしてる花梨に寄り添ってくれるところなど、親切にしてくれた花梨へのお礼かな? なんて思われて、ほのぼのと心地のいい読後感残してくれました。

あ、八重さんの絶望、それもよくわかります。風邪をひいたら休む。台風の日も休む。前後数日休む。それが常識になってほしいものだと思います。

『となりのフィギュア原型師』

工房の洗濯、半藤が一手に担っているのか。女性もいるのに信用されてるんだ半藤、とか思ってたら、スクール水着が出てきて驚きですよ。そうか、一応配慮はされてるんだ。普段はこの手の洗濯物はまざらないようになってるんですね。

この物品、持ち込んだのは飯塚。混入されたのははぐちゃん。えらい職場だな。代表の名前が書かれてたせいで風評被害が生じてますやんか。

はぐちゃんのいたずら、いったいなにが目的かと思ったら、半藤に代表のこと意識させるキャンペーンの一環みたいですよ。実際、ここからの派生で半藤から代表かわいい発言を引き出してみせて、やるのうはぐちゃん。いや、これたまたまっぽいな!?

今回の話、ものにつける名前がテーマなんですね。自分のものには名前を書きましょう、という話じゃなくて、自分の持ち物、道具やなんかに愛称つけちゃうって話。学生の頃、楽器に名前をつけるみたいな話が一部で流行したりしましたが、自分の周辺ではついぞ定番化することはありませんでした。この場合のあだ名っていうの、代表がやってるみたいな、スパチュラをスパチュ郎と呼んだり、集塵ブースを吸う蔵、椅子をいす男、電気スタンドを電気マン、って、わりと一貫性がないな……。ともあれ、そういうの。

代表みたいに、そのものの名前から発想されるパターンがあれば、はぐみたくミュージシャンやムービースター由来のつけるとか、ほんと、人それぞれなんだなあ。自分も頑張ってつけてみたりしたけど、結局は製品名とかモデル名に落着しちゃいますね。その点、代表のグラインドマスターIIIとか、半藤の家人と同じタイプです。いや、ちゃんづけはしないか。

半藤の持ち物に名前をつけようというくだりで、またはぐの、半藤に代表を意識させようキャンペーンが発動したりしてね、あらゆる物品がこるりになった……。ここでのはぐの倒錯具合、かつてここまでこの人がいろいろアレな部分をあらわにしたことがあったろうか!? いや、わりとあったかも知れん……。ともあれ、代表からのおしおきに目覚めそうになったりと、これ、なんなんだ、サービスカットなのか? なんかこれはこれであかんもん見せられてる気がするんだけど!?

愛用品にあだ名つけたりするよね? しない? みたいなあるある話かと思わせて、ものすごくカオスな方向に突き進んでしまった今回。ほんと、はぐちゃんの明日はどっちなのか。思った以上にいろいろ屈折させてる子ですね、はぐちゃん。

2021年6月27日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号、昨日の続きです。

『ねことちよ』

急な雨に降られてしまった4人。体を冷やしちゃいけないからとお風呂に入って、そして夕飯はちょっと楽して出前をとりましょう。お寿司でも頼みましょうか、ちよが提案したらば、俄然目の色変えてくる3人がめちゃくちゃ面白かったです。というか、ふみがここまでテンションあげてきたことってあったろうか!? いや、わりとあったわ……。

今回はふみの意外な側面、たくさん描かれていましたね。実はかなりゲームやりこんでるとかね、それからお寿司、そんなに好きなの!? あのエビ食べてる時の表情! 目! めちゃくちゃ面白い。よっぽどだったんだろうなあ。

ねこはいくらとサーモンが好きな模様。あ、どっちも鮭じゃんか。子供は玉子とかかっぱ巻き食べとけってまきがいってますけど、昔、サーモンが寿司ネタになかったころは、子供の食べるのは玉子と相場が決まってたような気がします。いや、そんなに寿司を食べてたわけじゃないから、知らんっちゃあ知らんのですが。

みんなでお寿司食べて、夜も更けてきたらねこを寝かせないといけない、川の字に並んで、ひとり多いけど、そうして寝てる様子が楽しそうで、ほんといい情景でした。地味にふみがちよの布団を堪能してたりと微妙にヤバいんですけど、そういうのも含め、皆にとって楽しい、なんかちょっと特別な感じのする一日だったみたいですね。その心の浮き立つような感じが伝わって、こちらも心が踊るようでした。

『さよなら幽霊ちゃん』

校内で世話をしていた猫、サチを探してほしい。依頼を受けて探したものの、時すでに遅し、サチは死んでしまっていたのでした。

サチの探索を請け負うようにうながしたのは幽霊ちゃんでした。これ、最初から全部わかっていたんですね。霊になったサチがこの部室にやってきて、自分の居場所も知らせてくれていて、すべてを察した幽霊ちゃんがサチの最後の願いをかなえようと動いてくれた。

この迷い猫のエピソード。頼み事を持ち込んだのが漫研の城田先輩。以前とうこが所属していた部の先輩だったわけですが、退部届も出さないままに部に出なくなってしまったとうこのこと、気にしてくれていたんですね。先輩ぶろうとした結果とうこを追いやるハメになってしまった。その後悔と詫びたい気持ちを抱えて、あえてとうこのいるこの部へ依頼をしにやってきたというんですね。

この漫画、どこか気鬱な影があって、どこか不穏な陰りもあって、でも同時に、くすんだ気持ちを慰撫しようとする、そんな優しさもあるように思うのです。今回などはまさしくその典型ともいえるもので、逃げ出してしまった負い目で部にも出られない、先輩と顔もあわせられなくなったとうこの重荷と、後輩をそんな目にあわせてしまった軽率を悔いる先輩と、両者の気持ちのとどこおりが同時に晴らされる顛末は読むだによかったなあと思わずにはおられないものがあって心に沁みました。

人の思いを知るということ、そしてその思いに応えようと動いたこと。その瞬間の気持ちが一度に動き出す様は一種衝動的でもあり、発火するかのような鮮烈さが心を奪っていきました。そして続く、ふたりの心残りが解けやわらいでいく様。言葉少なに物語られる心の機微は静かで穏やかで、豊かで雄弁でした。

2021年6月26日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号、昨日の続きです。

『観音寺睡蓮の苦悩』

四葉の専属メイド、鈴蘭姉妹。蘭がいつもつけているブレスレットがなくなってしまった! 皆で総出で探すことになるのですが、四葉もちゃんと動くところ、姉妹のこと大切に思っていることがわかるようで実によかったです。

さらによかったの、このブレスレットの由来、睡蓮の介入がきっかけで語られることになるのですが、もともと四葉から贈られたものだったんですね。四葉が小三の頃、メイドとして雇われたのが小学2年生の鈴と蘭。ん? 児童労働なのでは? はいいとして、いろいろまだまだ至らないこの子たちをはげまし、ねぎらうためのプレゼント、それが件のブレスレット。メイドの証なのだそうですが、こうしたところにも四葉の気づかいや人を思う気持ちが見え隠れして、ほんとこの子、いい子だよなあ。

登場した頃は、もう見事に悪役ポジションだったと思うのですが、なんだかんだいってチョロいし、こうして睡蓮とも仲良くしてね、自分のそばにいてくれる人のことも大切にしてと、もしかしたらこの漫画随一の人格者なのでは!? ちょっと誤解されやすいだけで。なんて思ったりして、今回もトラブルの原因が四葉本人だったりしたけれど、誰も不幸にすることなく、きれいに問題解決、というか根本の問題が消滅してめでたしめでたし。

こうしたところにも四葉の人徳見えていたように思うのですね。

『巴マミの平凡な日常』

マミさん、テレビを新調します。今使ってるテレビは10年もの。ベゼルがでかくて、画面が小さい。それを評して晩白柚。この発想、めちゃくちゃ面白かった。確かに晩白柚はベゼルが大きいわ!

マミさん、50インチにチャレンジされるみたいだけど、50インチってめちゃくちゃ大きくない!? 今どきはこれくらいで普通なんかな。でも、広々としたリビングならともかく、テレビ、こたつ、マミさん、みたいな距離感じゃデカすぎない!? いやもう圧倒する存在感になりそうですよ。

一口にテレビといってもピンからキリまであって、価格差も相当なもの。いったいなにが違うのか、その迷うところなんかも共感されるところでありますよ。普段の自分の視聴スタイル、それに応じたものを選ぶことになるわけですけど、店員さんの解説聞けば、ゲームモニタとして使う自分はふたつ目のモデルあたりを選ぶことになるわけか。対しマミさんはゲームとかしないから、リフレッシュレートとか考える必要がない。ああ、嫌味とかじゃなく、変にこだわりとか持たないってことはこんなに楽なのか、消去法でどんどん絞り込んでいって低廉なモデルに落ち着けるんだ。

こればかりはちょっと羨ましいと感じてしまいました。

でもってテレビの接続のくだり。クインテットに丸投げしてましたけど、電源とアンテナの同軸繋ぐだけなのでは!? ほんと、この世界線のマミさんは、できないんじゃなくて、ものぐさが災いしてやらない、だからできない。説明だってちゃんと聞かないし、そのせいで損してるしと、あちらこちらに残念感が満ち満ちて、けれどそれが愛嬌になってますよね。

2021年6月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号、昨日の続きです。

『スローループ』

『スローループ』は面白くてタメになる漫画。今回は、以前に告知されていたとおり、大晦日のタイイング会が開かれました。楓の獲ったキジのコンプリートスキン。これを資材にしてフライを巻いていくっていうんですが、鳥一羽分材料があるものだから、いろいろやってみよう、オリジナルフライに挑戦してみようという流れができたのが実にいい。自然フライの基礎を解説しつつ、独自性を盛り込んでいけるポイントも示されることとなって、いやあ実にタメになりました。

いや、自分がフライを作ることはこの先一生一度もないだろうと思うのですけども。

恋先生のフライ講座、これが面白くて、クールな印象のある子がね、なんかノリよく授業はじめちゃう、その絵面からが面白くて、それになりよりなにかに詳しい人っていうのは魅力的だ。ただだらだらと情報を流してくるんじゃなくて、適宜ポイントを作りながら、ここという要点を見せていくのが実にいい。ほんと、実に面白かったです。

いくつか気になったポイントもありまして、漫画の感想じゃもうなくなっちゃいますが、ニンフを作る時に鉛のワイヤを使ったでしょう。最近は鉛による水汚染が問題になっていて、散弾とかも鉛使わなくなっていったりしてるわけですが、釣りの資材では大丈夫なんでしょうか。毛鉤も魚にとられたり、あるいは根がかりしたりして、どうしても回収しきれない時があると思うんですよね。と、そういや錘が鉛だったりしたな。このあたりどうなんだろう。後でちょっと調べてみよう。

と、こんな具合に与えられた情報が次の興味を引き出していく。それは、それだけもとの情報提示が魅力的だったからだと思うのですね。

ところで、恋の父上、狙いの魚がかからなくてがっかりしながら帰ってくるの、7年もぼうずなの? って双子のぼうずにいわれてますが、七年ぼうずっていうと海に出る妖怪じみてきますよね。それから恋の母上、ほんとよく似てらっしゃる!

今回はフライづくりあり、蕎麦づくりありと、見どころいっぱい、とても楽しい回でした。

『球詠』

前回に続き、深谷東方戦が描かれて、どんどん調子をあげていく松岡。試合は見事に投手戦の様相を見せ、けれどその戦いの果てに松岡と光、ふたりが互いを知り、認めあっていくように感じられた。その様子が本当に素晴しくて、スポーツを通じ育まれていく感情、友情なのか相互理解なのか、とてもよいなあと思っていたんですね。

でも、ずっと気にかかっていたのが今回のサブタイトル、「気づいてあげられなかった」。光に不調でもあったのか、どこか故障などあったりしたのか。みたいなこと気にしながら読み進めていたのですが、これがまさかヨミのこととは最後の最後まで思わず、でもって終盤に描かれた咲桜戦での鬼気迫るヨミの姿。これまで見せていた、どこかのんびりと、なにより野球を楽しむ姿とはまるで違う、魂を削るかのような渾身の投球。敵意さえ感じさせるその様子に驚かされてしまって、いったいなにごと!? なにがあった、どうしてここまで!? 当惑しないではおられなかった。

これについては次回以降に語られるのでしょうが、ほんと、予想もしない展開に茫然とする思いです。

『ちょっといっぱい!』

ちゆりの送別会。店にやってきたちゆりを迎えるはお店のスタッフ一同。たくさんの料理、そして飾り付け。もう見事なサプライズで、さらに渾身の寄せ書きまで。

これね、寄せ書きをただそのまま渡すのではなく、酔っ払い、ええと、花園の飛び入り追記を経た後に渡されることとなったの、すごく大きかったと思う。寄せ書きがある、思いの丈を込めました。けれどその披露は花園の介入で先延ばしにされて、その間、なぜちゆりがここで働くこととなったのか、ここでなにを経験し変わってこられたのか、そうした話をする余地が生まれた。

この余地が場を温めて、寄せ書きに込められた思いの数々、それをばっと広げふくらませるための助走となったのだと思うのですね。

いやもう、あの寄せ書き、それを見せられただけで感動的だと思いました。皆にとってちゆりがどれだけかけがえのない存在であったか、その感情が一度に押し寄せるようで、ああ、本当にひとつの節目だなあ。ちゆりの卒業は寂しいけれど、でもいい送別会になったなあ。

などと思ってたら、まだこの上に思いは重ねられて、送別会ではずっと明るく振る舞っていた真澄の本心、それは皆の帰った後、店長を前にしてはじめて明らかにされるのですね。ああ、ずっと我慢してきた、こらえてきた思いの一度に溢れるその様は、胸苦しさ感じさせるまでに深くしめやかで、ああ寂しいね、悲しいねと、ともに思わずにはおられないものでありました。

2021年6月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年8月号、発売されました。表紙は『マギア・レコード』、この夏にTVアニメ2ndシーズン放送との告知がされていますよ。いろはが向きあうアンティークな鏡、そこに映る姿は首枷をつけられたさなという、意味深なイラストであります。どことなく不穏で、庇護欲をかきたてるかのような雰囲気ある表紙。いろはにさな、ふたりのこちらに向ける視線のその意味するところなど、つい思いをいたす、そうしたニュアンスに満ちています。

今月は新連載が1本、新規ゲストが1本です。

『すぱいしーでいず!』

家庭の事情で、急遽伊豆大島に移住することとなった芦屋すてら。突然の引っ越し、右も左もわからない島での暮らしのはじまろうというその日、出会ったのは可愛いものが大好きという女の子、佐々木あい。ぐいぐい押してくるあいに、人づきあいの苦手なすてらはもうあっぷあっぷしちゃって、逃げるようにその場を離れてしまう。

けれど、この子、あいとその友達、田端なつみと湯ノ原こずえ。その三人とじきに再会することになるんですね。

お腹がすいてふらりと入ったお店。食堂? 雰囲気ある外見に、おしゃれでかわいい内装。そしてそこで働くあいたち三人。この店、オープンを間近に控えたカレー屋。しかもちょっと凝ったものを出します。今日のメニューはバターチキンカレー。辛いのが苦手なこずえにも安心なやさしい甘さ。隠し味のカリメスティ? ええ、不安だった島での暮らし、その展望がこの出会いを通じて一度に転換、知りあった子らと友達にもなれて、世界が広がった、そんな感触が印象的でした。

カレーのレシピがしっかりきっちり紹介されるのもいいですね。当たり前みたいにタンドールが出てくるんですが、いやいや、ないから! オーブンでもOKだそうですけど、いやいや本格的。でも食べてみれば親しみある味なのかな? 食へのチャレンジ、興味など、こうした魅力も一味添えていましたよ。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

おお、こいつは悪くないですよ。学内屈指のお嬢様、美都と、ちょっとはみ出しもの? ちょい悪な見た目の女の子、甘奈が共有した秘密。大食がっつり肉が大好きな美都に、甘いもの、かわいいものに目がない甘奈。誰かに知られるわけにはいかないと、隣町まで遠征していたというのに、偶然ばったり出喰わしてしまってさあ大変。

でも、ここで取り引きを持ち掛けるの、美都からなんですね。学校ではふんわりやわらか、おとなしく優等生を演じているこの子の本質みたいなのがここからもうにじみ出ていたように感じられて、いいですね、ちょっとしたたか女子。でもってここから食を通じてどんどん接近していくふたりの様子がコンパクトに描かれるでしょう。これがもうチャーミングで、いいですね。というか、あんまりにたくさん食べる美都に甘奈がひいている。うん、ギャップという点では美都の圧勝ですよね。

この漫画のタイトル、Sugar Meats Girlを修正してSugar Meets Girlにしてるの、なるほど、砂糖、肉、女の子という意味を響きに持たせてるんだ。さらにいえば佐藤甘奈に美都という名前も、甘い砂糖にミート、すなわち肉ですもんね。いやはや徹底しています。

そんな美都の弱味というか弱点というか、この食べ歩きを父には知られたくなかったんですね。厳格な父。私自身よりも世間体ばかり気にしている。そうした父とのわだかまり。ずっと自分の思いを告げることのできずにいた美都が、甘奈との食べ歩きを父に知られたその時、自分を庇おうとしてくれた甘奈の誤解を解こうと、自分の思いをはっきり言葉にしたんですね。

ここからの家族の和解。これまで美都の思い悩んできたことは取り越し苦労だったというところに落ちついて、急転直下、めでたしめでたし。むしろたくさんのギャップを抱えていた母の秘密が明らかになったりと、コメディとしての面白さ、深刻をきれいに払ってすっきり気持ちよく読み終えられる、そんなよさがありました。

2021年6月23日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年8月号、昨日の続きです。

『のむラリアット!』

星がみるくから突きつけられた課題。ありすとの対話を通じて、しっかり答を出してきましたね。星がプロレス部に入るにいたった経緯から、そこで自分の目指そうとしてきたこと。チームのために戦いたいと思った自分の気持ちを出発点に、みるくの気持ちにまで思いを押し広げていくくだり。ありすのアシストも見事。そしてこの後の星の行動も、もう本当に素晴しかった。

タッグを組みながらも、チームではなかった。その問題を解決するために、みるくを実家の中華料理屋に招いた星。そこからの対話は本当に真摯そのもので、ああ、もうふたりは大丈夫ですね。もうすっかり安心して、これはありすや先輩たちも同様っぽいんですけど、いやいや、青井先輩はご自身の課題が残ってますよ!?

ともあれ、心配を払拭してくれた今回。星、みるくペアにどんと弾みのつくのではないかという期待に胸震えますね。

『いのち短し善せよ乙女』

今回の一日一善アイテムはサイコロ。ということで、デモニカが危険なすごろくで勝負を仕掛けてくるんですが、デモニカ、自分には向いてない系のゲームでよく挑む気になったよね!?

停まったマス目に書かれた課題、それをクリアしないと死ぬ! やべえ。『ジュマンジ』とか、それ系のヤバい盤ゲームじゃねえか。でもってデモニカ、自身が背負うリスクについて、まるで考えてなかったのか! ほんと、この人は刺客に向いてません。

この盤ゲーム、課題というの基本誰かに親切をするというのですが、なんで悪魔の持ち物が善行系ゲームなのだろう? その謎が最後にちゃんと判明するのもよかったんですけど、そうかあ! ルシファーの父ちゃん、神様なんかー! でもってルシファーがグレて堕天するにいたった原因がこのゲーム。おお、神様も業が深いなあ……。

今回は乙女が自分自身を省みる、そんな回でもありましたね。生き返るために善行を積んでいる。でもこの子が善行を積むのは決して自分のためだけじゃない。そうしたことのよく見えた回でもありました。ほんと、乙女、いい子です。

『六条さんのアトリビュート』

このみのピンチ? アパートにひとり暮らししているこのみ。けれど、母親の介入が発生、悪くするとひとり暮らしの許可を取り消されてしまうかも! というのも、このみの誤魔化し力の弱さがため。誰かとの同居を疑われて、とっさに気のきいた切り替えしできなくて、パニックになって、誤解を招くような行動とってしまった。

とはいえ、ユーレイとの同居とかいったら、さらに怒りを招きそう。うん、ちょっとこの状況、このみにとって不利ですね。

でも、この冒頭の状況だけだとね、下手を打ったのはこのみで、むしろお母さんの心配もわかるよなあ、そんな感じでいたんですけどね、読み進んでいくとヤバいの。このみの母、めちゃくちゃヤバい。

過干渉ないしは支配的な母親? まさか修学旅行にまでついてくるん!? ヤバい。今回のエピソード、そこかしこから漂うヤバさ、なんかこれまでの比ではないな。六条さんもなんかアドバイスしてくれてるけどさ、このみがあそこまで追い込まれるの、パニックに陥ってまったくといっていいほどコミュニケーションとれなくなってしまうの、それもこれまでの母娘関係あってのことかも知れない。

そもそもちゃんと対話の成立する母なんだろうか……。

いやもうめちゃくちゃ不安を煽ってくるエピソードでしたよ。で、終盤、母に自分の置かれている状況を説明しようとつとめるこのみなんですけど、またもや誤解を招くような意味深ないいかたしちゃって、おおまい、ここからどうやってリカバーしていくんだろう。いやもう本当に不安しかない。とりあえず母ちゃん来襲、どんな母ちゃんがくるのか、ちゃんとこのみは今の生活を守れるのか、ハラハラしながら待つことになりました。

2021年6月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年8月号、一昨日の続きです。

『エンとゆかり』

ああ、終わっちゃったよー。まだまだこれから面白くなりそうみたいに思ってたところでの終了。ショック! なんだけど、剣の能力を失ったエンは王都に残るし、そしてゆかりたちの駆け出し組と一緒にパーティ組んで、簡単なクエストこなしてるのがね、無理なく自分たちのペースで歩んでいく彼女らのテンポ感を表して、よかったなあって思ったんですね。

思えば、ゆかりは全然そんなに才能にめぐまれてるわけでもないし、伝説のなんとかみたいなバックグラウンドあるわけでもないし、でもなんだかエンとの縁でやたら大変な目にあってきてたよなーって思い出されて、鍵の魔物とか相当だったじゃないですか。

でもこうしてピンチを何度も生き延びてきて、そこにはエンの不思議な能力があって、でも今は自分たちの力量に応じた活動できていて、そうした波瀾万丈ものんびりマイペースもとても楽しかった。この子たちの続く旅路、明かされることのなかった謎なんかもね、全部まとめて好きでした。

『ななどなどなど』

わーお、小町ちゃんもななども、社会生活送るに必要な知識量、ほぼゼロなんですか。

ばあやさんのお暇で明かされるふたりの駄目さ。ばあやさんの運転がなくなるので、学校へはバスでいかねばなりません。でもそこで、バスの乗り方知らないとか、そもそも路線という概念からがなかったとか、もう予想を何段階にも超えてきましたよね。でもまあ、朝丘雪路の逸話もあります。小町ちゃんが公共交通使えないのは、なんもおかしくないのかもなあ。でも小町ちゃんは通貨や支払いの概念知ってるだけ、随分しっかりしてるものだと思いますよ。

初日のバス、のっけからビビりまくってる小町ちゃんと、ずっとわくわくしてるななどと、このふたりの対照、すごくよかった。でもね、このなにに対しても好奇心いっぱいで、チャレンジしようって気持ちにあふれかえってるななどが、二日目のタクシーチャレンジ失敗でげっそり。さらに翌日の自転車チャレンジでボロボロ。ほんと、ふたりともどれほどに打たれ弱いのか。というか、ななどはネットに接続して情報収集とか、そういうのできてませんでしたか!? いやほんと、今回の一連のできごと、小町ちゃんよりななどの方がダメージ深刻だったの、すごく意外でびっくりでした。

これきっと、マイナススタートの小町ちゃんと、プラスからスタートして挫折したななど、その差なんだろうなあ。

しかし今回のトラブル。もともとは小町ちゃんの発言にあったんですね。知らない人がくるのは嫌! 自分たちでなんとかするから、って無理な約束しちゃったんかあ。これ、つまるところ小町のななどへの信頼の現れか。あるいは状況を甘く見ていたか……。両方の気がしますよね。

『ちなはきょうも幸福です。』

貧乏神のカガシと福の神のチロノタ、ふたりの神様と御縁ができてしまったちな。この神様がふたりして、ちなのこと幸福にするっていって、勝負なんですけど、なぜチロノタはこんなにもカガリに強く当たるのかと思ったら、貧乏神が福の神を騙るのが面白くなかったんだ。チロノタちゃん、プライドが高いんだな。

それだけにといったらいいのかな、ちなの口にした望み、私と友達になってほしいっていうのにダメージ受けるチロノタが面白かった。そうかー、友達と思ってましたかー。この気持ちの一方通行。悲しいよね。うん、自分もたまにやらかす。口は災いのもと。ちなさん、一緒に反省しましょう。

今回の対決を通じて、いろんなことわかってきましたね。チロノタが一緒にいるとカガシのもたらす不幸やちな本人の不運を中和できるとか、カガシに福の神になれる可能性が示されるとか。そしてちなの身を第一に案じるカガシの気持ちや、カガシのためになれるかも知れないことを喜ぶちな。そのふたりともに互いを思いやり、その気持ちを大切にしようとする様子、大変よかったですよ。

2021年6月21日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2021年6月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年8月号、一昨日の続きです。

『今日の授業は恋愛です!』

こみねが中間テストに向けて勉強に打ち込んでいます。天才だから飛び級してきたんじゃないんだ! 確かに他の子よりも優秀だったかも知れないけれど、それ以上に努力努力勉強勉強、その積み重ねでもってここまできたっていうんですね。

ある意味、現実的だ! みたいに思ったんですけど、いや実際、漫画の飛び級キャラとしてはめずらしいタイプかも。でも、こうやって努力する姿、なんでも簡単楽勝とかじゃなく、やるべきことをしっかりやりきろうとするその姿勢。ただただ頭が下がります。

今回は、そんなこみねの休養、労いも兼ねて、皆で街に繰り出します。そこで発覚する、さがりのダサセンス。うん、この子はやっぱりこれでこそだと思う。ほら、こないだのMPD☆Vで語られてた制服の着こなしの話。さがりは基本標準のままというの、おしゃれとかそういうのなんも考えてないからよねって思ってたんですが、まさにその答あわせができた気がします。

皆で、というかなとせの力でさがりフルコーディネート。さがりさんからさがりちゃんになった! ちょっとまだ服が身にあってない感があるの、それもまた可愛い感があります。

今回描かれたこみねのプライベート。母とのふたり暮らし。家のことや家業の和菓子屋の仕事も手伝い、そして勉強にも手を抜かない。そうした頑張る姿に、家族のことを思っている気持ちのまっすぐに現れてくるところ、本当によかったと思います。基本感情が素直に出る子というのもあるでしょう。気ぐるみ脱いだ時の笑顔とか、ああ、さがりに会えたの嬉しかったんだなあ! ってわかる。さがりがお店で買い物してくれたこともね、それから自分のためにお菓子を贈ってくれたこともね、本当、喜びがストレートで、いい子だよねえ。

なんだろう、頑張りすぎてるきらいもある子です。ついつい見守り気分になっちゃいますね。

『ぬるめた』

わーお、麻雀回だよ。なんだか最近麻雀やってるのでタイムリーというか、今日、たまたま国士無双であがれました。いや、そんなことはどうでもいいや。

いつもの面々で麻雀やろうかという話になったんだけど、しゆきは麻雀のルールを知りません。ということで急遽呼び出されたこごめさん。おお、新メンバーですか? 追加戦士でありますか!?

最初、しゆきとこごめの見せた微妙な距離感に、なるほどふたりともに人づきあいが苦手というか、ぐいぐい自分からいくタイプではないんだなってのがわかる。あと、ふたりともにちあきたちのノリを変に誤解してるというか、そういうのが面白くって、でラストにあのどんでん返しでしょう? ええ、一気に距離感が変わるというか、気づいてびっくり、それまでどこか他人行儀で遠慮がちだったのが、もうすっかり大声だ! こういうの、なんかリアルだよねえ。

リアルといえば、しゆきの麻雀の理解、これもおかしかった。アニメや漫画から得た知識、それが妙に偏ってるってのが、ほんと、わかる、あるある、そんなリアル感。これもまた見せ方のうまさよなあ。

今回の麻雀の欄外ルール解説、これがざっくり大雑把で面白かったです。ふつうの技、テクい技、ヘンな技、ウマい技。ざっくりすぎる! でもまあ、麻雀の雰囲気をそれっぽく味わいながら漫画を読むには、これくらいざっくりしとるくらいでちょうどいいのかも知れません。だって、この漫画読んで麻雀に詳しくなる必要とか、まったくないもんな!

でもって、役満ばんばん出るの! これ積み込みを疑うよ!? でもほんと、麻雀ビギナーはよくわからないまま四暗刻であがりがちみたいな話ありますが、ポンを知ってるからこその字一色。引きが強いなあ! いやほんと、こうしたアクシデントみたいな麻雀、面白かったです。

『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』

桔香の悪役令嬢キャラ、不評なんだ! どうもクレームが出ているらしい。でも悪役のロールが迷惑とかじゃなくて、挙動不審が原因になってるの、うん、実にこの子らしいと思う。実際、悪役らしいことなんにもできてないもんな。むしろこの子のやってることって、気をつかったりへつらったりと、悪役でもなければ令嬢でもない! ほんと、無理しちゃあ駄目だよ、そんな気にさせられることばかりだものなあ。

今回も、委員長、副委員長からクレーム出てる件告げられて、しかも花瓶割ったのもあなたでしょう、あらぬ疑いまでかけられてと、わりと踏んだり蹴ったり。でも、それでもなんだかんだ前向きで、まあ結果は伴わないんですけども、土下座までしても結果は実らずさすがに落ち込んでしまうわけですけど、でも不機嫌撒き散らかしたり誰かに当たったりはしないじゃないですか。妙に卑屈になったとしても、泣いてる子がいたら助けになろうとしてくれる。桔香はそんな子!

うん、悪役じゃない。まあなんかいっていいとこ小悪党よね……。

しかし今回の重要人物、委員長に副委員長、ふたりともにまた個性強いよね。真面目すぎる委員長に、やたら厳しい副委員長。でも、まさか今回の活動を通じて、委員長が桔香のシモベになってくれるとは! というか、友達よね? しかも名前で呼びあう仲になって、うん、やっぱり友達よね? で、ここでまさか副委員長の嫉妬!?

この感情の暴発? いろいろしくじってる人がいっぱいって感じの展開、ほんとに面白くって、いやもう個性的が過ぎる、そんな子ばっかりなの。おかしいやら、それでいて可愛いやらと、その塩梅が見事です。

2021年6月19日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2021年6月18日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年8月号、昨日の続きです。

『妖こそ怪異戸籍課へ』

うわわ、なんか重大な新事実が判明ですかい!?

つららの新メニュー、それを皆で試食するというのですが、やけに気合いの入ってる饗子、いったいいつから絶食してるというのだろう……。

雪女のつらら、この人のこだわり、すべての料理をひんやり冷たくというの、カレーにまで及ぶというのですか。でも、あれって油分が固まっておいしくなくなっちゃうよね? そう思ったら、伊織のアドバイス受けて、小麦粉やバターを使わないカレーを開発。こうした工夫、開発の努力、こりゃ妖怪とかなんとか関係なく面白い。そして伊織、つららの料理にまつわるエピソード、そこに睦子が関わっているというのがなんだかよくって、妖怪の皆のために奔走しているこの人の、知らず知らず与えている影響。妖怪の生き方、それを変えさせてきたんだなあ。人の社会で生きるという新しい可能性とともに、伊織にもつららにも、料理という新しい世界への目を開かせた。思えばこれまで睦子の関わってきた妖怪たちのエピソード。そこにも彼女の足跡がしっかりと残っていた、そんな感じでしたよね。

さて、ここで新事実ですよ。もうびっくりした。伊織、まだ小学生やったの!? ちょっと待って? 子供だっていわれてたのは覚えてるけど、そこまで小さいとは思ってなかった。社会勉強のため役所でアルバイト、というから高校生くらいなのかなって思ってた。いやあ、小学生をバイトで雇うの、妖怪だったら大丈夫なの!?

と、それだけでなく、睦子について、もしやという情報が開示されて、いやいや睦子とは明言はしていない。とはいえ、あのくしゃみ、書き文字の位置から、まさかの二口女!? いやいや、その後のつららたちとの会話でも、睦子の身の上に関わるニュアンス滲ませて、いやもう、これどうなんだろう。ミスリードなのか、あるいは本当にそうした可能性あるのかと、これ結構な宙ぶらりん状態に置かれた感あって、今後の展開に注目! なんですが、とりあえず今は伊織真実に動揺しています。

『瑠東さんには敵いません!』

和村ちゃん! 追試が確定! 対して瑠東はというと、見事な好成績。ほんと、和村ちゃん、出来がいいとは思ってなかったけど(酷い)、これほどとは……。平凡女子っぽいオーラから、平均かぎりぎり平均に届かないくらいのぼちぼちな出来を予想していたんですね。いやあ、予想を超えてきましたね! 悪い方向に!

きたる追試に向けて瑠東が勉強を教えてくれます! わりと無理矢理に。でもこうして教えてくれるの、ありがたいことだと思うよ。普段から復習ノートまとめて貸してくれたり、授業中もいろいろ助けてくれたりしてくれている。けど、むしろこれが悪いのかもよ。

学生の頃、ドイツ語の教師に他の学生に教えちゃいけないってしょっちゅういわれていたんです。なんで? その都度教えてあげた方がタメにならない? そう思ってたら、自分がちょくちょく教えてた連中、ことごとく不可とっちゃって、なんでや! ほんま、あれはショックだったわー。だからこそ、瑠東の気持ちはわかる気がします。君ら、ほんと、頑張れよ。

今回の瑠東のノリノリな様子、そうか、瑠東先生をやりたかったからなんだな。でもほんと和村の体たらく! 自分のことやで? 頑張って? とか思ってたら、瑠東の見つけた和村をその気にさせる方法! いやもうこれすごいな。瑠東だからこそできる技かも。自分がやったらなんかのハラスメントになっちゃうけど、瑠東さんなら大丈夫そうだ!

これ、瑠東にとっては和村にかまいまくれる、和村からしたら成績向上の成果を上げられる。Win-Winってこういうことかね!? ほんと、素晴しい指導法でした。和村にとっては屈辱かも知らんけど、とりあえず赤点常連から脱出するきっかけ、意気込みの向上に見事貢献しましたね。

『ホレンテ島の魔法使い』

うわー、これものすごいな。軽いものを動かす能力を持つかるて。その応用で鍵開けに成功していましたが、理解がすすめばどこまでも応用の範囲を広げていけると判明した今回。いやもう、尋常じゃないよこれ。

小さなものしか動かせない。機械式の錠なら鍵がなくとも開けられる。ならばその操作の対象を、砂にすれば自由に砂絵を描けるし、さらに小さなもの、分子に働きかけ運動エネルギーを加えてやれば熱だって発生させられる。

ずっと以前に読んだ小説RPGを下敷きにしたものなのですが、そこで語られる魔法の原理がまさしくこれでした。いわく、炎の魔法、冷気の魔法とは、分子に働きかけて生じさせた熱エネルギーを云々。ただ魔法というお約束で片付けるのではなく、その向こうにあるかも知れない原理を科学の装いでもって解説することで、ありえそうという確からしさを演出し想像させる、そんな魅力のある物語であったのですね。

ホレンテ島に関しては、これまでは島の伝承というロマン、魔法という夢物語の向こうに頑然と横たわる現実を描いては、強固にして崩せない日常の退屈さ、無常さを見せつけてくれていたわけですが、こと魔法の存在が明かされた今となってはまったく正反対に舵が切られて、ありきたりで退屈な日常、つまらない現実に隠されていた不思議、ロマン、夢の存在がこうも鮮やかに顔を覗かせてくるまでになって、いやそれどころかいよいよその存在感を強めてきて、あああれほど強固と感じられた現実が突き崩されるその瞬間を目撃した!

その実感、心が打ち震えるかのようで、いやもう鮮烈そのもの。素晴しい。今はこの一言に尽きます。

2021年6月17日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年8月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。雨の夜、ひとり傘の下、憂鬱? いやこれで平常運転かな? ちょっと憂いを帯びた表情、物思いする様子など感じさせてくれますね。雨、すなわち梅雨の季節にあわせてのイラストでしょうか。気取るでもなくポーズつけるわけでもなく、笑顔見せるでもなく、あくまでも普段どおりの後藤ひとり。その自然体がこの子のよさだと思うんですよね。というか、緊張すると逆方向に振り切れて、自然じゃなくなる……。ええ、自然体が一番ですよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『農道のファッショニスタ』

これ、面白いですね。テンポがいい、わかりやすい、キャラクターがのびのび動いてる。

基本、3人が3人とも無茶ですよね。一緒に出掛けるつもりが、あまりの私服のダサさに悶絶、おでかけはとりやめになりました。いや、ダサいとはいわれてるけど、エキセントリックお嬢サクラコはTPOわきまえてないだけで、決してダサかったりはしないよな……。それに引き換え主役のナーコ、不良っぽいカオルコ、ふたりはきっちりダサかった。いや、カオルコの方がずっとマシか。過剰な装飾をいくつかオミットしたらなんとか戦えるところまで持っていけると思う。対してナーコはすごいよな。制服やと、ちゃんと可愛い子やのになあ。

この子たちのやりとり、わりと危険球投げあうような言動がおかしくて、そのテンポ感、次へ次へと読み進む推進力生み出して、とてもよかったです。さらに男女平等な校風パンチの絵面。こういうスパイシーさ感じさせるインパクトが、ぽんと放り込まれてきて、昔の漫画みたいだ! とか思ってたら最後にまたくるっていうね! いやもう面白かったです。あれは笑いました。

基本、シンプルなのがいいと思います。目的、わかりやすい。キャラクター、それぞれの役割が明確。そしてこの一話で動機づけから目標設定、そして挫折まで描いてみせたの。これがとてもよかったと思います。

『リリカお嬢様に振り回される!』

脚が不自由なお嬢様、リリカ。我が身さえも自由にならないままならなさがためか、あるいは両親にまるで興味を持たれていない、その寂しさゆえか、ワガママをいっては家政婦のユリを困らせる。とはいえ、底意地の悪さ、陰険陰湿みたいなのがないのはいい感じ。むしろ、かまってもらいたさ、あるいは愛されていることの確認行動みたいなのが目につく感じですね。

困らせるようなことをしても受け入れてもらえる、見捨てられない、その確認を繰り返すことで、満たされない気持ちを慰撫している。そうした感触があるのですね。

第一回は、そうしたリリカについての情報や彼女の置かれている環境を整理して、伝えてくれた。そうした印象が強かったです。実際に事件ないしが起こるのか、あるいはリリカに意識変革をもたらすようなきっかけないしができるのか、そうしたことは続くエピソードでもって語られていきそうですね。

『ユメル・マジカル・ボタニカル』

植物園で学芸員として働くシーのもとに突如現れた魔女を自称する少女ユメル。自分を助け、魔法を授けてくれた恩人セラとの再会を願い、託された奇妙な植物図鑑の植物を収集しようとしている。シーはその手伝いをすることになるというんですが、謎の植物をただ探せばいいというのではなく、いわば植物のキメラ、図鑑の絵を頼りに様々な植物からパーツを集め、それを魔法で合成していくことになるのですね。

舞台は植物園なだけに、必要となる素材には困らない。シーの知識で必要な植物を見繕い、その種を採取して魔法で促成栽培していくというのですが、その収集の段階で植物についての解説など入るというのですね。

ちょっと普通のガーデニングにはならなさそうなこの漫画。わりかし危険、それこそ自然の摂理に逆らい、生命の禁忌にさえ触れそうな、神をも畏れぬ所業の数々。でもまあ魔女だもんな、魔法だもんな。しかしこの魔物じみた植物を集めきった先に訪れるもの、それはいったいなんなのか。不安が少々まじるスタートでありますよ。

『いただきますは天使と一緒に。』

漫画家を志すゆり子のもとに現れた、ふたごの天使? めめちゃんとももちゃん。人の世界で迷ってしまった、お腹がすいたというので、食事の用意をしていたゆり子の部屋の戸を叩いたというのですが、もやしの焼肉のタレ炒めでもこんなにも喜んでくれたふたり。その様子に、疲れたゆり子も癒しを覚えている模様です。

しかしこの話、ちょっと不穏さはらんでいるのですか? ゆり子が撮ったふたりの写真。友人に送ったものの、その写真にはただもやしのせご飯が2膳写るのみ。あー、天使だから写真には写らないんかねー。とか思ってたけど、いやいや、ゆり子の幻覚とかそういうのんなの!? だって撮った写真を送る時、いやそもそもそれ以前に撮った時点で、どんな写りか確かめるよね。ということは、この無人の写真にゆり子は天使を見ているというのですか!

実在の天使も写真に写った天使もゆり子にしか見えない。あるいは、そもそもゆり子は存在しない天使を見ている。いずれにしてもゆり子の精神状態、心配されてしまうやつだ! 仮に前者だったとして、天使の存在をどうやって友人に信じさせる?

思った以上に剣呑なシチュエーションかも知れませんね、これ。とりあえずゆり子は強く生きてください。

2021年6月16日水曜日

Real VR Fishing

 どんなゲームを買っても結局は『Real VR Fishing』に戻ってきてしまう。『Myst』を買ったり『The Room VR』も買ったりと、視野を広げるべくいろいろ試してみたりしてはいるんですが、酔うとか気軽にちょっと遊んでぱっと終われないとか、そういう理由で結局はシンプルなゲームに戻ってきてしまうんですね。自分に向いてるのは単純なやつだと思うんです。『Pinball FX2 VR』、これは大当たりでした。ヘッドセットの電池が切れるまで遊び続けられる危険性があります。ですがここしばらくは釣りづくしでありまして、それはちょっとややこしい理由があったりします。

Apple Watchが原因なのですよ。Apple Watchのフィットネスアプリのバッジ、6月の月間チャレンジが問題となりました。

6月の1ヶ月をかけて21,500kcalを消費せよという課題を課せられてしまいましてね、1日あたり717kcal消費が目標です! とかいわれちゃって、そんな無茶な! 毎日そんなに運動ばっかりしてられないよ!

というわけで釣りの出番となりました。

Real VR Fishingはリールを使ったルアー釣りのゲームです。えーいと遠くまでキャストしたリールを、くるくる巻きとっていく。その巻きとり動作がですね、Apple Watchからしたら室内ウォーキングと判定されるらしく、遊んでいるとそれなりのカロリーを消費するんですね。実際にはどうかはわかりませんよ? でも誤認だろうとなんだろうと、時計がそう判断することが重要です。ええ、日常の動作と日課の『Fit Boxing』、これに釣りゲームでのカロリー消費を加えることで目標となる1日720kcalを達成しようとしているのです。

毎日そんなにルアーをくるくるしとって飽きてこない? そう思われるかも知れませんが、これが意外や飽きないんですよ。むしろ巻けば巻くほど面白くなってくる。最初は感じとれなかった引きの感触とか、そういうのがだんだんわかってくるようになってきて、リールに伝わる重さからかかった魚種を推し量ったりと、楽しみの幅がだんだん広がってきているように感じます。

公開されているロードマップによると、今年中に浮き釣りとフライフィッシングが追加されるのだそうです。また、もう少ししたらリリースされる予定のアップデートで、ルアーの動きに深さの概念が加わる? 今の、単純に巻いて竿を振ってというだけでない、より魚にアピールする動きをさせられるようになるというのですから今からもう楽しみです。

またDLCとなるでしょうが、夏頃には日本の釣り場が、そして冬頃には北米の釣り場が追加される予定となっていて、それに伴い新たな魚種も追加されることになると思うと、いやもう楽しみでならないですよね。

当面の目標は、アオザメ捕獲のトロフィー獲得なので海を点々としながら釣っています。今月に入ってから2頭を釣り上げて、残すは1頭、トロフィーにリーチがかかった状態にまで持ってきているんですね。でもこうなってからが長くて、もう数日アオザメを見ていません。釣れてもイタチザメ。でも、急いで遊びきってもしかたないので、ここはのんびり目当てのサメがかかるのを待ちたいと思います。