『まんがタイムきららフォワード』2026年10月号、昨日の続きです。
『魔法使いロゼの佐渡ライフ』
宿根木の祭りにきてほしい。ロゼの談判に、ときこ、応えてくれました。これ、よほどの予想外? ロゼは目を丸くして、そして月渚はお茶をこぼしている。このときの、畳を心配してるときこがいいですよね。思わずこの人の素の部分みたいのが見えた気がして、ちょっと嬉しく思いました。
ロゼの素直な感謝の気持ちを受けて、ときこも思うところがあったみたい。そしてこの人が確かめたいと思っていること、それはなんなのか。紗菜に関わることなんでしょうね。
宿根木の祭りでは、皆でクライマックスの太鼓を打ち鳴らして、ロゼに麻衣もしっかり練習して、準備万端、見事によい音を出しています。そして麻衣に入れ替わってバチを持ったのは、その音だけでわかった? まさかのときこ。
紗菜も驚いたでしょう。そしてこれがロゼや皆のはからいであることにも気がついて、そして自分の腑甲斐なさに思いを向ける。皆が気を使ってくれていた。皆の好意に甘えていた。変わりたい、変えたいと思いながらも、変わることを怖れている自分に気がついた今、紗菜は勇気をともに一歩を踏み出そうとする。
ときこに、少しだけ話をさせてほしいといった紗菜。ときこも話があるという。はたしてこのふたりの気持ちやどう絡みあおうというのか。
祭のクライマックスを経て、ここにふたりの気持ちのピークに向かわんとするかのような展開。息づまる思いであります。
『球詠』
蘭々ちゃん! よくがんばった!
強豪柳大川越を相手に、先発を任されることとなった蘭々。先発といわれたことが、すんなり頭に入ってこない混乱蘭々がちょっとおもしろかった。対し芳乃のあっけらかんとしたその様子。勝算ないし策略ないしがあるんでしょうけど、蘭々にとっては想定外の大舞台。そりゃあ緊張もしますよね。
と思ったら、なるほど緊張を緩和する策もあったのか。おそらくこれは二次的な効能。本命は、こちらの投球リズムを変調させることで、相手にタイミングを掴ませないこと。蘭々には、この策に対応できるだけの素地がある。投球までのカウントダウンで、この子に余計なことを考える隙を与えることなく、投球に打ち込ませることができたというのですね。
しかし、これが作戦とわかっていてもハラハラしますよね。いわば打たせて取る策。でも相手は屈指の強豪校。3番4番、平田、朝倉には長打を打たれ、あわやヒット、あわや三塁にまで進まれてしまうというところを、息吹、岡田の連携でアウトにとって、見事1回表を無得点に抑えましたよ!
ほんと、蘭々さん、よくがんばった。ということで、2回も蘭々が投げますよ! って、いやもう、大仕事。でも、ビビりながらもしっかりやりとげたの、立派です。
『花唄メモワール』
藤野の運命にもう猶予はないと知った梅は、曾祖母イネに確かめたいことがあると滝を通じて現代令和の世に帰還。しかしここに予想外のこと起こって、なんと藤野がこの時代についてきてしまった!
100年の時を超えて令和から大正に旅した梅。そして100年を超えて大正から未知の世界、令和へとやってきた藤野。いやもう、これはすごいことになった。あっておかしくないことなのに、まさかこんなことがあろうだなんて、まったく予想だにしていない展開に、どうなるんだろう、藤野は未来世界にどんなことを思うのだろう。わくわくがとまらないのです。
この未来行き、藤野にとっては、ずっと気にかかっていた梅の謎の片鱗が明らかになった瞬間、なるほどの納得できるものもあったようですよ。しかしそれにしたって、ここ花山も変わりすぎ! そしてここに明かされる梅のバックグラウンド。
恵美子叔母さんは、令和花瀧屋の若女将にして、梅の大叔母。すなわち、梅は女将の親戚! さらには今の女将は、藤野もよく知るイネ! そしてその人が梅の曾祖母ときたもんですよ。
あまりの情報量に、藤野さん、思考のキャパ超えてしまわれたじゃないですか。
今回はまずはこれくらいですよね。藤野もだんだん落ちついて考えられるようになって、梅が自分のために動いてくれていることにも得心いったようで、予想外とはいえいい動きなのではないでしょうか。とりあえずイネには連絡がつかないので、今できることはとりあえずなし。
ということで、藤野の令和ツアー、みたいになってるのが本当におもしろい。令和シャンプーを体験し、ソフトクリームを味わって、いやもう大正の人に未来世界を満喫してもらうことがいいのか悪いのかわかりませんけど、こうやって驚きながらも楽しそうにしてる藤野さん見れば、もっといろいろ知ってほしい。そう思わないではおられん気持ちでいっぱいになりました。
- 『まんがタイムきららフォワード』第20巻第10号(2026年10月号)
『まんがタイムきららフォワード』2026年10月号、
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