芳文社70周年記念キャンペーン、きらら系でおすすめというたら、もう好きなん買うたらええんちゃう? みたいにしか思えんのやけど、うん好きなん買うたらええと思う。なので好きなのを好きなように書いてみるよ。
『アキタランド・ゴシック』。機械の物件は買いですよ。独特の世界観。これは癖になる。機械の物件は買いですよ。
『アットホーム・ロマンス』。いまだにNHKあたりでドラマ化されないかなあと夢見てるタイトル。前作が尻上がりに面白くなって、いいぞ! いいぞ! と思ってたら大量打ち切りで大量絶滅したの。もうがっかりきて、なんでこんな思いしながら漫画読まんといかんのじゃって世を呪ったの。
あまりにつらくて、でもこれまでアンケートを出してこなかった自分にも原因がある。そう思ったからアンケートを出すようになった。今、自分がアンケートを出すようになったのは『DESTiNATiON!』があったから。『DESTiNATiON!』がなかったら、今もアンケート書いてないかも知れない。
『アットホーム・ロマンス』は過剰なマザコンとか過剰なブラコンとかが目につきやすいけれど、家族とはどういう関係であるのかに踏み込んでいく中盤からが圧巻なので、ぜひ読んでほしい。そしてマムーンを知ってほしい。
『RPG不動産』は、国産RPG的世界で不動産業を営む主人公たちの物件紹介ものなんだけど、まさかこんな展開してくるだなんてね! びっくりしたよ! 異種族とのコミュニケーションを物件紹介という視点から描く発想はすごく面白いと思う。
『エン女医あきら先生』。きらら系ちゃうやんけ! ってなりそうだけど、今は亡きジャンボに掲載されていたこれら漫画の先にきらら誌は生まれたのですよ。『ななみまっしぐら』なんかもそうやね。プレきらら的な存在がジャンボで、そこから出た新人が後にきららの地平を開いたんですよ。
『かみさまのいうとおり』。初期の立ち上げ時期を抜けて、それから数年にわたり、きららという雑誌のベースを作り上げたタイトルのひとつ。湖西晶は素晴しい漫画多いのだけど、気楽に楽しく読める『かみさま』は湖西晶入門にもいいんじゃないかしら。
『まんがタイムきららミラク』という一風変わった隔月誌がありまして、その立ち上げタイトルのひとつが『きしとおひめさま』。独特の雰囲気。ミラクには特定のファンがついていたんだけど、自分もそのひとりでした。
『教艦ASTRO』もミラク組。これ、途中で自然終了しちゃった漫画なんだけど、ファンは多くてね、いや実際面白かった。学校ものなんだけど、教師視点で描く教師もの。でもシリアスな学校ものじゃあない。楽しい、アクティブ、そんな印象が残ってる。教艦とあるけど艦船とは無関係です。
『キルミーベイベー』キルミーベイベーです。
『Good night! Angel』もミラク組。怪盗の話。
『ぐーぱん!』は、ちんまい女の子が目付きの悪さとすぐ手が出てしまう性格のせいで誤解されてたところから、友達増やして、誤解もなくなっていく、みたいな漫画。可愛い、コミカル。そういった初期きららのベースをよくよく感じさせる、きらら系クラシックのひとつ。
『けいおん!』。ゲスト初回の扉絵が、マーシャルMG10とレスポールスタンダード装備の女の子で、うおー、これはすごいー! と興奮ぎみにアンケートに応援メッセージ書いたものですよ。アニメ化するまでは人気なかったみたいにいう人いるけど、それは嘘です。ゲスト時から大反響でした(サンプル1)。
『月曜日の空飛ぶオレンジ。』、『ゆるキャン△』が大ヒットしたあfろのミラク時代の漫画。みんな当然『ゆるキャン△』は大好きだと思う。だったら『空飛ぶオレンジ。』も『シロクマと不明局』も押さえておくべきだよね。『ゆるキャン△』とはまた一味違うあfろ漫画を食らえ!
『幸腹グラフィティ』。アニメにもなったので説明はいらんかと思う。これもミラク組です。うっわー、どえらいうまい絵だなあ! しかも難しい構図山盛りじゃん! みたいなインパクト。読者プレゼントのクッション持ってます(自慢)。
『こずみっしょん!』。『ぐーぱん!』買ったならこれも。嗚咽するシミというめっちゃ萌えキャラが出てきます。もう嗚咽するシミ、大好きだった。
『桜Trick』。これもアニメ化されました。女の子同士でキスをするという、一種突飛なシチュエーションに読者は皆怖れおののいた。マジかよ! 毎回キスするのかよ! これもミラク組。意外とミラクからのアニメ化、多いな。
『三者三葉』は、きらら序盤でゲストとしてはじまり、その後長期連載化。アニメ化もしたので知ってる人は多いと思う。実をいうと、『三者三葉』読みたさできらら誌を購読するようになった。これがなかったらきららを買うの、もっと遅れたことだろうと思う。
『ふおんコネクト!』、『しかくいシカク』、『ふたりでひとりぐらし、』。ざらのきららデビュー作『ふおんコネクト!』は、すごいの出てきたぞ! と思わせるインパクトのある誌面、細かな小ネタ山盛りのサービス精神溢れる漫画で、実際、一部読者を熱狂させた。誇張なしで。
こういうのはざらさんにも失礼かも知れないけれど、『ふおんコネクト!』のインパクトは、あの人の再来となるのではないかといった期待などを読者に抱かせたりしたよね。なんというか、期待の星みたいに思った人は多かったと思う。
『城下町のダンデライオン』。これもミラク組か! ほんと、アニメ化率高いなあ、ミラク。
『GA 芸術科アートデザインクラス』。COMICぎゅっと!からの移籍作。きららキャラットにおいても支持されて、看板作といっていいほどの人気があった。アニメ化もされている。きゆづきさとこはマストだと思う。これと『棺担ぎのクロ』を買わないという選択はありえない。77円だよ? 買うしかない。
『天然女子高物語』。有名イラストレーター、門井亜矢さんのきらら掲載作。これも初期のきらら誌の雰囲気を思い出させてくれるよね。ほんと懐かしい。この漫画でもハワイにいきましたっけ? ぜひ皆も確認してほしい。
『とらぶるクリック!!』。これね、最初、単行本買わなかったの。で、後悔したの。これも初期きららっていっていいのかなあ。機械を爆発させてしまう女の子がPC部で頑張る話なんだけど、友達の輪を広げていくところ、もう感動の嵐ですよ! ぜひ読んでほしい
『ハナヤマタ』、これ全巻77円か。アニメにもなりました。作者の現行作もアニメになります。これはフォワード掲載なのでコマ割り漫画です。
あかん、好きすぎて、個人的好みが勝ちすぎて、ピックアップできてないのがある。
『おとめサキュバス』、『黒髪巫女とマリアウィッチ』、『ゴスロリJK無人島漂流記』、『佐藤さんはPJK』、『しましまライオン』、『すくりぞ!』、『すわっぷ⇔すわっぷ』、『先パイがお呼びです!』、『トモダチヅクリ』、『ねことちよ』、『箱庭ひなたぼっこ』、『初春が咲く』、『ハナイロ』
好きすぎてピックアップしなかったタイトル。とりいそぎ前半分。
『ひろなex.』も初期きらら掲載作? と思うんだけど、もっとなんか最近のイメージがある。ちょっとおバカなひろなのどたばたな毎日、可愛い、楽しい、面白い、そんな雰囲気がきららの初期キャッチフレーズであるDOKIDOKI☆VISUALを体現していると思います。
『○本の住人』。kashmirもマストなんじゃないかな。あまりに独特の雰囲気。普通の世界を異質な目で見るみたいな雰囲気が、おかしくて、あやしくて、ちょっと他に替えのない作家がkashmir。『ななかさんの印税生活入門』は『○本』よりももうちょっと常識寄りだと思う。
『みゃーこせんせぇ』。マッドな養護教諭が無茶する漫画。主人公のみゃーこ先生は非常識なんだけど、常識から完全に離れてるのではない、装うべきところでは装うみたいな、そのバランスに見どころがあったのだと思う。
『ハルソラ行進曲』、『はんどすたんど!』、『ぱぺっとコール!』、『広がる地図とホウキ星』、『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、『ふじょ子とユリ子』、『ぽんこつヒーローアイリーン』、『また教室で』、『みわくの魔かぞく』、『ゆーま』、『ラストピア』、『私を球場に連れてって!』
好きという理由が勝ちすぎるタイトル、後半分。
『落花流水』。序盤から初期を通じきらら誌を牽引した作家があったのだけど、その作家の持ち味のひとつであった軽妙なやりとり、軽口の面白さ、それを引き継いだのはこの人だったと思ってる。本家は重厚路線、緻密路線にいってしまっただけに、『落花流水』は初期きららを理解するためには重要。
『HR ~ほーむ・るーむ~』。初回を読んだときに、うっわー、すごいな! 一気に気持ちをつかんで持っていかれた感のあった漫画。隅々までゆきとどいた細工に考察。策士キャラの見事な手並みを実際に見せつけるところなど、あれはまさしく巧みな技でした。
作者は、細部に凝る人という印象があるのだけど、それは登場人物の心情にも及んで、そこに人の心の動きあらばより深く分け入って描き出そうとする、そうした筆致が魅力です。この傾向は『HR』にもあるけれど、『少女素数』はより濃厚に感じさせます。『そこテス』も77円、いっとこう。
『HR』の登場があまりにも鮮烈だったせいで、他社から出てた既作も買って、mixiでファンコミュニティを立ち上げるまでにいたったのでした。
『イチロー!』をあげておくべきでした。野球選手、ではなくて、一浪です。浪人生の漫画! きらら系というと女子高生がメイン、みたいな印象を持ってる人も多かったけれど、決してそういうわけじゃないんだよっていう、切ない状況に置かれた主人公系代表作。きららの多様性ですよね。
『うにうにうにうに』、なんか好きだったよ。
『お願い!ロイヤルニート』って1巻で完結だっけ? これも好きだった。
きらら系好きなやつで『TCGirls』が入ってなかったし、フォワード掲載でアニメ化もされた『夢喰いメリー』が抜けてたし、あげてないやつにもまだまだ良作たくさんあるので、ちょっとでもひっかかったら買うくらいでいいのだと思います、77円だし。
『夢喰いメリー』は、アニメのクライマックスはきっとあの場面に違いない! だって、連載読んでるときに、うわー、すっげーっ! って大興奮したもんな、あのシチュエーションからのあの展開! って思ってたら、アニメオリジナル展開でその場面なかったの……。だから、読んで、原作、読んで……。
あれ? 『ミソニノミコト』も抜けてた? これね、昨日どばっと77円で大量に買ったじゃん。そうしたら購入済みタイトルが背景グレーになるから見落としちゃうんだよー。Bookwalkerの話ね。Bookwalkerは初回購入半額キャンペーンやってるから、77円キャンペーンとあわせて大量買いするといい。
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