2020年11月17日火曜日

Real VR Fishing

 『Real VR Fishing』の話題、さすがにそろそろしまいにしようと思います。ということで、今日は、こうだったらいいのにな、よかったのになということをざっくり書いていきたいと思います。あるいは、こんな風になると思ってたのに違った! みたいなところも。ゲームとして割り切ってあえてそうしてるんだろうな、いくらリアルだっていってもおのずと限界だってあるだろうしな。いろいろ思いながらも、それでもやっぱりこんなだったらもっと最高だったな、みたいなことを書けたらと思います。

このゲーム、最初の釣り場は漢江なのですが、川縁からの釣りなので当然目の前180度が釣りスポット。後ろを向いたら街並みが見えたりして、そういうところはさすがにVR! よくできてるー。感心するばかりだったのですが、別の釣り場に移動した時に、あれー、やっぱVRったって限界はあるんだなあ! と考えを改めることとなりました。

湖沼のステージでですね、船を出すんですよ。湖の真ん中に船を浮かべて、そこから釣る。ということは……! 360度、あらゆる方向が釣りスポットじゃんよ! もうわくわくしましてね、初期値からすれば背後方向に投げてみたらですよ、あれーっ!? 糸が不自然に飛んでいくよ!? そうなんですよ。このゲーム、たとえ湖面、海面が描画されていたとしても、ルアーを投げ込めるのは前方180度のみみたいなんですね。もしかしたらもう少し狭いかも知れない。このへん、どういう理由、限界があるのかはわかりませんが、360度を釣りスポットとするのは難しいと思われて、せっかく湖の真ん中にいるのになあ! 残念! これが、ちょっとがっかりした最初の出来事だったかも知れません。

このゲームは、釣り上げた魚をロッジのアクアリウムに放して鑑賞することができます。釣れば釣るほど自分のアクアリウムが充実する! それは大変に楽しいもので、苦労して釣り上げた巨大なマグロやカジキの悠々と泳ぐ様を眺めていると飽きない。淡水水槽も、ライギョとかニジマスとか、いろいろ泳がせて、ええ、ちょっとしたコレクション要素みたいなのもあるんです。

で、なんですが、このアクアリウム内の魚、自分が釣り上げたサイズを反映しとらんのじゃないかな? なんて思っています。サイズ違いで釣り上げた同種の魚を、同じ方向、同じくらいの位置で並べて比較したわけではないので感覚でしか話せないのですが、例えば、最初に釣り上げたマカジキが3メートルちょい。次に釣ったマカジキが3メートル半。結構な差がありますよ。でも、水槽を眺めていても差があるように感じない。マグロでも2メートルから2メートル半くらいまでの差がある個体がいるのに、あんま違いがわからない。ああ、これ、きっと、サイズ差は反映していないな……。まあ、ここまでこだわっても意味ないと思うのでこれで充分なんですが、できたら差が見えたらよかったよね。

いや、ここまでいって、差をつけてますよ! っていわれたらごめんなさいだな。

釣り上げた魚のサイズは、おそらく最大値のみが記録されてるんじゃないかな。魚種ごとの釣った数と最大サイズ。もしこれが、何月何日何時にどこで釣った何センチのもの、みたいに記録されていて、しかもそれを一覧できたら嬉しかったろうなあ。

自分でノートに記録したらいいんやで? まあそうなんですが、せっかくだから記録しといてほしかったなあって、楽したいじゃないですか、思ったんですよ。

釣れる魚は、それこそ巨大魚だと1メートル近くサイズ差があったりするのですが、おそらくでかいほどシビアになっていくんでしょうな! と、それはいいんですが、釣れるのは常に成魚であって、生育途中のものがかかることはありません。このゲームにブリはいないのですが、ブリでいうなら、ブリは釣れてもハマチやツバスは釣れんのです。

そんなもん、成魚が釣れたらそれでいいやんけ。せっかく引いて釣り上げるなら、でかいのかかってくれた方がいいやん。リアルを求めてゲーム性を損なう意味なんかあるのか? ええ、これは自分も思います。このあたりは、たとえリアルといっても、シミュレータじゃない。生育具合を反映するために労力を投入するとして、それでより面白くなるのか? といわれたら、ここは割り切った方がいいだろうなと自分でもそう思います。

実際それをいいはじめたら、韓国沿岸であんなでっかいマグロやロウニンアジ、マヒマヒ、マカジキなんてかかるの? それもあんな頻繁にかかるの? って話になるわけで、リアルを追い求めて、大物はさらにレアになり、釣れるのは小型ばかりか、そもそもまるでかからないとなったらゲームとしてはよろしくないよね。

ゲーム内でのルールでは、魚をリリースすると経験値が入り、キャッチすると資金が得られます。ですが、わりと簡単にレベルは最大になり、得られた資金もほどなく使い道がなくなってしまうのは正直もったいないと思っています。

家具とか買えますが、どうせならアバターまわりに資金を投入できるようにしたらいいのに。シャツやジャケット、グローブ、帽子にサングラスなどなど、アバターを飾り自分らしさを表現したいという人は結構多いと思うんですよ。マルチプレイもできるとなればなおさら。なので、このへん、より柔軟にカスタマイズできたら、自分も含めて喜ぶ人は多いんじゃないか。などと思っています。

自分はあまり気にしていないのですが、サイズだけではなくウェイトも表示してほしいという意見を見たことがあります。実際に釣りをする人だと、ウェイトが大事だろうしなあ。

こうして、いろいろ思うところが出てくるというのは、それだけゲームが面白くて、せっかくだからもうちょっととか欲が出てきてしまうからだと思うのですね。実際、自分もこんなに遊ぶとは思わなかった。本当の釣りをするわけではないから、このゲームがどれだけリアルなのかはわかりません。でも、実際に魚がかかっているわけではないロッドに魚の引きを感じるあの感覚、クロスモーダルという現象なんだそうですが、これが体験できたのは本当に喜ばしい。

VRの面目躍如ですよね。皆にもぜひ味わってほしい! というわけで、釣ろう! みんな、釣りをしよう!

2020年11月16日月曜日

Real VR Fishing

 北米サーバ、めっちゃ話しかけてくる! 相変わらず『Real VR Fishing』の話題です。このゲームにはマルチプレイ要素がありまして、最大4人で一緒に釣ることが可能です。ルームを立てて釣り場を決めて、そこにプレイヤーが集まって釣る。船釣りならルーム主の船に4人が乗るのかな? と思ったら、まさか船が4隻ずらりと並ぶとは予想外。糸と糸がからむとかそういう要素はないので、釣り自体はひとりで釣ってる時とかわらないのですが、当然同じフィールドに他のプレイヤーのファイトの様子も一緒に描画されるから、魚がたてる音やしぶきがまぎらわしい! なので、大物とがっつり対面したい時はマルチは避けた方が無難でしょう。でも、カジュアルに釣りたい時は誰かと一緒にというのも楽しいものです。

ルームにはパスワードをつけることができるのですが、割とパスワードなしのルームも開かれていて、気楽にお邪魔しても大丈夫そうです。最初は距離の近さからアジアエリアをまわっていたのですが、皆さんあまりしゃべらない。軽く挨拶して、あとはそれぞれ自身の釣りに向きあっているみたいな感じ。まだそれほどマルチで遊んだわけではありませんが、参加したルームは英語で会話してましたね。アジアというけど英語圏のプレイヤーが多いのかな? あるいは非英語圏のプレイヤーはパスワードかける傾向が強いとかそういうのあるのかな? わからないのですが、予想していた日本語や中国語、韓国語が飛び交うみたいなアジア感は薄かったです。

マルチプレイでたくさんのプレイヤーと出会うと帽子(アバター用のね)がもらえるので、それ目当てにあちらこちらに入っているんですけど、ちょっと挨拶して、ちょこっと釣って、ふらっと出てくるみたいなことしてたうちに、ちょっと思い立って北米にも足を伸ばしてみたんです。東アメリカだったかな、ルームに入ってみたらですよ、そこにいた兄さんがめっちゃしゃべってくるの! 日本人だから英語がプアーだよ、とか説明するんだけど、大丈夫大丈夫問題ないって、いろいろ話しかけてきて、わーお、英語でのカンバセーションとか何年ぶりだろう! まいったなあ、単語がさっぱり出てこねえ。

その日は淡水で、ルーム主はニジマスを狙ってたみたいですね。自分にも当たりがきて、ニジマス、結構動きますな! 右に左にと動くニジマスの動きについていくべく格闘していたら、まったくかまわず話しかけてきて、ソーリー、ソーリー、アイムビジー、それだけいうのが精一杯。でも、ちょっとしたアクシデントみたいなもんですが、こういうやりとりも面白かったです。

このゲームのマルチプレイは、ルームに入ってみないことには釣り場がわからないとか、いろいろ不便なところもありまして、Joinする前に確認する方法はあるのかな? ルームをクリックしても情報は出てこなかったように思うので多分現状ないのだと思うのですが、今日は海で釣りたいなあ、けどルームに入ってみたら河川でした、となったら即離脱? それはマナー的にはどうだろうみたいにも思うので、釣り場選びたい人のためにもルームの設定がある程度わかればよいなって思いました。

しかし、日本人プレイヤー、いるんでしょうか。まるで出会えそうな気がしません。Real VR Fishing日本人会みたいなものはないものか。

2020年11月15日日曜日

Real VR Fishing

 サメが釣れません! いや、ほんと釣れんのです。今日も『Real VR Fishing』の話題です。このゲームにおけるラスボスとでもいいましょうか、最強クラスの強敵がイタチザメ。海で釣ってると、かかった獲物をかっさらうようにしてかかってくるデカくて黒いやつ。はじめて遭遇したとき、まったく意味がわかりませんでした。軽いな、普通のサイズやな。そう思いながら巻いていたら、突然ジャンプしたその姿がサメ。あれーっ!? こいつ、最初は全然引かないのか! あまりの意外さに驚いて、でもってすぐさま逃げられたのですが、これが勘違い。ええ、突然ジャンプしたと思ったの、最初にかかった小さなやつに食いついてきとる姿だったんですよ。

このアプリ、ゲームとしての仕掛けはそんなに難しくありません。かかった魚を逃がさないよう、リールの巻きを加減してテンションを一定に保つだけ。巻きすぎるとハリが外れて逃げられる。テンションが緩くなりすぎると、またハリが外れてしまう。魚はただ糸を引っぱるだけでなく、左右に走ったりジャンプをしたり、テンションに影響する動きをしてきます。テンションを常時ギリギリまで持っていくと、奥に逃げられた時にゲージを振り切られてバレます。左右に走られたらロッドを反対側に倒して粘り、ジャンプされたら基本跳んだのとは逆方向にロッドを振ってカウンターを入れるのですが、失敗するとここでもバレます。

かかってから釣り上げるまでのアクションはこれだけといっていいんじゃないでしょうか。ただこれが難しいのは、特にハード以上で難しいのは、テンションを示すゲージが表示されないためにロッドにかかるテンションをしなりや振動を頼りに感じとらないといけないところ。でもって、おそらく、サメやマカジキなど大きくなれば大きくなるほどに、テンションオーバーのレッドゾーンが広くなっていくんじゃないか。なので、簡単にテンションが振り切れてしまう。テンションいっぱいに巻けないから、左右に走られた時やジャンプをかわし損ねた時に簡単に糸がたるんでしまう。

わかってるんですけど、それでもうまくいかんのですわ。結局マカジキも1尾しか釣れていません。

やっていればコツもだんだんわかってきます。魚が走った時にしっかり耐えきれたら魚が怯むので一気に巻きとるチャンスなんだけど、大きな獲物は3から4回ほど巻いたら、あとはゆっくりに切り替える。でないと、復活後即走られた時にテンションオーバーするんですよ。

左右に走った時に顕著ですが、走りはじめにテンションが抜けるので、ここで数回巻いてテンションをかけてやらないといけない。途中で方向転換された時もテンションが抜けがちなので、追加で巻きをいれてやるといい感じ。これ、本当は理想的なテンションを保てないのが原因だと思う。でもゲージが見えないんだからしかたない。8割キープしたいところ、多分6割前後でしか巻けてないんでしょうね。

ジャンプの時にカウンターを入れるんですが、ある程度のテンションがかかってることに加えてタイミング、もしかしたら手の振り幅も足りないと、あわせられなくてテンションが大きく抜けます。その場合はもう必死に巻いてテンションを取り戻さないとバレます。カウンターが決まると、バンって音とともに手応えが返ってきて、最大の巻きとりチャンス到来ですよ。普通の大型サイズで10回以上、巨大魚で5回から10回弱くらいは巻ける。けどサメはですね、ここ、5回くらいで様子見ないといかんのですよ。

でかい魚ほど、ノックダウンからの復活がはやい。あと、でかい魚ほど泳ぐ速度がはやい。なので対応のタイミングもシビアになるし、テンションの抜けも大きい、テンション管理も大変になります。なるほどな、だからサメやカジキは手強いのか。と、わかってもちゃんとできない、できないから釣れない。

ほんと、かなり寄せたのに、ぽろっと逃げていかれると座り込むくらいヘコみますからね!

2020年11月14日土曜日

Real VR Fishing

 『Real VR Fishing』は難易度最高で遊ぶと楽しい。かかったと途端、沖へと一目散に走り出すてごわいやつを最高難易度で釣り上げることができて気分は最高。エキスパートでの釣果、最初のものと同様にライギョかと思ったらナマズだったという話を昨日していましたが、こういう挙動を示す魚、淡水ではライギョ、ナマズの他にオオクチバス、スカイゲイザーなどがいるんですね。はー、オオクチバスってのがいるのか。同じバスなら有名なブラックバスは、またこいつとは違う動きをしたりするのかな、みたいなこと思っていたんですよ。そしたらブラックバスは俗称で、オオクチバスやコクチバスのことをまとめてそう呼んでるらしいんですね! ええ、全然釣りとか魚とか知らんのです。

釣りの経験はといわれたら、親に連れられて子供の頃に嵐山でちょっと釣った程度。あとは、海辺で宿泊した時にレンタルの竿でサビキ釣りをしたことがあるぐらい。なのでほぼ経験ゼロといっていい。リールやルアーは、見たことがある、触ったこともある、けれど使ったことはない。そんななのに釣りゲームを買ったの!? ええ、リアルに釣りはやらんのですが、ゲーム内の釣りには妙にハマるんです。『時のオカリナ』ではつりぼりに入り浸り、『夢をみる島』でも延々釣りしたりしてた。『ブレス オブ ザ ワイルド』では漁法が抱きとり、というか掴みどりですよね、あるいはバクダン投げ込むとか、そういうワイルドなのしかなかったので、魚はあんまりとらなかったなあ。なんかゼルダばっかだな。

あと、私の釣り知識はほぼ『釣りキチ三平』でできていて、文庫版全巻持ってたりしましてね、最近だと『放課後ていぼう日誌』? でも実際にはまったく釣らない。陸サーファーみたいなもんですわ。

はじめてナマズを釣り上げた時は、ロッドのグレードがC、リールのグレードがAだったのではなかったのかな。これくらいだと、ほぼ限界ぎりぎりでテンションを維持する必要があって、淡水釣りでも相当スリリングな釣りになっていました。その後、資金を貯めて釣具のグレードをアップ。淡水ロッド、リールをともにAランクにしたらですね、淡水魚はずいぶん簡単に釣れるようになって、あまりの違いに驚いたものでした。これは逆に面白みが失せていないか? そんなこと思うくらい。ええ、いつバレるかどうかというスリルが面白い、そういう人は釣具のグレードをB程度に抑えた方がいいのかも、なんて思ったりしたものでした。

けれど、この感覚は海に出たらまったくなくなりました。海の魚、でかい! メートル級の巨大魚がかかれば、淡水ではちょっと得られないタフなファイトになって、これを知るとちょっと淡水には戻れないな! というわけで、ニジマスなど釣ったことない魚がいくつもあるのに、海にばかり出ています。いや、海のラスボスとでもいうべき大物、イタチザメを釣り上げることができたら気がすんで河川、湖沼にも戻るのではと思うのですが、今のところはとにかく海。とにかくデカいのに挑戦すべく毎日のようにヘッドセット被っているのです。

このゲーム、釣果によるランキングがありまして、つい先日はじまった今期シーズンで私100位以内に入っています! わー、すごいー、と思われるかも知れませんが全然そうではなく、80位くらいにつけている私が2500pt前後とっているところ、上位は2万とか3万とかですからね!? なにそれ!? どんだけ釣ってるの!? 漁師なの!?

どんなゲームでもそうだと思いますけど、上位層ってすごいですよね。暇さえあれば釣ってるのかな。ほんとものすごい。

このゲームは韓国のゲームメーカーが作っているようで、なのでロケーションが韓国の河川、湖沼、海なんですね。グエムルの舞台である漢江が第1ステージですね。漢江は夕方と夜のロケーションが選べて、多分夜の方がナマズとかがよく釣れる? いや、昼間でも釣れるからなあ。同じ釣り場でも昼や夕方、夜、雨天など、複数のシチュエーションが用意されていたりするので、その日の気分や狙ってる獲物によって時間帯変えたりできるのが楽しそう。実際の知識、どんな場所とかどんな魚がいるとかがわかったらもっと面白かったりするのかな?

とりあえず今は、わからないながらいろんなロケーション、シチュエーションを試してみるのがよさそう。なんせVRですから、どこいくのも手間かかりませんからね!

2020年11月13日金曜日

Real VR Fishing

 ちまたでは稲作がはやっているようですが、今我が家でもっとも熱いのは漁業です。いや、別に漁船出して漁をするわけじゃないです。釣りでありますよ、釣り。最近、VRで釣りをやっとるのです。

Oculus Quest 2を購入してもう一ヶ月になろうとしています。私にとってはじめてのVRヘッドセット。これでいったいなにができるのか、どんな世界が、可能性が広がろうとしているのか。ドキドキ? ワクワク? しながら、VRChatに参加してみたりビューアとしての可能性を模索していたりしましたが、とりあえずなんかソフトウェアを試してみんといかんな。そう思っていくつか試した無料のアプリのひとつが『Bait!』。釣りのゲームでした。

『Bait!』は『Bait!』でよかったんですよ。それなりに楽しんで、ひととおりのストーリーを終えるところまではいきました。とはいえ、ストーリー部分はちょっと長めのチュートリアルみたいなもんですよね。本来なら、ここから大物を狙ったり、レアな魚を釣り上げたりして、図鑑を充実みたいな方向に向かうべきなんでしょうが、釣りの部分にもうちょっと欲しいと思ってしまったんです。それはリアルな魚だったり、釣り上げるさいのアクションだったり。基本、メーターが伸びたら巻くのをやめて、メーターが下がったらふたたび巻きはじめるというゲーム。釣れる魚も、どういうポイントにはなにがいるとかそういう風にはなっていなくって、とりあえず放り込んだらなにが釣れるかは運次第。もうちょっと駆け引きとか欲しかった。

ということで、もうひとつあった釣りゲーム、『Real VR Fishing』を購入することになったのでした。ただ購入前にちょっと調べました。

参考になったのはこのBlog記事でした。見た目はリアルだけど、結局メーターやインジケーターを見て巻くだけなのであんまり面白くない。というところから、エキスパートモードにしたらまったくゲーム性が違って面白さが跳ね上がるっていうからちょっと前のめりになりましたね。このBlog主さんはかなりやりこんでらして、購入するかどうかを決めるのにかなり参考になりました。エキパートモードにしてインジケーターを消す、あとラインの色も消す。けれど自分にそれでちゃんと釣れるのだろうか。それだけが不安でしたが、慣れないうちはノーマルでいけばいいやと購入に踏み切りました。

とりあえず感覚を掴むために最初3尾ほどをノーマルで釣り上げて、そこからハードに難易度を上げました。同時にラインの色も消して、こうなると確かに難しさが全然違う。いわれるままに竿を振って糸を巻くだけだったのが、糸の張り具合、竿のしなり具合を右手に伝わる振動を頼りに推し量っていくゲームに変貌して、ああ確かにこれはノーマルじゃ駄目だわ。というか、キャスト時にソナー表示のあるハードでもまだ情報過剰で、景色以外まったく情報のない状態でプレイしてこそこのゲームの真価が発揮されると実感させられました。

とりあえずルアーを放り込んでみて、ちょっと巻いて止めてを繰り返しながら水中の状態をうかがうんです。右手の感覚に注意を凝らしていたら、ちょこん、ちょこんと魚がルアーに興味を持ったことがわかります。巻くリズム、竿先を振るリズムを細かくしながら食いつけ食いつけと念じることしばし、竿に伝わる食いついた感覚を頼りに竿を上げてアワセると、そこからは魚との駆け引きとなるんですが、これがまた難しい。

最初はロッドの性能が低いので、引きが強い魚はまったく釣れません。なので資金を貯めてロッドやリールのグレードアップをして、それでもまったく釣れない魚がありましてね、食いついた! と思ってアワセたら、ダーッと沖(川でも沖っていうの?)に向けて走っていくやつがいまして、ちょっとでも強く巻きすぎたらフックが外れる。かといって糸のテンションを弱めにしたら、左右に振られて、とどめのジャンプでやっぱり外れる。こんなん無理じゃない!? と思って、感覚を覚えるために最初の1尾をノーマルで釣り上げましたらスネークヘッドというやつ。

なにもの!?

調べてみたらライギョでした。へーっ、ライギョってこんなに大暴れするものなの!? まったくもって意外。ドロの中でじっとしてるんじゃないの?(ハイギョと混同してる?)

とりあえず感覚がわかったので、ふたたびエキスパートに戻して、何度もチャレンジした果てにようやく2尾目を釣り上げることに成功しまして、この達成感! 釣れた! という感覚は格別でしたね。いやもう、これは面白いわ。とすっかり引き込まれてしまったのです。

ちなみに引きの強いやつ2尾目はナマズでした。ナマズってそんなに大暴れするやつだったの!? 水の底でじっとしてるんじゃないの!?

VRで釣り、相当に面白いです。Oculus Quest 2を買った人はちょっと試してみてください。よければマルチプレイで一緒に釣りにいきましょう。

2020年11月12日木曜日

『まんがタイムきらら』2020年12月号

 『まんがタイムきらら』2020年12月号、昨日の続きです。

『トールさんの通り道』

ライム、この人、人じゃないけど、さすがの強さですね。騎士ケイトに圧倒された!? かと思ったら、あっさり状況ひっくりかえしちゃって、これ、敵対していたなら危なかったのでは? むしろ今は友好的だから魔族がなにを目標としているか、かつてどんな世界を目指そうとしていたかなどなど、世界の秘密? 歴史について教えてくれて、その上、ケイトたちが必要としている原石までくれたっていうんだから大サービスです。

しかし、この世界の人たち、日本語を話していたんですね。そうでした、リセと普通に言葉が通じていましたね。その理由も判明して、いよいよといっていいんでしょうか、なにか核心に迫っていきそうな予感がしています。というか、リセの一旦帰国やユウの身に刻まれた印、加えてサラとサラに指示を出す魔王代理のサイド。これら、個別に動いていくとは思いにくいですよね。いずれなんらの関わりがあることが判明する、あるいは持つようになると思わされて、いずれにしても剣呑。ここでトールがいかなる役割を担おうというのか、それも気になるところでありますね。

『さかさまロリポップ』

柚希、今日は留守なんですね。学校の泊まり行事で留守にしているのですが、宿泊先でやたら詩月のこと心配している柚希が面白い。柚希の代わりにといって家に泊まりにきている穂澄、この子にお姉ちゃんの座を取られちゃうよっていわれて焦ってみせたりね、どこまで本気なのだい? わかんないんですけどさ、穂澄は穂澄で姉っぽく振舞いたかったのにうまくいってなかったり、この双方どちらもあたふたしたりしてるのが面白くって、で、肝心の詩月はというと伸び伸びして余裕なんですよね。

観葉植物の中村ちゃんとか、これまでを知っていると面白い要素があってなんか嬉しいですね。でもって、夜、姉サイドと妹サイドで写真のやりとりするとかさ、こういうのも楽しくて、外泊で直接会えないのは寂しいかもだけど、こういう普段とは違う交流ができたのはまたいい思い出になったんじゃないかなって思えるようなよさありました。ええ、やっぱり詩月、余裕ですよね。怖るべき子でありますよ。

『下を向いて歩こう』

シエルから預かったウランガラスを海に落としてしまった! 早朝、潮の引くのを待って、ひとりガラスを探そうと海岸に降りた硝子、そこをシエルに見つかってしまったっていうんですね。なんでこんな時間に!? 互いに問うのだけど、その理由がつらい。硝子はシエルのウランガラスを落としてしまったことを告白して素直に詫び、シエルは責めないんですけどね、でもそのこともまたつらいよね、硝子。

ふたりで夜明け前のビーチで探し物をする途中、シエル側の告白があって、白浜を離れるということ、離れたくないんだって泣いてしまうシエルに、もう胸のしめつけられるような思いでしたよ。もうすぐお別れになるからと、こうして一緒に探すことも思い出になるのだと、懸命に笑ってみせるシエルがなおも涙をしぼって、そして硝子もですよ。ええ、ふたり、すっかり互いに大切な友達になりましたね。それだけに、この夜明けの光に輝いてその存在を示してくれたふたつのガラス片。ふたり、それを交換しあって、そうしたらきっと忘れないって、このくだり、本当に感動的でした。

しかし、このふたり、本当に離れ離れになるんでしょうか。なるのかもしれない、ならないのかもしれない。いや、なるんだろうな。でもこのふたりなら、きっとどれだけ離れたとしても大丈夫という気がします。

My Private D☆V

『のむラリアット!』作画担当のこんぱるです。

しかし今回、えらいのきましたよ! 「泣いて嫌がる女の子」って、酷い目は勘弁してあげてー! というわけで、『のむラリアット!』主要勢が涙目披露してくださって、怖さに怯える!? 痛みに耐える!? それぞれに、それぞれの違ったニュアンス、テイストの泣き顔。確かに力はいってるだけあって、訴える力あるよなあ!

それだけにまた思うのですよ。ほんと優しくしてあげて!

2020年11月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2020年12月号

 『まんがタイムきらら』2020年12月号、昨日の続きです。

『夢見るルネサンス』

リーチャ、自由すぎる! 桃花の家でパーティをやるというので、お招きされたリーチャたち。ひとり桃花宅に向かうリーチャがウサギと出会ってさあ大変。もう頭の中はウサギでいっぱいになって、スケッチしたいと追い回して、おいおいこのままじゃあ穴に落ちて不思議の国にいってしまうよ? いえいえ、そういうことはありませんでした。むしろ日本のお月見、意図せずひととおり体験しちゃうっていうんですね。

ススキの茂みを突き抜けて、コロッケ屋さんからお団子をわけてもらって、そして店長さんと一緒に月を眺めて。月見という風習を知らず、風流とかを意識していないリーチャですが、そのかわりに月明かりを頼りに絵を描いていたルネサンス時代を思い出すというのがね、おお大変だったなあって、ちょっと今の時代に生きているものには想像するのも難しい、そんな社会だったんだろうなって思ったりしましたよ。

そして桃花の家に到着。すごいな、桃花の家。和風の離れとかあるのか。そこでお月見の趣旨を知らされるリーチャ。あんまりピンときていないその様子が愛らしかったです。そしてウサギとも再会。なんか、いろんな要素がコンパクトにまとまってるの、こういうの好きなので、ちょっと嬉しくなりました。な〜んと!!!

『星屑テレパス』

瞬さん、なんとまあ色っぽい! さて、今回は瞬さん大活躍でしたね。モデルロケットの選手権、モデルロケットのライセンスが必要だっていうので、急遽皆で4級をとらないといけません。というんですが、瞬が3級所持者。しかも指導講師ライセンスまで持っていて、瞬さん有能すぎ! 瞬の指導を受けることで部の皆、4級ライセンスを取得できるってわけよ! かくして最低ひとりの3級所持と全員の4級所持という競技規定はクリアできて……、できてというのですが、海果、えらい苦労したんだね……。エンジンの不着火とパラシュートの不展開が多すぎてっていうの、そうか火薬が怖かったか。でも、それでもよく頑張りました!

前半がライセンス取得の話とすれば、後半はライセンス取得のお祝いにかこつけて瞬の誕生日祝いですよ。といっても瞬の誕生日は2ヶ月前だったっていうんですけどね。それでもみんなで祝いたかったって。全然素直に喜んでくれない瞬だけど、それはそれで嬉しそうですよね。そしてプレゼントは瞬の好きなプラモデルで、おお、このチョイス、いつぞやのおでこぱしー! ほんと、これまでのいろいろを今のこの瞬間に繋げてきて、かたくなな瞬も押し切られるみたいにしてだんだんと打ち解けそうになってきているの、それがとても喜ばしい。いろいろと理由つけて、嬉しくないんだって、そう思おうとしている瞬の、けれど気持ちがちょびっと表情に漏れてきてるみたいなところ、いいなあって思ったんですね。

いつか瞬も、なんのわだかまりもなく素直に気持ちをあらわせるようになれるといいですね。その時には海果ももじもじしないで思ったままに思ったことをあらわせるようになるかな? ふたりともに、少しずつ進んでいけるといいね。

『しすぱら!』

みみたん! その距離は膝壊さない!? いや、毎日10kmランニングなんていうからさ。たくさん食べてたくさん動く。さらにはどの教科においてもそつがなく、まさしく文武両道。今日からココと一緒に学校に通うことになったみみのことを若干心配していたココだけど、もう全然心配いらなかったよね。というか、むしろココの方が心配よ。あまりのいたらなさに自己嫌悪するココの姿が痛く胸に迫って、おおココさん元気出して! でもそんなココのいいところ、才能? それがきっちり描かれたの、嬉しかった。とはいっても、ココ、自分の長所、能力にはとんと無自覚なんですね。ああもったいない。気づいて活かせればいいのに!

ココの無頓着、どうも自分の長所に対してだけみたいな感じですよね。みみのことによく気づくのはこの子の場合当然として、自分の過剰な行動にぎりぎりでストップかけるところや、なにかしゃべろうとすればみみの話になってしまうの気づいてるところを見るに、わりとしっかり自覚してるんですよね。姉についても、ちゃんとよく見て、感情に流されず、しっかり公正に評価してるでしょう? 

ちょっとみみたんがらみとなるといきすぎるきらいはあるけれど、いろいろ気づけるところ、人のよいところを見出せるところ、これはココの長所でありますよね。そういうのがちらほら見えた今回。ココに対する好感、より強く感じられるようになる、そんなエピソードだったと思います。それだけに、ココが自分のよいところにもちゃんと気づけて、いつしか自信を持てるようになってくれたらなって、そんな思いもしたのでした。

2020年11月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2020年12月号

 『まんがタイムきらら』2020年12月号、昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

朝も5時から鳥見ですか。明け方から活動しはじめる鳥にあわせて人も早起きというのですが、すごいなすずさん、さらに1時間はやく、4時にはここにきてたんだ。どれだけ楽しみにしていたか、これだけでもわかる。この好きになったら、興味を持ったらもう止まらない感じ、これがいいですね。

この漫画、見せ方も工夫して、四コマ漫画としてやりとり見せて、お話展開するところがあれば、情景を伝えるために四コマの形式崩してくれてるところもあって、また登場人物の表情や注目ポイントを印象的に見せようと、コマから大きくはみださせて描いたりね、こういう少しずつの積み重ねが状況とそれにともなう人の感情を印象的に、鮮やかに伝えて、よいアクセントをつけてくれていると感じるのですね。

基本情報量の多い漫画です。言葉でもって怒涛のように伝える翼の情熱もありますが、対照的に言葉少なめに絵や会話でもって表現しようというところもあって、そのあたりバランスがよいと感じます。

そしてこうした工夫を持って表現される鳥のこと、さらには登場人物のいろいろ。今回は3人それぞれの個性? スタイル? その違い描かれて、マイペースなひなさんですよ! いやもう、それでも鳥に興味のあることはわかります。すずや翼とはちょっと重点置いてるポイントが違う感じがしますよね。この興味の幅? それもバランスのよさなのだと思います。

『ゆえに、アイドル革命!』

異世界から日本に一時帰国して、ライブを開催。ひとつの節目となるような出来事を経験したCHU♥IN GAMたちですが、一緒に帰国することのかなわなかったユメですよ。おお、全通逃してショックですか!?

帰国編では影の薄かったユメの穴埋めするではないですが、今回はユメ活躍編? 皆が消息を探しているツカサの探索を一気に前進させて、といいたいですが、これユメはただ罠にはまっただけだよね!? 異世界で、不用意に深酒をしてしまった。というか、酒に薬を盛られてたんじゃん! 中身はおっさんでも今は美少女。いやいや、おっさんだとしても充分危ないよ。というわけで、人身売買組織の手に落ちたユメを助けるために現れたのがツバサと思しき人物。これ、グッジョブといっていいのんか? まあ、結果オーライですよね。ほんと、これがきらら誌でなかったら、ユメさん、危なかったですよ。

ともあれ、これで一歩前進? CHU♥IN GAMとも再合流を果たして、ツカサと思しき人物を引きあわせることもできそう。もしこの人がツカサなら、ここからどういう展開があろうというのか。新展開に期待させられます。

『推しごとびより』

心町の幼馴染み、なるの可能性が開かれましたね。心町とともにアイドルに憧れつつも、自分にはできないと、向いていないと、距離を置いてしまっていたこの子が、心町に巻き込まれるかたちで、アイドルというものに再び触れることができた。その過程で感じたこと、またあるいは心町たちがこの子に伝えようとしたこと、つたないながらも表現してみせたなるへの気持ちとそれを受け取り応えたいと思った気持ちの出会ったことで、蓋をされていた自分の好きという思いを解放することができたのですね。

心町たちの自主ライブは、見るからにあやうくて、いっぱいいっぱいの精一杯、発展途上も発展途上だってことがきっちりしっかり描かれたわけですが、それだけになるを加えて成長していくだろう彼女たちのこれからが楽しみにもなろうというもの。なにかしらのオタクばかりが集まっていたところに、なるが常識人代表として参加というのでしょうか。化学反応が期待されたりしていましたが、なるもいうようにこの子は心町のオタク? 実は一番暴走したりするんかな? ともあれ、それはそれで劇的な反応ってやつなのでしょう。心機一転、ここからの第一歩、いよいよ本格始動といった感じがあって楽しくなってくるんですね。

『ぎんしお少々』

そば食べて頬がふくらんでるすず、かわいいですね。

さて、すずとしろ、まほろともゆるがそれぞれ姉妹であること、この時点で明らかにされちゃうんですね。はやい! びっくりしました。しろから聞かされていた情報、もゆるの姓からそうと疑ったすずに、送られてきていた写真でまほろが確認。で、ここからのやりとり、おっかしいよね。送られてきたしろの写真、それ見て綺麗な子だなとは思ってたっていうの聞いてね、自分への誉め言葉として聞いて喜んでるんですよ、すず。ものすごいポジティブ。いやもう、もゆるもいってますけど、ずっとご機嫌、なにいわれても、なにやっても嬉しそう? 楽しそう? これはすずの強みなのだろうなあ。

今回、もゆるとまほろの過去話が描かれましたね。家を出る姉。離れ離れになっちゃうことにショック受ける妹を心配している姉の気持ち。この子になにかしてあげたいと、もっと広い世界に目を向けてほしいと、その思いから選んだのがトイカメラだったんですね。入学祝いにとトイカメラをプレゼントして、そしてそのカメラがきっかけとなって、確かにもゆるの世界は広がっていった、そして今もなお広がりつつあるというのですね。

すずとまほろの間で話されていたことが、はからずしろともゆるの間でも話されていて、ああ姉の思いがここにこうして叶っていたということがわかる。ちょっと感動的ですよね。もうもゆるは、まほろが危ぶんでいた頃のもゆるではなくなっているのだなって、そしてそれはいつかしろも……。そんな思いのしたのです。

2020年11月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2020年12月号

 『まんがタイムきらら』2020年12月号、発売されました。表紙は『むすんで、つないで。』。紅葉を背景に花ノ子と白百合をパシャリと撮影! といった一枚なんですが、はるか向こう、被写界深度の大外に、つなぐがぼやぼやしながら映っていましてね、いい笑顔見せてるだけに悲しいなこれ! さらに榊姉妹に背後から割り込もうとする影ひとつ! 苺だ! 思いっきりブレてますけど、いやこちらはあんまり悲しくないな。ぐっと握りこぶしをこちらに向けた白百合と、頬に人差し指をそっと添える花ノ子と、ふたりのポーズは好対照。かっこよさ優先と可愛さ優先。でもふたりともにとってもチャーミング、いい笑顔です。

今月は新作ゲストが1本です。

『えるじぇり!』

絵瑠、天使の子。人の世界に降り立って、学校に編入。その目的はこの世に存在する悪魔を退治することなのか。けれどこの絵瑠という子はあんまりにやる気がなさそうで、あるいは自意識過剰? 修行のはずの人間界を自堕落に過ごすつもりじゃあるまいな?

と、そんな絵瑠の尻をたたく人がちゃんといるんですからよくできてます。茅野三春。先祖代々、天使のお目付役を担ってきた茅野家の娘。え? 代々お目付け役やってるの? もしかして、天使って監視役がいないと駄目なタイプが多いとか? 慣れない人間界での暮らしをサポートするとか、そういうのじゃなさそうよね? ともあれ、最初は天使と聞いて絵瑠に対してもかしこまっていた三春が、ひととおり授業が終わるころにはすっかり手厳しい忠告するようにまでなってしまって、これはあれか、幻滅とかそういうのがあったっぽい?

ともあれ、初回は絵瑠と三春の関係構築。絵瑠がここでなにをするかというミッションの大枠が語られて、お、ということは絵瑠が登校中に出会った美少女。この子の存在が気になるというやつですね。

『むすんで、つないで。』

ついにつなぐと鳥居、友達への一歩を踏み出しましたよ! ただここには苺の存在が必要で、なににおいてもにぶいつなぐに、鳥居はつなぐにあいにきてるんだよって横から介入。と思ったら、自身の行動でつなぐに反論の機会を与えてしもうてるやん! というか、つなぐさんは苺さんが自分と仲良くなりたいと思ってたらなにかマズかったんですか? 顔色、おわるくてよ?

しかし、苺、薗部の中では過去最高レベルの愛らしさだと思うんですけど、それでも謎だ不思議だ蟹の化け物だと酷いいわれよう。ミステリアスな美少女くらいには落ち着かんものですか! ともあれ謎の小学生の介入あって鳥居も勇気出せたじゃないか。しかもそこにつなぐも乗っかっていって、ふたりの思惑、完全にマッチしてるかというとどうも微妙なんですが、形式的には友人関係の第一歩を踏み出せたぞ! 人類にとっては普通の一歩かも知れないが、このふたりにとっては大きな一歩だ。ええ、思い切った鳥居のあの表情、いじらしく、それを受けるつなぐなどは花を背負ってもう可憐の化身のようでした。素晴しい。つなぐサイドにも物語が動きはじめた予感であります。

最後の一ページ、白百合の不安を知らずやわらげてくれた花ノ子。これも素晴しいですよね。ええ、いじらしい白百合にポジティブの化身花ノ子。素晴しいです。

『けいおん!Shuffle』

うどんを食べている紫が可愛い……。そんな紫を驚かせた真帆の一言、ドラムうまくなったよね。さらには楓に対してもベースがうまくなったと褒めてくれて、これどうした心境かと思ったら、ふたりはどんどんうまくなるのに自分は足踏みしている……。そんな気持ちがあったぽいっていうんですよ!

わかる、わかるわ。この焦りというか、わかるわ。と思っていたら、紫も楓もいろいろ教えてもらってたり、手本となる演奏があったりと、すわこれか上達の理由! なんでしなの先輩はなにも教えてくれないと、白目になってる真帆が申し訳ないんですがちょっと可愛かったです。

真帆としなの、根本的にタイプが違うんですなあ! ああー、モデルケースにならんパターン。Fコード押さえるコツと聞いたら根性と返ってくる。しなのの言い分も、まああながち間違いじゃないよなとは思うけど、真帆のようなタイプには、指の力じゃなくて腕の重さで押さえるとか、指まっすぐで真上からじゃなくちょっと斜めに傾けてやるといいとか、そういうアドバイスが必要なんだろうな。だけど、しなのは理屈やなんかで理解してやってるタイプじゃない。おお、このすれ違いよ。でも、まわりからしなのが悪いと責められて、しなの、ちゃんといろいろ話してくれましたね。技術についてというよりも、同じひとりのプレイヤーとして、どういう壁があって、どう乗り越えてきたのか、どう向き合っているのか。ああ、これはとてもいいアドバイスだったと思う。少なくとも、これで真帆にとってもわからない先輩から、同じくギターに向き合う仲間になったんだと思う。

しかし、それでもふたり本当にタイプが違いますよね。でも今はその違いもまた受け入れて、ごつごつぶつかりながらも、なにかひとつの道筋、結果を探ろうとするかのような……、ような? ともあれ、いい仲間になってると、そう思わせる関係に変化したのがとてもよかったです。

2020年11月8日日曜日

『まんがタイム』2020年12月号

 『まんがタイム』2020年12月号、昨日の続きです。

『瀬戸際女優!白石さん』

真島監督からパーティに誘われて喜んでいた白石。だけど急遽ドラマの仕事が入って、パーティへの参加は見送り。その分、仕事に打ち込もうというのですが、難しい役と聞いてがぜん燃えたり、現場でもこれでもかという入れ込みようで見事に結果出してみたりと、こういうところが白石のかっこいいところだと思うんですよ。

今回の白石は、パーティへの参加を断わったことに若干の後悔をしたり、ずっともやもやした気持ちを抱えたりしていたけれど、最後にはそれらネガティブな気持ちを全部仕事に昇華させて、だからこそ真島はじめ白石を評価してくれる人が出るんだろうなと。ええ、最後の真島の言葉に感動していた白石。驕らず飾らず真摯なその様。途中の葛藤、悩みなど見ていただけに、むくわれてよかったと思わないではおられなかったんですね。

『ハニトラなんか怖くない!』

最終回を迎えましたよ。子供のころの約束に取り乱してしまう綾小路。山田さんのこと避けちゃって、でもそれ、気まずさもあるだろうけれど、なんか意識しちゃってるのもありますよね。

山田さんと向き合ってお話することになった綾小路。それまで逃げられたり土下座されたり、山田さんにとってはわりと散々な状況だけど、それをすんなり受け入れてくれてるの、それだけ山田さんが綾小路のこと理解しているってことなんだろうなあ。その人となり、そのやさしさなどいろいろ。

山田さんの攻勢、やっぱり偶然とかじゃなく、つきとめてもぐりこんでたんですね。やべえ。でも、そこまでしちゃうほどに綾小路のこと思っていたんだろうなあと今なら思える。ただ自分の名前、山田かれんから綾小路かれんになることにこだわってるんじゃなくて、この綾小路という人間のことが好きなんですよね。だからこそ、綾小路が山田姓になる可能性を示した時も、決して否定はしなかった。むしろ、ふたりの新しい関係について、そちらに重みの置かれた言葉を発した山田さん。そこにはね、やさしさと、おだやかさと、安心と、やっと叶ったという嬉しさと、ふたりの未来に向けられた希望と、さまざまな気持ちが重ねあわさっていて、山田さん、よかったねと、しみじみ思わされたのでした。

あいかわらずといっていいのか、山田さん、なお押しの強さは健在でありますよ。けれどふたりの関係は、これまでとは決定的に違ってしまって、ええ、見るからにしあわせそうなんですよ。綾小路よ、果報者! ええ、山田さん、よかったなあと、どうしてもそれが先にきてしまう。そんなふたりの様子が本当に素晴しいんですね。

『ご主人様!確保します♡』

お嬢帰宅! そんな概念があるんですか。普段お客をご主人様、お嬢様とお迎えするメイドが、自身お嬢様として来店することをそういうんだそうですが、その店に通い詰めているものからしたら、メイドさんの私服を拝めるラッキーイベント! なるほどなあ! 世の中、知らんこといっぱいだ。

今日は母が非番だからとのびのびしていた心子が、急遽いつも以上に見守られることになってさあ大変。この感覚を参観日というところ、あれ面白かった。なんだかんだで仲のいい母娘、同僚からは姉妹と思われてるみたいですけど、皆から認められる仲のよさ? 尊い認定とかね、ほんとどういうジャンルを志向なさっているというのか!? いや、私はそれでもいっこうにかまいませんよ!

しかし今回、若干のカオス。花を飾りつける時に、ナチュラルに踏み台になってる人! それで、それでええのんか!? しかもオタ芸の師匠なんかも登場してきて、愛未はほんとノリがいいよなあ。でもってそのノリで参観日にもやってくるの! オタ芸まではしなかったけど、手にペンライトが光る! このラスト、まったくの予想外で、いやもう最後まで楽しませてもらいました。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

次の町ロケは琴音の地元。というので、琴音大活躍! というか、かつての大活躍を知ることができたの、これは面白かった。琴音の元カレ疑惑とか、そっちの興味もあるみたいですが、年頃の男性、それっぽい言動にもしや? もしや!? と思っても、全然違うという。むしろ和菓子屋の跡取り息子もいちご農家の若社長? も、琴音に大恩があるといって今なお感謝を惜しまない。農協勤務時代の琴音から、ピンチの時、はげまされたり、いろいろ手助けしてもらったり、世話になっていたというんですね。

琴音が農協でいろいろ見知ったことがきっかけとなって、農業と密接に関わる天気に興味を持つにいたった。琴音の原点を知ることができたエピソード。昔から、いつだって一生懸命だったことや、気象への興味も人を助けたいという気持ちに根差していることを理解できて、琴音という人の厚み、その魅力もますます増したと感じます。なんだかさらっと語られてた感もありましたけど、いや、これ、重大エピソードだったと思いますよ!

2020年11月7日土曜日

『まんがタイム』2020年12月号

 『まんがタイム』2020年12月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。部長代理と奥さんが、ふたり一緒にワインで乾杯。夫婦の日のしあわせなのだそうですよ! 今回のイラストテーマは乾杯なんですね。『花丸町の花むすび』花子もドレスアップして、これはカクテル? 乾杯ってな感じにグラスを掲げています。『お酒は20日になってから!!』赤坂さんはお仕事? スーツ姿で片手にボトル、片手にワイングラス。自身が乾杯というよりソムリエとして登場って印象です。『テレパス皆葉と読めない彼女』澄花は未成年だからジュースですね。きれいなドレス、飲み物も胸元に控え目に、この落ち着いた感じが素敵な彼女です。

今月は新作ゲストが1本です。

『おたすけ!金魚ヒメ』

冒頭から驚き展開でスタートですよ。飼ってる金魚にヘルプを求める男がひとり。この男、漫画家なのだそうですが、お願いを受けた金魚が人に化けて漫画の手伝いするっていうんだから超展開! というか、金魚の方が漫画の才能があるっていうのがおかしい。目にもとまらぬ速さでもって、一気に36ページをペン入れから仕上げまで持っていくのか。その時間10分。これ、ペン入れだけを依頼してるのかと思ったら、次回ネームまで頼んでるのん? 驚きの有能さですよ。

これ、金魚が人になるの、この金魚だけが持つ特殊能力とかなんかかと思ったら、違うんですね。主人公ウヅキの祖父が作った薬、これで人の姿になっている。というか、あらゆる動物に効いて人に変えるとかじゃなく、金魚にピンポイントなの!? かくして薬の効能で1錠あたり1時間だけ人の姿になれる金魚のヒメ。その能力もさることながら、可愛い見た目でウヅキはいろいろ意識してるし、お爺ちゃんも溺愛しとるしで、でも世間知らずがたたって小さなチョコレートという安い報酬でもって働かされてるというんですな。これ、いつかものの価値とかいろいろヒメが知ったらウヅキ、ピンチに陥らん? ともあれ、奔放、元気で可愛い、そんなヒメの持ち味、よくよく前に出てきて、むしろウヅキは食われてますね!

『茨城ってどこにあるんですか?』

茨城の紅葉の名所をめぐります。おめかしした多恵ちゃんと、微笑みかけられてすっかり緩んでいる加藤。ああ、ふたりはついにデートに!? てなことはなくて、これ、仕事でありますか。秋の紅葉キャンペーン用の写真を撮影にきてるんですが、加藤、まさかの人手不足からまわってきた仕事に舞い上がっちゃって、あかん、あかんよ、もっとちゃんと撮って? いい写真撮ってアピールするチャンスですよ?

これ、鈴子がシチュエーションやらポーズ? キャプションやら指定してるんですけど、実際、多恵、可愛いですよね。小悪魔風なんですか? デートにきてる設定、そんな感じで向こうから呼び掛けてくるような親しさ、近しさが本当に魅力的。普段の多恵よりも、なんか割増されてる感じしますよ。竜神大吊り橋での撮影も、繋ぐ手は森戸の手でいいんですか? 一目で女子の手ってわかりますよ。ああ、女子デートってやつか。素晴しい。加藤さんは残念でした。

撮影の合間合間の、仲良しならではといっていいのかな、気楽にリラックスした感じのやりとりは楽しく、そしてそこに差し挟まれる多恵の小悪魔カット。これがいいアクセントになって、面白い。独特のリズムが生まれる? あと、可愛くしあがった多恵見てると不思議とニヤニヤしてしまう! ほんと、この子、好評だっていいますが、実際魅力的な子だと思います。その真価、今回はまざまざと見せられました。完敗です。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

笹本の発案で、超能力組に澄花を加えた4人で水族館にいきますよ。おめかししてきた澄花が可愛い! と思ったら、皆葉は全然褒めない、というか褒めどころとわかっていない。かと思ったら、水族館では普通思ってもそうそう口にできないようなこと、思いっきりいっちゃうのな。もうほんと、澄花のこと大好きって全開じゃん!

今回、皆葉も、それからまつりも、澄花を喜ばせることいっぱいで、エイのエサやり、あそこでの澄花の振る舞い、この子のなにを嬉しく思うかという人柄が出てて、ほんといい子だなあ! イルカショーでもね、澄花を守る皆葉とかかっこいいじゃん。澄花も結構悪い気してないじゃん? いやもう、ふたりのこの素直で自然な振る舞いとそこに見える慈しみや思いやりの気持ち。互いを尊重しているよね。それがもう本当に素敵で素敵で、もうたまらないものがあるんです。

『午前0時のおねだりごはん』

おねだりされないのも大変なんですね。12月には牛喰の誕生日があるというので、なにかしてあげたい米沢ですよ。なのに、牛喰は覚えていてくれただけで嬉しいとまったくの無欲。これは牛喰の本心なんだろうけど、なにかしたいと、おねだりしてほしいと、もっと甘えてほしいと、思い悩む米沢ですよ。いろんな人にアドバイス求めたりね、そうしたら好きな人がいるんじゃないかって神戸が大ショック! ああ、米沢さん、罪つくり罪つくり。

これ、いつも助けられてる、励まされてるから誕生日にこそお返しをと気張る米沢と、なにも求めず、おねだりされることさえも嬉しい、無欲でちょっと鈍感な牛喰の噛み合わないやり取り、とても面白くて、食堂でねお客さんからいわれてはじめて気づくの! でもそれだけで嬉しくて、で、そこからの一人芝居! お酒飲んでるのもあるんだろうけど妄想がどんどこ加速するのな。それ、それを米沢にお願いしてさしあげて? というか、ここまで盛り上がってた牛喰が母の声聞いた瞬間に冷めるのおかしくって、いやあ危ない危ない。恥ずかしい姿、見られるところでしたね。

牛喰の誕生日。米沢のプランは成功するのか、どんなことでも喜びそうだけど、牛喰は米沢の思いにどう応えようというのか。次回に続く! となれば期待しないではおられません。めちゃくちゃ喜ぶ牛喰とか見たいですよー!

2020年11月6日金曜日

『まんがタウン』2020年12月号

 『まんがタウン』2020年12月号、昨日の続きです。

『君と銀木犀に』

もう子供でなく、まだ大人でもない、そんな年齢だからこその悩みといっていいのでしょうか。母との口論。いや、口論というよりも子供らしいわがままと、シビアな現実に直面せざるを得ない母との見解の相違。いや、ただ単にこづかい増額を求めてるだけなんですけど、母はつらいよね。あげられるもんならあげたいけれど、できることにはおのずと限界がある。泉は、まだそうしたことを聞き分けられるほどに成熟はしていなかったか。けれど、だからといって母を傷つけるようなことをいってしまったこと、そのことに自身も傷ついてしまって……。

葉介との会話のさなか、突然に母とのことがリフレインして、唐突に涙をこぼしはじめた泉の姿。理由もいわない泉に戸惑いながらも、精一杯の声をかけ続ける葉介、響きますよね。これ、きっと泉にも響いていたんだと思う。とか思ってたら、さらなる精一杯を見せてくれた葉介。これ、泣けるよな。具体的なことはなにもわからないはずなのに、それでもわかってるんだっていうそのことが、葉介もきっとこうしたこと思った日があったんだ。そうしたこと思わせるんですね。

葉介の言葉が響いたのは、自分にもこうした日があったからなのでしょう。きっと誰もに響きうる。そんな言葉であると思うのです。

『立ち呑み布袋でもう一杯』

今日は無口なお客さん、熊田氏が話題となったのですが、クール? ハードボイルド? 一言も発することなくひとり静かに飲んで去っていく。とはいうけど、なにもいわないでもビールが出てくるとかじゃなく、筆談でちゃんと注文するんだね。こうしたところにナンセンスが滲んでるなあ、なんて思ったら、話が進むにしたがって、どんどんいろいろ見えてくる熊田氏の真実。SNSアカウント、把握されてるんだ! しかも可愛いクマキャラで可愛いtweetしちゃうんだ! このギャップ!

店では寡黙でクール。きっとそういう人なんだろうなと思ったら、実は違うんですよっていうのが面白い。人というのは、単純に一面的に捉えられないものなんだなっての体現しているかのよう。それこそ、誰しも表向きにしていない顔がある、みたいに思ってもいいのかな? これきっと誰もがそう。表の顔と個人の世界。その違いがあること。また表の顔もひとりひとりそれぞれということ。その多様性に多面性が描かれて、ああ、この漫画のテーマは人なんだなあってあらためて思わせてくれる、そんなよさがありました。

熊田さん、また出てくるかな? 無口のままでいいから、なんらかまた関わってきてくれると嬉しいかも。そんな独特の魅力ある人であります。

2020年11月5日木曜日

『まんがタウン』2020年12月号

 『まんがタウン』2020年12月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』。これは秋、黄葉する銀杏並木を中華まん食べながら、本を片手に散歩する。そんなふたりの様子。もしかしたら、落ち着ける場所を探しているのかもしれませんね。ちょっとしたお出かけ。きっとそこには、面白みくすぐるような会話があって、互いの理解を深めるような、そんな展開が見られるのでしょう。この場合、本がきっかけとなるのか、あるいは肉まんが? 『平日休みの堀出さん』のカットもございます。カバンに缶詰、ペットボトルを詰め込もうとするその様子、いよいよ出発するところといった感じもあって、ええ、今号で最終回。確かにふたりの門出であったかも知れない、そんな話でありました。

『部長と2LDK』

売り出しをかける新商品の売り込みに、休日であっても出勤するのだそうですよ。子供向けのお菓子。そのキャラクターの着ぐるみまで作る力の入れようで、しかしなんの因果でしょうか、着ぐるみの中身なんて絶対無理といっていた部長が着ぐるみに入ることになるっていうんですね。

電車の遅延でコンパニオンが間にあわない。それで菜々がコンパニオンを、部長が着ぐるみを急遽代役でつとめることになるというんですが、あらら、てっきり菜々が入るものだと思っていました。それはきっと部長のコンパニオン姿に期待したから……、かどうかはわかりませんが、途中たまたま通りがかった倉田のおかげで、想像とはいえコンパニオン部長が描かれたの、ありがたいかぎりでした。

着ぐるみは苦手。中に入るのも無理といってた部長が、仕事のためと割り切ったか、吹っ切れたのか、めちゃくちゃいい動きしてみせたの面白かったですよね。でも、菜々よ、部長のことを思わば、着ぐるみの中身が部長とバラすのはよした方がよかったのでは? いきなり素に、現実に引き戻されて大パニック! 実際、倉田からしても菜々は失言連発だったようで、ちょっと黙っててもらうくだりなど、本当に面白かったです。

『新婚のいろはさん』

はじめくん、好き嫌いないのか! なんでもおいしく食べてくれる。しかも言葉を尽して絶賛してくれるの、そりゃ作ったものからしたら嬉しいですよね。

ということで今回は好き嫌いの話。好物から積極的には選ばないまでのランク分けの話、これは本当によくわかりました。自分の場合はさらにその下に、食べられなくはないけど積極的に避けたいとかがあるかなあ。みたいな感じ。そう考えると、ほぼなんでも食べられるはじめは優秀ですよね。少なくとも、食が原因で関係がもめたりなんてことはなさそうです。

そんなはじめの、ゆでブロッコリーをぼりぼり食べるところ、ありゃあ面白かったです。一緒にのりのりのいろはがまた面白い。今回は食について試して語るの連続でしたけれど、本当においしいものを食べたときのはじめの反応! ああー、この見た目にもおいしそうとわかる反応、表情、こいつはいいですね。やっぱりこの漫画、いろはもですけど、はじめも相当にチャーミングなんだと思わされて、ええ、いい表情の連続。素晴しかった。

『平日休みの堀出さん』

最終回はいったいどんな遠出をするのかと思ったら、びっくりしたなあもう、まったく予想もしない展開してみせて、妻、つくし、いきなりの退職! かと思ったら、夫、満吉も同じく退職! 君ら、サプライズを演出するために相談なしでいきなりやるのか! おそろしいな。おかげでタイミングがばっちりあってしまって、わりかしピンチなのでは?

そう思っていたんですが、ふたりして休日というものを再確認して、そのはてに勤め人ではない新たな可能性を見出し新天地に漕ぎ出していくところ、なんだか勇気をわけてくれるような気持ちがしたんですね。とはいえ、さすがの満吉も妻の安定収入に頼りたかったか! そういう命綱? まさかのセーフティを考えてしまうところなんかも共感度高くて、それだけに新しいチャレンジに頑張る姿、見守りたくなる、そんな気持ちにもなったんですね。

ふたりの物語はこれで終わりですが、まだまだアグレッシブな休日満喫チャレンジは続きそう。その生き生きとした様子がいい読後感を残してくれました。

『私たち同じ人を好きになりました』

敦子の悩みは深まるばかり。友達のみっちゃんが自分の会社の社長だった。どうしよう、はやめに申告しよう、そうは決めてもどのように切り出そう、会おうという日の前夜、まるで眠れなかったというのだけど、そこまで緊張するものなのか、思い悩むものなのか。こういうところ、敦子の不器用なまでの実直さがあらわれてるのかも知れませんね。

そしてみっちゃんとあったらですよ、まさかみっちゃんも気づいてましたか! いや、みっちゃんは気づいとらんかったのね。秘書が気づいて教えてくれました。でも、それでも全然態度に変化のないみっちゃん、いいよね、余裕があるよね。その余裕で、敦子の不安やら戸惑いやらやわらげてやっておくれよ。なんて思って、いやさ実際、これまでどおりのフランクな関係でいきましょうというの、まだちょっと敦子は気を使っちゃうみたいですけどね、だんだんにこれまでどおりのみっちゃん、あっちゃんの関係に戻っていけたらいいなって思って、だからこそ今日の朝ミーティングの終盤なんかね、いいじゃん、いいよ、敦子、あっちゃんになってきてるよ、安心できたのでした。

安心したのはあっちゃんも同じみたいですね。緊張がとけてすっかりゆるんだ。その表情、ほっとさせてくれましたよ。

2020年11月4日水曜日

『まんがホーム』2020年12月号

 『まんがホーム』2020年12月号、一昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

今回、単発ネタの盛り合わせでありますね。四コマ2本、ないしは1ページ8コマで完結するショートレンジのテンポ感。きびきびとした小回りのよさ。こういうの、四コマのよさだと思うので、こうして読めて嬉しいですよ。この漫画の基本シュールな持ち味が、より際立ってなおさらシュールになってる。いいですね。最近は、ほら、四コマを繋げながらゆるくストーリーを作っていくのが主流になっているでしょう。だから逆に、こういうショートレンジで完結させていくのが少なくなってる。ストーリー志向も悪くないんですよ。でも、そうじゃないのも読みたいなあって常々思っていたんです。

しかし、さっきもいっていましたが、このスタイルはこの漫画の持ち味によくマッチしていて実にいいと思います。あんこのシュールさ。基本、投げっぱなしで回収しなくてもかまわないという特性もあいまって、あんこを激太りさせたまま放り出してすぐさまリセットかけてもなんら問題ない。むしろそれが面白い。ええ、大変よかったと思います。

いつもじゃなくてもいいので、たまにはこういうのやってください。お願いします。

『歌詠みもみじ』

幼ない日のもみじ。5歳にして時代劇にハマっているというのは実にこの子らしいと感じます。

娘大好きの父が5歳の七五三もやるというので着物を着ることになるんですが、なるほどここで時代劇設定が繋がってくるのか、羽織袴で刀も装備、ビシッと決めポーズとってるもみじ、とてもチャーミング。でもって晴着もよく似合って、テンションあがりまくってるパパさん、酷いいわれようしてますが、でもまあ娘溺愛の父というのはこういうものかも知れませんね。みたいに思ってたら、もみじ、歯抜けの笑顔! 父母の心娘知らずとでもいえばいいのか、微妙にピタリとハマってこないこういう足らず至らずなところ。ガッカリといえばガッカリなんでしょうけど、でもこういうハプニングもまた思い出なのだと思ったんですね。その時は大変だったり困ったり、なんでしょうけどね。

今回の話、ちびっ子もみじに振り回された大変さを描いてはいたけれど、やっぱり最後には、振り返ってみればいい思い出だったとなるの、ですよねと、なんだかうなずく思いでありました。千恵とまりなにアルバムを見せながら、その頃の話を聞かせていたんですねパパさん。ちょっと娘溺愛が過ぎてひかれ気味ですけど、ええ、それでこそパパさんだと思います。

『うちの秘書さま』

遊園地でダブルデートだ! はじめ、七瀬ペアと山田、田中ペア! もしや自分達にもお声がかかるのでは? 一瞬緊張の走ったメイドたちと思惑はずれて駆けだすその姿。ああ、ちょっと可哀そう! この人たちにもいい目を見せてあげてください!

しかし今回は徹底的にニブい七瀬がいいですね。はじめはデート気分でいるのに七瀬はさっぱりそんな様子はなく、むしろ山田、田中に気を配る細やかなど見せるもんだから、なおさら残酷! 肝心のはじめに対しては本当にきれいさっぱり、微塵も、ただの1mmもそんな気を見せず。さすがに憤慨しているはじめがおかしかったですよ。ほんと、七瀬にとってはじめは、いつまでたっても手のかかる弟分みたいなポジションから変わらないですね。

今回、山田は結構な進展を見たのでは!? ほんといい雰囲気じゃん! そう思わせたというのに、すぐさま自らぶち壊しにするというの、素晴しいお働きでありました。気持ちわからないではないけど、さすがにヤバいっすよ? ちょっと我慢を覚えるべきなんでしょうけど、こっちの方が面白いから、山田はずっとこのままでいいや!

そしてまるで進展を見ないはじめ。はいいとして、はじめの様子を見守るためこっそりついてきたメイド連が見事に遊園地スタッフと間違われちゃうあの展開。いやいや、いやいや、その格好、3人揃いでっていうのはまぎらわしい! すごく可愛いんですけどね。次々見舞われる迷子や失くしものの対応。大変! けれど頑張るその姿、素晴しかったです。

2020年11月3日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年12月号、先日の続きです。

『紡ぐ乙女と大正の月』

雪佳と唯月の確執。公爵家と思われ近づいてこられるも、分家とわかれば去っていく。その繰り返しに傷ついてきた雪佳が、こんどこそ身分とか関係なく仲良くなれたと思った矢先に唯月との関係が断たれてしまった。唯月の父の命によるものだったのだけど、雪佳からすれば関係のないこと、裏切りとしか思えなかった。それが先日の険悪な再会に繋がっているというのですね。

これ、紡がふたりの関係を取り持ち、改善させることになるのだと思っていたらですよ、ああ、軽井沢滞在、最後の自由日。雨に降られた紡が雪佳と出会って、そこで言葉を交す機会を得るのですね。紡、説得するでもなく、でも今の唯月について伝えようと一生懸命で、変わらず雪佳は頑ななんですけどね、それでも唯月とまたの再会を果たすことができた。

唯月の無理に渡した傘、これがまたふたりの出会える日を作ってくれるのか。会うべきかどうか、その葛藤が雪佳の心を融かすこともあるのか。これからの展開が気になる。そんな小道具になってくれましたね。

『mono』

かき氷食べまくり編の完結であります。果実を贅沢にあしらったもの、名水や天然氷を押し出したもの、アボカド味なんてのもあるというの、その変わり種? でも全然奇をてらったようなものではないというの、そうしたレポートを楽しく読んでいたら、ああ、やっぱこういうのあるとこの漫画らしいなあって思うよねえ。韮崎駅からの展望! 遠くで\よう/っていってるのは富士山? いい景色だなあって思ったんですね。

そして地元に帰ってきたらですよ、おお、ここでもかき氷! しかもどれも豪勢なのね! こういうの、全然知らなかったから、ちょっと食べてみたいなって思わされる、そんなエピソード。いやほんと、かなり心ひかれるものありました。

『かぐらまいまい!』

おお、花守神社が盛況ですよ。時は大晦日。うちは年末でも混まない、諦めきったような美夜さんですけど、いやいや参拝の人たちがたくさん訪れていて、これも日頃の活動のおかげ!? 神社のお手伝い、助勤を勤めるこふくたち舞姫部の皆。お守り売って、おみくじ、甘酒と、あちらこちらで忙しく働いているその姿、にこにことして、楽しげで、そこに充実のようなもの感じさせてくれるの、よいですよね。

そして、仕事があがってから。皆でお参り、こたつでお蕎麦を食べてる時のミコト、緩くって最高だよなあ。そして翌朝、皆で拝む初日の出。この子たちのこれからと、それから今後をうかがわせる、そんな素敵な語らいに感慨が押し寄せてきましたよ。気持ちも一新、晴れ晴れとして伸びやかに、その向かう先に幸あること、それを願わずにはおられない、そうした気持ちになったのでした。

『魔王の娘からは逃れられない』

面白いなあ。城内で迷子になってしまったショーコ。ルルの部屋に向かうのですが、その途中途中でルルの配下、魔族たちのお願い聞いてお礼を貰ったり、またそのお礼が違うお礼になったりするその連鎖、わらしべ長者展開ですよね、本当に面白かったです。

魔物や魔人たち、皆の人(?)のよさが見えるの楽しいし、ショーコがすっかり受け入れられていて、親しいの。それが本当にほのぼの(?)としてしあわせな感じ。別れぎわにルルの部屋への道筋教えてくれるの、それも本当にフレンドリー。みんないいやつばっかりだなあ。

と思ったら、せっかくのお宝が適当なガラクタになってしまったショーコ。でもそれがまさかの展開。囚われていた魔物の封印を解く鍵だって、すごいなショーコ、なんちゅう強運なの。しかもその魔物、一軍を率いる実力者!? ショーコを担いでの凱旋! ショーコ、青くなってますけど、ほんと国を滅ぼせるレベル? そんな力、持ちたくなかったろうなあ! この思いがけない展開、とんとん拍子に見せてくれるのが面白くって、いやもう愉快でした、痛快でした。