『まんがタイム』2026年10月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。七輪でサンマを焼いているチエちゃんです。残念ながら今年は不漁で、かなり高いらしいですよね。でも秋といえばこれ。七輪、炭火、下手にやると結構焼きすぎちゃうんですよね。でもきっとチエちゃんなら大丈夫。おいしく焼いてくれるのでしょうね。他に『星月夜工業高校ルナ同好会』、『オフィスにラブコメはいりません!』のカットもございます。
『大家さんは思春期!』
麗子さん、失踪!? 何日か家を空けます、探さないで。チエちゃんあてに意味深なメールを残して、ふと姿を消したんですね。慌てて部屋へと向かえば、事件性を感じさせるほどに荒らされた部屋!? いや、これは麗子さんの通常運転。ともあれ、あの麗子さんがチエちゃんに行き先も告げずどこかにいくとか、普通だったら考えられない。さすがの事態に、チエちゃんも穏やかでない。連絡がないかとついついスマホを確認してしまうのですね。
アサミちゃんが助けてくれましたよ。お店に連絡あったから、休み期間はわかる。そして、家族がらみの避難っぽいことも、過去の言動から察せられる。どれだけ複雑な家庭なのか。麗子さんは家にとっての腫れ物なのかなあ。なかなかに難しそうだけど、麗子さんがそれで大丈夫なら大丈夫。
たくさんのお土産とともに帰還した麗子さんを迎え、そして労わるチエちゃん。いろいろ考えすぎちゃう麗子さんですが、チエちゃんからしたら、麗子さん世話するのも日常のハリみたいなものなのでしょう。ほんと、離れた時間がふたりの関係を深めたってやつですね。
『ローカル女子の遠吠え』
八尺笠地蔵様なるローカル怪異が話題です。背の高い笠をかぶった女性。近くで見ると美人らしい。それ、どうも身の丈六尺の美人、水馬のことらしいのですね。
静岡ではホムセンで笠売ってるんだそうです。アジロ笠? 農作業で日除けに使うみたいですが、水馬は普段使いしている。車の乗り降りするときに便利なんだそうです。雨の日、ドアを開けて、傘を閉じて、さあ乗るというその時間でけっこう濡れてしまう。自分も、車内もビショビショ。でも、笠ならさっとドアを開けて、すぐさま搭乗。水馬いわくスマート乗降。
いや、でもね、あの乗り込んだ水馬さん、めちゃくちゃかわいいですよね。最高ですよね。というか長身スマートなこの人が編笠かぶってたら、絶対似合うと思う。それどころか、かなりエレガント。ベトナムの民族衣装、アオザイ姿の女性が笠かぶっていたりするでしょう? めちゃくちゃきれいですよね。ええ、今ここに、水馬さん発で日本に編笠文化が誕生するんですよ!
さすがに油野さんはわかっていらっしゃる。ええ、水馬さん、笠も似合っちゃうんです。ええ、モネの絵画みたい、って待って? モネの絵画は日傘ですよね? 日笠じゃないですよね!?
『跳べないウサギと神の島』
ユイコの体を奪うようにして、島のシステムの中枢にまで侵入してきたリサコ。御神木にとじこめられていたレオの母、怜愛との再会もなって、感動の親子の再会から、かつての相棒の再会。そしてここにリサコの目的がはっきりするのです。
リサコは白兎大神を抹殺しようとしているのです。なにが目的だろうと関係ない。天啓の巫女をもてあそんできた。その代々の巫女、ひいては命を落とした不跳兎神の恨みをもって、白兎大神に報いんとしているのですね。
メトリがいうには、白兎大神はもう滅んでいる。だとしても、リサコの思いは収まらない。どころか、各地の祠を破壊し、解放してきた不跳兎神たちを自身のうちに抱え込んで、まさしく祟り神そのものとして、ここにいるのです。
十と一つの御力を自らのものとしているリサコ。同じく力に目覚めているリンコが立ち向かう。ここにレオのリュックから出てきた完成品ウサ土偶がリサコを、不跳兎神たちを封じ、かくして神官としてのレオ、巫女としてのリンコ、ふたりが勤めを果たす状況が成立したのです。
力に目覚めたリンコには、総てが見えている。行きも帰りも大丈夫。身体を離れ、システムの深層へと向かうリンコ。果たしてこの子が成すこととはなにか。次回最終回、期待であります。
- 『まんがタイム』第46巻第10号(2026年10月号)

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