『まんがホーム』2026年10月号、昨日の続きです。
『彼女たちのツモる話』
今日も皆が集うにゃん荘に、招かざる客がやってきました。向かいに開店した雀荘のオーナー、金本。えらいこといけ好かないその男が、なにをいいだすかと思ったら、この店を売ってくれ。ここに2号店を出したいというのですが、当然申し出をつっぱねる節子さんです。
でも、ここでまさか相手の言い分を飲んで、麻雀で勝負して売り買いするか決めようというの、あまりのあまりに無謀では? だって、一緒に打つの向こうの人間2人加えてでしょう? それで持ち点勝負となったら、向こうは振り込みでもなんでもして勝たせにいけるじゃないですか。
しかし節子がすぐさま見抜く。イカサマしとるじゃろ。と、ここから節子のターンかと思ったら、不調を訴えて救急車! いや、これ、イカサマに対抗する演技かと思ったんよ。それがまさかのほんとの体調不良とは。
ここから後を引き継いだ彩子。当然ながら苦戦する。けれど最後の最後、まさかのフリテンリーチをツモアガリ。いやいや、普通はこんなん無理よ! でも、疑心暗鬼でベタオリさせて、逆転してみせるだなんて、さすがの策に運であります。
さて、節子さんは特に大きな病気でもなく、まずは一安心。でも、次回クライマックス? ということは最終回!? じゃあ節子のこれはなにかの布石!? ああ、こいつは気になる展開きましたよ。
『サレ妻お江戸、リコカツ録』
江戸から現代に戻ってきた早苗。夫の浮気現場にかちあう前に戻ってこられた。階段からも落ちずにすんだ。まずは身の安全を確保すべく撤退。実家に戻って、そして自分のために動き出す!
ここで、江戸時代に暮らしていたときを思わせる着物を登場させるの、いいですね。和装の早苗は、自分の足で歩き、自分の意思を貫ける、それだけの女性であること、もうかつての誰かにいわれるままの早苗じゃないんだということを、ビジュアルからも感じさせてくれます。
そして早苗は、浮気なんて許せという母に対しても、全部なかったことにしてやるといわんばかりの夫に対しても、自分の意思を貫いてみせる。自分の心を殺して生きたくない。平穏とはいうけど、ここに私の平穏なんてなかった。これまでもずっと心の奥に押し隠してきた思いを言葉にして告げて、さあどうなるかと思ったら、お母さん、なんだかんだとわかってくれたのかい!?
早苗名義の通帳を渡してくれて、早苗の思う人生の足しにすればいい。このお金をもって、麗にアドバイスされたとおり、弁護士事務所と調査会社にいく早苗。ここからが早苗逆襲のターン? 期待してしまうのですが、早苗が自分でも思ったように、ちょっとスムーズすぎて怖い! いやほんと、ここで変な事務所に引っ掛かるとかなったら、私がつらいよ! どうにかここで、さらなる苦悩を早苗に与えるのはやめてさしあげて! そう思いながら読んでいましたよ。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
試験も終了! でも黙々と机に向かう未悠にマイヤー。そろそろトマトの収穫時期、ということで収益を最大化すべく策を講じているというのです。
どこまでも真面目というか、根を詰めがちなふたりですが、静の提案で九十九里浜に遊びにいきます。普段は農、土に向かっている子たちですが、海のものも大好きな華子がいろいろ教えてくれておもしろい。スカシカシパン、見た目からもウニの仲間だなと思いましたけど、カシパン類っていうのがいるのですか! ほんと、知らないことばかりですよ。
そして未悠が見つけた稚貝たち。これ、いずれは立派なハマグリになる。ということは、漁業者が撒いてるやつだな。稚貝は持って帰れない、ということで代わりに(?)、焼きハマグリを皆で食べるんですね。この大きさにまで育つのに10年以上かかる。そう聞くと、なんだか食べるのも申し訳なくなるなあ。
そしてここからはじまる、砂浜保全の話。どんどん砂浜が減っていっているというやつですね。地球温暖化やいろいろで、どんどん砂浜が後退していっている。
以前、ゲリラ豪雨にやられたりしていましたよね。陸でそうなら、海辺でもいろいろと影響が出ていて、環境をいかに保全していくか。暮らしをどうやって守るか。そうした試みがされている。それもまた農の役割という話に、感じるものありました。
農というと食につながる生産という印象だけど、それよりももっと幅広く、私たちが生きるというそのもの、食に、環境にとつながる、大きな営みだというお話。これは忘れたくない話でした。
- 『まんがホーム』第40巻第10号(2026年10月号)
『まんがホーム』2026年10月号、
0 件のコメント:
コメントを投稿