『まんがタイムきららMAX』2026年11月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。ティッピーやコーヒーカップ、ラビットハウスのシールが貼られたピンクのトランクを抱いて座るチノが、めずらしくちょっぴりふくれっ面? 寂しさでしょうか。この子のまわりには、旅先の思い出、たくさんの写真が吊りさげられていて、あたかも現像してすぐといった感じです。旅から帰って、思い出をかたちに変えて、けれどまだなにか足りない模様です。
今月は新規ゲストが2本です。
『魔法少女☆ドパ美ちゃん』
魔法少女、マリンのピンチに現れたのは、有無もいわせず悪をぶっとばす豪快な新人魔法少女。いきなり背後から襲いかかるその攻撃性は、敵にして卑怯といわしめるものだけど、そんなこと知ったこっちゃない。悪即斬、敵即滅、このスピード感こそが身上。しかしマリンのおつきの妖精、キュータンは謎の魔法少女に対しネガティブな反応を見せる。
なぜか?
人の話も聞かない、礼儀もなってない、とにかく忌み嫌ってるレベルで相性が悪いっぽいんですね。
この魔法少女、ドパ美と呼ばれているのですが、刺激を求めるあげく過剰摂取してしまい、ついには飽きを感じるほどになりながらも、摂取をやめられないという、悪循環少女なんですね。普段は動画を倍速視聴で複数同時に摂取してる。それでも満足できない彼女には、魔法少女として敵をぶったおすのが、なによりの刺激であるというんですね。
でも、これ、悪くはないんじゃない? 手段は選ばない感あるけれど、別に手段を選ぶ必要もないでしょう。卑怯だろうがなんだろうが、敵に情けをかけることなく、最大火力で不意打ちも辞さないその割り切り。
うん、すごくいいと思う。キュータンは嫌いかもしれないけど、自分は嫌いじゃないです。マリンにとってもいい相棒になれる、んじゃないかと思ったけど、ドパ美は実際どうなんですか?
『いしゅかくっ!らじお!!』
ラジオかと思ったら、校内放送なんですか? 女子3人で和気あいあいと話します。漫画家、作曲家ときて、落ちは一般人。うん、勢いがいいね! わりと嫌いじゃありません。
いしゅかくというのは、異種格闘技からきてる。激しくガールズトーク、というからには、過激に言い争ったりするんですか? いや、そうではないみたい。まったく違った背景の3人が、思い思いに話すといった趣向のようですよ。
このうちふたりが初対面。なのにいきなり肩を組んできたもんだから、すっかり照れてのぼせちゃって、いつもこんな感じなのかと問われたら、中学のころからひっつき虫。かくして手を握る、後ろからハグ。手の握りあいっこと、スキンシップはどんどん深まって、どこまでいくのかと思ったけど、とりあえずここらで打ち止めみたいですね。
初対面でここまで密着するなら、中学3年間一緒だったふたりはもっとあれこれやってたの!? って、さすがにそうしたことはありませんでした。ただ、へそは狙われたらしい。へそ? どういうこと?
なんともわからぬこの距離感。けれど、わからんながらに不思議と落ちつくこの感じ。悪くないなと思いました。発展性があるのかないのかわからないこの会話。別になにかが発展する必要なんてないんかなって、そんな風にも思いましたよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第23巻第11号(2026年11月号)

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